JIS Z 3608:2016 摩擦かくはん接合―アルミニウム | ページ 3

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Z 3608 : 2016
a
a) 接合前
c b
d
c
d d
b) 接合後
1 被接合材 a 継手(接合面)
2 かくはん部 b 接合深さ
c 接合深さ不足−塑性変形なし
d 接合深さ不足−塑性変形あり
図7−接合深さ不足を示す突合せ接合部のマクロ断面
3.16
横オフセット量(lateral offset)
突合せ接合におけるツールの中心軸と接合面との距離。
注記 図8参照。

――――― [JIS Z 3608 pdf 11] ―――――

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Z 3608 : 2016
a b
c
a
de
e
d
1 被接合材 a ツールの回転方向
2 ツール b 接合方向
3 プローブ c 接合面(接合前)
4 接合部表面 d 横オフセット量
e 接合面(接合後)
図8−横オフセット量
3.17
多パス接合(multi-run welding)
同じ個所に2回以上のFSWを行う接合。
3.18
マルチヘッド(multiple spindle)
2本以上のツールを同時に用いるFSWの方法。
3.19
位置制御(position control)
接合に必要なツールの動作を,ツールの位置で制御する方法。
3.20
量産試作接合試験(pre-production welding test)
FSW施工法試験と同じ機能をもつ接合試験であるが,標準化した試験材を使わずに,量産試作品を用い
て行う試験。
3.21
プローブ(probe)
接合を行うために被接合材に挿入される,ツールの一部。
注記 固定の場合と可動の場合とがある(図1,図2及び図9参照)。
3.22
モックアップ接合試験(production sample welding test)
製造品から採取した接合部材の試験。
注記 ISO/TR 25901:2007で採用された。
3.23
量産接合試験(production welding test)

――――― [JIS Z 3608 pdf 12] ―――――

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Z 3608 : 2016
量産品を用いて実施する接合試験。
注記 ISO/TR 25901:2007で採用された。
3.24
後退側(retreating side)
ツールの回転方向が接合進行方向と逆となる側。
注記 図2参照。
3.25
ショルダ(shoulder)
ツールにおいて,接合中に被接合材の表面と接触する部分。
注記 図9参照。
1 ツール
2 ショルダ
3 プローブ
図9−摩擦かくはん接合用ツールの例
3.26
ツール傾斜角(side tilt angle)
接合方向に直角な垂直面上で,ツールの中心軸と被接合材の法線とがなす角。
注記 図5 b) 及びJIS Z 3001-2の番号24205(トーチ角度)参照。
3.27
ワンパス接合(single-run welding)
1回のパスで完了する接合。
注記 ISO 857-1:1998で採用された。
3.28
シングルヘッド(single spindle)
1本のツールで実施するFSWの方法。
3.29
標準接合試験(standard welding test)
FSWオペレータを認証するための,標準化した試験片を用いて行う接合試験。
3.30
かくはん部(stirred zone)
接合部中心のかくはんされた領域。

――――― [JIS Z 3608 pdf 13] ―――――

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Z 3608 : 2016
3.31
前進角(tilt angle)
接合方向を含む被接合材に垂直な面において,ツールの中心軸と被接合材の法線とがなす,進行方向と
逆向きの角。
注記1 図5 a) 参照。
注記2 代表的な前進角は0°5°。
注記3 前進角はリード角ともいう。ただし,リード角は,負の表現とする。
3.32
ばり(toe flash)
止端部に突き出された過剰な金属,又は接合中に接合部の止端に沿って排出された材料。
注記 図10参照。
1 被接合材
2 ばり
3 接合部
図10−ばり
3.33
ツール(tool)
ショルダ及びプローブを含む回転体。
注記 ツールは通常,一つのショルダ及び一つのプローブをもつが,複数のショルダ又は複数のプロ
ーブをもつものもある。さらに,ショルダ又はプローブをもっていないものもある。
3.34
接合部の減肉(underfill)
接合部が,隣接する被接合材表面より低いことによって生じるくぼ(窪)み。
注記1 図11参照。
注記2 接合部の減肉は,FSW接合に特徴的なものである。
h 減肉の深さ
t 元の板厚
図11−接合部の減肉

――――― [JIS Z 3608 pdf 14] ―――――

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Z 3608 : 2016
3.35
接合重なり部,WOA(weld overlap area)
複数の接合部が重なっている範囲。
3.36
FSWオペレータ(welding operator)
FSWを実施する人。
3.37
FSW施工要領書,WPS(welding procedure specification)
一つ又は複数の承認されたFSW施工法承認記録(WPQR)に従って承認された,FSWの施工要領を表
す文書。
3.38
検査機関
FSWのプロセス,設備,品質管理などがこの規格に適合しているかどうかを検証する,FSWオペレー
タが所属する団体及びその団体と密接に関係する団体から独立している機関。
3.39
検査員
FSWのプロセス,設備,品質管理などがこの規格に適合しているかどうかを検証できる力量をもつ,FSW
オペレータが所属する団体及びその団体と密接に関係する団体から独立している者。
3.40
FSW管理技術者
FSWオペレータが所属する団体において,全てのFSW及びFSWの関連業務に関する生産活動の管理の
実施に,責任及び力量をもつ技術者。

4 接合継手の設計

4.1 設計要求事項

4.1.1  一般
接合物は,製品の最終使用を保証するために設定された基本的要求事項に従って設計しなければならな
い。接合に対する必須情報は,文書で明確に定めなければならない。また,破断限界,耐久限界,使用制
限,安全制限などの特別な要求事項を定めなければならない。工程の必須とする制御項目は,全ての設計
要求事項がFSW施工要領書(WPS)及び検査要求項目に従って作られた接合部に合致するように,具体
的に決めなければならない。
溶接記号は,JIS Z 3021に示されている記号を使用しなければならない。ただし,記号の尾の位置にFSW
と補足指示する。
4.1.2 継手の設計
継手の設計には,材料の特性値の必要なデータを考慮しなければならない。継手の例を,表1に示す。
4.1.3 突合せ継手
突合せ継手の接合深さは,WPSで規定しなければならない。
4.1.4 重ね継手
接合部から板端部までの距離が短くて接合品質に影響を及ぼす重ね継手の場合は,ツールの中心線から
各々の重ね部材の端部までの距離を,WPSで規定しなければならない。

――――― [JIS Z 3608 pdf 15] ―――――

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JIS Z 3608:2016の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 25239-1:2011(MOD)
  • ISO 25239-2:2011(MOD)
  • ISO 25239-3:2011(MOD)
  • ISO 25239-4:2011(MOD)
  • ISO 25239-5:2011(MOD)

JIS Z 3608:2016の国際規格 ICS 分類一覧

JIS Z 3608:2016の関連規格と引用規格一覧