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− ATF同期信号f2は,正のアジマストラック上に記録する。
− ATF同期信号f3は,負のアジマストラック上に記録する。
− ATF同期信号の長さは,f2又はf3にかかわらず,偶数番号フレーム上では180個のチャネルビット,
奇数番号フレーム上では360個のチャネルビットとする。
ATF空間信号f4
繰返しパターン : 100
記録密度 : 1 001ftpmm
トラックに対するATF信号の割当てを図46に示す。図46で,スペーサは,三つのスペーサブロックを,
メインゾーンは,130個の記録ブロックを意味する。ATF信号の割当ては,4トラックごとに繰り返し,
フレーム番号による(9.3.5.1.1参照)。
参考 トラッキングエラー検知アルゴリズムの例を次に示す。
最初に,ATF同期信号をその周波数と長さによって検知し,次に,隣接トラックのうち片側
のATFパイロット信号からのクロストークをサンプリングする。一定の時間の後,同様に隣接
トラックの他の側のATFパイロット信号からのクロストークをサンプリングする。トラッキン
グエラーは,これらの二つのクロストーク信号の振幅の差になる。
図46 ATF信号の配置
14. シングルパーティションテープの構成
シングルパーティションテープの構成は,次による(図47
参照)。
――――― [JIS X 6127 pdf 51] ―――――
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図47 シングルパーティションテープの構成
14.1 デバイス領域 デバイス領域は,磁気テープの最初の領域でPBOTからLBOTの範囲とし,情報交
換用のデータの記録に用いてはならない。PBOTからLBOTの最初のトラックの最初のブロックの最初の
ビットまでの長さは,テープの長手方向に,350±10mmとする。この領域は,スピンアップゾーン,試験
ゾーン及びガードゾーンの三つのゾーンからなる。デバイス領域の最初のゾーンは,スピンアップゾーン
とし,テープを磁気テープ装置に装着したとき,ドラムに巻き付ける部分とする。
スピンアップゾーンの後に,読出し又は書込み試験用の試験ゾーンが続く。これらの二つのゾーンの内
容は,この規格では規定しないが,試験ゾーンの任意のトラックが表4のトラックフォーマットに適合す
るとき,サブデータブロックの領域IDは,0000に設定する。
試験ゾーンには,最小9mmの長さのガードゾーンが続く。ガードゾーンには,記録してはならない。
14.2 リファレンス領域 リファレンス領域は,LBOTで始まり絶対フレーム番号1をもつ35個のテープ
管理フレーム(16.3参照)で構成する。リファレンス領域は,システムログを更新するときの物理的な位
置の基準に用いる。
14.3 ガードバンド1 ガードバンド1の標準的な長さは,5フレームとし,最小0フレーム,最大10フ
レーム長まで許容する。この領域は,システムログを更新するときの位置誤差を吸収するために用いる。
14.4 システム領域 システム領域は,システムプリアンブル,システムログ,システムポストアンブル,
ガードバンド2及びベンダーグループプリアンブルからなる。
14.4.1 システムプリアンブル システムプリアンブルは,絶対フレーム番号4170の30個のテープ管理
フレーム(16.3参照)からなる。
14.4.2 システムログ システムログは,絶対フレーム番号7195の25個のシステムログフレーム(16.2
参照)からなる。
参考 書込み禁止孔が開放のときは駆動装置によるログの変更が不可能なので,システムログの履歴
データが常に正確であるとは限らない。さらに,システムログの履歴データは,テープを初期
――――― [JIS X 6127 pdf 52] ―――――
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化するとき,破壊されることがある(14.9参照)。
14.4.3 システムポストアンブル システムポストアンブルは,絶対フレーム番号96105の10個のテー
プ管理フレームからなる。
参考 システムログを更新するときは,システムプリアンブル,システムログ及びシステムポストア
ンブルの連続書込みを推奨する。
14.4.4 ガードバンド2 ガードバンド2の標準的な長さは,15フレームとする。この領域の長さは,ガー
ドバンド1の長さ及びベンダーグループプリアンブルの最初のフレームの実際の位置による。したがって,
030フレームの間で長さが変化する。
14.4.5 ベンダーグループプリアンブル ベンダーグループプリアンブルは,絶対フレーム番号121150
の30個のテープ管理フレームからなる。ベンダーグループプリアンブルは,ベンダーグループの直前に置
き,ベンダーグループと連続していなければならない。
14.5 データ領域 データ領域は,ベンダーグループ及び一つ又は複数の記録データグループからなる。
データ領域の任意のフレームは,アンブルフレーム(16.1参照)又は各サブグループを記録した記録デー
タグループ内のフレームとし,論理フレーム番号を各フレームに割り当てる。アンブルフレームの論理フ
レーム番号は,0とする。記録データグループ内の任意のフレームの論理フレーム番号は,それが示すサ
ブグループの番号とする。これを,論理フレームID(9.3.3.1.3参照)のビット番号16で表す。
EOD直前の最後の記録データグループの直後には,12個以上のアンブルフレームが続かなければなら
ない。
14.5.1 ベンダーグループ ベンダーグループは,基本グループ番号0とし,その内容は,この規格では規
定しない(附属書M参照)。ベンダーグループは,9.3及び9.4によるフレームを記録することによって,
その基本グループのバイトを形成する。これらのフレームの最初は,絶対フレーム番号151とする。
さらに,C3符号(14.5.3参照)及び再記録フレーム(14.5.5参照)の両方又は一方を新たに適用しても
よい。ベンダーグループ内では,未記録の空間,物理的不連続性,継目,絶対フレーム番号不連続性又は
繰返しが発生してはならない。
14.5.2 記録データグループ 記録データグループは,基本グループの内容を記録し,ホストコンピュータ
から送られるデータを,9.の規定によって形成し,その結果のフレームを記録する。
さらに新たな三つの処理,すなわちC3符号(14.5.3参照),基本グループの多重記録(14.5.4参照)及
び再記録フレーム(14.5.5参照)は,任意に適用できる。記録データグループ内では,未記録の空間,物
理的不連続性,継目,絶対フレーム番号不連続性又は繰返しが発生してはならない。
14.5.3 C3符号 誤り訂正用のC3符号は,記録データグループ内の任意の二つの不良トラックを訂正す
ることができる。C3パリティバイトは,22個の基本グループのG1サブグループから算出し,23番目の
C3 G1サブグループを構成する。C3符号は,GF (28) リードソロモン符号 (46, 44, 3) とする。
GF (28) は,次の多項式によって算出する。
g (x) =x8+x4+x3+x2+1
GF (28) の原始元は,次による。
懿 0 0 0 0 0 0 1 0
7 6 5 4 3 2 1 0
α α α α α α α α
訂正用パリティバイトは,次式を満足する。
HR・VR=0
――――― [JIS X 6127 pdf 53] ―――――
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生成多項式は,次による。
i 1
GR(X)= X 愀
i 0
1 1 1 1 1 1
H R= 45 44 43 2
1
D8N 2(M 1) , 1
D8N 6M L 1,
D8N 2(M 1) , 2
D8N 6M L ,2
VR=
D8N 6M L , 22
D8N 2(M 1) , 23
D8N 6M L , 23
ここに, N : 0, 1, 2, ···, 719
M : 0, 1 (N=0, ···, 718)
M : 0 (N=719)
L : 0, 1
Dx, y, : xは,G1サブグループでのユーザデータバイト番号
Px, y, : xは,C3 G1サブグループでのパリティバイト番号 yは,G1サブグループ番号
Qx, y, : xは,C3 G1サブグループでのパリティバイト番号
C3 G1サブグループは,C3フレームの二つのトラックの記録メインデータブロックを形成するために,
9.3の方法によって変換する。この変換の結果,PパリティバイトのC3フレームを最初の(すなわち,正
アジマス)トラックに記録し,QパリティバイトのC3フレームを2番目(すなわち,負アジマス)トラ
ックに記録する。サブデータ領域に記録するデータは,9.4による。
14.5.4 多重記録 基本グループ番号0を除く各基本グループは,連続して8個まで多重記録できる。同じ
基本グループから得られた記録データグループの範囲内では,フレーム番号(9.3.5.1.1参照),繰返し位置
(9.4.1.1参照)及び絶対フレーム番号(9.4.3.2及び9.4.4.2参照)の値は,異なる。これらから算出したパ
リティバイトの値も異なる。さらに,記録データグループごとの再記録フレーム(14.5.5参照)の数も異
なってもよい。
14.5.5 再記録フレーム 再記録フレームは,次による。
データ領域で記録データグループ内の任意のフレームは,再記録によって繰り返すことができる。この
再記録フレームは,05個の中間フレームを書き込んだ後に書き込むことができる。この動作(例えば,
元フレーム又は再記録フレーム,及びそれに引き続く05個の中間フレーム)は,複数回繰り返すことに
よって,このテープの不良部分を回避することができる。繰返しの上限は,127とする。
元フレームとその再記録フレームとの間にある中間フレームは,通常の順番としてそれに続く論理フレ
ーム番号のフレームとなり,それ以降も正しい順番でなければならない。正しい順番とは,一つずつ増加
する論理フレーム番号をもつ連続したフレームをいう。記録データグループの最後のフレーム,又はC3
フレームが存在するときは,その後のフレームの論理フレーム番号は,0(アンブルフレームに対して)又
は1(次の記録データグループの最初のフレーム)で始まる。アンブルフレームは,中間フレームが5個
を超えない限り,この順番とし,最後の再記録フレームの後に,正しい順番で書いた中間フレームが続く。
――――― [JIS X 6127 pdf 54] ―――――
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14.5.6 追記録と重ね書き テープ上に記録されているデータに新しいデータを追記録するとき又は現存
するデータを新しいデータによって重ね書きするとき,記録を開始する位置は,記録データグループの最
後のフレーム(図48のフレームA)を基準とする。最後のグループの多重記録が存在するときは,関連す
る記録データグループは,その順番の最後になる。再記録フレームが記録されたときは,関連するフレー
ムは,最後のフレームの最後の繰返しになる。追記録又は重ね書きの最小の単位は,記録データグループ
とする。
備考 重ね書きを開始した後は,現在の記録点とPEOTとの間のデータは,論理的に無効となる。
追記録及び重ね書きの規定は,同一とする。追記録に関する規定は,次による。
データは,テープ上にノンシームレス(継目あり)又はシームレス(継目なし)のいずれかの方法で追
記録できる。前のトラックに続く連続した順番となるように追記録トラックを構成するときだけ,シーム
レス追記録と定義する。読出しができないような部分的な重ね書きをしたトラックが存在したり,トラッ
クの間にギャップが残っていてはならない。
図48 追記録
図48では,フレームAまでのフレームは,保持するべき情報を含み,追記録は,アンブルフレームの
フレームBから始まり,情報は,フレームCから書き込む。
14.5.6.1 シームレス追記録 シームレス追記録は,次による。
(1) フレームAとフレームBの間には,一つのフレームが存在する。例えば,フレームAの絶対フレー
ム番号 (AFN) がnのとき,フレームBのAFNは,n+2でなければならない。
(2) フレームAとBの間に記録したフレームは,フレームAに連続とする。例えば,AとBの間に記録
されない空間,AFNの不連続や,AFNの繰返し,又は物理的な不連続があってはならない。このフレ
ームのグループ番号は,フレームAのグループ番号より大きい。ただし,そのフレームがアンブルフ
レーム(16.1参照)の場合,フレームAのグループ番号と同じグループ番号となり,このフレームの
内容は無視する。
(3) フレームBとCとの間には,最低,一つのアンブルフレームが存在する。例えば,フレームBのAFN
がn+2のとき,フレームCのAFNは,少なくともn+4となる。フレームBとCとの間には,未記
録の空間,物理的な不連続,AFNの不連続,又はAFNの繰返しがあってはならない。
(4) 図49に示すテープの長手方向で測定したフレームB (AFN=n+2) の最初のトラックの位置は,AFN
=n+1のフレームの最初のトラックからx=244.5±40.0
――――― [JIS X 6127 pdf 55] ―――――
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JIS X 6127:1992の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO/IEC 10777:1991(MOD)
JIS X 6127:1992の国際規格 ICS 分類一覧
- 35 : 情報技術.事務機械 > 35.220 : データ蓄積装備 > 35.220.23 : 磁気テープ用カセット及びカートリッジ