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X 6177 : 2006 (ISO/IEC 22051 : 2002)
12.4.1 コントロールフィールド1(CF1) F1は,128ビットフィールドとし,ブロックの属性を表す。
CF1の内容は,図30による。
ビット位置 フィールド名 ビット長
116 論理ブロック番号又は連続ファイルマークオフセット 16
1728 連続ファイルマーク番号 12
29 LBN有効 1
3032 0に設定 3
3356 セットマーク番号 24
5764 圧縮形 8
6588 テープマーク番号 24
89及び90 0に設定 2
9196 フォーマット 6
97128 オブジェクト番号 32
図 30 CF1の内容
このフォーマットは,ECCブロック(15.2.4参照)には適用しない。
12.4.1.1 論理ブロック番号 このフィールドの内容は,論理ブロック番号又は連続ファイルマークオフセ
ットを表し,選定は,LBN有効ビット(12.4.1.3参照)の設定に依存する。
論理ブロック番号は,レコードのブロックの序数を2進数で表し,最初のブロックは,1とし,同じレ
コードに記録する次のブロックは,1ずつ加算する。
ブロックは,データ及び/又はファイルマークを含んでもよい。ページは,ファイルマークを含めない
こととする。このグループに次のファイルマークがある場合,連続するブロック内の1ブロックは,1フ
ァイルマークを記録する。
連続ファイルマークオフセットフィールドは,連続ファイルマークのグループにファイルマークの番号
を2進数で表す。
12.4.1.2 連続ファイルマーク番号 連続ファイルマーク番号は,2個以上の連続したブロック(15.1参照)
の設定した数とし,1から始まるテープマークタイプのページをもち,1ずつ加算する。番号の設定は,テ
ープマークタイプのページをもたない1個以上のデータブロックによって分けてもよい。
12.4.1.3 LBN有効 LBN有効ビットは,12.4.1.1で規定する連続ファイルマークオフセットを表す場合,
0に設定する。このビットは,論理ブロック番号を表す場合,1に設定する。ETORブロック及びEODブ
ロック(15.2.2及び15.2.3参照)の場合,このビットは,0に設定する。
12.4.1.4 セットマーク番号 セットマーク番号は,セットマークタイプのページを含むブロックが最初に
現れるまで,すべてのブロックを0に設定し,セットマークタイプのページを含む最初のブロックは,0
に設定する。
データブロックの場合,このフィールドは,セットマークタイプのページを含む先行するデータブロッ
クの序数を2進数で表す。
EOTRブロック及びEODブロックの場合,このフィールドは,すべて0に設定する。
12.4.1.5 圧縮形 圧縮形は,圧縮アルゴリズムの識別子を2進数で記述する。圧縮を適用しない場合,こ
のフィールドは,0に設定する(ISO/IEC 11576参照)。
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X 6177 : 2006 (ISO/IEC 22051 : 2002)
12.4.1.6 テープマーク番号 テープマーク番号は,テープマークタイプのページを含むブロックが最初に
現れるまで,すべてのブロックを0に設定する。
データブロックの場合,このフィールドは,テープマークタイプのページを含むブロックに先行するデ
ータブロックの序数を2進数で表す。
EOTRブロック及びEODブロックの場合,このフィールドは,0に設定する。
12.4.1.7 フォーマット フォーマットは,001010に設定する。
12.4.1.8 オブジェクト番号 オブジェクト番号は,すべてのレコード数及びテープ上のテープマークタイ
プのページの数とし,1から始まり,レコード及びテープマークタイプのページごとに1を加算する。
EOTRブロック及びEODブロックの場合,このフィールドは,0に設定する。
12.4.2 コントロールフィールド2(CF2) F2は,192ビットとし,ブロックの属性,ブロックを記録する
実体及び実体集合について表す。CF2の内容は,図31とする。
ビット位置 フィールド名 ビット長
18 トラック番号 8
9 Kビット 1
1032 実体集合インスタンスタグ 23
3364 物理ブロック番号 32
6596 バックリンク物理番号 32
97101 実体オフセット 5
102104 ブロックタイプ 3
105 論理ブロック0 1
106128 バックリンクインスタンスタグ 23
129133 実体番号 5
134138 実体長 5
139143 実体集合長 5
144 0に設定 1
145160 実体集合番号 16
161192 実体集合先頭オブジェクト番号 32
図 31 CF2の内容
12.4.2.1 トラック番号 トラック番号は,ブロック内の論理トラック番号(055)を2進数で表す。
12.4.2.2 Kビット 実体集合の最初のKビットは,実体集合のブロックに誤りがある場合,1に設定する。
先行する実体集合の誤ったブロックの再書込みが終了した場合,0に再設定する。
12.4.2.3 実体集合インスタンスタグ 実体集合インスタンスタグは,擬似ランダム番号を2進数で表す。
この番号は,生成した擬似ランダム番号を記録再生過程で得る値と比較することによる追加検査機能をも
つ。データ交換時は,無視する。
12.4.2.4 物理ブロック番号 物理ブロック番号は,物理ブロック数を示し,物理トラックの最初の物理ブ
ロックの場合,1に設定する。連続する物理ブロックは,1ずつ加算する。
12.4.2.5 バックリンク物理番号 バックリンク物理番号は,先行する実体集合の最後の物理ブロック数を
示す。
12.4.2.6 実体オフセット 実体オフセットは,実体のブロックの序数を示す。
12.4.2.7 ブロックタイプ ブロックタイプは,3ビットパターンとし,ブロックのタイプを示す。
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ビットパターン ブロックのタイプ
001 データブロック
010 トラックID開始ブロック
011 トラックブロックの終端
100 データブロックの終端
110 トラックID終了ブロック
12.4.2.8 論理ブロック0 このビットは,ブロックが実体の最初の論理ブロックの場合,1に設定し,そ
れ以外の場合,0に設定する。
12.4.2.9 バックリンクインスタンスタグ バックリンクインスタンスタグは,論理トラックの最後のエン
ベロープ数を示す。
12.4.2.10 実体番号 実体番号は,実体集合内の実体の序数を示し,下位4ビットは,この序数とし,上
位4ビットは,論理トラック0の先頭実体集合を0とし,テープに記録するごとに1 (mod 16)を加算する。
12.4.2.11 実体長 実体長は,実体内に記録するブロック数とする。
12.4.2.12 実体集合長 実体集合長は,実体集合内の実体数とする(17.参照)。
12.4.2.13 実体集合番号 実体集合番号は,論理トラックの実体集合の序数を示し,最初の実体集合は,1
とし,連続する実体集合は,1ずつ加算する。
12.4.2.14 実体集合先頭オブジェクト番号 実体集合先頭オブジェクト番号は,実体集合の先頭ブロック
のオブジェクト番号を示す。
12.4.3 CRC CRCは,64ビットとし,データフィールド,CF1及びCF2の4 096バイトにわたって計算
する。CRCの生成は,附属書Cによる。
13. 記録方式
記録方式は,次による。
− 記録データが1から0,又は0から1に変化するとき,磁束反転は,ビットセルの境界から20 %25 %
の箇所とする。
− 記録データが変化しないとき,反転は,ビットセルの境界とし,一方の反転は,ビットセルの境界か
ら20 %25 %の箇所とする。
図 32 記録方式
13.1 物理記録密度
2ビットセルの平均記録密度は,675 ftpmmから5 400 ftpmmの範囲とする。
13.2 チャネルビットセル長
公称チャネルビットセル長は,0.185 2 μmとする。
13.2.1 平均チャネルビットセル長 平均チャネルビットセル長は,nチャネルビットセル長の全長の合計
をnで除す。
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13.2.2 長周期平均チャネルビットセル長 長周期平均チャネルビットセル長は,1 000 000個のチャネル
ビット以上にわたる平均チャネルビットセル長とし,その値は,公称チャネルビットセル長の2.25 %以内
とする。
13.2.3 短周期平均チャネルビットセル長 短周期平均チャネルビットセル長は,10個のチャネルビット
にわたる平均とし,その値は,公称チャネルビットセル長の5 %以内とする。
13.3 再生信号振幅
再生信号振幅は,再生ヘッド部の磁束変化に比例する信号が得られる再生チャネル
部で測定する。
情報交換用カートリッジの平均信号振幅は,SRAの75 %125 %とする。
情報交換用カートリッジの平均信号振幅は,ブロックに分割してもよいが,ミッシングパルスのない箇
所で測定しなければならない。
SRAの値は,二次基準テープの校正値を用いて代えることができる。
13.4 チャネルスキュー
論理トラック(11.3.1.6参照)を構成する物理トラックのチャネルビット間の偏
差は,任意物理トラックの対について200ビットセル長を超えてはならない。
14. ブロック記録フォーマット
14.1 スクランブル
データブロック(図29)の4 144バイトは,図33による回路でビットごとにスクラ
ンブルし,オリジナルデータブロックは,4 144バイトのスクランブルデータブロックに変換する。初期状
態の回路は,すべて1に設定する。すべてのステージは,すべてD形フリップフロップとする。
図 33 スクランブル回路
14.2 変調
スクランブルデータブロックの4 144バイトは,8ビットで32ビットずつの1 036グループに
分け変調し,4 144バイトは,34 188ビットとなる。
14.2.1 変調プロセス 4 144バイトは,同時に4グループ処理する。4バイトの各グループは,N0N7で
示し4ビットの8ニブルに分け,N0を最下位ニブルとする。ニブルのビットは,N00,N01,N02,N03,
N10,···N70,N71,N72及びN73で識別する。33符号化ビットは,プロセスの終了によって生成する。
変調プロセスの終了では,8 Nニブルは,7個の4ビットニブル,M0M4,M6及びM7並びに1個の5
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X 6177 : 2006 (ISO/IEC 22051 : 2002)
ビットニブルM5(図34)に変換する。これらMの4ビットニブルのビットは,M00,M01,M02,及び
M03等に識別する。5ビットニブルM5のビットは,M50M54で識別する。プロセス開始時には,Mニ
ブルは,Nニブルと同じパターンN0/M0,N1/M1···N7/M7に設定する。ニブルN5のビットN50,N51,
N52,及びN53は,ニブルM5のビット位置4,3,2及び1に配列し,ビット位置0におけるビットM50
の設定は,初期には,定めない。
Mニブルを生成するアルゴリズムは,次による。
N7 N6 N5 N4 N3 N2 N1 N0
M7 M6 M5 M4 M3 M2 M1 M0
図 34 32ビットから33ビットへの変換
a) すべてを0に設定するNニブルが存在しない場合,ビットM50は,1に設定し,他のすべてのビット
は,変化しない。
b) 1個のNニブルがすべて0に設定している場合,ビットM50は,0に設定し,ビットM52は,1に設
定する。ビットM54,M53及びM51は,Nニブルの序数をすべて0に設定し,他のすべてのビット
は,変化しない。ニブルN5をすべて0に設定しない場合,ニブルN5からのデータは,Nニブルがす
べて0に設定する場合と同じ序数をもつMニブルに記録する。
c) 2個のNニブルをすべて0に設定している場合,ビットM50及びM52は,0に設定し,ビットM43
は,1に設定し,ビットM51,M53及びM55は,Nニブルの一つの序数をすべて0に設定する。ビッ
トM42,M41及びM40は,他のNニブルの序数をすべて0に設定する。他のビットの設定は,変化
しない。N5ニブルからのデータは,すべて0に設定するNニブルに対応する左側のMニブルに記録
する。N4ニブルからのデータは,すべて0に設定した二つ目のNニブルの右側に,すべて0に設定
する二つ目のNニブルに対応するMニブルに記録する。
d) 3個以上のNニブルがすべて0に設定している場合,ビットM51及びM33は,0に設定し,ビット
M54,M53,M42,M41,M40,M32,M31及びM30は,すべて0に設定しないNニブルそれぞれに
ついて1に設定する。0に設定したNニブルは,要求どおり対応するMニブルに割り当てる。4以上
のニブルをすべて0に設定する場合,すべて0に設定しているMニブルは,1に設定する。ニブル
N3,N4及びN5は,すべて0に設定したMニブルに割り当てる。
14.2.2 変調データグループ 168ビットのポストアンブルは,1 036グループに加え,全変調データグル
ープを,34 356ビットとし,図35の回路による。すべてのステージは,タイプDのフリップフロップと
し,初期には,1 000に設定する。
――――― [JIS X 6177 pdf 40] ―――――
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JIS X 6177:2006の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO/IEC 22051:2002(IDT)
JIS X 6177:2006の国際規格 ICS 分類一覧
- 35 : 情報技術.事務機械 > 35.220 : データ蓄積装備 > 35.220.23 : 磁気テープ用カセット及びカートリッジ
JIS X 6177:2006の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISX0601:2014
- 情報交換用磁気テープのラベル及びファイル構成