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X 6351-2 : 2010 (ISO/IEC 18000-2 : 2004)
D.3.2 周波数
RF動作フィールドの搬送周波数は,fc=125 kHzとする。
D.3.3 リーダライタからタグ
リーダライタからタグへのリンクは,規定のタイプAに適合しなければならない(ASK 100 %,125 kHz)
(5.1を参照)。
D.3.4 タグからリーダライタ
タグは,1.9 kbit/sのASK符号化信号で変調された副搬送波(62.5 kHz)を使って,MULTI-READコマ
ンドに対して返答を送らなければならない。
衝突防止シーケンスの中では,タグはリーダライタのコマンドに対して,リーダライタの副搬送波を期
間768 s(副搬送波の48周波)で変調して確認応答(ACK)を伝送する。
応答のタイミングは,図D.3に説明する。
D.3.4.1 データ符号化
周期は副搬送波の16周波からなる。データの変調は2ビットごとに符号化され,図D.1で示すように各
2ビットに対して4周期必要である。
この附属書に適合するタグは,そうした変調波を生成できなければならない。いったん,MULTI-READ
コマンドにおいてそのような変調が選ばれたら,タグは電力供給が切れるまで,それを使い続けなければ
ならない。
62.5kHz 62.5kHz 62.5kHz 62.5kHz
Data 16 cycles 16 cycles 16 cycles 16 cycles
(256s)
(256s) (256s) (256s)
“00”
“01”
“10”
“11”
図D.1−タグASK変調
D.3.4.2 ASKのフレームパターンの開始
タグ応答は次の6ビットシーケンスで始まらなければならない : “100100”。
D.3.5 任意のMULTI-READコマンドのためのパラメタ
D.3.5.1 リーダライタからタグへのリンク
――――― [JIS X 6351-2 pdf 56] ―――――
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X 6351-2 : 2010 (ISO/IEC 18000-2 : 2004)
5.3.1タイプAを参照。
D.3.5.2 タグからリーダライタへのリンク
参照番号 パラメタ名 説明
M1-R1 動作周波数帯域 副搬送波が使われる。副搬送波負荷変調の周波数(fs)
副搬送周波数 は−fc/2(62.5 kHz)となる。
M1-R1a 動作周波数初期値 125 kHz±0.05 kHz
M1-R1b 動作チャネル(スペクトラム拡散システムこのMODEには,適用しない。
用)
M1-R1c 動作周波数精度 ±0.05 kHz
M1A-R1d 周波数ホップレート[周波数ホッピング このMODEには,適用しない。
(FHSS)システム用]
M1A-R:1e このMODEには,適用しない。
周波数ホップシーケンス[周波数ホッピング
(FHSS)システム用]
M1A-R:2 占有するチャネルの帯域幅 ±62.5 kHz
M1A-R:3 送信最大EIRP このMODEには適用しない。
M1A-R:4 送信スプリアス発射 このMODEには適用しない。
M1A-R:4a 送信スプリアス発射,帯域内 このMODEには適用しない。
(スペクトラム拡散システム用)
M1A-R:4b 送信スプリアス発射,帯域外 このMODEには適用しない。
M1A-R:5 送信スペクトラムマスク このMODEには適用しない。
M1-R6a 送信から受信までの応答時間 最小0.75 ms
M1A-R6b 受信から送信までの応答時間 最小0.25 ms
M1A-R6c 滞留時間又は伝送出力オンランプ このMODEには適用しない。
M1A-R6d 減衰時間又は伝送出力停止ランプ このMODEには適用しない。
M1A-R7 変調(搬送波上) RFタグは,搬送波周波数が副搬送波生成のために変調さ
れた誘導結合領域を通じてリーダライタと交信できなけ
ればならない。副搬送波はRFタグのロードを切り替え
ることによって生成される。
M1A-R7a このMODEには適用しない。
拡散シーケンス[周波数ホッピング(FHSS)
システム用]
M1A-R7b チップレート(スペクトラム拡散用) このMODEには適用しない。
M1A-R7c このMODEには適用しない。
チップレート精度(スペクトラム拡散システ
ム用)
M1A-R7d オンオフ比率 このMODEには適用しない。
M1A-R7e 副搬送波 M1-R1を参照。
M1A-R7f 副搬送周波数精度 搬送波から生成される。
直接生成されたタグからリーダライタへの
リンク搬送波の許容値
M1A-R7g 副搬送波変調 副搬送波の周波数(fs)はfc/2とする。すなわち,タグ
からの応答周期の間,1ビット持続時間は副搬送波の16
周期と等しい。タグはデータを伝送しなければならない
とき,副搬送波を生成する。副搬送波はASK(OOK: On
Off キーイング)を使用して変調される。
M1A-R7h 負荷サイクル このMODEには適用しない。
M1A-R7i FM偏差 このMODEには適用しない。
M1A-R8 データ符号化 タグからリーダライタ。ASK,ロード変調。NRZ
(図D.1を参照)。
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X 6351-2 : 2010 (ISO/IEC 18000-2 : 2004)
参照番号 パラメタ名 説明
M1A-R9 ビットレート 読取りと書込みの間の伝送のためのデータビットレー
ト。衝突防止は名目上fc/64(1.95 kbit/s)とする。
M1A-R9a ビットレート精度 搬送波から生成される。
M1A-R10 RFタグ送信変調精度 このMODEには適用しない。
[周波数ホッピング(FHSS)システム用]
M1A-R11 プリアンブル プロトコルの同期化及び独立を簡単に行うために選ばれ
たフレーミング。
M1A-R11a プリアンブル長 フレームの開始(SOF)12 etu(1 etu=16/62.5 kHz)
M1A-R11b プリアンブル波形 SOFはASK変調で“100100”(12 etu)。
M1A-R11c ビット同期化シーケンス
M1A-R12 スクランブリング このMODEには適用しない。
(スペクトラム拡散システム用)
M1A-R13 ビット送信命令 最下位ビット(LSB)ファースト
M1A-R14 予約済み
M1A-R15 偏波 非適用(フィールドの近く)
M1A-R16 RFタグ受信機最小帯域幅 ±10 kHz
D.4 MULTI-READコマンド
D.4.1 マルチリード要求フォーマット(図D.2)
MULTI-READコマンドは,6.3に規定した一般要求フォーマットをもつ。
コマンドコードは“1C”とする(10.3を参照)。
幾つかのフラグの意味は,規定本文とは異なる(6.5を参照)。マルチリード要求のフラグの意味は,D.4.2
で記載する。
SOF フラグ コマンド AFI CRC
(任意) (任意)
5ビット 6ビット(“1C”) 8ビット 16ビット
図D.2−マルチリード要求フォーマット
D.4.2 要求フラグ
MULTI-READコマンドの中では,四つのフラグが使われ,意味は内容による(表D.1参照)。
表D.1−MULTI-READコマンドフラグ
コマンド フラグ1 フラグ2 フラグ3 フラグ4 フラグ5
MULTI-READ PEXT INV ASK AFI SUID/MID
選択 選択
これらのフラグは,D.4.2.1D.4.2.3に記載する。
D.4.2.1 AFIフラグ
AFIフラグの意味は,規格本文に適合する(6.5.1を参照)。
D.4.2.2 SUID・MID選択フラグ(表D.2)
SUID・MID選択フラグは,SUID(サブUID)又はMID(マルチリード識別子)がマルチリード衝突防
止シーケンスの間に使われるかどうか選択することを許す。
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X 6351-2 : 2010 (ISO/IEC 18000-2 : 2004)
SUIDは規格本文に適合する(6.2.2を参照)。
MIDは32ビットからなる。MIDはタグ製造者によってプログラムされる。MIDはSUIDとは異なる。
MIDはタグ製造者又はユーザがタグを個別にコントロールするクローズシステムで使われる(これは,オ
ープンシステムとは分けられる。)。
表D.2−SUID・MID選択フラグの意味
SUID・MID選択 MULTI-READコマンドの意味
0 SUID
1 MID
D.4.2.3 ASK選択フラグ(表D.3)
ASK選択フラグは,タグがMULTI-READコマンドへの応答送信に使わなければならない変調方式を規
定する。初期値は“0”。
表D.3−ASK選択フラグの意味
ASK選択 MULTI-READコマンドに対する意味
0 ASK変調(副搬送 fc/2)(D.3.4を参照)。
1 RFU
D.5 衝突防止メカニズム
衝突防止メカニズムは,次のシーケンスからなる。
− リーダライタによって送られたMULTI-READコマンド
− タグ確認応答と呼ばれる,タグによる応答
− リーダライタ確認応答と呼ばれる,リーダライタからタグへの応答による確認応答
D.5.1 リーダライタによる確認応答(表D.4)
リーダライタは衝突防止シーケンスにおいて,スロットを分離するために5種類の確認応答を発行する。
リーダライタの確認応答の時間は,タイプAのASK変調に従った範囲をもたなければならない。
表D.4−リーダライタによる確認応答
リーダライタ確認応答 スロット番号 確認応答(3ビット)
ACK00 Slot 00 100(608 s)
ACK01 Slot 01 101
ACK10 Slot 10 110
ACK11 Slot 11 111
D.5.2 タグによる確認応答
タグによる確認応答は,768 sの間に副搬送波(fs=fc/2)を変調することからなる。
タグは,IDがスロット番号と合致したとき,その確認応答を送らなければならない。応答の直前に他の
タグが確認応答を送った場合,タグは確認応答を送らないで次のMULTI-READコマンドを待たなければ
ならない。
副搬送波の位相は,衝突に対する回避手順のために固定してはならない。
――――― [JIS X 6351-2 pdf 59] ―――――
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X 6351-2 : 2010 (ISO/IEC 18000-2 : 2004)
D.5.3 タイミング
タグ及びリーダライタは,次のタイミングに適合しなければならない。それらの値は表D.5による。
− TD1は,タグがその確認応答を送らなければならない場合の後の時間とする。これは,MULTI-READ
コマンドの終わり又はリーダライタ確認応答の終了時点からスタートする。
− TD2は,リーダライタがその確認応答を送らなければならない場合の後の時間とする。これは,タグ
確認応答の受信の終了時点からスタートする。
− TD3はタグ確認応答の持続期間とする(D.5.2を参照)。
− TD4は,リーダライタ確認応答の持続期間であり,3ビットからなる(D.5.1を参照)。
− TD5は,タグがリーダライタから確認応答を受け取らなかった場合,タグが確認応答を送らなければ
ならない場合の後の時間とする。
表D.5−タイミング
時間 最小 標準 最大
TD1 752 s(94/ fDc) 768 s(96/ fDc) 784 s(98/ fDc)
TD2 240 s(30/ fDc) 256 s(32/ fDc) 272 s(34/ fDc)
TD3 752 s(94/ fDc) 768 s(96/ fDc) 784 s(98/ fDc)
TD4 n/a 3ビット n/a
TD5 752 s(94/ fDc) 768 s(96/ fDc) 784 s(98/ fDc)
fDc=125 kHz(1/fDc=8 s)の場合
D.5.4 衝突防止シーケンスの説明
図D.3は,UIDが8ビットの場合において,典型的な衝突防止シーケンスの間に起きる可能性のある主
要なケースの要約である。
説明のために,フィールド内には4個のRFIDタグがある。
RFタグ1のUID=“FFh”,RFタグ2のUID=“00h”,RFタグ3のUID=“5Ah”
種々のステップは次のとおり。
a) フレーム内で,リーダライタがMULTI-READコマンドを送る。
b) Fタグ2は,第1の2ビット(b0b1)が“00b”なので,スロット00内で応答を伝送する。それゆえ,
衝突は発生せず,また,タグUIDはリーダライタによって受信され,登録される。
c) リーダライタは,次の2ビットに切り替える目的でACK00を送信する。
d) Fタグ1及びRFタグ3は,リーダライタからのACK00の受信によって,このときのMULTI-READ
コマンドに対する応答を停止しなければならないと認識する。
e) 第2の2ビット(b2b3)でも,RFタグ2のUIDもまた,“00b”である。それゆえ,RFタグ2はスロ
ット00内で応答を伝送する。衝突は発生せず,また,タグUIDはリーダライタによって受信され,
登録される。
f) リーダライタは,次の2ビットに切り替える目的でACK00を送信する。
g) 第3の2ビット(b4b5)でも,RFタグ2のUIDもまた,“00b”である。それゆえ,RFタグ2はスロ
ット00内で応答を伝送する。衝突は発生せず,また,タグUIDはリーダライタによって受信され,
登録される。
h) リーダライタは,次の2ビットに切り替える目的でACK00を送信する。
――――― [JIS X 6351-2 pdf 60] ―――――
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JIS X 6351-2:2010の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO/IEC 18000-2:2004(IDT)
JIS X 6351-2:2010の国際規格 ICS 分類一覧
- 35 : 情報技術.事務機械 > 35.040 : 文字セット及び符号化
JIS X 6351-2:2010の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISX0500-1:2009
- 自動認識及びデータ取得技術―用語―第1部:一般
- JISX0500-2:2009
- 自動認識及びデータ取得技術―用語―第2部:光学的読取媒体
- JISX0500-3:2009
- 自動認識及びデータ取得技術―用語―第3部:RFID
- JISX0531:2020
- 情報技術―自動認識及びデータ取得技術―GS1アプリケーション識別子及びASC MH10データ識別子並びにその管理
- JISX6320-6:2006
- ICカード―第6部:交換のための産業間共通データ要素
- JISX6351-1:2010
- 物品管理用RFID―第1部:参照アーキテクチャ及びパラメタの定義