JIS Z 3090:2022 溶融溶接継手の外観試験方法

JIS Z 3090:2022 規格概要

この規格 Z3090は、金属材料の溶融溶接継手の外観試験方法について規定。溶接施工前の継手の外観試験にも適用可能である。

JISZ3090 規格全文情報

規格番号
JIS Z3090 
規格名称
溶融溶接継手の外観試験方法
規格名称英語訳
Visual testing method of fusion-welded joints
制定年月日
2005年9月20日
最新改正日
2022年3月22日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 17637:2016(MOD)
国際規格分類

ICS

25.160.40
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2005-09-20 制定日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認日, 2021-10-20 確認日, 2022-03-22 改正
ページ
JIS Z 3090:2022 PDF [10]
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pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[1]
  •  4 試験条件及び器具・・・・[1]
  •  5 試験技術者の適格性・・・・[2]
  •  6 外観試験・・・・[2]
  •  6.1 一般事項・・・・[2]
  •  6.2 溶接前の外観試験・・・・[2]
  •  6.3 溶接中の外観試験・・・・[3]
  •  6.4 溶接後の外観試験・・・・[3]
  •  6.5 補修溶接部の外観試験・・・・[4]
  •  7 試験記録・・・・[4]
  •  附属書A(参考)補助具の例・・・・[6]
  •  附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[8]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS Z 3090 pdf 1] ―――――

           Z 3090 : 2022

まえがき

  この規格は,産業標準化法第16条において準用する同法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人
日本溶接協会(JWES)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,産業標準原案を添えて日本産業規格
を改正すべきとの申出があり,日本産業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本産業規格
である。これによって,JIS Z 3090:2005は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS Z 3090 pdf 2] ―――――

                                      日本産業規格                            JIS
Z 3090 : 2022

溶融溶接継手の外観試験方法

Visual testing method of fusion-welded joints

序文

  この規格は,2016年に第2版として発行されたISO 17637を基とし,技術的内容を変更して作成した日
本産業規格である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
技術的差異の一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。

1 適用範囲

  この規格は,金属材料の溶融溶接継手の外観試験方法について規定する。この規格は,溶接施工前の継
手の外観試験にも適用可能である。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 17637:2016,Non-destructive testing of welds−Visual testing of fusion-welded joints(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”こと
を示す。

2 引用規格

  次に掲げる引用規格は,この規格に引用されることによって,その一部又は全部がこの規格の要求事項
を構成している。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS Z 2300 非破壊試験用語
JIS Z 3001-1 溶接用語−第1部 : 一般
JIS Z 3001-4 溶接用語−第4部 : 溶接不完全部

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS Z 2300,JIS Z 3001-1及びJIS Z 3001-4による。

4 試験条件及び器具

  試験条件及び器具は,次による。
a) 試験表面の照度は,白色光で350 lx以上とする。着色されたゴーグル(保護めがねなど)を用いる場
合には,着色の程度に応じて最低照度を高める。ただし,その場合の照度は少なくとも500 lxが望ま

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しい。
b) 直接目視による場合は,視点の位置を試験面の観察位置から600 mm以内で試験面に対して30°以上
の角度になるように近づいて観察する(図1参照)。
c) 図1に示すように近づいて観察することができないとき又は適用規格若しくは製品規格によって器具
を用いた観察を規定しているときは,鏡,ボアスコープ,ファイバスコープ,カメラなどを用いた観
察を行う。
d) 不完全部と他の部分との間のコントラストを増加させ,凹凸を強調させるために,光源を追加しても
よい。
e) 外観試験の結果では判定できない場合は,他の非破壊試験を追加することが望ましい。
f) 外観試験に使用する補助具の例を,附属書Aに示す。
図1−試験面の観察

5 試験技術者の適格性

  溶接部の外観試験及び最終的な受入れのための不完全部の判定は,適格性が確認された要員(以下,試
験技術者という。)が実施しなければならない。試験技術者は,必要な近方視力及び色覚,並びに判定につ
いて必要な試験項目に関する基礎知識をもたなければならない。
試験技術者のうち,試験を管理監督する者は,検査及び製造に関する文書を必要に応じて閲覧できなけ
ればならない。

6 外観試験

6.1 一般事項

  この規格では,外観試験の対象範囲を規定していない。適用規格又は製品規格などによって,事前に決
定することが望ましい。
溶接前,溶接中又は溶接後のいずれの外観試験も,物理的に接近可能な状態で実施する。これには,表
面処理の外観試験も含まれる。

6.2 溶接前の外観試験

  溶接前の継手に対して外観試験の要求がある場合は,次のことを確認しなければならない。
a) 溶接開先の形状及び寸法は,溶接施工要領書で規定されている要求事項を満足している。
b) 開先面及びその近傍の表面は清浄であり,表面処理が要求される場合は適用規格又は製品規格に従っ

――――― [JIS Z 3090 pdf 4] ―――――

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て実施している。
c) 溶接する部材どうしが図面又は指示書のとおりに正しく取り付けられている。

6.3 溶接中の外観試験

  溶接中の継手に対して外観試験の要求がある場合は,次のことを確認しなければならない。
a) 溶接金属の各パス及び各層が,次の溶接が行われる前に清浄な状態になっている。特に,溶融面と溶
接金属との接合部に注意が払われている。
b) 割れ,ピンホールなどの不完全部がない。不完全部が観察された場合には,次の層を溶接する前に改
善処置をとれるように報告されている。
c) 各パスの境界及び母材と溶接金属との境界は,次のパスを溶接する際に十分な溶込みが可能なように
形成されている。
d) 裏はつり後の深さ及び形状は,溶接施工要領書に従うか,又は規定のとおり溶接金属が完全に取り除
かれていることを確実にするために元の開先の形状と比較している。
e) 必要な補修又は改善処置を行った後の溶接部が,溶接施工要領書の要求に適合している。

6.4 溶接後の外観試験

6.4.1 一般
溶接後の溶接部は,適用規格,製品規格の要求事項,又は他の合意された判定基準を満たしているかど
うかを判定するために試験しなければならない。溶接後の溶接部は,少なくとも6.4.26.4.5に従って試験
しなければならない。
6.4.2 清浄及び仕上げ
溶接部の清浄及び仕上げの確認事項は,次による。
a) 不完全部が覆い隠されることを防ぐため,全てのスラグが手動又は機械的方法で取り除かれている。
b) 工具類による圧痕,打痕などがない。
c) 溶接部の表面仕上げが必要な場合,グラインダによる過熱,グラインダきず及び不均一な仕上げがな
い。
d) すみ肉溶接部及び突合せ溶接部の表面仕上げを行う場合は,母材との境界が滑らかに仕上げられてお
り,へこみがない。
仕上げなどが原因による不完全部がある場合には,改善処置をとることが可能なように報告する。
6.4.3 形状及び寸法
溶接部の形状及び寸法の確認事項は,次による。
a) 溶接部表面の形状·寸法及び余盛の高さが判定基準を満足している。
b) 溶接部表面は,規則的である。ウィービングの形状及びピッチが一様で良好な外観を呈している。溶
接施工要領書に要求がある場合には,最終層の中央と開先中央とのずれ又はビードの位置が測定され
ている。
c) 溶接幅が溶接継手全体で均一であり,溶接図面又は判定基準を満足している。突合せ溶接部の場合は,
開先が完全に溶融し,溶接図面又は判定基準を満足している。

――――― [JIS Z 3090 pdf 5] ―――――

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JIS Z 3090:2022の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 17637:2016(MOD)

JIS Z 3090:2022の国際規格 ICS 分類一覧

JIS Z 3090:2022の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISZ2300:2009
非破壊試験用語
JISZ2300:2020
非破壊試験用語
JISZ3001-1:2018
溶接用語―第1部:一般
JISZ3001-4:2013
溶接用語―第4部:溶接不完全部