JIS Z 3105:2003 アルミニウム溶接継手の放射線透過試験方法 | ページ 4

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附属書2表3 透過度計の識別最小線径
単位 mm
像質の種類
母材の厚さ
A級 B級 P0級 P1級 P2級
4.0以下 0.125 0.16 0.20
0.125 0.10
4.0を超え 6.3以下 0.16 0.20 0.25
6.3を超え 8.0以下 0.16 0.125 0.20 0.25 0.32
8.0を超え 12.5以下 0.20 0.16 0.25 0.32 0.40
12.5を超え 16.0以下 0.25 0.20 0.32 0.40 0.50
16.0を超え 25.0以下 0.32 0.25 0.40 0.50 0.63
25.0を超え 32.0以下 0.40 0.32 0.50 0.63 0.80
32.0を超え 50.0以下 0.50 0.40 0.63 0.80 1.00
3.2 透過写真の濃度範囲 透過写真の濃度は,濃度計によって測定する。試験部のきずの像以外の部分
の写真濃度は,附属書2表4に示す範囲とする。
附属書2表4 透過写真の濃度範囲
像質の種類 濃度範囲
A級 1.3以上 4.0以下
B級 1.8以上 4.0以下
P0級 1.3以上 4.0以下
P1級
1.0以上 4.0以下
P2級
3.3 階調計の値 階調計を使用した透過写真においては,階調計に近接した母材の部分の濃度と階調計
の中央の部分の濃度とを濃度計によって測定し,その濃度差を母材の部分の濃度で除した値を階調計の値
とする。階調計の値は,附属書2表5に示す値以上とする。

――――― [JIS Z 3105 pdf 16] ―――――

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附属書2表5 階調計の値
階調計の値(濃度差/濃度)
像質の種類
母材の厚さ mm
A級 B級 P0級
4.0以下 0.09
4.0を超え 5.0以下 0.09 0.11 0.07
5.0を超え 6.3以下 0.13
6.3を超え 8.0以下 0.07 0.09 0.11
8.0を超え 10.0以下 0.05 0.07 0.09
10.0を超え 12.5以下 0.11 0.13 0.09
12.5を超え 16.0以下 0.09 0.11 0.08
16.0を超え 20.0以下 0.07 0.09 0.07
20.0を超え 25.0以下 0.08 0.09 0.10
25.0を超え 32.0以下 0.07 0.08
32.0を超え 40.0以下 0.06 0.07 --
40.0を超え 50.0以下 0.09 0.10
3.4 試験部の有効長さ 1回の撮影における試験部の有効長さL3は,透過度計の識別最小線径,透過写
真の濃度範囲及び階調計の値を満足している範囲とする。ただし,試験部における横割れの検出を特に必
要とする場合は,透過度計の識別最小線径,透過写真の濃度範囲及び階調計の値を満足し,かつ,附属書2
表6を満足している範囲とする。
附属書2表6 試験部の有効長さL3
撮影方法 試験部の有効長さ
内部線源撮影方法 線源と試験部の線源側表面間距離L1の1/2以
(分割撮影) 下
内部フィルム撮影方
管の円周長さの1/12以下

二重壁片面撮影方法 管の円周長さの1/6以下

――――― [JIS Z 3105 pdf 17] ―――――

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附属書3(規定)アルミニウム板のT溶接継手の撮影方法
及び透過写真の必要条件
1. 適用範囲 この附属書は,アルミニウムのT溶接継手を放射線によって直接撮影する場合の撮影方法
及び透過写真の必要条件について規定する。
2. 透過写真の撮影方法
2.1 透過写真の像質の種類 透過写真の像質は,F級とする。
2.2 放射線の照射方向 透過写真は,附属書3図1に示すように,a)の場合は1方向,b)の場合は2方向か
ら放射線を照射して撮影する。
線源 線源 線源

45 約 約
゜ 30゜ 30゜
T1材 T1材
T2材 T2材
X線フィルム X線フィルム
a) 片側溶接 b) 両側溶接
附属書3図1 放射線の照射方向
2.3 透過度計の使用 識別最小線径(附属書3表1参照)を含む透過度計を,試験部の有効長さL3の両端
付近(附属書3図2参照)に,透過度計の最も細い線が位置するように各1個置く。この際,細線が外側
になるようにし,肉厚補償用くさびの線源側表面又はT2材のフィルム側表面に置く。
透過度計をフィルム側に置く場合は,透過度計とフィルム間の距離を識別最小線径の10倍以上とする。この場
合には,透過度計の位置又は近傍にFの記号を付けて,透過写真上でフィルム側に置いたことが分かるようにす
る。

――――― [JIS Z 3105 pdf 18] ―――――

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2.4 肉厚補償用くさび 透過写真の撮影には,附属書3図2に示す肉厚補償用くさびを用いる。ただし,
附属書3図1 a)の場合,T1材の厚さがT2材の厚さの1/4又は5mmのいずれかの小さい値以下であれば,肉
厚補償用くさびは使用しなくてもよい。また,附属書3図1 b)の場合,T1材の厚さがT2材の厚さの1/3又
は8mmのいずれか小さい値以下であれば,肉厚補償用くさびを使用しなくてもよい。肉厚補償用くさび
の材質は,JIS H 4000に規定するA1080P, A1070P, A1050P, A1100P, A1200P, A5052P又はA5083Pとする。
2.5 撮影配置 線源,透過度計,肉厚補償用くさび及びフィルムの配置は,次による。
a) 附属書3図2に示す距離(L1+L2)は,試験部の線源側表面とフィルム間の距離L2のm倍以上とする。m
は,6又は2 f/dの値のいずれか大きい方の値とする。ここに,fは線源寸法(mm)とし,dは附属書3表1
に規定する識別最小線径の値とする。
b) 線源と試験部の線源側表面の距離L1は,試験部の有効長さL3の2倍以上とする。
c) 試験部の有効長さL3を示す記号は,線源側表面に置く。

――――― [JIS Z 3105 pdf 19] ―――――

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線源
L1
T1材 透過度計
T1
肉厚補償用くさび
T1
T2材
T2
L2
X線フィルム
試験部の有効長さ
を示す記号
X線フィルム
L3
透過度計
肉厚補償用くさび
試験部の有効長さ
を示す記号
透過度計
附属書3図2 撮影配置
3.□透過度計の必要条件
3.1□透過度計の識別最小線径 撮影された透過写真において,透過度計の識別最小線径は,附属書3表に示す値
以下とする。

――――― [JIS Z 3105 pdf 20] ―――――

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