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JIS Z 3105:2003 規格概要
この規格 Z3105は、アルミニウム及びアルミニウム合金の溶接継手を,工業用X線フィルムを用いてX線又はγ線による直接撮影方法によって試験を行う放射線透過試験方法について規定。
JISZ3105 規格全文情報
- 規格番号
- JIS Z3105
- 規格名称
- アルミニウム溶接継手の放射線透過試験方法
- 規格名称英語訳
- Methods of radiographic examination for welded joints in aluminium
- 制定年月日
- 1968年9月1日
- 最新改正日
- 2017年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 19.100, 25.160.40, 77.150.10
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 溶接 I(基本) 2021, 溶接 II(製品) 2021, 非破壊検査 2020
- 改訂:履歴
- 1968-09-01 制定日, 1971-10-01 確認日, 1973-01-01 改正日, 1976-01-01 確認日, 1977-08-01 改正日, 1980-07-01 確認日, 1984-02-01 改正日, 1989-02-01 確認日, 1993-03-01 改正日, 2003-03-20 改正日, 2008-03-20 確認日, 2012-10-22 確認日, 2017-10-20 確認
- ページ
- JIS Z 3105:2003 PDF [24]
Z3105 : 2003
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,社団法人軽金属溶
接構造協会(JLWA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの申出があり,日本工業標準
調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS Z 3105:1993は改正され,また,JIS Z 3108:1986及びJIS Z 3109:1988は廃止・統合
され,この規格に置き換えられる。
JIS Z 3105には,次に示す附属書がある。
附属書1(規定)アルミニウム板の突合せ溶接継手の撮影方法及び透過写真の必要条件
附属書2(規定)アルミニウム管の円周溶接継手の撮影方法及び透過写真の必要条件
附属書3(規定)アルミニウム板のT溶接継手の撮影方法及び透過写真の必要条件
附属書4(規定)透過写真によるきずの像の分類方法
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS Z 3105 pdf 1] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
Z 3105 : 2003
アルミニウム溶接継手の放射線透過試験方法
Methods of radiographic examination for welded joints in aluminium
1. 適用範囲 この規格は,アルミニウム及びアルミニウム合金(以下,アルミニウムという。)の溶接継
手を,工業用X線フィルムを用いてX線又はγ線(以下,放射線という。)による直接撮影方法によって試
験を行う放射線透過試験方法について規定する。
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS H 4000 アルミニウム及びアルミニウム合金の板及び条
JIS K 7627 工業用X線写真フィルム−第1部 : 工業用X線写真フィルムシステムの分類
JIS Z 2300 非破壊試験用語
JIS Z 2306 放射線透過試験用透過度計
JIS Z 3861 溶接部の放射線透過試験の技術検定における試験方法及び判定基準
JIS Z 4560 工業用γ線装置
JIS Z 4561 工業用放射線透過写真観察器
JIS Z 4606 工業用X線装置
3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS Z 2300によるほか,次による。
a) 母材の厚さ 使用されたアルミニウム材の呼び厚さ。突合せ溶接継手で母材の厚さが異なる場合は,
通常薄い方の厚さとする。
b) 試験部 試験対象となる溶接金属及び熱影響部を含んだ部分。
4. 透過写真の像質の種類 透過写真の像質は,A級,B級,P0級, P1級,P2級及びF級の6種類とする。
これらの像質は,溶接継手の形状ごとに表1に示すように適用する。
表 1 透過写真の像質の適用区分
溶接継手の形状 附属書 像質の種類
アルミニウム板の突合せ溶接継手及び撮影時の
附属書1 A級,B級
幾何学的条件がこれと同等とみなせる溶接継手
アルミニウム管の円周溶接継手 附属書2 A級,B級,P0級,P1級,P2級
アルミニウム板のT溶接継手 附属書3 F級
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Z3105 : 2003
5. 試験技術者 放射線透過試験を行う技術者は,JIS Z 3861に規定する試験に合格した者又はこれと同
等以上の技量をもつ者とする。
6. 放射線透過装置及び附属機器
6.1 放射線透過装置 放射線透過装置は,JIS Z 4606に規定するX線装置,JIS Z 4560に規定するγ線装
置又はこれらと同等以上の性能をもつ装置とする。
6.2 感光材料 工業用X線フィルム(以下,フィルムという。)は,JIS K 7627に規定するフィルムシス
テムT1クラス(低感度・極超微粒子),T2クラス(低感度・超微粒子),T3クラス(中感度・微粒子)又
はT4クラス(高感度・微粒子)とする。増感紙は,鉛はく増感紙とする。ただし,管電圧が80kV以下の
場合には,増感紙は使用しない。
6.3 透過度計 透過度計は,JIS Z 2306に規定する一般形透過度計のA形又はこれと同等以上の性能を
もつものとする。
なお,円周溶接継手の撮影については,帯形透過度計のA形を用いることとするが,一般形透過度計の
A形及びこれらと同等以上の性能をもつものを用いてもよい。
6.4 階調計 階調計の種類,構造,寸法及び材質は,次による。
a) 階調計の種類,構造及び寸法は,図1による。
なお,階調計の寸法許容差は,厚さは±5%とし,一辺の長さは±0.5mmとする。
b) 階調計の材質は,JIS H 4000に規定するA1080P,A1070P,A1050P,A1100P,A1200P,A5052P又は
A5083Pとする。
単位mm
0
0
0
.
.
.
0
1
.
2
3
6
10
15
20
25
10
15
20
25
10形 15形 20形 25形
図 1 階調計の種類,構造及び寸法
6.5 観察器 観察器は,JIS Z 4561に規定するもの又はこれと同等以上の性能をもつものとする。
6.6 濃度計 濃度計は,適正な方法で性能が確認されたものとする。
7. 透過写真の撮影方法
――――― [JIS Z 3105 pdf 3] ―――――
3
Z3105 : 2003
7.1 線源と感光材料との組合せ 線源と感光材料は,透過度計の識別最小線径が識別できるように組み
合わせる。
7.2 記号 撮影に際しては,透過写真と記録とが照合できるように記号を用いる。
7.3 照射野 撮影に際しては,絞り,照射筒などを用いて照射野を必要以上に大きくしないことが望ま
しい。
7.4 撮影方法 透過写真の撮影方法は,溶接継手の形状に応じて表2に示す附属書による。
8. 透過写真の必要条件 撮影された透過写真の必要条件は,溶接継手の形状に応じて表2に示す附属書
による。
なお,透過写真には,像質の評価及びきずの像の分類の妨げになる現像むら,フィルムきずなどがない
ものとする。
表 2 撮影方法及び透過写真の必要条件を規定する附属書
溶接継手の形状 附属書
アルミニウム板の突合せ溶接継手及び撮影時の
附属書1
幾何学的条件がこれと同等とみなせる溶接継手
アルミニウム管の円周溶接継手 附属書2
アルミニウム板のT溶接継手 附属書3
9. 透過写真の観察
9.1 観察器 透過写真の観察には,6.5に規定する観察器を表3の区分で用いる。
表 3 観察器の使用区分
観察器の種類 透過写真の最高濃度(1)
D10形 1.5以下
D20形 2.5以下
D30形 3.5以下
D35形 4.0以下
注(1) 個々の透過写真において,試験部の示す濃度の最大値
9.2 観察方法 透過写真の観察は,暗い部屋で透過写真の寸法に適合した固定マスクを用いて行う。
10. きずの像の分類方法 透過写真によるきずの像の分類は,附属書4による。
11. 記録 試験成績書は,次に示す事項を記載し,その記録と試験部との照合ができるようにする。
a) 試験部関連
1) 施工業者又は製造業者
2) 工事名又は製品名
3) 試験部位の記号又は番号
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Z3105 : 2003
4) 材質
5) 母材の厚さ(管の肉厚,外径)
6) 溶接継手の形状(余盛の有無など)
b) 撮影年月日
c) 試験技術者の所属及び氏名
d) 試験条件
1) 使用装置及び材料
1.1) 放射線透過装置名及び線源寸法
1.2) フィルム及び増感紙の種類
1.3) 透過度計の種類
1.4) 階調計の種類
2) 撮影条件
2.1) 使用管電圧又は放射性同位元素の種類
2.2) 使用管電流又は線源の強さ
2.3) 露出時間
3) 撮影配置
3.1) 線源とフィルム間の距離(L1+L2)
3.2) 試験部の線源側表面とフィルム間の距離(L2)
3.3) 試験部の有効長さL3(二重壁両面 : L3=L3+L3)
4) 現像条件
4.1) 現像液,現像温度及び現像時間(手現像)
4.2) 自動現像機名及び現像液(自動現像)
e) 透過写真の必要条件の確認
1) 観察器の種類及び観察条件
2) 像質の種類(A級,B級,P0級, P1級,P2級又はF級)
3) 透過度計の識別最小線径
4) 試験部の濃度
5) 階調計の値
6) 透過写真の合否
f) きずの像の分類実施年月日
g) きずの像の分類結果
1) きず点数による分類結果
2) きず長さによる分類結果
3) 割れ及び銅の巻込みの有無
h) その他の必要な事項
i) 備考
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JIS Z 3105:2003の国際規格 ICS 分類一覧
- 25 : 生産工学 > 25.160 : 溶接,ろう付け及びはんだ付け > 25.160.40 : 溶接継手及び溶接部分
JIS Z 3105:2003の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISH4000:2014
- アルミニウム及びアルミニウム合金の板及び条
- JISK7627:1998
- 工業用X線写真フィルム―第1部:工業用X線写真フィルムシステムの分類
- JISZ2300:2009
- 非破壊試験用語
- JISZ2300:2020
- 非破壊試験用語
- JISZ2306:2015
- 放射線透過試験用透過度計
- JISZ3861:1979
- 溶接部の放射線透過試験の技術検定における試験方法及び判定基準
- JISZ4560:2018
- 工業用γ線装置
- JISZ4561:1992
- 工業用放射線透過写真観察器
- JISZ4606:2007
- 工業用X線装置