この規格ページの目次
JIS Z 4716:2018 規格概要
この規格 Z4716は、診断用X線装置が据え置かれた,主にX線診療室からの漏えいX線量の測定方法について規定。
JISZ4716 規格全文情報
- 規格番号
- JIS Z4716
- 規格名称
- X線診療室の漏えいX線量の測定方法
- 規格名称英語訳
- Measurement methods of leakage X-ray from X-ray examination rooms
- 制定年月日
- 2018年3月20日
- 最新改正日
- 2018年3月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 11.040.50
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 2018-03-20 制定
- ページ
- JIS Z 4716:2018 PDF [12]
Z 4716 : 2018
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[1]
- 3 用語及び定義・・・・[1]
- 4 放射線測定器・・・・[2]
- 5 ファントム・・・・[2]
- 6 漏えいX線量の測定箇所・・・・[2]
- 7 漏えいX線量の測定方法・・・・[2]
- 7.1 一般・・・・[2]
- 7.2 サーベイメータによる測定方法・・・・[3]
- 7.3 積算線量計による測定方法・・・・[3]
- 8 漏えいX線量の測定結果の記録・・・・[4]
- 8.1 サーベイメータによる測定結果の記録・・・・[4]
- 8.2 積算線量計による測定結果の記録・・・・[4]
- 附属書A(参考)X線診療室などの漏えいX線量の測定箇所の例・・・・[5]
- 参考文献・・・・[9]
- 用語の索引・・・・[10]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS Z 4716 pdf 1] ―――――
Z 4716 : 2018
まえがき
この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本画像医療システム工業会
(JIRA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべき
との申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS Z 4716 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
Z 4716 : 2018
X線診療室の漏えいX線量の測定方法
Measurement methods of leakage X-ray from X-ray examination rooms
序文
医療行為に関して,X線診療室などの漏えいX線量の正確な測定は,公衆,医療従事者などの安全の担
保に重要な役割を果たすと考えられるため,この規格を制定した。
この規格の本文中の太字は,この規格,JIS Z 4001,JIS Z 4005,JIS Z 4345及びJIS Z 8103で定義して
いる用語である。
1 適用範囲
この規格は,診断用X線装置(以下,X線装置という。)が据え置かれた,主にX線診療室からの漏え
いX線量の測定方法について規定する。X線装置が据え置かれた放射線治療計画を目的としたシミュレー
タ室,手術室などから漏えいするX線量を測定する場合にも,この規格を適用できる。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS Z 4001 原子力用語
JIS Z 4005 医用放射線機器−定義した用語
JIS Z 4333 X線,γ線及びβ線用線量当量(率)サーベイメータ
JIS Z 4345 X・γ線及びβ線用受動形個人線量計測装置並びに環境線量計測装置
JIS Z 4511 照射線量測定器,空気カーマ測定器,空気吸収線量測定器及び線量当量測定器の校正方
法
JIS Z 4915 胸・腹部用X線水ファントム
JIS Z 8103 計測用語
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS Z 4001,JIS Z 4005,JIS Z 4345及びJIS Z 8103によるほか,
次による。
3.1
召合せ
両開き扉の双方の扉が合わさる部分。
――――― [JIS Z 4716 pdf 3] ―――――
2
Z 4716 : 2018
3.2
積算線量計
環境線量計測に使用可能な蛍光ガラス線量計,熱ルミネセンス線量計,光刺激ルミネセンス線量計など
の線量計。
4 放射線測定器
漏えいX線量の測定には,次のいずれかの放射線測定器を用いる。
a) サーベイメータ JIS Z 4333に規定するサーベイメータ又はそれと同等以上の信頼できる測定範囲を
もったもので,線量率モードによる測定で1.0 μSv/h,又は積算モードによる測定で0.3 μSvが測定可
能なものであって,JIS Z 4511に規定する校正方法によって校正されたもの。
なお,校正は,1年間を超えない期間ごとに行うことが望ましい。
b) 積算線量計 JIS Z 4345に規定する積算線量計又はそれと同等以上の信頼できる測定範囲をもったも
の。
5 ファントム
漏えいX線量の測定のときに用いるファントムは,当該X線診療室などでの撮影部位を考慮し,撮影部
位の大きさに近いものを用いる。例えば,胸部及び腹部を想定する場合は,JIS Z 4915に規定する胸・腹
部用X線水ファントムを用いてもよい。乳房を想定する場合は,精度管理用ファントム又は4 cm厚さの
メタクリル樹脂製の板を用いる。
6 漏えいX線量の測定箇所
漏えいX線量は,次のa) c)で規定された全ての個所を測定する。
なお,測定箇所の例を附属書Aに示す。
a) 線診療室などの側壁面(人が立ち入らない箇所は除く。) 側壁面の一面につき,複数箇所を測定す
る。測定箇所は,床又は地面から1 m程度の高さとし,かつ,側壁面からの距離は10 cm以内とする。
b) 線診療室などの上階の床面及び下階の天井面(人が立ち入らない箇所は除く。) 上階の床面及び下
階の天井面につき,それぞれ複数箇所を測定する。上階の床面からの距離は10 cm以内とする。また,
下階の天井面については,下階の床面から測定できる範囲でよい。
c) 漏えいX線量が高くなると考えられる箇所 次のような箇所は,床又は地面からの高さを問わず測定
箇所とすることが望ましい。
1) 線束方向の側壁面
2) 線源に近い箇所
3) 扉又は観察窓の周囲
4) 両開き扉の召合せ部分
5) ケーブルピット(貫通部)
6) 換気扇などの開口部
7 漏えいX線量の測定方法
7.1 一般
漏えいX線量の測定方法は,次の7.2.1,7.2.2又は7.3で規定されたいずれかの方法を選択して実施する。
――――― [JIS Z 4716 pdf 4] ―――――
3
Z 4716 : 2018
7.2 サーベイメータによる測定方法
7.2.1 線量率モードによる測定方法
線量率モードによる漏えいX線量率の測定方法は,次による。
a) 線装置の通常使用時の患者位置に箇条5に規定するファントムを設置する。
b) 線装置の通常使用時に想定される照射方向,照射距離,照射条件及び照射野を設定する。
c) 測定箇所は,箇条6に規定する箇所とする。
d) サーベイメータの検出部は,仕様書などを確認し,漏えいX線に対して検出効率が最も高くなる向き
に配置する。
e) 測定箇所にサーベイメータを配置後,X線を照射し,サーベイメータの時定数の3倍以上の時間経過
後から時定数の間隔で複数回(3回程度)サーベイメータの表示値を読み取る。
f) e)で読み取ったそれぞれの表示値にサーベイメータの校正定数を乗じ,その平均値を測定箇所の測定
値とする。
g) バックグラウンド放射線量率の測定は,X線が照射されていない状態で,箇条6に規定する箇所のう
ち,放射線量率が最も低いと考えられる箇所で行う。サーベイメータの時定数の3倍以上の時間経過
後から時定数の間隔で複数回(3回程度)サーベイメータの表示値を読み取る。
h) )で読み取ったそれぞれの表示値にサーベイメータの校正定数を乗じ,その平均値をバックグラウン
ド放射線量率の測定値とする。
i) 各測定箇所の漏えいX線量率は,f)の測定値からh)のバックグラウンド放射線量率の測定値を減じて
求める。
7.2.2 積算モードによる測定方法
積算モードによる漏えいX線量測定方法は,7.2.1 a) d)によるほか,次による。
a) 測定箇所にサーベイメータを配置後,X線を照射し,複数回(3回程度)照射した後の表示値を読み
取る。ただし,X線の照射が1回当たり5秒以上継続する場合には,1回の照射としてもよい。
b) )で読み取った表示値にサーベイメータの校正定数を乗じ,測定箇所の測定値とする。
c) 測定箇所ごとにサーベイメータの積算時間を記録する。
d) バックグラウンド放射線量率の測定は,7.2.1 g)による。
e) )で読み取ったそれぞれの表示値にサーベイメータの校正定数を乗じ,その平均値をバックグラウン
ド放射線量率の測定値とする。
f) バックグラウンド放射線量は,e)のバックグラウンド放射線量率の測定値にc)の積算時間を乗じて求
める。
g) 各測定箇所の漏えいX線量は,b)の測定値からf)のバックグラウンド放射線量を減じて求める。
h) 1回の照射当たりの漏えいX線量は,g)の漏えいX線量をa)における照射回数で除して求める。
7.3 積算線量計による測定方法
積算線量計による漏えいX線量測定方法は,次による。
a) 線診療室などの通常使用環境下で測定を行う。
b) 測定箇所は,箇条6に規定する箇所のうち,側壁面,上階の床面及び下階の天井面で漏えいX線量が
高くなると考えられる箇所とする。また,扉,観察窓,開口部などの周囲も測定箇所とすることが望
ましい。
c) 積算線量計は,仕様書などを確認し,漏えいX線に対して,検出効率が最も高くなる向きに配置する。
d) 測定箇所に積算線量計を1週間,1か月間などの一定期間配置して測定を行い,測定値及び測定期間
――――― [JIS Z 4716 pdf 5] ―――――
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JIS Z 4716:2018の国際規格 ICS 分類一覧
JIS Z 4716:2018の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISZ4001:1999
- 原子力用語
- JISZ4005:2012
- 医用放射線機器―定義した用語
- JISZ4333:2014
- X線,γ線及びβ線用線量当量(率)サーベイメータ
- JISZ4345:2017
- X・γ線及びβ線用受動形個人線量計測装置並びに環境線量計測装置
- JISZ4511:2018
- X線及びγ線用線量(率)測定器の校正方法
- JISZ4915:1974
- 胸・腹部用X線水ファントム
- JISZ8103:2019
- 計測用語