JIS Z 3105:2003 アルミニウム溶接継手の放射線透過試験方法 | ページ 5

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Z3105 : 2003
附属書3表 透過度計の識別最小線径
単位 mm
T1材とT2材の合計の厚さ(4) 識別最小線径
6.3以下 0.125
6.3を超え 8.0以下 0.16
8.0を超え 10.0以下
0.20
10.0を超え 12.5以下
12.5を超え 16.0以下 0.25
16.0を超え 20.0以下
0.32
20.0を超え 25.0以下
25.0を超え 32.0以下 0.40
32.0を超え 40.0以下
0.50
40.0を超え 50.0以下
50.0を超え 63.0以下 0.63
63.0を超え 80.0以下
0.80
80.0を超え 100.0以下
100 を超え 125 以下 1.00
125 を超え 160 以下 1.25
160 を超え 200 以下 1.60
注(4) 肉厚補償用くさびを使用しない場合は,T2材の厚さとする。
3.2 透過写真の濃度範囲 透過写真の濃度は,濃度計によって測定する。試験部のきずの像以外の部分
の写真の濃度は,1.0以上4.0以下とする。
3.3 試験部の有効長さ 1回の撮影における試験部の有効長さL3は,透過度計の識別最小線径,透過写
真の濃度範囲及び階調計の値を満足している範囲とする。

――――― [JIS Z 3105 pdf 21] ―――――

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附属書4(規定)透過写真によるきずの像の分類方法
1. 適用範囲 この附属書は,透過写真のきずの像の分類方法について規定する。
2. 分類手順 透過写真によるきずの像の分類は,次の手順に従って行う。
a) 分類を行う透過写真は,本体9.によって観察する。
b) 分類を行う透過写真が,本体8.に適合するものであることを確認する。
c) 分類は,母材の厚さで区分して行う。
d) アルミニウム板の突合せ溶接継手の両側で厚さが異なる場合は,薄い方の厚さを母材の厚さとする。
アルミニウム管の円周溶接継手の場合は,薄い方の肉厚を母材の厚さとする。T溶接継手の場合は,
附属書3図1に示すT1材の厚さを母材の厚さとする。
e) ブローホール,タングステンの巻込み,寸法が2.0mm以下の酸化物の巻込み及び密集像は,3.によっ
てきず点数を求め,5.によって分類を行う。
f) 溶込み不良,融合不良及び寸法が2.0mmを超える酸化物の巻込みについては,4.によってきず長さを
測定し,5.によって分類を行う。
g) 割れ及び銅の巻込みについては,5.によって分類を行う。
h) アンダカットなどの表面きずは,この分類の対象としない。
3. きず点数
3.1 試験視野 きず点数を求めるには,試験視野内のきず点数の総和が最も大きくなるように試験視野
を設ける。試験視野の寸法は,母材の厚さによって附属書4表1に示す寸法とする。
附属書4表1 試験視野の寸法
単位 mm
80を超えるも
母材の厚さ 20以下 20を超え80以下

試験視野の寸法 10×10 10×20 10×30
3.2 きず点数の求め方 きず点数の算定方法は,次によることとし,これらの総和を求める。ただし,
きずの像の寸法が附属書4表2に示す値以下のものは,きず点数として算定しない。
なお,きずの像が試験視野の境界線上にかかる場合は,試験視野外の部分も含めて測定する。
附属書4表2 算定しないきずの像の寸法
単位 mm
母材の厚さ 像の寸法
20以下 0.4
20を超え 40以下 0.6
40を超えるもの 母材の厚さの1.5%

――――― [JIS Z 3105 pdf 22] ―――――

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a) ブローホール 1個のブローホールのきず点数は,その像の寸法に応じて附属書4表3の値を用いる。
ブローホールが2個以上の場合のきず点数は,試験視野内に存在するそれらの像のきず点数の総和と
する。
附属書4表3 きず点数
きずの像の寸法 1.0を超え 2.0を超え 4.0を超え 8.0を超え
mm 1.0以下 2.0以下 4.0以下 8.0以下 10.0以下
きず点数 1 2 4 8 16
b) タングステンの巻込み タングステンの巻込みのきず点数は,附属書4表3の1/2とする。
c) 酸化物の巻込み 酸化物の巻込みの寸法が2.0mm以下の場合は,その寸法に応じて附属書4表3の値を
用いる。酸化物の巻込みの寸法が2.0mm以下でブローホールとつながって存在する場合は,ブローホ
ールを含めて測定し,附属書4表3によってきず点数を求める。ただし,酸化物の巻込みの寸法が2.0mm
以下で,その存在位置が余盛の部分に限られていることが明らかであれば,きず点数はつけない。
d) 密集像 附属書4表2に示す値以下の寸法のきずの像が密集して多数存在する場合には,その範囲を一
つのきずの像とみなして附属書4表3によってきず点数を求める。ただし,それらの存在が余盛の部分
に限られていることが明らかであれば,きず点数はつけない。
4. きず長さ 溶込み不良,融合不良及び2.0mmを超える酸化物の巻込みは,これらの像の最も長い寸法
をきず長さとする。これらの像が溶接線方向に一列に並んで2個以上存在し,近接する像と像との間隔が
大きい方のきず長さを超える場合は,それぞれ独立したきずの像とみなすが,大きい方のきず長さ以下の
場合は,連続したきずの像とみなし,それぞれの像のきず長さと間隔の合計をきず長さとする。
5. きず像の分類 きずの像の分類は,次による。
a) ブローホール,タングステンの巻込み及び2.0mm以下の酸化物の巻込みの分類は, きず点数によって
附属書4表4によって行う。表中の数字は, きず点数の最大値を示す。ただし, きずの像の寸法が母材
の厚さの1/3を超えるときは1類にはしない。また, 母材の厚さの2/3又は10.0mmのいずれか小さい方
を超えるきずの像がある場合は4類とする。
附属書4表4 きず点数による分類
試験視野 mm
10×10 10×20 10×30
分 類 母材の厚さ mm
3を超え 5を超え 10を超え 20を超え 40を超え 80を超え
3以下 5以下 10以下 20以下 40以下 80以下 るもの
1類 1 2 3 4 6 7 8
2類 3 7 10 14 21 24 28
3類 6 14 21 28 42 49 56
4類 きず点数が3類を超えるもの

――――― [JIS Z 3105 pdf 23] ―――――

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b) 3類のきず点数が連続して試験視野の3倍を超えて存在する場合は,4類とする。
c) 溶込み不良,融合不良及び2.0mmを超える酸化物の巻込みの分類は,そのきず長さによって附属書4表5によ
って行う。これらの像が,5. a)に示すきずの像と混在する場合には, それぞれ分類し, これらの大き
い数字を類とする。共に同じ類であれば一つ大きい数字の類とする。ただし,1類については附属書4
表4のきず点数の1/2及び附属書4表5のきず長さの1/2をそれぞれ超えた場合だけ2類とする。
d) 割れ又は銅の巻込みが存在する場合は,4類とする。
附属書4表5 きず長さによる分類
単位 mm
母材の厚さ
分類
12以下 12を超え48未満 48以上
1類 3以下 母材の厚さの1/4以下 12以下
2類 4以下 母材の厚さの1/3以下 16以下
3類 6以下 母材の厚さの1/2以下 24以下
4類 きず長さが3類より長いもの

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