この規格ページの目次
5
X 6144 : 2000 (ISO/IEC 15757 : 1998)
カートリッジ近傍の平均温度は,45℃を超えてはならない。
カートリッジが保存時又は輸送時に使用環境条件を超えた場合は,使用環境条件以外の環境条件に放置
した時間と同等以上,又は最大24時間,使用環境条件に放置してから使用する。
7.3 保存環境条件
保存環境条件は,次による。
温度 5℃32℃
相対湿度 20%60%
周辺磁界は,テープ上で4 000A/mを超えてはならない。カートリッジの内部及び表面は,結露しては
ならない。
7.4 輸送
カートリッジの輸送条件及び輸送での損傷を最小限にするための参考情報は,附属書Kによ
る。
7.5 安全性
カートリッジ及びその構成部品は,IEC 60950の要求を満たさなければならない。
7.6 難燃性
カートリッジ及びその構成部品の材料は,IEC 60950に規定されたHB材,又は同等以上に
適合したものでなければならない。
8. ケースの寸法及び機械的特性
8.1 概要
カートリッジは,次の構成要素からなる。
− ケース
− 識別孔
− 書込み禁止機構
− 磁気テープを巻いた一対のリール
− リールロック機構
構成要素の寸法の規定は,情報交換のための要求事項とする。具体図は,次による。
図1 リッドが開いた状態の上側から見たカートリッジの外観
図2 リッドが閉じた状態の下側から見たカートリッジの外観
図3 基準面X,基準面Y及び基準面Z
図4 リッドが閉じた状態の前面
図5 リッドが閉じた状態の左側面
図6 リッドが閉じた状態の上面
図7 リッドが閉じた状態の右側面
図8 リッドが閉じた状態の背面
図9 底面,基準領域及び支持領域
図10 リッドがない状態の底面
図11 基準孔及び識別孔の詳細図
図12 光通過孔,識別孔及び書込み禁止孔の断面図
図13 リッドの詳細図
図14 リッドロック解除機構の挿入経路
図15 リッドロック解除機構
図16 リールロック解除機構
図17 リールロックの解除に必要な力の方向
図18 リッドのロック解除に必要な力の方向
――――― [JIS X 6144 pdf 11] ―――――
6
X 6144 : 2000 (ISO/IEC 15757 : 1998)
図19 リッドを開けるために必要な力の方向
図20 光通過経路及び光通過窓
図21 内部のテープ通過経路及び光通過経路
図22 リールの外観及び断面図
図23 リールと駆動スピンドルとの接触領域断面図
図24 テープ引出し開口部
寸法は,三つの直交する基準面X,基準面Y及び基準面Zに基づく(図3参照)。
基準面Xは,基準孔A及び基準孔Bの中心を通り,基準面Zに垂直とする。
基準面Yは,基準孔Aの中心を通り,基準面X及び基準面Zに垂直とする。
基準領域A,基準領域B及び基準領域Cは,基準面Z内とする。
8.2 全体の寸法(図5及び図6)
ケースの長さは,次による。
l1=62.5mm±0.3mm
ケースの幅は,次による。
l2=95.0mm±0.2mm
ケースの上面から基準面Zまでの長さは,次による。
l3=15.0mm±0.2mm
背面から基準面Xまでの長さは,次による。
l4=47.35mm±0.15mm
右側面から基準面Yまでの長さは,次による。
l5=13.0mm±0.1mm
8.3 保持領域
カートリッジを磁気テープ装置に挿入するときの保持領域は,図6の斜線の領域とする。
基準面Xから保持領域までの長さは,次による。
l6≦12.0mm
ケースの端からの幅は,次による。
l7≧3.0mm
8.4 カートリッジ挿入部
カートリッジ挿入部は,誤った向きで磁気テープ装置に挿入することを防ぐ
ために,溝,切込み及びこう配面からなる非対称な形状をもつ。
溝は,リッドが閉じてロックした状態のとき,ロック解除を可能にするために,リッドロック解除ピン
の挿入領域を妨げないように設ける。溝の基準面Yからの長さは,次による(図4及び図14参照)。
l8=79.7mm±0.2mm
溝の端部の面取りは,次による。
l9=1.0mm±0.1mm
l16=1.5mm±0.1mm
溝の内部の面取りは,次による。
l10=0.7mm±0.1mm
l17=1.0mm±0.1mm
l18=3.8mm±0.1mm
溝の内部の幅は,次による。
l11≧1.0mm
リッドの厚さは,次による。
――――― [JIS X 6144 pdf 12] ―――――
7
X 6144 : 2000 (ISO/IEC 15757 : 1998)
l12=1.2mm±0.1mm
リッドの面取りは,次による。
l13=0.8mm±0.1mm
l14=1.2mm±0.1mm
リッドのケースからの突出は,次による。
l15=0.5mm±0.1mm
ケースの左側面からリッドロックまでの長さは,次による。
l19=0.2mm±0.2mm
挿入領域の高さは,次による。
l20≧2.3mm
2.00.0mm
l21=2.5mm mm
切込みは,カートリッジの右側面に設ける。その位置及び寸法は,次による(図5,図7及び図10参照)。
l22≦7.5mm
l23=11.0mm±0.2mm
l24=1.5mm±0.1mm
切込みの深さは,次による。
l25=1.5mm±0.1mm
こう配面は,リッドの構造の一部とし,基準面Xからの長さは,次による[図13a)参照]。
0.05.2mm
l26=7.7mm mm
こう配面の角度は,次による。
a1=20°±1°
8.5 窓(図1)
窓は,リールの一部を目視可能とするために上面に設けてもよい。窓を設ける場合,カ
ートリッジの高さを超えてはならない。
8.6 ローディンググリップ(図5及び図7)
ローディンググリップは,磁気テープ装置にカートリッジ
を自動的に装着するために設ける。
ローディンググリップの中心線の基準面Xからの長さは,次による。
l28=39.35mm±0.20mm
ローディンググリップの基準面Z及びカートリッジ上面からの長さは,次による。
l29=1.5mm±0.1mm
ローディンググリップのくぼみの幅は,次による。
l30=5.0mm±0.3mm
ローディンググリップのくぼみの深さは,次による。
l31=2.0mm±0.2mm
ローディンググリップのくぼみの傾斜は,次による。
a2=90°±5°
8.7 ラベル領域(図6及び図8)
ラベル領域は,カートリッジの背面及び上面に設けてもよい。各ラベ
ル領域の位置及び寸法は,カートリッジの機構部の要求事項及び動作を妨げてはならない。
上面のラベル領域はl6及びl7で規定した保持領域の内側に入ってはならない。
背面のラベル領域の位置及び寸法は,次による。
l32≧0.5mm
――――― [JIS X 6144 pdf 13] ―――――
8
X 6144 : 2000 (ISO/IEC 15757 : 1998)
l33≧1.5mm
l34≦80.0mm
ラベル領域のくぼみの深さは,0.3mm以下とする。
8.8 基準領域及び基準孔(図9,図10及び図11)
環状の基準領域A,基準領域B及び基準領域Cは,
基準面Z上に設け,磁気テープ装置に装着したときのカートリッジの垂直方向位置決めに用いる。それぞ
れの直径d1は,6.0mm±0.1mmとし,それぞれの基準孔の中心と同心とする。
基準孔A及び基準孔Bの中心は,基準面X上とする。
円形の基準孔Aの中心は,基準面X及び基準面Yの交線とする(図10参照)。
基準孔Bの中心から基準面Yまでの長さは,次による(図9参照)。
l35=68.0mm±0.1mm
円形の基準孔Cの中心から基準面Yまでの長さは,次による(図11参照)。
l36=10.20mm±0.05mm
基準孔Dの中心から基準面Yまでの長さは,次による(図11参照)。
l37=79.2mm±0.2mm
基準孔C及び基準孔Dの中心から基準面Xまでの長さは,次による(図10参照)。
l38=36.35mm±0.08mm
基準領域のケースの厚さは,次による。
l39=1.2mm±0.1mm
基準孔A及び基準孔Cの深部の直径は,次による。
l40≧2.6mm
基準孔の深さは,次による。
l42≧4.0mm
基準孔A及び基準孔Cの開口部付近の直径は,次による。
05mm
.000
l44=3.00mm .0mm
基準孔A及び基準孔Cの直径がl44となる部分の深さは,次による。
l41≧1.5mm
基準孔A及び基準孔Cの開口部の面取りは,次による。
l43≦0.3mm
a3=45°±1°
基準孔B及び基準孔Dの深部の幅は,l40とする。
基準孔B及び基準孔Dの深さは,l42とする。
基準孔B及び基準孔Dの開口部付近の寸法は,次による。
l45=3.5mm±0.1mm
05mm
.000
l46=3.00mm .0mm
r1=1.75mm±0.05mm
基準孔B及び基準孔Dの寸法がl45,l46及びr1となる部分の深さは,l41とする。
基準孔B及び基準孔Dの開口部の面取りは,l43及びa3とする。
8.9 支持領域(図9)
カートリッジ支持領域は,図9の網掛け部分とする。支持領域A,支持領域B 及
び支持領域C は,それぞれ,基準領域A,基準領域B及び基準領域Cから±0.1mm以内で同一の平面上
とする。支持領域D は,基準面Zから±0.15mm以内で同一の平面上とする。
――――― [JIS X 6144 pdf 14] ―――――
9
X 6144 : 2000 (ISO/IEC 15757 : 1998)
カートリッジの端からl49の長さの領域は,支持領域から除かなければならない。
l49=0.5mm±0.1mm
基準面Xから支持領域A 及び支持領域B のケース前面側の端までの長さは,次による。
l47=10.0mm±0.1mm
基準孔A及び基準孔Bの中心から,それぞれ支持領域A 及び支持領域B のケース側面側の端までの
長さは,l47とする。
基準孔A及び基準孔Bの中心から,それぞれ支持領域A 及び支持領域B のケース内側の端までの長
さは,次による。
l48=11.0mm±0.1mm
基準面Xから支持領域A 及び支持領域B のケース背面側の端までの長さは,次による。
l50=7.0mm±0.1mm
基準面Xから支持領域C 及び支持領域D までの長さは,次による。
l51=30.0mm±0.1mm
支持領域C 及び支持領域D の寸法は,l47及び次による。
l52=5.5mm±0.1mm
l53=64.5mm±0.2mm
8.10 識別孔(図10,図11及び図12)
識別孔は,図11に示す15の番号を付けた5個を設ける。
識別孔1の中心の位置は,次による。
l54=43.35mm±0.15mm
l57=6.4mm±0.1mm
識別孔2の中心の位置は,l54及びl57とする。
識別孔3の中心の位置は,l54及び次による。
l58=79.0mm±0.2mm
識別孔4の中心の位置は,次による。
l55=3.7mm±0.1mm
l56=2.3mm±0.1mm
識別孔5の中心の位置は,l55及びl56とする。
すべての識別孔は,図12のE-E及び図12のF-Fに示す断面構造をもち,その直径は,3.0mm±0.1mm
とする。
閉じた識別孔の基準面Zからの深さは,次による。
3.01.0mm
l59=1.2mm mm
開いた識別孔の基準面Zからの深さは,次による。
l60≧5.0mm
図12のE-Eは,識別孔をプラグで閉じた状態を示し,図12のF-Fは,二つの識別孔のうち一つをプラ
グで閉じ,もう一方は,プラグを打ち抜いて開いた状態を示す。これらのプラグは,最大0.5Nの力を加え
ても打ち抜かれてはならない。
識別孔の開閉状態は,次による。
識別孔1は,開く。
識別孔2は,開く。
識別孔3は,開く。
――――― [JIS X 6144 pdf 15] ―――――
次のページ PDF 16
JIS X 6144:2000の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO/IEC 15757:1998(IDT)
JIS X 6144:2000の国際規格 ICS 分類一覧
- 35 : 情報技術.事務機械 > 35.220 : データ蓄積装備 > 35.220.23 : 磁気テープ用カセット及びカートリッジ
JIS X 6144:2000の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称