JIS Z 8105:2000 色に関する用語 | ページ 5

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Z 8105 : 2000
番号 用語 定義 参考
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60050-845
番号
(JIS Z 8113
番号)
2056 刺激純度 xy色度図又はx10y10色度図において,同一直線上にあ03-48 excitation purity

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                        る二つの距離の比 NC / ND で定義される量。この分子
NCは,試料色刺激を表す点Cと特定の無彩色刺激を
表す点Nとの距離であり,分母NDは,点Nと試料色
刺激の主波長に相当するスペクトル軌跡上の点Dとの
距離である。
この量peは次で表される。
y ya x xa
pe 又は pe
yd ya xd xa
ここに, (x, y), (xa, ya) 及び (xd, yd) は,それぞ
れ点C,N及びDの色度座標x,
yである。
備考1. 紫刺激の場合は,2054の備考1.を参照。
2. x及びyの式は等価であるが,分子の数値
が大きい式を用いると計算の精度がより
高い。
3. 刺激純度peは,輝度純度pcと式pe=pcy/yd
の関係にある。
2057 色差 二つの色の間に知覚される色の隔たり,又はそれを数 (perceived) olour
量化した値。 difference
2058 色の許容差 指定された色と試料の色との色差の許容範囲。 colour tolerance
03-51
2059 均等色空間(きんとう その中の等しい距離が,いずれも弁別いきか,又はそ uniform colour
いろくうかん) れ以上の等しい色差を表すことを意図した色空間。(03074) space
2060 UCS色度図 03-52
図全体にわたって,等しい距離が等輝度の色の等しい uniform-chromaticit

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                         色差をできるだけ良い近似で表すことを意図して,そ         y-scale diagram ;
の座標が定義されている2次元の色度図。 UCS diagram
03-53
2061 CIE 1976UCS色度図, 式(1)によって定義される量u',v'を直交座標にプロッ CIE 1976 uniform
u' v' 色度図 トして得られるUCS色度図。 (03076) -chromaticity-sca
u' 154X 4x le diagram ;
X Y 3Z 2x 12 y 3 CIE 1976UC
···(1) diagram
' 159Y 9y
v
X Y 3Z 2x 12 y 3
ここに,X,Y,Zは,対象とする色刺激のCIE 1931
又は1964標準表色系における三
刺激値で,x,yは,対応する色度
座標である。
備考 この図は,直交座標で,uに対してvをプロ
ットしたCIE 1960色度図を修正して置き換
えたものである。それら2組の座標の関係は
次である。
u'=u ; v'=1.5v
参考 X10,Y10,Z10表色系については,同様の式に
よって得られるu'10,v'10の直交座標を用い
る。

――――― [JIS Z 8105 pdf 21] ―――――

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2062 CIE 1960 UCS色度図,CIEが1960年に定めたuvの直交座標を用いるUCS色 − CIE 1960 uniform
uv色度図 度図(2061備考参照)。 (03077) chromaticity-scal
参考 この色度図は,その後改正されてCIE 1976 e diagram ;
UCS色度図が定められたので公式には廃止 CIE 1960 UCS
されたが,相関色温度の決定には実質的に実 diagram
用されるので,日本工業規格(日本産業規格)では暫定的に制
限付きで継続使用する。
2063 CIE (1976) *u*v*色次の式によって定義される量L*u*v*を直交座標にプロ
03-54 CIE 1976 L*u*v*
空間, ットして得られる3次元の近似的な均等色空間。 (03078) colour space ;
CIELUV色空間 L*=116 (Y/Ya) 1/3−16 CIELUV colour
Y/Ya>0.008 856 space
u*=13L* (u'−ua')
v*=13L* (v'−va')
ここに,Yu'v'は,対象とする色刺激,Yaua'va'は特
定の無彩色刺激を記述するもの
である。
備考 明度,飽和度,クロマ及び色相に近似的に相
関する量を,2064,2065,2066及び2067に
示す。
2064 CIE (1976) 明度 CIE (1976) *u*v*色空間及びCIE (1976) *a*b*色空間に
[03-54] CIE 1976 lightness

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                         共通して用いられる,次の式によって計算される明度
の相関量。記号は2063参照。
L*=116 (Y/Ya) 1/3−16
Y/Ya>0.008 856
備考 上記の関数は,マンセルバリュー関数(2012
参照)の逆関数が輝度率の立方根を用いるこ
とによって簡単な式で,高い正確さで表され
ることが分かって作られたものである。
2065 CIE (1976) v飽和度 CIE (1976) *u*v*色空間において,次の式によって計算
[03-54] CIE 1976 u, v
される飽和度の相関量。 (03080) saturation
量記号 : suv
suv=13 [(u'−ua') 2+ (v'−va') 2] 1/2
記号の意味は2063参照。
2066 CIE (1976) vクロマ CIE (1976) *u*v*色空間において,次の式によって計算
(03081) CIE 1976 u, v
されるクロマの相関量。 chroma
量記号 : C*
*
Cuv (u*2 L*Suv
v*2 )/1 2
記号の意味は2063参照。
2067 CIE (1976) v色相角 CIE (1976) *u*v*色空間において,次の式によって計算
[03-54] CIE 1976u, v
される色相の相関量。 (03082) hue-angle
量記号 : huv
(v va ) u*
huv arctan arctan
(u ua ) v*
記号の意味は2063参照。

――――― [JIS Z 8105 pdf 22] ―――――

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Z 8105 : 2000
番号 用語 定義 参考
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番号)
2068 CIE (1976) *u*v*色CIE (1976) *u*v*色空間における座標点間のユークリ
03-55 CIE 1976 L*u*v*
差, (03083)
ッド距離として定義されて,次の式によって計算され colour
CIELUV色差 る二つの色刺激間の色差。 difference ;
量記号 : uv CIELUV colour
*
Euv [(L* ) 2
( u* ) 2
( v* ) 2 ]/1 2 difference
2069 CIE (1976) v色相差 CIE (1976) *u*v*色差について,次の式によって計算さ
[03-55] CIE 1976 u, v
れる色相成分。 (03084) hue-difference
量記号 :
* *
Huv [(Euv)2 ( L* ) 2
( *
) 2 ]/1 2
Cuv
2070 CIE (1976) *a*b*色 03-56
次の式によって定義される量L*a*b*を直交座標にプロ CIE 1976L*a*b*
空間, ットして得られる3次元の近似的な均等色空間。 (03085) colour space ;
CIELAB色空間 L*=116 (Y/Ya) 1/3−16 CIELAB colour
Y/Ya>0.008 856 space
a*=500 [(X/Xa) 1/3− (Y/Ya) 1/3]
X/Xa>0.008 856
b*=200 [(Y/Ya) 1/3− (Z/Za) 1/3]
Z/Za>0.008 856
ここに,X,Y,Zは,対象とする色刺激,Xa,
Ya,Zaは特定の無彩色刺激であ
る。
備考 明度,クロマ及び色相に近似的に相関する量
を2064,2071及び2072に示す。
2071 CIE (1976) bクロマ CIE (1976) *a*b*色空間において,次の式によって計算
[03-56] CIE 1976 a, b
されるクロマの相関量。 (03086) chroma
*ab
量記号 : C
*
Cab (a*2 b*2 )/1 2
2072 CIE (1976) b色相角 CIE (1976) *a*b*色空間において,次の式によって計算
[03-56] CIE 1976 a, b
される色相の相関量。 (03087) hue-angle
量記号 : hab
hab=arctan (a*/b*)
2073 CIE (1976) *a*b*色CIE (1976) *a*b*色空間における座標点間のユークリ
03-57 CIE 1976 L*a*b*
差, (03088)
ッド距離として定義されて,次の式で計算される二つ colour
CIELAB色差 の色刺激間の色差。 difference ;
量記号 : E*ab CIELAB colour
*
Eab [(L* ) 2(a* ) 2(b* ) 2 ]/1 2 difference
2074 CIE (1976) b色相差 CIE (1976) *a*b*色差について,次の式によって計算さ
[03-57] CIE 1976 a, b
れる色相成分。 (03089) hue-difference
量記号 : H*ab
* *
Hab [(Eab)2 (L* ) 2( *
Cab) 2 ]/1 2
2075 黒体軌跡 03-41
色度図上における,種々の温度の黒体の色度を表す点 Planckian locus
の軌跡。 (03090)
参考 黒体放射軌跡,プランクの軌跡ともいう。以
前は完全放射体軌跡ともいった。
2076 (CIE) 昼光軌跡 色度図上における,種々の相関色温度におけるCIE昼03-42 daylight locus
光の色度を表す点の軌跡。 (03091)

――――― [JIS Z 8105 pdf 23] ―――――

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2077 分布温度 04-014
注目する波長範囲において,与えられた刺激と相対分 distribution

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                         光分布が同じか又はほぼ同じである放射を発する黒体         temperature
の温度。
量記号 : TD
単位 : K
2078 色温度 03-49
与えられた刺激と色度が等しい放射を発する黒体の温 colour temperature
(いろおんど) 度。 (03092)
量記号 : Tc
単位 : K
備考 単位をK-1とする逆数色温度も使われる
(2079参照)。
2079 逆数色温度 色温度の逆数。 [03-49] reciprocal colour
量記号 : Tc-1 (03093) temperature
単位 : K-1,MK-1
備考 単位記号MK-1は毎メガケルビンと読み,
10-6K-1に等しい。この単位は,従来ミレッド
と呼び,mrdの単位記号で表したものに等し
い。
2080 相関色温度 03-50
特定の観測条件の下で,明るさを等しくして比較した correlated colour
(そうかんいろおん (03094)
ときに,与えられた刺激に対して知覚色が最も近似す temperature
ど) る黒体の温度。
量記号 : Tcp
単位 : K
備考1. 刺激の相関色温度を計算するために勧告
されている方法は,その刺激を表す点を通
る公認された等色温度線と交差する黒体
軌跡上の点に相当する温度を,色度図上で
求める方法である。
2. 色温度よりも相関色温度のほうが適当な
場合はいつでも,逆数色温度よりも逆数相
関色温度を用いる(2081参照)。
2081 逆数相関色温度 相関色温度の逆数。 [03-50] reciprocal
1cp
量記号 : T (03095) correlated colour
単位 : K-1,MK-1(2079備考参照) temperature
2082 等色温度線 色度図上における相関色温度が等しい点の軌跡。 − iso-temperature line
CIE1960UCS色度図における黒体軌跡に対する垂直線(03096)
又はそれを任意の色度図に変換したものに相当する。
2083 測色 一連の規約に基づいた色の測定。 05-10 colorimetry

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 2084 視感測色                                                          05-12
色刺激相互の間の定量的比較を目によって行う測色。 visual colorimetry

(pdf 一覧ページ番号 )

 2085 物理測色           物理的(放射)検出器を用いて測定を行う測色。   05-14   physical
(05027) colorimetry

――――― [JIS Z 8105 pdf 24] ―――――

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Z 8105 : 2000
番号 用語 定義 参考
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60050-845
番号
(JIS Z 8113
番号)
2086 分光測色方法 (05030)
分光測定及び三刺激値積分計算によって行う測色の方 spectrophotometric
法。 colorimetry ;
spectroradiometric
colorimetry
2087 刺激値直読方法 (05031)
等色関数に近似した分光応答度をもつ受光器・フィル photoelectric
タの複数の組合せを用いて,三刺激値又はその一次結 tristimulus
合の値を直読する測色の方法。 colorimetry
2088 色彩計, 05-18
三刺激値のような測色に関する量(色刺激値)を測定 colorimeter
測色計 する計測器。 (05039)
2089 光電色彩計 (05040)
光電変換素子で構成される受光器を用いて,総合分光 photo-electric
特性(1)を適正に調整した色彩計。 colorimeter
注(1) 物体色用の光電色彩計の場合は,受光器系の
分光応答度と照明系の相対分光分布との積,
発光色用の光電色彩計の場合は,受光器系全
体の分光応答度。
2090 ルータの条件 色彩計(主として光電色彩計)において,その総合分 −
光特性(1)をCIEが定めた関数,又はその一次変換によ
って得られる三つの関数に比例させるという条件。
2091 色再現 カラー印刷,カラー写真,カラーテレビジョンなどに colour reproduction
(いろさいげん) よる,元の色の再現。
2092 色域 特定の条件によって,発色されるすべての色を含む色 colour gamut
(しきいき) 度図又は色空間内の領域。
2093 演色 02-59
イルミナント(照明光)が,それで照明した種々の物 colour rendering

(pdf 一覧ページ番号 )

                         体の色の見えに及ぼす効果。その効果は意識的又は無
意識的にある基準のイルミナントと比較される。
参考 特に,光源又はイルミナントの特性と考えた
ときには演色性という。
02-60
2094 基準イルミナント,基 他のイルミナント(照明光)との比較に用いるイルミ reference illuminant
準光 (03098)
ナント。演色評価用の基準イルミナントは,一般に,
CIEなどによって,必要な波長範囲の相対分光分布が
定められているものに限る。
備考 色再現用のイルミナントの評価には,さらに
特別な意味が必要になることがある。
2095 演色評価数 02-61
試料光源で照明したある物体の色刺激値(心理物理色) colour rendering

(pdf 一覧ページ番号 )

                         が,その色順応状態を適切に考慮した上で,基準イル         index
ミナントで照明した同じ物体の心理物理色と一致する
度合いを示す数値。
2096 (CIE 1974) 特殊演色試料光源で照明したあるCIE試験色試料の色刺激値 02-62 CIE 1974 special
評価数 (03100)
が,その色順応状態を適切に考慮した上で,基準イル colour rendering
ミナントで照明した同じ試料の色刺激値と一致する度 index
合いを示す数値。
量記号 : Ri(iは試験色番号)
2097 (CIE 1974) 平均演色規定された8種類の試験色に対するCIE1974特殊演色 02-63 CIE 1974 general
評価数 評価数の平均値。 (03101) colour rendering
量記号 : Ra index

――――― [JIS Z 8105 pdf 25] ―――――

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JIS Z 8105:2000の国際規格 ICS 分類一覧

JIS Z 8105:2000の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISZ8113:1998
照明用語