JIS Z 8000-10:2022 量及び単位―第10部:原子物理学及び核物理学 | ページ 8

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Z 8000-10 : 2022 (ISO 80000-10 : 2019)
Z8
3
表1−原子物理学及び核物理学で用いる量(続き)
4
00
番号 量 単位 説明
0-
1
名称 記号 定義 記号
0 : 2
10-83.2 線量当量率 H 線量当量H(番号10-83.1)と,継続時間(JIS Sv/s 1 Sv/s=1 W/kg
02
(−) (dose equivalent rate) Z 8000-3)との微分商で,次の式による。 W/kg 番号10-83.1参照。
2(
d dH m2 s−3
I
H
SO8
t
10-84 吸収線量率 D 吸収線量D(番号10-81.1)と,継続時間(JISGy/s 1 Gy/s=1 W/kg
00
(10-87) (absorbed dose rate) Z 8000-3)との微分商で,次の式による。 W/kg 番号10-81.1の説明参照。
00-
d dD m2 s−3
1
D
0
t
: 2
ICRU Report 85aにおいて,同等の意味をもつ定
0
義は,次のとおりである。
19
吸収線量率D dDと時間dtとの商であり,こ
)
こで,dDは,継続時間dt(JIS Z 8000-3)の間の
吸収線量(番号10-81.1)の増分である。
d dD
D
t
10-85 線エネルギー転移, LΔ 距離(JIS Z 8000-3)dlを横切る際の電子相 eV/m Δが特定されない限り,この物理量は完全に定義
(10-88) 線エネルギー付与 互作用によって荷電粒子によって失われる J/m されない。すなわち,二次電子の最大運動エネル
(linear energy transfer) kg m s−2
平均エネルギー(JIS Z 8000-4)dEΔから,荷 ギーは,“局所的に蓄積される”とみなせる。Δは
電粒子によって放出される全ての電子のΔ eVで表せる。
を超える運動エネルギーの平均和を引いた なお,LETと略称した場合には,特に,番号10-
ものと,dlとの商で,次の式による。 82の説明で言及した量L∞を指す。
d dE
L
l

――――― [JIS Z 8000 pdf 36] ―――――

                                                                                                                                         35
Z 8000-10 : 2022 (ISO 80000-10 : 2019)
表1−原子物理学及び核物理学で用いる量(続き)
番号 量 単位 説明
名称 記号 定義 記号
10-86.1 カーマ K (カーマは)非荷電の電離性粒子によって放 Gy 1 Gy=1 J/kg
(10-89) (kerma) 出された全ての荷電粒子の運動エネルギー J/kg 番号10-81.1参照。
(JIS Z 8000-4)の総和Etrの微分量と物質 m2 s−2 カーマという名称は,Kinetic Energy Released in
(JIS Z 8000-4)mの微分量との商で,次の Matter(又はMass, Material)(物体内で放出され
式による。 る運動エネルギー)に由来する。
d dEtr 量dEtrは励起原子,分子又は核の壊変で放射され
K
m
た荷電粒子の運動エネルギーを含む。
質量要素dmが空気から成る場合,空気カーマと
いう用語を用いる。
これは,自由空間内の空気カーマ,又は空気と異
なる物質の内部のある点,例えば,水ファントム
内部の点における空気カーマの値として参照す
る際,便利である。
ICRU Report 85aにおいて,同等の意味をもつ定
義は,次のとおりである。
カーマKは,荷電していない粒子をイオン化す
る,dEtrとdmとの商であり,ここで,dEtrは,dm
に入射する非荷電粒子によって物質の質量dmで
遊離される荷電粒子全ての初期の運動エネルギ
Z8
ーの平均和である。
00
d dEtr
0
K
-
1
m
0 : 2
10-86.2 カーマ率 K カーマ(番号10-86.1)と経過時間(JIS Z Gy/s 1 Gy/s=1 W/kg
0
(10-90) (kerma rate) 8000-3)との微分商で,次の式による。 W/kg 番号10-81.1の説明参照。
22(
d dK m2 s−3
K
ISO8
t
ICRU Report 85aにおいて,同等の意味をもつ定
義は,次のとおりである。
000
カーマ率,は,dKとdtとの商。ここで,dKは,
0-1
時間間隔dtにおけるカーマの増分である。
0 : 2
d dK
K
t
01
3
9
5
)

――――― [JIS Z 8000 pdf 37] ―――――

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Z8
3
表1−原子物理学及び核物理学で用いる量(続き)
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00
番号 量 単位 説明
0-
1
名称 記号 定義 記号
0 : 2
10-87 質量エネルギー転移係 tr/ρ 特定の種類及びエネルギーの荷電していな kg−1 m2
tr/
K/
02
(10-91) 数, い粒子のイオン化について,lに対するRtrの ここで,
2(
質量エネルギー付与係数 微分商で,次の式による。 K カーマ率(番号10-86.2)
ISO8
(mass energy transfer tr 11 dRtr Ψ : エネルギーフルエンス率(番号10-47)
d
coefficient) Rl
0
量,
00
en /
1
tr /
g
0
ここで,Rtrは,密度(JIS Z 8000-4)ρの物
-1
質中の距離(JIS Z 8000-3)lを横切る際の入 ここで,
0 : 2
射放射エネルギーR(番号10-45)の非荷電粒 g : 物質内の放射プロセスで失われる解放された
01
子の相互作用によって荷電粒子の運動エネ 荷電粒子の運動エネルギーの平均割合であり,質
9)
ルギー(JIS Z 8000-4)に転移する平均エネ 量エネルギー吸収係数という。
ルギー(JIS Z 8000-5)をρ及びRで除した
もの 複合材料の質量エネルギー吸収係数は,材料の阻
止能に依存する。したがって,その評価は,一般
に,原子成分の質量エネルギー吸収係数の単純な
合計に換算できない。このような合計は,gの値
が十分に小さい場合にだけ適切な近似を示すこ
とが可能である。
ICRU Report 85aおいて,同等の意味をもつ定義
は,次のとおりである。
物質の質量エネルギー移動係数μtr/ρは,特定の
タイプ及びエネルギーの非荷電粒子について,
dRtr/Rとρdlとの商である。
ここで,dRtrは,密度ρの物質内で距離dlを横断
する入射放射エネルギーRの非荷電粒子の相互
作用によって荷電粒子の運動エネルギーに変換
される平均エネルギーで,次の式による。
tr 1 dRtr
dlR

――――― [JIS Z 8000 pdf 38] ―――――

                                                                                                                                         37
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表1−原子物理学及び核物理学で用いる量(続き)
番号 量 単位 説明
名称 記号 定義 記号
10-88 照射線量,<電離放射線X X線又はガンマ放射線について,qと質量m C/kg 原子緩和又は分子緩和で放出される電子によっ
(10-92) > との微分商で,次の式による。 kg−1 s A て生成されるイオン化は,dqに含まれる。放射
(exposure, <ionizing 過程によって放出される光子(すなわち制動放射
radiation>) ここで,qは,質量m(JIS Z 8000-4)をもつ 光子及び蛍光光子)によるイオン化は,dqには
る乾燥空気の要素に入射する光子によって 含まれない。
遊離又は生成される全ての電子及び陽電子 この量は,光子露光量(JIS Z 8000-7),放射照射
が乾燥空気中で完全に停止されるときに生 線量(JIS Z 8000-7),又は露光量(JIS Z 8000-7)
成される一つの符号のイオンの平均全電荷 と混同してはならない。
の絶対値である。 自由空間内の,又は空気とは異なった物質の内部
d
dq の点,例えば,水ファントムの内部の点における
X
m
照射線量の値を引用すると便利である。
空気カーマKa(番号10-86.1参照)に関連する照
射線量は,次の式による。
e1 g
X Ka
W
ここで, e : 電気素量(JIS Z 8000-1)
W : W値(番号10-60)
g : 照射過程で失われた放出された
荷電粒子の運動エネルギーの部
Z8

000
ICRU Report 85aにおいて,同等の意味をもつ定
-
10
義は,次のとおりである。
: 2
照射線量Xは,dqとdmとの商で,次の式によ
02
る。ここで,dqは,乾燥空気の質量dmに入射す
2(I
る光子によって解放又は生成される全ての電子
SO8
及び陽電子が,乾燥空気中で完全に停止されると
0
きに生成される一つの符号のイオンの平均全電
000
荷の絶対値である。
-10
d
dq
: 2
X
m
01
3
9
7
)

――――― [JIS Z 8000 pdf 39] ―――――

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Z 8000-10 : 2022 (ISO 80000-10 : 2019)
Z8
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表1−原子物理学及び核物理学で用いる量(続き)
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00
番号 量 単位 説明
0-
1
名称 記号 定義 記号
0 : 2
10-89 照射線量率 X 照射線量X(番号10-88)と継続時間(JIS Z C/(kg s) 1 C / (kg s)=1 A/kg
0
kg−1 A
2
(10-93) (exposure rate) 8000-3)との微分商で,次による。
2(
d dX ICRU Report 85aにおいて,同等の意味をもつ定
I
X
SO8
t
義は,次のとおりである。
照射線量率,X dXとdtとの商で,dXは,時
000
間間隔dtにおける照射線量の増分である
0-1
d dX
0
X
: 2
t
019)

――――― [JIS Z 8000 pdf 40] ―――――

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JIS Z 8000-10:2022の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 80000-10:2019(IDT)

JIS Z 8000-10:2022の国際規格 ICS 分類一覧

JIS Z 8000-10:2022の関連規格と引用規格一覧