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JIS H 4000:2014 規格概要
この規格 H4000は、圧延したアルミニウム及びアルミニウム合金の板,条,厚板,合せ板及び円板について規定。
JISH4000 規格全文情報
- 規格番号
- JIS H4000
- 規格名称
- アルミニウム及びアルミニウム合金の板及び条
- 規格名称英語訳
- Aluminium and aluminium alloy sheets, strips and plates
- 制定年月日
- 1970年5月1日
- 最新改正日
- 2017年3月21日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 209:2007(MOD), ISO 6361-1:2011(MOD), ISO 6361-2:2011(MOD), ISO 6361-3:2011(MOD), ISO 6361-4:2011(MOD), ISO 6361-5:2011(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 77.150.10
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 非鉄 2021, 熱処理 2020, 金型 2020
- 改訂:履歴
- 1970-05-01 制定日, 1973-04-01 確認日, 1976-05-01 改正日, 1978-07-01 改正日, 1980-04-01 改正日, 1982-03-01 改正日, 1987-03-01 確認日, 1988-08-01 改正日, 1994-04-01 確認日, 1999-08-20 改正日, 2006-02-20 改正日, 2010-10-01 確認日, 2014-03-20 改正日, 2017-03-21 改正
- ページ
- JIS H 4000:2014 PDF [53]
H 4000 : 2014
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[1]
- 3 用語及び定義・・・・[2]
- 4 合金番号,等級及び記号・・・・[3]
- 5 品質・・・・[5]
- 5.1 外観・・・・[5]
- 5.2 化学成分・・・・[5]
- 5.3 機械的性質・・・・[9]
- 5.4 導電率・・・・[33]
- 6 寸法及びその許容差・・・・[34]
- 6.1 板の標準寸法・・・・[34]
- 6.2 合せ板の皮材の厚さ・・・・[34]
- 6.3 板,条,厚板,合せ板及び円板の厚さの許容差・・・・[34]
- 6.4 板,条,厚板及び合せ板の幅の許容差・・・・[38]
- 6.5 円板の径の許容差・・・・[39]
- 6.6 板,厚板及び合せ板の長さの許容差・・・・[39]
- 6.7 板,厚板及び合せ板の直角度・・・・[40]
- 6.8 板,条,厚板及び合せ板の曲がり・・・・[40]
- 6.9 板,厚板及び合せ板のひずみ・・・・[42]
- 7 試験・・・・[44]
- 7.1 分析試験・・・・[44]
- 7.2 引張試験・・・・[44]
- 7.3 曲げ試験・・・・[45]
- 7.4 導電率試験・・・・[45]
- 7.5 合せ板の皮材の厚さ測定試験・・・・[45]
- 8 検査・・・・[45]
- 9 表示・・・・[47]
- 附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[48]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS H 4000 pdf 1] ―――――
H 4000 : 2014
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本
アルミニウム協会(JAA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規
格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規
格である。
これによって,JIS H 4000:2006は改正され,この規格に置き換えられた。
なお,平成27年3月19日までの間は,工業標準化法第19条第1項等の関係条項の規定に基づくJISマ
ーク表示認証において,JIS H 4000:2006によることができる。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS H 4000 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
H 4000 : 2014
アルミニウム及びアルミニウム合金の板及び条
Aluminium and aluminium alloy sheets, strips and plates
序文
この規格は,2007年に第1版として発行されたISO 209,2011年に第2版として発行されたISO 6361-1,
2011年に第3版として発行されたISO 6361-2,2011年に第2版として発行されたISO 6361-3,2011年に
第2版として発行されたISO 6361-4及び2011年に第1版として発行されたISO 6361-5を基とし,技術的
内容を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。
1 適用範囲
この規格は,圧延したアルミニウム及びアルミニウム合金の板,条,厚板,合せ板及び円板(以下,そ
れぞれ板,条,厚板,合せ板及び円板という。)について規定する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 209:2007,Aluminium and aluminium alloys−Chemical composition
ISO 6361-1:2011,Wrought aluminium and aluminium alloys−Sheets, strips and plates−Part 1:
Technical conditions for inspection and delivery
ISO 6361-2:2011,Wrought aluminium and aluminium alloys−Sheets, strips and plates−Part 2:
Mechanical properties
ISO 6361-3:2011,Wrought aluminium and aluminium alloys−Sheets, strips and plates−Part 3: Strips:
Tolerances on shape and dimensions
ISO 6361-4:2011,Wrought aluminium and aluminium alloys−Sheets, strips and plates−Part 4: Sheets
and plates−Tolerances on shape and dimensions
ISO 6361-5:2011,Wrought aluminium and aluminium alloys−Sheets, strips and plates−Part 5:
Chemical composition(全体評価 : MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS H 0001 アルミニウム,マグネシウム及びそれらの合金−質別記号
注記 対応国際規格 : ISO 2107,Aluminium and aluminium alloys−Wrought products−Temper
――――― [JIS H 4000 pdf 3] ―――――
2
H 4000 : 2014
designations(MOD)
JIS H 0321 非鉄金属材料の検査通則
JIS H 0505 非鉄金属材料の体積抵抗率及び導電率測定方法
JIS H 1305 アルミニウム及びアルミニウム合金の発光分光分析方法
JIS H 1306 アルミニウム及びアルミニウム合金の原子吸光分析方法
JIS H 1307 アルミニウム及びアルミニウム合金の誘導結合プラズマ発光分光分析方法
JIS H 1351 アルミニウム及びアルミニウム合金の分析方法通則
JIS H 1352 アルミニウム及びアルミニウム合金中のけい素定量方法
JIS H 1353 アルミニウム及びアルミニウム合金中の鉄定量方法
JIS H 1354 アルミニウム及びアルミニウム合金中の銅定量方法
JIS H 1355 アルミニウム及びアルミニウム合金中のマンガン定量方法
JIS H 1356 アルミニウム及びアルミニウム合金中の亜鉛定量方法
JIS H 1357 アルミニウム及びアルミニウム合金中のマグネシウム定量方法
JIS H 1358 アルミニウム及びアルミニウム合金中のクロム定量方法
JIS H 1359 アルミニウム及びアルミニウム合金中のチタン定量方法
JIS H 1360 アルミニウム及びアルミニウム合金中のニッケル定量方法
JIS H 1361 アルミニウム及びアルミニウム合金中のすず定量方法
JIS H 1362 アルミニウム及びアルミニウム合金中のバナジウム定量方法
JIS H 1363 アルミニウム合金中のジルコニウム定量方法
JIS H 1364 アルミニウム及びアルミニウム合金中のビスマス定量方法
JIS H 1365 アルミニウム及びアルミニウム合金中のほう素定量方法
JIS H 1366 アルミニウム及びアルミニウム合金中の鉛定量方法
JIS H 1367 アルミニウム及びアルミニウム合金中のベリリウム定量方法
JIS H 1368 アルミニウム及びアルミニウム合金中のガリウム定量方法
JIS Z 2241 金属材料引張試験方法
JIS Z 2248 金属材料曲げ試験方法
JIS Z 8401 数値の丸め方
ASTM G34,Standard Test Method for Exfoliation Corrosion Susceptibility in 2XXX and 7XXX Series
Aluminum Alloys (EXCO Test)
ASTM G47,Standard Test Method for Determining Susceptibility to Stress-Corrosion Cracking of 2XXX and
7XXX Aluminum Alloy Products
ASTM G66,Standard Test Method for Visual Assessment of Exfoliation Corrosion Susceptibility of 5XXX
Series Aluminum Alloys Products (ASSET Test)
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語の定義は,次による。
3.1
板(sheet)
通常は,厚さが0.20 mm以上6 mm以下で,断面が長方形の圧延材。シャー切断又はソー切断した直線
状のものをいう。
――――― [JIS H 4000 pdf 4] ―――――
3
H 4000 : 2014
3.2
条(strip)
通常は,厚さが0.20 mm以上6 mm以下で,断面が長方形の圧延材。スリット切断したコイル形状のも
のをいう。“条”を“コイル(coil)”ともいう。
注記 板及び条について,0.15 mm以上0.20 mm以下の厚さのものは,はく(JIS H 4160)の厚さ範
囲内であるが,はく以外の板又は条として供給する場合がある。
3.3
厚板(plate)
通常は,厚さが6 mmを超えるもので,断面が長方形の圧延材。シャー切断又はソー切断した直線形の
ものをいう。
3.4
合せ板
心材(基となる板)の表面に皮材(異なった種類の合金の薄板)を圧接などの方法によって全面にはり
合わせた板。
3.5
円板
通常は,板又は条をプレス切断又はシャー切断した円形状の板。
4 合金番号,等級及び記号
合金番号,等級及び記号は,表1による。表1の記号の後に質別を示す記号を付けて製品記号とする。
表1−合金番号,等級及び記号
特性及び用途例
合金番号a) 等級 記号
(参考)
1085 − A1085P 純アルミニウムのため強度は低いが,成形性,溶接性及び耐食性がよい。
1080 − A1080P 反射板,照明器具,装飾品,化学工業用タンク,導電材など。
1070 − A1070P
1060 − A1060Pb) 導体用純アルミニウムで電気伝導性が高い。ブスバーなど。
1050 − A1050P 1085,1080などと同じ。
1050A − A1050AP 1050より若干強度の高い合金。
強度は比較的低いが,成形性,溶接性及び耐食性がよい。
1100 − A1100P
一般用器物,建築用材,電気器具,各種容器,印刷板など。
1100A A1100AP 1100より若干強度が高く,成形性も優れる。日用品など。
−
(1N00) (A1N00P)
1200 − A1200P 1100と同じ。
1230A A1230AP 展延性及び耐食性がよい。アルミニウムはく地など。
−
(1N30) (A1N30P)
− A2014P 強度が高い熱処理合金である。合せ板は,表面に6003をはり合わせて耐食性
2014
− A2014PCc) を改善したものである。航空機用材,各種構造材など。
2014A − A2014AP 2014より若干強度の低い熱処理合金。
2017 − A2017P 熱処理合金で強度が高く,切削加工性もよい。航空機用材,各種構造材など。
2017A − A2017AP 2017より強度の高い合金。
2219 − A2219P 強度が高く,耐熱性及び溶接性もよい。航空宇宙機器など。
――――― [JIS H 4000 pdf 5] ―――――
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JIS H 4000:2014の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 209:2007(MOD)
- ISO 6361-1:2011(MOD)
- ISO 6361-2:2011(MOD)
- ISO 6361-3:2011(MOD)
- ISO 6361-4:2011(MOD)
- ISO 6361-5:2011(MOD)
JIS H 4000:2014の国際規格 ICS 分類一覧
JIS H 4000:2014の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISH0001:1998
- アルミニウム,マグネシウム及びそれらの合金―質別記号
- JISH0321:1973
- 非鉄金属材料の検査通則
- JISH0505:1975
- 非鉄金属材料の体積抵抗率及び導電率測定方法
- JISH1305:2005
- アルミニウム及びアルミニウム合金の発光分光分析方法
- JISH1306:1999
- アルミニウム及びアルミニウム合金の原子吸光分析方法
- JISH1307:1993
- アルミニウム及びアルミニウム合金の誘導結合プラズマ発光分光分析方法
- JISH1351:1972
- アルミニウム及びアルミニウム合金の分析方法通則
- JISH1352:2007
- アルミニウム及びアルミニウム合金中のけい素定量方法
- JISH1353:1999
- アルミニウム及びアルミニウム合金中の鉄定量方法
- JISH1354:1999
- アルミニウム及びアルミニウム合金中の銅定量方法
- JISH1355:1999
- アルミニウム及びアルミニウム合金中のマンガン定量方法
- JISH1356:1999
- アルミニウム及びアルミニウム合金中の亜鉛定量方法
- JISH1357:1999
- アルミニウム及びアルミニウム合金中のマグネシウム定量方法
- JISH1358:1998
- アルミニウム及びアルミニウム合金中のクロム定量方法
- JISH1359:1998
- アルミニウム及びアルミニウム合金中のチタン定量方法
- JISH1360:1997
- アルミニウム及びアルミニウム合金中のニッケル定量方法
- JISH1361:1997
- アルミニウム及びアルミニウム合金中のすず定量方法
- JISH1362:1994
- アルミニウム及びアルミニウム合金中のバナジウム定量方法
- JISH1363:2003
- アルミニウム合金中のジルコニウム定量方法
- JISH1364:2002
- アルミニウム及びアルミニウム合金中のビスマス定量方法
- JISH1365:2003
- アルミニウム及びアルミニウム合金中のほう素定量方法
- JISH1366:2002
- アルミニウム及びアルミニウム合金中の鉛定量方法
- JISH1367:2005
- アルミニウム及びアルミニウム合金中のベリリウム定量方法
- JISH1368:2005
- アルミニウム及びアルミニウム合金中のガリウム定量方法
- JISZ2241:2011
- 金属材料引張試験方法
- JISZ2248:2006
- 金属材料曲げ試験方法
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方