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Z 3950 : 2021
図10−個人ばく露粉じん質量濃度測定用総粉じんろ過捕集装置例
a) 測定の準備 5.2.1 c)による。
b) 測定 測定は,次の1)4)による。
1) 作業者の呼吸域に,個人ばく露粉じん質量濃度測定用総粉じんろ過捕集装置を取り付けて,吸入口
において50 cm/s80 cm/sの流速でサンプリングを開始すると同時に,時刻,流量及び対象作業場
所の気温を測定し,記録する。
2) 終了直前に,時刻及び流量を測定し,記録した後,吸引ポンプのスイッチを切る。
3) サンプリング時間を記録する。
4) サンプリング中にわたって測定した流量から,積算吸引流量を算出する。
c) 個人ばく露粉じん質量濃度の決定 5.2.1 e)の式によって,質量濃度を算出する。
7 試料の化学分析
粉じん中の特定成分の作業環境中粉じん質量濃度又は個人ばく露粉じん質量濃度を求める場合,試料の
化学分析を行う。用いる分析方法は,JIS Z 3920及びJIS K 0083によるほか,単一試料から数種の化学物
質を同時に又は連続的に分析できる方法を選ぶことが望ましい。
注記 化学分析の必要性は,溶加材の組成及び存在可能な有害物質に応じて判断する。
8 測定結果の記録
測定を行った後,次の項目を記録する。
a) 測定の目的
b) 対象作業場所
c) 作業方法の種類
d) 換気の状態
e) 呼吸器保護具の使用状態
f) 測定点又は作業者名
g) 測定方法の種類
h) 測定条件(例 単位作業場所内の測定点の決定方法やサンプリング時間の選定内容など)
i) 測定値 測定値のまとめ方は,附属書JAによる。
――――― [JIS Z 3950 pdf 16] ―――――
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j) 測定者氏名
――――― [JIS Z 3950 pdf 17] ―――――
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附属書JA
(規定)
測定値のまとめ方
各方法で求めた粉じん質量濃度測定値のまとめ方は,次のa)及びb)による。
a) 作業環境中平均粉じん質量濃度を求める場合は,対象作業場所の各測定点の測定値から幾何平均及び
幾何標準偏差を算出する。
1) 幾何平均 幾何平均の計算は,次の式による。
1
log Ci
Mg 10 n
ここで, Mg : 幾何平均(mg/m3)
n : 測定値の数
Ci (i=1n) : 測定値(mg/m3)
2) 幾何標準偏差 幾何標準偏差の計算は,次の式による。
1
xi2 nx2
g 10 n 1
ここで, σg : 幾何標準偏差
n : 測定値の数
xi : log Ci
x : 1n
log iC
Ci (i=1n) : 測定値(mg/m3)
b) 個人ばく露粉じん質量濃度を求める場合は,代表的な作業状態における測定結果から時間加重平均粉
じん質量濃度を算出する。
参考文献
[1] Council Directive 98/24/EC of 7 April 1998 on the protection of the health and safety of workers from the risks
related to chemical agents at work (fourteenth individual Directive within the meaning of Article 16(1) f
Directive 89/391/EEC). Off J. Eur. Commun. 1998-05-05, L131, pp. 11-23.
[2] EN 1540:1998,Workplace exposure−Terminology
[3] ISO/TR 25901:2007,Welding and related processes−Vocabulary
[4] ISO 7708:1995,Air quality−Particle size fraction definitions for health-related sampling
[5] 公益社団法人 日本作業環境測定協会(2012年).作業環境測定ガイドブック 0 総論編
[6] 公益社団法人 日本作業環境測定協会(2018年).作業環境測定ガイドブック 1 鉱物性粉じん·石
綿·RCF
[7] 作業環境測定基準(昭和51年4月22日労働省告示第46号)第1条第5号
――――― [JIS Z 3950 pdf 18] ―――――
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附属書JB
(参考)
JISと対応国際規格との対比表
JIS Z 3950 ISO 10882-1:2011,(MOD)
a) ISの箇 b) 対応国際 c) 箇条ご d) ISと対応国際規格との技術的e) ISと対応国際規格との技
条番号 規格の対 との評 差異の内容及び理由 術的差異に対する今後の対
応する箇 価 策
条番号
2 追加 溶接ヒュームの分析のため,JISを
我が国における使用実態を考慮
引用した。 したため,ISOには提案しない。
3.1.6 追加 作業環境測定基準第2条第1項第1 我が国における使用実態を考慮
号の定義に従った。 したため,ISOには提案しない。
3.2.2 3.2.12 変更 作業環境測定ガイドブックの定義我が国における使用実態を考慮
に従った。 したため,ISOには提案しない。
3.2.3 追加 法規定によるものなど,JISとして
我が国における使用実態を考慮
3.2.4 必要な用語を追加。 したため,ISOには提案しない。
3.2.5
3.2.6
3.2.7
3.2.8
3.2.9
3.2.10
3.3 削除 JIS Z 3001(規格群)を採用したた
我が国における使用実態を考慮
め,削除した。 したため,ISOには提案しない。
3.4 削除 作業環境測定基準第1条第5号に 我が国における使用実態を考慮
規定がないため,削除した。 したため,ISOには提案しない。
4 追加 我が国における使用実態を考慮
粉じん質量濃度測定を,作業環中の
粉じん質量濃度測定方法と個人ばしたため,ISOには提案しない。
く露粉じん質量濃度測定方法に分
類し,それぞれを吸入性粉じんと総
粉じんの測定方法とに分類。
5.1 追加 作業環境測定基準第2条第1項第1 我が国における使用実態を考慮
号及び作業環境測定ガイドブックしたため,ISOには提案しない。
の定義に従って,規定した。
5.2.1 追加 作業環境の気中濃度測定方法を追我が国における使用実態を考慮
加。 したため,ISOには提案しない。
5.2.1 b) 2) 6.1.3 変更 作業環境測定基準第1条第5号及 我が国における使用実態を考慮
び作業環境測定ガイドブックの定したため,ISOには提案しない。
義に従って,規定した。
5.2.1 b) 4) 6.1.5 変更 流量計の性能及び最大目盛を規定我が国における使用実態を考慮
した。 したため,ISOには提案しない。
5.2.1 b) 6) 6.1.4 変更 吸引ポンプの吸引能力及び吸引圧我が国における使用実態を考慮
力を規定した。 したため,ISOには提案しない。
5.2.2 追加 作業環境測定ガイドブックの定義我が国における使用実態を考慮
に従って,規定した。 したため,ISOには提案しない。
5.2.3 追加 作業環境測定ガイドブックの定義我が国における使用実態を考慮
に従って,規定した。 したため,ISOには提案しない。
――――― [JIS Z 3950 pdf 19] ―――――
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Z 3950 : 2021
a) ISの箇 b) 対応国際 c) 箇条ご d) ISと対応国際規格との技術的e) ISと対応国際規格との技
条番号 規格の対 との評 差異の内容及び理由 術的差異に対する今後の対
応する箇 価 策
条番号
6.2 追加 作業環境測定基準第1条第5号の 我が国における使用実態を考慮
定義に従った。 したため,ISOには提案しない。
Annex A 削除 作業環境測定ガイドブックの定義我が国における使用実態を考慮
に従ったため,削除した。 したため,ISOには提案しない。
附属書JA 追加 我が国における使用実態を考慮
測定値のまとめ方は,各測定方法共
(規定) したため,ISOには提案しない。
通であり,構成上,附属書として本
体から取り出した。
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味を,次に示す。
− 削除 : 対応国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。
− 追加 : 対応国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
− 変更 : 対応国際規格の規定内容又は構成を変更している。
注記2 JISと対応国際規格との対応の程度の全体評価の記号の意味を,次に示す。
− MOD : 対応国際規格を修正している。
JIS Z 3950:2021の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 10882-1:2011(MOD)
JIS Z 3950:2021の国際規格 ICS 分類一覧
- 25 : 生産工学 > 25.160 : 溶接,ろう付け及びはんだ付け > 25.160.10 : 溶接工程
- 13 : 環境.健康予防.安全 > 13.100 : 職業安全.産業衛生
- 13 : 環境.健康予防.安全 > 13.040 : 気質 > 13.040.30 : 作業場所の雰囲気
JIS Z 3950:2021の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB7551:1999
- フロート形面積流量計
- JISK0083:2017
- 排ガス中の金属分析方法
- JISZ3920:2011
- 溶接ヒューム分析方法
- JISZ8813:1994
- 浮遊粉じん濃度測定方法通則
- JISZ8814:2012
- ロウボリウム エアサンプラ