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JIS X 6103:1988 規格概要
この規格 X6103は、計数形電子計算機及び類似の機械相互間において,情報交換に用いられる磁気テープの情報記録様式のうち,NRZ-1方式を用い,データ密度32cpmm,トラック数9個のものについて規定。
JISX6103 規格全文情報
- 規格番号
- JIS X6103
- 規格名称
- NRZ-1方式による12.7mm幅,9トラック,32cpmm,情報交換用磁気テープの情報記録様式
- 規格名称英語訳
- 9-Track, 12.7 mm wide magnetic tape for information interchange -- Format and recording, using NRZ-1 at 32 cpmm
- 制定年月日
- 1972年8月1日
- 最新改正日
- 2019年10月21日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO/DIS 1863:1987(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 35.220.22
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 1972-08-01 制定日, 1975-08-01 確認日, 1978-08-01 確認日, 1980-12-01 改正日, 1986-03-25 確認日, 1987-03-01被移行日, 1988-12-01 改正日, 1993-12-01 確認日, 1998-12-20 確認日, 2004-11-20 確認日, 2010-01-20 確認日, 2014-10-20 確認日, 2019-10-21 確認
- ページ
- JIS X 6103:1988 PDF [9]
日本工業規格(日本産業規格) JIS
X 6103-1988
NRZ-1方式による12.7mm幅,9トラック,32cpmm,情報交換用磁気テープの情報記録様式
9-Track, 12.7mm Wide Magnetic Tape for Information Interchange−Format and Recording, Using NRZ-1 at 32cpmm
1. 適用範囲 この規格は,計数形電子計算機及び類似の機械相互間において,情報交換に用いられる磁
気テープ(以下,テープという。)の情報記録様式のうち,NRZ-1方式を用い,データ密度32cpmm,トラ
ック数9個のものについて規定する。
2. 用語の意味 この規格で用いる主な用語の意味は,次のとおりとする。
(1) RZ-1方式 テープの1トラックに一連の2進符号を逐次記録する場合,符号“1”に対しては磁束
を反転し,符号“0”に対しては磁束を反転しない記録方式。
(2) 標準テープ テープの電磁変換特性の標準として用いられ,その特性値が国際標準化機構 (ISO) によ
って規定されるテープ。
(3) 副標準テープ テープの電磁変換特性を標準テープのそれと比較するために用いられ,その特性と標
準テープの特性との偏差が明示されて,実測値の偏差を補正することによって,間接的に供試テープ
と標準テープとの特性の比較を行うことを可能にするようなテープ。
(4) 基準磁界 標準テープに記録密度31.5ftpmmで相連続する磁束反転を記録して,これを再生するとき,
その再生出力電圧が最大出力電圧(飽和値)の95%となるような最小印加磁界。
(5) 基準せん(尖)頭出力電圧 標準テープに記録密度31.5ftpmm,基準磁界を生じさせる電流の2.1倍の
記録電流によって,相連続する磁束反転を記録し,これを再生するときに得られる平均せん頭 (P-P)
出力電圧。
(6) 基準縁 テープの磁性面を上側にして水平に置き,記録時のテープの進行方向が左から右方向になる
ように見たときの奥側の縁。
(7) トラック 磁気テープの表面に一連の情報を蓄え,1個のヘッドで読出し又は書込みができる線状の
部分。
(8) 列 1組の9ビットがテープ幅方向に記録されている部分。
(9) 記録密度 トラックの長さ1mm当たりに記録された磁束反転数 (ftpmm)。
(10) データ密度 テープの長さ1mm当たりに記録されたデータキャラクタ数 (cpmm)。
用規格,対応国際規格及び関連規格 : 8ページに示す。
――――― [JIS X 6103 pdf 1] ―――――
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X 6103-1988
(11) 静的スキュー 同一の列に属し,かつ,異なるトラックに属するビットのうち,テープの長手方向の
距離が最大である2ビットについて,その距離を列に関して平均した値。
3. テープの使用条件
3.1 使用環境条件 記録時及び再生時のテープの使用環境条件は,次のとおりとする。
温度 1632℃
相対湿度 2080%
湿球温度 25℃以下
この使用環境条件を超えて保管又は輸送されたテープを使用する場合は,その状況によって212時間
使用環境に慣らしてから使用することが望ましい。
3.2 記録済みテープの保存環境条件 情報交換に用いる記録済みテープの保存環境条件は,次のとおり
とする。
温度 532℃
相対湿度 2080%
湿球温度 26℃以下
3.3 記録済みテープの輸送条件 発送者は,輸送中の損傷を防ぐために附属書1の諸事項に対する適切
な処置をとるものとする。
3.4 巻取り張力 記録済みテープの巻取り張力は,23.6Nとする。
3.5 使用テープ 情報交換に用いるテープは,JIS X 6101(情報交換用磁気テープ)に規定するもののう
ち記録密度の呼びが32ftpmmに適合するものを用いなければならない。
4. 記録の一般的必要条件
4.1 記録方式 記録方式はNRZ-1方式とし,記録磁化は,テープの長手方向に対して行う。
4.2 記録密度 公称記録密度は,32ftpmmとし,記録密度は,31.5ftpmmとする。公称磁束反転間隔は,
31.75
4.3 平均磁束反転間隔 平均磁束反転間隔は,使用環境条件の上限と下限とにおいて,連続する1.2×105
個以上の磁束反転間隔の平均とし,31.75 3%とする。平均磁束反転間隔の測定は,全トラックに同じ
位相で31.5ftpmmで連続して記録されたテープを用いて行う。
4.4 瞬時磁束反転間隔 瞬時磁束反転間隔は,再生過程,記録過程,記録されたパターン(パルス凝縮
効果),その他の要因によって変動する。瞬時磁束反転間隔は,磁束反転の前縁から前縁で測定し,次の条
件を満足しなければならない。
(1) 相連続する列のそれぞれ最初に検出されるビットの間隔は,22.9 瀰
(2) 同一の列内の最初及び最後に検出されるビットの間隔は,10.8 満とする。
(3) 相連続する列のいかなるビット間でも11.2 上の間隔がなければならない。
4.5 静的スキュー 静的スキューは,3.81 満とする。
4.6 信号振幅 信号振幅は,次のとおりとする。
(1) 平均信号振幅 平均信号振幅は,相連続する4 000磁束反転以上にわたり,記録後の第1回目に再生
された出力の平均値とし,記録密度31.5ftpmmにおいて,基準せん頭出力電圧の70115%とする。
(2) 最大信号振幅 記録後の第1回目の再生において,再生された電圧の0Vを基準にした波高値は,基
準せん頭出力電圧の21の120%以下とする。
――――― [JIS X 6103 pdf 2] ―――――
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X 6103-1988
(3) 最小信号振幅 記録後の第1回目の再生において,再生された電圧の0Vを基準にした波高値は,基
準せん頭出力電圧の21の35%以上とする。
4.7 消去 消去は,次のとおりとする。
(1) 消去の極性 テープの消去部分における磁化は,テープ始端が北極,終端が南極を指す方向とする。
(2) 消去の幅 テープの消去部分における消去の幅は,テープ全幅とする。
(3) 消去効果 テープを消去したとき,残存する信号がNRZ-1方式で32ftpmm,PE方式で126ftpmm及び
GCR方式で356ftpmmのいずれの場合でも,残存する信号の再生出力は,32ftpmmにおける基準せん
頭出力電圧の4%未満とする。
5. トラック
5.1 トラック数とトラック番号 テープに情報を記録するためのトラックの数は,9個とする。トラック
は,基準縁に近い方から順次に,1から9までの番号を付けて呼ぶ(図参照)。
図 テープ上における情報の記録
5.2 トラックの位置と寸法 情報が記録されたトラックの幅は,1.09mm以上とする。各トラックの中心
線と基準縁との間隔は,表のとおりとする
表 トラックの位置
単位 mm
トラック番号 トラックの中心線と基礎縁との間隔
1 0.74±0.08
2 2.13±0.08
3 3.53±0.08
4 4.93±0.08
5 6.32±0.08
6 7.72±0.08
7 9.12±0.08
8 10.52±0.08
9 11.91±0.08
――――― [JIS X 6103 pdf 3] ―――――
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X 6103-1988
5.3 データの表現 データは,JIS X 0201(情報交換用符号)及びJIS X 0202(情報交換用符号の拡張法)
に規定される7単位符号又は8単位符号によって表現する。符号とトラック番号との対応は,JIS X 0204
(情報交換用符号の磁気テープ上での表現)による。
参考 7単位符号とトラック番号との対応は,参考表1のとおりとする。トラック7は,常に“0”を
記録する。pはパリティビットで,パリティは奇数とする。
参考表1 7単位符号のデータの表現
2進化符号 20 21 22 23 24 25 26 − −
7単位符号 b1 b2 b3 b4 b5 b6 b7 − p
トラック番号 2 8 1 9 3 5 6 7 4
8単位符号とトラック番号との対応は,参考表2のとおりとする。pはパリティビットで,パ
リティは奇数とする。
参考表2 8単位符号のデータの表現
2進化符号 20 21 22 23 24 25 26 27 −
8単位符号 b1 b2 b3 b4 b5 b6 b7 b8 p
トラック番号 2 8 1 9 3 5 6 7 4
6. テープ上における情報の記録(図参照)
6.1 データブロックの構成 すべてのデータブロックは,データ部分,これに続く1列のCRCキャラク
タ及び1列のLRCキャラクタで構成する。
6.2 データ部分の長さ データブロックのデータ部分は,182 048列からなる。ただし,情報交換当事
者間の合意があれば,より大きなデータブロックを使用できる。
6.3 CRCキャラクタ CRCキャラクタは,次の生成多項式で生成する(附属書2参照)。
生成多項式 : X9+X6+X5+X4+X3+1
6.4 LRCキャラクタ LRCキャラクタのビット信号は,トラックごとにそのブロック内の符号“1”の
個数が偶数となるように定める。
6.5 ギャップ ギャップは,次のとおりとする。
(1) イニシャルギャップ テープ始端反射マーカ(以下,BOTマーカという。)の後縁とテープの最初の
ブロックの最初の列との間隔は,767 600mmとし,4.7の消去状態とする。
(2) ブロック間隔 ブロック間隔の長さは,公称15mm,最小12.7mm,最大7 600mmとし,4.7の消去状
態とする。
(3) RCギャップ データブロックの最後のデータキャラクタとCRCキャラクタとの間隔は,0.127±
0.013mmとする。
(4) RCギャップ CRCキャラクタとLRCキャラクタとの間隔は,0.127±0.013mmとする。
6.6 テープマーク 制御ブロックであるテープマーク[JIS X 0601(情報交換用磁気テープのラベルとフ
ァイル構成)参照]は,第2,第4,第8トラックに“1”,他のトラックに“0”を記録した1列,及び全
トラックに“0”を記録したCRCキャラクタ1列で構成する。
7. 情報交換用記録の品質
7.1 記録時の誤り テープヘの記録時には,永久的なパリティ誤りが存在してはならない。
――――― [JIS X 6103 pdf 4] ―――――
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X 6103-1988
7.2 長大なブロック間隔 消去命令によって生じた長大なブロック間隔の数は,ブロック数が400以内
のテープについては2か所,それ以上のテープについてはブロック数の0.5%を超えてはならない。
8. 表示 情報を記録したテープのリールの表面には,次の事項を明確に表示しなければならない。
(1) 記録情報名
(2) データ密度の呼び
(3) 情報作成業者名(又は登録商標)
(4) 記録業者名(又は登録商標)
(5) 記録した日付(又はその略号)
――――― [JIS X 6103 pdf 5] ―――――
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JIS X 6103:1988の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO/DIS 1863:1987(MOD)
JIS X 6103:1988の国際規格 ICS 分類一覧
JIS X 6103:1988の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISX0201:1997
- 7ビット及び8ビットの情報交換用符号化文字集合
- JISX0202:1998
- 情報技術―文字符号の構造及び拡張法
- JISX0204:1969
- 情報交換用符号の磁気テープ上での表現
- JISX0601:2014
- 情報交換用磁気テープのラベル及びファイル構成
- JISX6101:1991
- 情報交換用磁気テープ