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個置くことができない場合は,1個の帯形透過度計を使用する。
e) 透過度計とフィルム間の距離を識別最小線径(附属書2表3参照)の10倍以上とすれば透過度計をフ
ィルム側に置くことができる。この場合には,透過度計のそれぞれの位置又は近傍にFの記号を付け
て,透過写真上でフィルム側に置いたことが分かるようにする。
f) 階調計は,外径100mm以上の円周溶接継手に対して,像質の種類がA級, B級又はP0級の場合に附
属書2表2の区分で用いる。このとき,試験部の中央付近からあまり離れない母材部分の線源側に置く。
g) 全周同時撮影においては,線源と管の中心間距離は,内半径の1/6を超えてはならない。また,附属
書2図2に示すように4個の透過度計及び階調計を,それぞれ円周をほぼ4等分するような対称の位
置に置く。
h) 試験部の有効長さL3を示す記号は,線源とフィルム間の距離が管の半径より小さい場合は管の内側に
置き,管の半径より大きい場合は管の外側に置く。ただし,線源とフィルム間の距離が管の半径より
小さい場合,撮影配置の幾何学的関係から記号が管の内側と外側に置かれる場合の相対位置をあらか
じめ明らかにすれば,管の外側に置いてもよい。
附属書2表 2 階調計の適用区分
母材の厚さ mm 像質の種類
A級,B級 P0級
5以下 10形 10形
5を超え 10以下 15形
10を超え 20以下 15形 20形
20を超え 40以下 (3) 20形 25形
40を超え 50以下 25形 −
注(3) 0級の場合は25mm以下とする。
線源
透過度計
階調計
透過度計
L
L1
2
X線フィルム
L3
試験部の有効長さを示す記号 階調計 試験部の有効長さを示す記号
X線フィルム
透過度計 透過度計
附属書2図1 内部線源撮影方法(分割撮影)
――――― [JIS Z 3105 pdf 11] ―――――
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Z3105 : 2003
透過度計 階調計
階調計
透過度計 透過度計
線源
L1
階調計
L2
X線フィルム
透過度計
階調計
附属書2図2 内部線源撮影方法(全周同時撮影)
2.3.2 内部フィルム撮影方法 内部フィルム撮影方法の撮影配置は,次による。
a) 線源とフィルム間距離(L1+L2)は,附属書2図3に示すように,試験部の線源側表面とフィルム間距
離L2のm倍以上とする。mは,2.3.1 a) による。
b) 放射線の照射方向は,2.3.1 b) による。
c) 帯形透過度計の使用方法は,2.3.1 c) による。
d) 一般形透過度計を使用する場合は,2.3.1 d) による。
e) 透過度計をフィルム側に置く場合は,2.3.1 e) による。
f) 階調計は,外径100mm以上の円周溶接継手に対して像質の種類がA級, B級又はP0級の場合に用い
る。使用方法は, 2.3.1 f) による。
g) 試験部の有効長さL3を示す記号は,管の外側に置く。
――――― [JIS Z 3105 pdf 12] ―――――
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Z3105 : 2003
線源
試験部の有効長さ
を示す記号
L1 透過度計
階調計
透過度計
L2
試験部の有効長さ
L3 を示す記号
X線フィルム
附属書2図3 内部フィルム撮影方法
2.3.3 二重壁片面撮影方法 二重壁片面撮影方法の撮影配置は,次による。
a) 線源とフィルム間の距離(L1+L2)は,附属書2図4に示すように,試験部の線源側表面とフィルム間
の距離L2のm倍以上とする。mは2.3.1 a) による。
b) 放射線は,附属書2図4に示す方向から照射する。線源と溶接継手を含む平面間の距離Sは,L1の1/4
以下とする。
c) 帯形透過度計の使用方法は,2.3.1 c) による。
d) 一般形透過度計を使用する場合は,2.3.1 d) による。ただし,撮影方法は附属書2図4とする。
e) 透過度計をフィルム側に置く場合は,2.3.1 e) による。
f) 階調計は,外径100mm以上の円周溶接継手に対して像質の適用区分がP0級の場合に用いる。使用方
法は,2.3.1 f) による。ただし,階調計を線源側に置けない場合は,フィルム側に置いてもよい。この
場合は,階調計の近傍にFの記号を付けて,透過写真上でフィルム側に置いたことが分かるようにす
る。
g) 試験部の有効長さL3を示す記号は管の外側に置く。
――――― [JIS Z 3105 pdf 13] ―――――
13
Z3105 : 2003
S
線源
線源
L1
透過度計
階調計
透過度計 透過度計
X線フィルム
L2
試験部の有効長さ
を示す記号
L3
試験部の有効長さ X線フィルム
階調計
を示す記号
附属書2図4 二重壁片面撮影方法
2.3.4 二重壁両面撮影方法 二重壁両面撮影方法の撮影配置は,次による。
a) 線源とフィルム間の距離(L1+L2)は,附属書2図5に示すように,試験部の線源側表面とフィルム間
の距離L2のm倍以上とする。mは,f/dによって与えられる値とする。ここに,fは線源寸法とし,d
は附属書2表3に規定する透過度計の識別最小線径の値とする。ただし,附属書2表3に規定する透過
度計が識別できればこの限りではない。
b) 放射線の照射方向は,附属書2図5に示すように溶接継手を含む平面に対して斜めにする。
c) 透過度計は,基本的に帯形透過度計を使用する。帯形透過度計は,溶接継手の線源側表面に溶接継手
をまたいで置く。1個の帯形透過度計で有効長さL3を十分覆うことができる場合は,1個の帯形透過
度計を置く。ただし,1個の帯形透過度計で有効長さL3を十分覆うことができない場合は,試験部の
有効長さL3の両端を含む位置に,それぞれ1個の帯形透過度計を置く。
d) 一般形透過度計を使用する場合は,2.3.1 d) による。ただし,撮影方法は,附属書2図5とする。
e) 試験部の有効長さL3を示す記号は,管の外側に置く。ただし, 1回の撮影における試験部の有効長さ
はL3+L3”とする。
――――― [JIS Z 3105 pdf 14] ―――――
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Z3105 : 2003
S
線源
線源
試験部の有効長さ
L1
を示す記号
透過度計
透過度計
試験部の有効長さ
を示す記号
L3'
L2
X線フィルム L3'' X線フィルム
附属書2図5 二重壁両面撮影方法
3. 透過写真の必要条件
3.1 透過度計の識別最小線径 撮影された透過写真において,透過度計の識別最小線径は,附属書2表3
の値以下とする。
――――― [JIS Z 3105 pdf 15] ―――――
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JIS Z 3105:2003の国際規格 ICS 分類一覧
- 25 : 生産工学 > 25.160 : 溶接,ろう付け及びはんだ付け > 25.160.40 : 溶接継手及び溶接部分
JIS Z 3105:2003の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISH4000:2014
- アルミニウム及びアルミニウム合金の板及び条
- JISK7627:1998
- 工業用X線写真フィルム―第1部:工業用X線写真フィルムシステムの分類
- JISZ2300:2009
- 非破壊試験用語
- JISZ2300:2020
- 非破壊試験用語
- JISZ2306:2015
- 放射線透過試験用透過度計
- JISZ3861:1979
- 溶接部の放射線透過試験の技術検定における試験方法及び判定基準
- JISZ4560:2018
- 工業用γ線装置
- JISZ4561:1992
- 工業用放射線透過写真観察器
- JISZ4606:2007
- 工業用X線装置