JIS X 6233:2017 情報の交換及び蓄積用のデジタル記録媒体―120mm3層(100ギガバイト/ディスク)BD書換形ディスク | ページ 9

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X 6233 : 2017 (ISO/IEC 30193 : 2016)
− 物理セクタ
コントロールデータが附属したデータフレームは,セクタと呼ばれる。ディスク全体(内側ゾーン
及び外側ゾーンを含む。)の全ての物理クラスタ内の全てのセクタは,物理セクタと呼ばれる。全ての
物理セクタは,物理セクタ番号(PSN)と呼ぶ仮想番号をもっている。このPSNは,ディスク上に記
録されないがAUNと同期している。
− 論理セクタ
ホストコンピュータ又は応用から供給される使用者データを保存するために,全ての物理セクタが
利用できるわけではない。内側ゾーン及び外側ゾーンは除かれる。残りのセクタは,使用者データ保
存に利用でき,論理セクタと呼ばれる。

13.2 データフレーム

  一つのデータフレームは,2 048バイトの使用者データ及び4バイトのエラー検出符号(EDC)の2 052
バイトで構成される。2 048バイトの使用者データバイトはud0ud2 047として,また,4バイトのEDCは
ed2 048ed2 051として識別される(図18参照)。
ud0
:
2048 :
使用者データ :
バイト : 2052
ud2047 バイト
ed2048
4 ed2049
EDCバイト ed2050
ed2051
図18−データフレーム

13.3 エラー検出符号(EDC)

  4バイトのフィールドed2 048ed2 051は,2 048バイトの使用者データ全体に対し算出されたエラー検出符
号を収納する。データフレームを,最初の使用者データバイト(ud0)の最上位ビットから始まり最後の
EDCバイト(ed2 051)の最下位ビットで終わる一つのビットフィールドとして考えると,msbはb16 415でlsb
はb0となる。
EDCの各ビットbiは,i=031に対して,次のとおりに示される。
0
EDC(x) bixi I(x) od G(x)
i 31
32
i
ここに, I(x) : I(x) bix
i 16 415
G(x) : G(x)=x32+x31+x4+1

13.4 スクランブルドデータフレーム

  使用者データ及びEDCの2 052バイトから構成される各データフレームは,図19に規定する回路の出
力でスクランブルする。この図でビットs7 (msb) s0 (lsb)は,各8ビットシフトごとのスクランブルバイト
を表す。
回路の心臓部は,線形帰還シフトレジスタ(LFSR)で,次の多項式によっている。
φ(x)=x16+x15+x13+x4+1

――――― [JIS X 6233 pdf 41] ―――――

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X 6233 : 2017 (ISO/IEC 30193 : 2016)
ここで,s0s15 : 16ビットシフトレジスタを構成している。各シフトクロックでsnの中身はsn+1(n=
0...14)にシフトし,一方,s0は s15s14 s12 s3 ( は排他的論理和を表す。)にセットされる。
各データフレームのスクランブル手順の最初で,s0s15のシフトレジスタは,データフレームに付随す
る(仮想)PSN(箇条17参照)から生成する値にプリセットする。16ビットのプリセット値は,次に示
す方法で作成する。
− s15は,“1”にセットする。
− s14s0は,PSNのPS19PS5にセットする(図19参照)。
同じプリセット値を,同一クラスタ内の全32データフレームに用いる。
PSN
最上位バイト 最下位バイト
PS31 PS24 PS23 PS19 PS16 PS15 PS8 PS7 PS5PS4 PS0
“1”
パラレル s15s14s12 シフトクロック
入力 s7s6s5s4s3s2s1s0
図19−スクランブル回路
プリセット値を読み込んだ後,s7s0は,スクランブルバイトS0として取り出される。さらに,8ビッ
トシフトを2 051回繰り返し,続きの2 051バイトは,s7s0からスクランブルバイトS1S2 051として取り
出される。データフレームの2 052バイトのud/edkは,スクランブルバイトdkとなり,次による。
dk ud/edk Sk
ここに, k : 02 051
: 排他的論理和

13.5 データブロック

  次のステップで,32個のスクランブルドデータフレーム(Fは,031)は,一塊のデータに統合され
る(図20参照)。

――――― [JIS X 6233 pdf 42] ―――――

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32 フレーム
0 1 : F : 31
d0,0 d0,1 : d0,F : d0,31
d1,0 d1,1 : d1,F : d1,31
2052 : : : : :
バイト : : : : :
d2050,0 d2050,1 : d2050,F : d2050,31
d2051,0 d2051,1 : d2051,F : d2051,31
図20−32スクランブルドデータフレーム
これらのデータは,各スクランブルドデータフレームを図21に示すとおり9,5列に分けることによって,
216行×304列の配列に再配置される。この新しい配列は,データブロックと呼ばれる。全ての偶数スクラ
ンブルドデータフレームは,列を半分下がったところで終わり,全ての奇数スクランブルドデータフレー
ムは,列を半分下がったところから始まることに注意することが望ましい。
注記 この規格において,行列の2次元の位置を示す添字(例えば,d109,1)では,対応国際規格と同
じ半角カンマを用いた表記としている。
304 列
0 1 : 9 10 : 18 19 303
d0,0 d216,0 : d1944,0 d108,1 : d1836,1 d0,2 : d1836,31
d1,0 d217,0 : d1945,0 d109,1 : d1837,1 d1,2 : d1837,31
: : : : : : : : : :
: : : d2050,0 : : : : : :
216 : : : d2051,0 : : : : : :
行 : : : d0,1 : : : : : :
: : : d1,1 : : : : : :
: : : : : : : : : :
: : : d106,1 : : : : : :
d215,0 d431,0 : d107,1 d323,1 : d2051,1 d215,2 : d2051,31
d2051,31
図21−32スクランブルドデータフレームからのデータブロックの構成

13.6 LDCブロック

  データブロックの各列のバイトは,図22に示すとおり各行の先頭から,Lが符号語番号(=列番号 : 0
303)を表すとしてe0,L e1,L .. ei,L..e215,L という番号に付け直される。
LDCブロックは,各列を,(248,216,33)長距離RS符号に従って32パリティバイトで拡張して完成され
p217,L ... pj,Lp247,Lと番号が付けられる。
る。パリティバイトは,p216,L

――――― [JIS X 6233 pdf 43] ―――――

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304 列
符号語 符号語 : 符号語 : 符号語 符号語
0 1 L 302 303
e0,0 e0,1 : e0,L : e0,302 e0,303
216 e1,0 e1,1 : e1,L : e1,302 e1,303
データ行 e2,0 : : : : : :
: : : : : : :
1 LDC : : : : : : :
符号語 e215,0 e215,1 : e215,L : e215,302 e215,303
= 248 p216,0 p216,1 : p216,L : p216,302 p216,303
バイト 32 : : : : : : :
パリティ行 : : : : : : :
: : : : : : :
: : : : : : :
p247,0 p247,1 : p247,L : p247,302 p247,303
図22−データバイトの再番号割当て及びパリティ追加によるLDCブロックの構成

13.7 LDC符号語

  長距離RS符号は,GF(28)の有限体上で規定する。有限体GF(28)の非ゼロ要素は,原始根αによって生
成される。ここに,αは次の原始多項式p(x)の根である。
p(x)=x8+x4+x3+x2+1
GF(28)のシンボルは,(α7, α6, α5,..,α2, α, 1)を元とする元多項式の表現を用いてバイト(8ビットのグルー
プ)で表される。したがって,根αは次で表される。
α=00000010
ベクトルIdc=(e0,L .. ei,L .. e215,L .. p216,L .. pj,L .. p247,L)で表す各LDC符号語は,216の情報バイト及び32のパ
リティバイトをもつGF(28)上のRS符号である。そのような符号語は,247次の多項式Idc(x)で表すことが
できる(幾つかの係数はゼロの可能性がある。)。ここに,最高次はベクトルの情報部分(e0,L .. など)に
相当し,最低次はベクトルのパリティ部分(p216,L ..など)に相当する。
Idc(x)は,LDC符号語の生成多項式g(x)の倍数である。生成多項式は,次による。
31

g(x) x
i 0
LDCは組織符号で,216の情報バイトは,変わることなく各符号語の最高次に現れる。Idc符号のパリテ
ィチェック行列HLDCは,全てのLDC符号語Idcに対して,次による。
HLDC×IdcT=0
パリティチェック行列HLDCの第2行hLDC2は,生成多項式g(x)のゼロαに相当し,エラーの場所の特定
に用いる符号の位置を規定する。このパリティチェック行列HLDCの第2行hLDC2は,次による。
247 246 2
hLDC2 α ,α ..α , α,

13.8 LDCクラスタ

13.8.1 一般
LDC符号語を生成した後,LDCブロックは,二つのステップでインターリーブが行われLDCクラスタ
となる。
13.8.2 インターリーブの第1のステップ
第1のインターリーブのステップで,高さ248の304列は152列×496行の新しい配列に再構築される。
各新しい列は,LDCブロックの各偶数列及び次の奇数列を組み合わせることによって作られる。新しい

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X 6233 : 2017 (ISO/IEC 30193 : 2016)
列は,図23に示すとおりLDCブロックの偶数列の最初のバイトを取り込み,次にLDCブロックの奇数列
の最初のバイトを取り込み,次にLDCブロックの偶数列の2番目のバイトを取り込み,その後奇数列の2
番目のバイトを取り込む,という形を続けることで埋められる。
152 列
0 1 151
e0,0 e0,2 : : e0,302
e0,1 e0,3 : : e0,303
432 e1,0 e1,2 : : e1,302
データ行 e1,1 e1,3 : : e1,303
: : : : :
: : : : :
e215,0 e215,2 : : e215,302
e215,1 e215,3 : : e215,303 496
p216,0 p216,2 : : p216,302 行
p216,1 p216,3 : : p216,303
64 p217,0 p217,2 : : p217,302
パリティ行 p217,1 p217,3 : : p217,303
: : : : :
: : : : :
p247,0 p247,2 : : p247,302
p247,1 p247,3 : : p247,303
図23−インターリーブの第1のステップ
13.8.3 インターリーブの第2のステップ
エラー伝ぱの影響を低減しバーストエラーの訂正能力を更に良くするために,追加のインターリーブが
行われる。
第1のインターリーブのステップによって生成されたLDCブロックの全ての行は,mod(k×3 152)バイ
ト左にシフトする。
ここで,0≦行番号≦495,かつ,k=div(行番号,2)である。
シフトによって左からはみ出したバイトは,配列の右側から再投入される(図24参照)。
この工程の後にバイトは,全ての行にわたって水平方向に番号が付け直され,図17に示すとおりD0
D75 391となる。

――――― [JIS X 6233 pdf 45] ―――――

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JIS X 6233:2017の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO/IEC 30193:2016(IDT)

JIS X 6233:2017の国際規格 ICS 分類一覧

JIS X 6233:2017の関連規格と引用規格一覧