JIS Z 3118:2022 鋼溶接部の拡散性水素量測定方法 | ページ 5

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Z 3118 : 2022
附属書JD
(参考)
JISと対応国際規格との対比表
JIS Z 3118:2022 鋼溶接部の拡散性水素量測定方法 ISO 3690:2018,Welding and allied processes−Determination of hydrogen content in arc
weld metal
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的差
(IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
国際 の評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
規格
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
番号
及び題名 番号 の評価
1 適用範囲 − 1 適用範囲 削除 ISO規格では,水銀法,ガスクロマ我が国では水銀を使用する測定方
トグラフ法又は高温連続抽出法に 法は認められていないため,削除
よって測定すると規定されている した。
が,JISでは,水銀法を削除した。
変更 ISO規格では,全てのアーク溶接法一般的に,ティグ溶接などの非消
が対象であるが,JISでは,被覆ア耗電極によるアーク溶接法の拡散
性水素量はごく微量のため,対象
ーク溶接,サブマージアーク溶接,
ガスシールドアーク溶接及びセル 外とした。
フシールドアーク溶接を対象とし
た。
3 用語及び − 3 用語及び定義 変更 ISO規格では,用語のデータベース用語の定義の明確化であり,技術
定義 的な差異はない。
が記載されているが,JISでは,JIS
Z 3001-7を引用するととともに,拡
散性水素,ガスクロマトグラフ法な
ど六つの用語を定義した。
4 原理 − − − 追加 ISO規格では原理の記載はないが,規格利用者の理解促進のため,ガ
JISでは,ガスクロマトグラフ法とスクロマトグラフ法と高温連続抽
高温連続抽出法との測定方法の違 出法との測定方法の違いを追加し
た。
い,及び拡散性水素量の定量までの
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説明を記載した。 技術的な差異はない。
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(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的差
(IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
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国際 の評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
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規格
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箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
番号
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及び題名 番号 の評価
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5 拡散性水 5.1 測定方法の概要 5.3.1 一般 追加 拡散性水素量測定方法の概要の図 測定方法の手順を追加した。
素量の測定 (フローチャート)を追加した。
方法 5.2 試験板及びエンド 5.1.3 試験材の作製 追加 ISO規格では,試験板として低炭素我が国で通常用いる試験板を追加
タブの準備 した。
鋼を規定しているが,JISでは,JIS
G 3106のSM400ASM400Cを追加
した。
変更 JISでは,試験材の水素除去熱処理比較実験の結果,水素測定値に差
は,“大気中400 ℃650 ℃の温度 がなく,JISの熱処理条件をISO
に少なくとも1時間保持”に変更しに提案する。
た。
変更 ISO規格では,試験板及びエンドタJISでは,±0.25 mmに統一した。
ブの寸法公差は異なるが,JISでは
統一した。
変更 ISO規格では,試験板寸法によってJISでは,読取り桁数を0.01 gに
試験板の質量読取り桁を替えてい 統一した。
るが,JISでは統一した。
変更 JISでは,エンドタブの長さを45 エンドタブの寸法による,測定値
mm以上に変更した。 の差異はない。
5.3 溶接材料の準備 5.2.2 被覆アーク溶接 追加 JISでは,乾燥条件及び乾燥後の溶測定値への影響を少なくするため
5.3.2 被覆アーク溶接棒 接棒の取り扱いを追加した。 規定した。
5.3.3 サブマージアーク 5.2.3 サブマージアーク溶接 削除 ISO規格では,ワイヤの脱ガス処理我が国で通常用いられている条件
溶接材料 5.2.3.1 ワイヤ 及び溶接入熱を規定しているが, 範囲とした。
JISでは削除した。
5.2.3.2 フラックス 追加 ISO規格では,フラックス乾燥時の測定結果に与える影響が大きいた
フラックスの厚さは規定していな め,フラックス乾燥時の条件を規
いが,JISでは,フラックスの厚さ定した。
を15 mm以下とした。

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(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的差
(IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
国際 の評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
規格
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
番号
及び題名 番号 の評価
5 拡散性水 5.3.4 ガスシールドアー 5.2.4 フラックス入りワイヤ 削除 ISO規格では,全てのガスシールドティグ溶接などの非消耗電極によ
素量の測定 ク溶接材料 及びソリッドワイヤに アーク溶接を測定対象としている るアーク溶接の拡散性水素量はご
方法(続き) よる溶接 が,JISでは,ティグ溶接を削除しく微量のため,測定対象から除外
た。 した。
5.3.5 セルフシールドア 5.2.4.1 ワイヤ 追加 ISO規格では,セルフシールドアー我が国で一般的に使用されている
ーク溶接材料 ク溶接のワイヤ径は規定していな ワイヤ径とした。
いが,JISでは追加した。
5.4 水素測定試験片の 5.2.2. 被覆アーク溶接 変更 ISO規格では,溶着金属量を規定しISO規格で規定する溶着金属量と
作製 5.2.2.2 水素測定試験片の作製 ているが,JISでは,適切な溶着金同等となるように溶接速度を規定
5.4.1 溶接条件 属量が得られる条件範囲を規定し した。
5.4.1.1 被覆アーク溶接 た。
追加 ISO規格では,イルミナイト系溶接ISO規格の1号試験板のままでは
溶接ビードが収まらないため,1
棒に対する規定はないが,国内では
号試験板を幅30 mm×長さ15 mm
測定する可能性が高いため,試験板
の方向を変えて用いてもよいこと として用いることを許容した。
にした。
5.4.1.2 サブマージアー 5.2.3 サブマージアーク溶接 変更 ISO規格では,フラックスの散布高我が国で一般的に用いられている
ク溶接 5.2.3.3 水素測定試験片の作製 さを25 mmと規定しているが,JIS フラックス散布高さとした。
では30 mmとした。
ISO規格では,溶着金属量を規定しISO規格で規定する溶着金属量と
ているが,JISでは溶接速度に変更同等となるように溶接速度を規定
した。 した。
5.4.1.3 ガスシールドア 5.2.4 ガスシールドアーク溶 追加 ISO規格では,溶接速度は規定され1号試験片の幅15 mm×長さ30
ーク溶接 接 ていないが,JISでは追加した。 mm方向を用いる場合は,ISO規
格と同等の溶着金属量を得るた
め,溶接速度は2倍とすることと
した。
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5.4.1.4 セルフシールド 5.2.4.3 水素測定試験片の作製 変更 ISO規格では,溶着金属量を規定し溶接速度を規定することで,ISO
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アーク溶接 ているが,JISでは,溶接速度を規規格の溶着量と同等となるように
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定した。 変更した。
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(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的差
(IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
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箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
番号
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及び題名 番号 の評価
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5 拡散性水 5.4.2 水素測定試験片の 5.2.4 ガスシールドアーク溶 追加 JISでは,銅製固定具及びシールド測定値のばらつきを少なくするた
素量の測定 作製手順 接による水素測定試験 ガスによるフラッシングを追加し めの方法を規定した。
方法(続き) 片の作製 た。
変更 ISO規格では,溶接条件を溶接材料水素測定試験片の作製手順を明確
ごとに規定しているが,JISでは,にするために変更した。
作製手順にまとめた。
変更 ISO規格では,試験板加工は機械加試験板加工の方法を規定した。
工はしていないが,JISでは,機械
加工のため,銅はくの使用は任意と
した。
追加 JISでは,水蒸気分圧を追加した。 技術的な差異はない。
5.4.3 水素測定試験片の 5.1.4 溶接及び試験片の保存 変更 ISO規格の水素測定試験片の保存 メタノールとエタノールの水素の
一時保存 拡散係数には大差がなく,毒性の
は,ドライアイスとメタノール液の
温度−78 ℃以下で3日間,又は液 ないエタノールも含むこととし
た。
体窒素中で,21日間としているが,
JISでは,ドライアイス飽和アルコ一方,近年の水素拡散係数の液体
ール液で3日間,液体窒素中で7日 窒素温度付近の計算結果は,拡散
間とした。 する可能性が示されていること,
また,JISの拡散性水素捕集時間
が,3日(72時間以上)であり,
少なくとも2測定サイクル保管が
できる日数とした。
5.5 拡散性水素量の測 5.3 溶接水素測定試験片に 削除 この箇条を全て削除した。 我が国では水銀を使用する測定方
定 よる水素の測定 法は認められていないため,削除
5.3.2 水銀置換法 した。
5.5.2 ガスクロマトグラ 5.3.3 熱伝導度検出器による 追加 JISでは,水素定量部の再現性の確水素定量部のトレーサビリティの
フ法 方法 認方法を追加した。 確保のため追加した。
5.5.3 高温連続抽出法 5.3.3.4 高温連続抽出法 追加 ISO規格では,拡散性水素の測定終水素測定試験片のサイズごとに実
5.3.3.5 水素の捕集及びその後 了条件は例示されていないが,JIS体温度が異なるため,抽出曲線を
の測定操作 確認する方法とし,図に例示した。
では,水素抽出曲線がベースライン
に戻る時点とした。

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(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的差
(IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
国際 の評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
規格
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
番号
及び題名 番号 の評価
6 拡散性水 6.2 溶着金属の質量当 5.3.6 算出及び結果の表示 追加 拡散性水素量の表示方法を追加し 拡散性水素量の単位の表示を明示
素量の算出 たりの拡散性水素量の 測定結果の報告 た。 した。
算出
6.3 溶接金属の質量当 5.3.6.1 溶着金属の質量当たり 変更 JISでは,量記号及び拡散性水素量我が国で従来から用いられている
たりの拡散性水素量の の拡散性水素量の算出 の計算式を変更した。 量記号を用いて計算式を記載し
算出 5.3.6.2 溶接金属の質量当たり た。技術的な差異はない。
の拡散性水素量の算出
6.4 拡散性水素量測定 5.5 丸め手順 変更 ISO規格では,ISO 80000-1:2009 技術的な差異はない。
値の丸め方 B.3規則Aを規定しているが,JIS
ではJIS Z 8401に変更した。
7 報告 − 5.2.2.3 溶接条件の記録及び測 変更 ISO規格では,溶接条件の記録及び我が国の実情に合わせた報告書式
定結果の報告様式 測定結果の報告様式を本体に記載 の例に変更した。
5.2.3.4 同上 しているが,JISでは,附属書(参
5.2.4.4 同上 考)として記載した。
5.3.7 測定結果の報告 削除 JISでは,製造バッチNo,溶接時 水素量測定値に直接影響を与えな
いため削除した。
間,入熱,タブ溶接長さなどを削除
した。
附属書JA ガスクロマトグラフの − − 追加 JISでは,ガスクロマトグラフ法のガスクロマトグラフ法の測定装置
(規定) 構成及び測定条件 に用いるため追加した。
装置構成及び測定条件を,規定の附
属書として追加した。
附属書JB 拡散性水素量測定デー − − 追加 ISO規格では,本体に記載している我が国の実情に合わせた報告書式
(参考) タシートの例 溶接条件の記録及び測定結果の報 の例に変更した。
告様式を,JISでは,参考の附属書
として記載した。
附属書JC 拡散性水素量による鋼 − − 追加 我が国の溶接部の低温割れ防止技
拡散性水素量測定値は,低温割れ防
(参考) 溶接部の予熱温度の推 止のための予熱温度の推定に用い 術として,計算式の例を追加した。
定 られることがあるため,計算式を附
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属書として追加した。
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JIS Z 3118:2022の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 3690:2018(MOD)

JIS Z 3118:2022の国際規格 ICS 分類一覧

JIS Z 3118:2022の関連規格と引用規格一覧