JIS X 6127:1992 3.81mm幅,ヘリカル走査記録情報交換用磁気テープカートリッジ,DDS様式 | ページ 12

                                                                                             55
X 6127 - 1992
図49 シームレス追記録の公差
14.5.6.2 ノンシームレス追記録 ノンシームレス追記録は,次による。
(1) フレームAとBとの間の距離は,111個のフレーム相当分とする。フレームAとBとの間に,記録
されない部分が存在してはならない。フレームAとBとの間の一つ又は複数のフレームは,誤った内
容でもよい。例えば,ある追記録点での部分的な重ね書きが複数回生じた場合が,これに該当する。
(2) FNの不連続性及びAFNの繰返しは,フレームAのAFNがnの場合,フレームAとBとの間で,
すべてのフレームのAFNがnより大きく,かつ,フレームBのAFNが最低n+2で最高n+12の範
囲とする。
(3) フレームAとBとの間のアンブルフレーム(16.1参照)は,フレームAのグループ番号と同じグル
ープ番号の値とする。フレームAとBとの間のその他のフレームは,フレームAのグループ番号の
値よりも大きいグループ番号の値とする。
(4) フレームBとCとの間には,29個以上のフレームが存在する。例えば,フレームBのAFNがn+2
≦n´≦n+12のときは,フレームCのAFNは,n´+30以上とする。フレームBとCとの間には,未
記録の空間,物理的な不連続,物理的な継目,AFNの不連続,又はAFNの繰返しがあってはならな
い。
14.6 再記録フレーム EOD領域は,テープ管理フレームで構成する。EOD領域は,データ領域の最後の
アンブルフレームの後に始まり,最後のアンブルフレームとPEOTの間が300フレーム以上のときは,EOD
領域は,少なくとも300フレームとし,最後のアンブルフレームとPEOTの間が300フレーム未満のとき
は,その長さと同じとする。複数のEOD領域がテープ上に存在してもよい。LBOTに最も近いEOD領域
だけが情報交換に有効とする。
14.7 ポストEOD領域 ポストEOD領域は,EOD領域の最後がPEOTに一致しないとき,EOD領域の
後にPEOTまで続く領域とする。このポストEOD領域の内容は,規定しない。
14.8 アーリーワーニングポイント (EWP) アーリーワーニングポイントは,次による。
新しいテープ又はバルク消去されたテープでは,EWPの位置は,磁気テープ装置によって算出する。算
出したEWPの位置は,PEOTから500mm以上前としなければならない。EWPを越えてデータを記録する
までは,その位置表示は,テープ上には記録しない。EWPを越えて最初にデータを記録するときは,全体

――――― [JIS X 6127 pdf 56] ―――――

56
X 6127 - 1992
又は部分的にその点の前に記録した最後の基本グループでのAEWPビット(9.2.2.1.9参照)の設定を0か
ら1にする。この変化点は,テープを引き続き読み出すときに,EWPの位置として利用する。
データを含んでいるテープの重ね書きについては,重ね書きを開始した位置が,重ね書きの開始前に定
義されたEWPより前のときは,現在,テープを記録している磁気テープ装置が,EWPを算出する。算出
したEWPの位置は,少なくともPEOTから500mm以上前でなければならない。EWPを越えてデータを
記録するときは,全体又は部分的にその点の前に記録した最後の本グループでのAEWPビット(9.2.2.1.9
参照)の設定を0から1にする。この変化は,テープを引き続き読み出すときに,EWPの位置として利用
する。
データを含んでいるテープの重ね書きについて,新たな重ね書きを開始する位置より前にAEWPビット
が0から1に変化しているときは,その変化点がEWPの位置となる。したがって,それ以降のすべての
新しい重ね書きグループでは,AEWPビットは,1にする。
14.9 初期化 初期化は,最初にテープを使用する前に行う。ただし,任意に必要に応じて行うことがで
きる。初期化によって,LBOTとベンダーグループとの間に未記録の空間が生じてはならない。LBOTか
らベンダーグループの終わりまでは,連続して記録し,ガードバンド1のフレーム数の公称値は,5フレ
ーム,ガードバンド2のフレーム数の公称値は,15フレームとする。ガードバンド1で五つのテープ管理
フレームの領域IDは,リファレンス領域(9.4.9.1.1参照)に設定する。記録済みのテープを初期化すると
きは,システムログの履歴データを含むすべてのデータは,破壊される。
参考 テープ割付け上,最初の記録データグループの記録前に,新しいテープ又はバルク消去された
テープに対して初期化を別に行う必要はない。リファレンス領域,システム領域及びベンダー
グループは,最初の記録データグループの記録と同時に記録できる。

15. ダブルパーティションテープの構成

 ダブルパーティションテープの構成は,次による(図50参照)。
ダブルパーティションテープは,一つのテープの上に二つの独立したパーティションをもつことができ
る。これらのパーティションは,それぞれシングルパーティションテープと同様な構造と特性をもつ。15.1
15.5の規定を除いて,すべての記録フォーマットに関する規定は,ダブルパーティションテープのそれ
ぞれのパーティションに適用する。

――――― [JIS X 6127 pdf 57] ―――――

                                                                                             57
X 6127 - 1992
図50 ダブルパーティションテープの構成
15.1 テープ上の配置 ダブルパーティションテープ上の配置は,PBOTからPEOTで次の順番で配置す
るデバイス領域,パーティション1及びパーティション0からなる。
15.1.1 デバイス領域 デバイス領域は,シングルパーティションテープと同じとする。
15.1.2 パーティション1
15.1.2.1 パーティション1の中のフレーム数 パーティション1の中のフレーム数の合計は,パーティシ
ョン1におけるシステム領域のパックアイテム番号3及び4のバイト番号57に記録する。
15.1.2.2 システムログ システムログのパックアイテム番号58のデータフィールドは,各パーティシ
ョンに必要なパラメータの値の合計を記録する。このログは,テープの使用の履歴になる。
15.1.2.3 テープの仮想EOT (VEOT) VEOTは,パーティション境界の前,300フレームに相当する距離
を基準点とする。この基準点は,シングルデータスペーステープのPEOTと同じ方法で使用する。例えば,
VEOTを越えたパーティション1の中では,初期化(15.5参照)の場合を除いて,記録してはならない。
VEOTとパーティション境界との間の空間は,パーティション1のEOD領域と同等のテープ管理フレー
ムを含むこととする。
備考 パーティション1で重ね書きを開始した後は(14.5.6参照),現在の記録点とVEOTの間にある
すべてのデータは,論理的に無効となる。パーティション0にあるデータは,影響されない。
15.1.2.4 パーティション1アーリーワーニングポイント (EWP) EWPは,空のパーティション1(15.4
参照)の中では,磁気テープ装置がその位置を算出する。算出したEWPの位置は,VEOTから2045フレ
ーム以上前としなければならない。EWPを越えてデータを記録するまでは,その位置表示は,テープ上に
記録しない。WPを越えて最初にデータを記録するときは,全体又は部分的にその点の前に記録した最後
の基本グループでのAEWPビット(2.2.1.9参照)の設定を0から1にする。この変化点は,テープが引き
続き読み出すときに,EWPの位置として利用する。

――――― [JIS X 6127 pdf 58] ―――――

58
X 6127 - 1992
データを含んでいるパーティション1の重ね書きについては,重ね書きを開始した位置が,重ね書きの
開始前に定義したEWPより前のときは,現在,テープを記録している磁気テープ装置がEWPを算出する。
算出したEWPの位置は,少なくともVEOTから2045フレーム以上前としなければならない。EWPを越
えてデータを記録するときは,全体又は部分的にその点の前に記録した最後の基本グループでのAEWPビ
ット(9.2.2.1.9参照)の設定を0から1にする。この変化点は,テープを引き続き読み出すときに,EWP
の位置として利用する。
データを含んでいるパーティション1で,新たに重ね書きを開始する位置より前にAEWPビットが0か
ら1に変化しているときは,その変化点がEWPの位置となる。したがって,それ以降のパーティション1
のすべての新しい重ね書きグループでは,AEWPビットは,1とする。
参考 2045フレーム相当のテープの長さは,約500mmとなる。
15.1.2.5 ポストEOD領域 ポストEOD領域は,VEOTの前にEOD領域の最後があるとき,EOD領域の
後にVEOTまで続く領域とする。ポストEOD領域は,領域ID(9.4.9.1.1参照)がパーティション1を示
す記録フレームで構成する。内容については,規定しない。
15.1.3 パーティション0
15.1.3.1 LBOT LBOTは,パーティションの境界とする。この位置の後の最初のフレームは,絶対フレ
ーム番号1とする。
15.1.3.2 システムログ システムログのロード総数(パックアイテム番号8のバイト番号23)は,すべ
て0とする。
15.2 領域ID 領域ID(9.4.9.1.1参照)の最上位ビットは,パーティション0では1,パーティション1
では0とする。
15.3 システム領域でのパックアイテム番号3及び4 パーティション0のシステム領域のパックアイテム
番号3及び4のバイト番号57は,すべてのビットを1とする。
15.4 空のパーティション 一つのパーティションだけが記録データグループを含むダブルパーティショ
ンテープ上では,他のパーティションは,空とみなす。
空のパーティション1は,次の内容とする。
− リファレンス領域
− システム領域
− 一つのベンダーグループ及び少なくとも35個のアンブルフレームで構成するデータ領域
− パーティション1のEOD領域にあるものと同じ,少なくとも2 345個のテープ管理フレーム
ベンダーグループプリアンブル,データ領域及びそれに続くテープ管理フレームは,パーティション境
界まで連続でなければならず,そこには未記録な空間,物理的な不連続,物理的な継目,AFNの不連続,
又はAFNの繰返しが存在してはならない。
空のパーティション0は,次の内容を含まなければならない。
− リファレンス領域
− システム領域
− 一つのベンダーグループ及び少なくとも35個のアンブルフレームで構成するデータ領域
− 300フレーム以上の長さのEOD領域
ベンダーグループプリアンブル,データ領域及びEOD領域には未記録な空間,物理的な不連続,物理
的な継目,AFNの不連続,又は繰返しが存在してはならない。

――――― [JIS X 6127 pdf 59] ―――――

                                                                                             59
X 6127 - 1992
15.5 ダブルパーティションテープの初期化 新しいテープ又バルク消去したテープをダブルパーティシ
ョンテープとして使用するときは,初期化を実行する。最初,一方のパーティションだけ記録が行われ,
他のパーティションは,空になる。パーティション境界の位置を定義し,空のパーティションが15.4の規
定に適合し,かつ効率的なテープ位置の管理を補助するために,最初の記録の前に初期化することを推奨
する。初期化するときは,空のパーティション1及び0を連続して書き込むことを推奨する。
記録済みテープを初期化するときは,システムログの履歴データを含むすべてのデータが破壊される可
能性がある。

16. ハウスキーピングフレーム

 ハウスキーピングフレームは,ユーザデータ,セパレータ又はインデッ
クスを含まない。データは,各トラックのサブデータ領域にだけ記録する。このデータは,ハウスキーピ
ングフレームを記録するテープの領域に影響される。各トラックの記録メインデータブロックは,各バイ
トをすべて0に設定するG1サブグループを形成すること及び9.3の方法を適用することによって生成する。
サブデータ領域に記録するデータは,9.4による。
ハウスキーピングフレームにはアンブルフレーム,システムログフレーム及びテープ管理フレームの3
種類がある。
16.1 アンブルフレーム アンブルフレームは,データ領域内にだけ存在可能である。論理フレーム番号
は,0とする。サブデータ領域内のデータは,直前の記録データグループ内の基本データを参照する。
アンブルフレームは,中間フレーム(14.5.5参照)として挿入した場合を除いて,記録データグループ
内又はベンダーグループの前に存在してはならない。
アンブルフレームの前には追記録点(14.5.6.1及び14.5.6.2参照)を除いて,他のアンブルフレーム又は
参照する記録データグループの最後のフレーム以外のフレームがあってはならない。
16.2 システムログフレーム システムログフレームは,システム領域内に7195のフレーム番号で記録
する。テープ使用履歴のログデータは,各システムログフレームのサブデータ領域に記録する。
16.3 テープ管理フレーム テープ管理フレームは,次の領域に記録する。
− リファレンス領域
− システムログ内を除くシステム領域
− EOD領域
− VEOTとパーティション境界との間。
テープ管理フレームのサブデータ領域は,パックアイテム番号3及び4のデータだけを含む。

――――― [JIS X 6127 pdf 60] ―――――

次のページ PDF 61

JIS X 6127:1992の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO/IEC 10777:1991(MOD)

JIS X 6127:1992の国際規格 ICS 分類一覧