JIS Z 8405:2021 試験所間比較による技能試験に使用する統計的方法

JIS Z 8405:2021 規格概要

この規格 Z8405は、技能試験提供者が技能試験スキームの設計及びそれらの技能試験スキームから得られるデータ解析に使用する統計的方法について規定。

JISZ8405 規格全文情報

規格番号
JIS Z8405 
規格名称
試験所間比較による技能試験に使用する統計的方法
規格名称英語訳
Statistical methods for use in proficiency testing by interlaboratory comparison
制定年月日
2008年1月20日
最新改正日
2021年4月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 13528:2015(IDT)
国際規格分類

ICS

03.120.30
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2008-01-20 制定日, 2012-10-22 確認日, 2017-10-20 確認日, 2021-04-20 改正
ページ
JIS Z 8405:2021 PDF [91]
                                                                   Z 8405 : 2021 (ISO 13528 : 2015)

pdf 目 次

ページ

  •  0 序文・・・・[1]
  •  0.1 技能試験の目的・・・・[1]
  •  0.2 技能試験スキームのスコアリングの根拠・・・・[1]
  •  0.3 JIS Z 8405及びJIS Q 17043・・・・[1]
  •  0.4 統計の専門知識・・・・[2]
  •  0.5 コンピュータソフトウェア・・・・[2]
  •  1 適用範囲・・・・[2]
  •  2 引用規格・・・・[3]
  •  3 用語及び定義・・・・[3]
  •  4 一般原則・・・・[7]
  •  4.1 統計的方法のための一般要求事項・・・・[7]
  •  4.2 基本モデル・・・・[7]
  •  4.3 パフォーマンス評価のための一般的アプローチ・・・・[7]
  •  5 技能試験スキームの統計的計画のためのガイドライン・・・・[8]
  •  5.1 技能試験スキームの統計的計画の序文・・・・[8]
  •  5.2 統計的計画の原則・・・・[8]
  •  5.3 結果の統計的分布のための要件・・・・[9]
  •  5.4 参加者が少数である場合の要件・・・・[10]
  •  5.5 報告書式を選択するためのガイドライン・・・・[10]
  •  6 技能試験品目及び結果の初期レビューのためのガイドライン・・・・[12]
  •  6.1 技能試験品目の均質性及び安定性・・・・[12]
  •  6.2 異なる測定方法のための考慮・・・・[13]
  •  6.3 歴然とした間違いの除去・・・・[13]
  •  6.4 データの視覚的レビュー・・・・[14]
  •  6.5 ロバストな統計的方法・・・・[14]
  •  6.6 個々の結果のための外れ値手法・・・・[15]
  •  7 付与値及びその標準不確かさの確定・・・・[16]
  •  7.1 付与値の確定方法の選択・・・・[16]
  •  7.2 付与値の不確かさの確定・・・・[16]
  •  7.3 調合・・・・[17]
  •  7.4 認証標準物質・・・・[18]
  •  7.5 一つの試験所からの結果・・・・[18]
  •  7.6 熟練試験所による合意値・・・・[19]
  •  7.7 参加者結果による合意値・・・・[19]
  •  7.8 付与値と独立した参照値との比較・・・・[21]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS Z 8405 pdf 1] ―――――

           Z 8405 : 2021 (ISO 13528 : 2015)

pdf 目次

ページ

  •  8 パフォーマンスの評価のための基準の決定・・・・[21]
  •  8.1 評価基準を決定するためのアプローチ・・・・[21]
  •  8.2 専門家の判断による決定・・・・[22]
  •  8.3 技能試験スキームの以前のラウンドからの経験による決定・・・・[22]
  •  8.4 一般的なモデルの使用による決定・・・・[23]
  •  8.5 測定方法の精度に関する以前の共同研究から得られた併行標準偏差及び再現標準偏差を用いた決定・・・・[23]
  •  8.6 技能試験スキームの同じラウンドで得られるデータによる決定・・・・[24]
  •  8.7 試験所間の一致の程度のモニタリング・・・・[25]
  •  9 パフォーマンス統計量の計算・・・・[25]
  •  9.1 パフォーマンスを決定するための一般的な考慮点・・・・[25]
  •  9.2 付与値の不確かさの限界・・・・[25]
  •  9.3 偏差(測定誤差)の推定値・・・・[26]
  •  9.4 zスコア・・・・[27]
  •  9.5 z'スコア・・・・[28]
  •  9.6 ζスコア(ゼータスコア)・・・・[29]
  •  9.7 Enスコア・・・・[30]
  •  9.8 試験における参加者の不確かさの評価・・・・[31]
  •  9.9 複合パフォーマンススコア・・・・[32]
  •  10 パフォーマンススコアを図示する方法・・・・[32]
  •  10.1 図示する方法・・・・[32]
  •  10.2 結果及びパフォーマンススコアのヒストグラム・・・・[33]
  •  10.3 カーネル密度プロット・・・・[33]
  •  10.4 標準化されたパフォーマンススコアの棒グラフ・・・・[35]
  •  10.5 ユーデンプロット・・・・[35]
  •  10.6 併行標準偏差のプロット・・・・[36]
  •  10.7 分割試料・・・・[36]
  •  10.8 複数回の技能試験スキームのパフォーマンススコアを組み合わせるための図式表現の方法・・・・[37]
  •  11 定性技能試験スキーム(名義尺度及び順序尺度を含む)の計画と解析・・・・[38]
  •  11.1 質的データの種類・・・・[38]
  •  11.2 統計的計画・・・・[38]
  •  11.3 定性技能試験スキームのための付与値・・・・[39]
  •  11.4 定性技能試験スキームのパフォーマンス評価及びスコアリング・・・・[40]
  •  附属書A(規定)記号・・・・[43]
  •  附属書B(規定)技能試験品目の均質性及び安定性・・・・[45]
  •  附属書C(規定)ロバストな解析・・・・[52]
  •  附属書D(参考)統計的な手順の追加のガイダンス・・・・[62]
  •  附属書E(参考)例・・・・[67]
  •  参考文献・・・・[87]

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS Z 8405 pdf 2] ―――――

                                                                  Z 8405 : 2021 (ISO 13528 : 2015)

まえがき

  この規格は,産業標準化法第16条において準用する同法第12条第1項の規定に基づき,一般財団法人
日本規格協会(JSA)から,産業標準原案を添えて日本産業規格を改正すべきとの申出があり,日本産業
標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本産業規格である。これによって,JIS Z 8405:2008
は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 3)

――――― [JIS Z 8405 pdf 3] ―――――

                                      日本産業規格                            JIS
Z 8405 : 2021
(ISO 13528 : 2015)

試験所間比較による技能試験に使用する統計的方法

Statistical methods for use in proficiency testing by interlaboratory comparison

            0

序文

  この規格は,2015年に第2版として発行されたISO 13528を基に,技術的内容及び構成を変更すること
なく作成した日本産業規格である。
なお,この規格で点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項である。

0.1 技能試験の目的

  技能試験は,試験所間比較を用い,特定の試験又は測定に関する参加者(試験所,検査機関又は個人)
のパフォーマンスを決定し,また,参加者の継続的なパフォーマンスをモニタするものである。JIS Q
17043:2011の序文に記載されているように,技能試験には幾つかの典型的目的がある。これらは,試験所
のパフォーマンスの評価,試験所における問題点の特定,試験方法又は測定方法の有効性及び同等性の確
立,試験所の顧客に対する付加的な信頼性の提供,不確かさの主張の妥当性確認並びに参加試験所の教育
を含む。適用される統計的計画及び解析手法は,所定の目的に対して適切でなければならない。

0.2 技能試験スキームのスコアリングの根拠

  種々のスコアリングの方法が技能試験のために利用でき,使用される。詳細な計算は異なるが,大部分
の技能試験スキームでは,参加者結果の付与値からの偏差(ずれ)をある数値基準と比較して,検討が必
要かを判断する。したがって,付与値の決め方及び参加者の偏差を評価するための基準の選び方は重要で
ある。特に,それらの付与値及び偏差の評価基準が,参加者結果から独立しているべきか,又は提出され
た結果から得られるべきかどうか,考慮することが重要である。この規格は,その双方の方法を提供して
いる。しかしながら,箇条7及び箇条8に記述する参加者結果を用いない付与値及び偏差の評価基準に関
する長所及び短所について考察に留意するのがよい。一般に,参加者結果から独立した付与値及び評価基
準の選択に利点があることが分かるだろう。特に,測定結果の特定の用途に適した偏差の評価基準を一貫
して用いる場合(例えば,“技能評価のための標準偏差”又は“測定誤差の許容幅”の値を事前に決めてい
る場合など)に,そのような利点がより大きい。

0.3 JIS Z 8405及びJIS Q 17043

  この規格は,JIS Q 17043の要求事項である,統計的計画,技能試験品目の妥当性確認,結果のレビュー
及び要約統計量の報告の適用の支援を提供する。JIS Q 17043:2011の附属書B(技能試験の統計手法)に,
技能試験スキームで使われる一般的な統計的方法が簡潔に記載されている。この規格は,JIS Q 17043を補
足することを目的とし,その規定に不足している技能試験のための特定の統計的方法についての詳細なガ
イダンスを提供する。
JIS Q 17043における技能試験の定義は,異なる種類の技能試験及び使用可能な計画の範囲を規定する注
記とともに,この規格で繰り返される。この規格は,全ての目的,設計,マトリックス及び測定対象量を,

――――― [JIS Z 8405 pdf 4] ―――――

           2
Z 8405 : 2021 (ISO 13528 : 2015)
明確に網羅できてはいない。この規格で提示される手法は,特に新しく確立した技能試験スキームのため
に,概括的に適用できることを目的とする。ある特定の技能試験スキームのために使われる統計手法は,
その技能試験スキームが成熟するにつれて発展すると予想される。そして,スコア,評価基準及びグラフ
化の手法は,参加者,認定機関及び規制当局の対象それぞれの特定の要求をより満たすために,洗練され
るだろう。
この規格は,化学分析試験所の技能試験のために発表されたガイダンス[32]を取り入れるが,さらに,妥
当な測定方法及び定性的な識別の利用を許可するために,手順のより広い範囲を含む。このJIS Z
8405:2008の改正は,第1版からの大部分の統計的方法とガイダンスを含み,前に参照された文書とJIS Q
17043の拡大した範囲によって必要に応じて拡大された。JIS Q 17043は,個人及び検査機関のための技能
試験,並びに定性的な結果のための考慮点を含む附属書Bの内容も含んでいる。
この規格は,他の国際規格又はJIS,特にISO/TC 69/SC 6(測定方法及び測定結果)の規格,とりわけ
精確さ(真度及び精度)に関する規格であるJIS Z 8402規格群に一致する統計手法を含む。この統計手法
は,必要に応じて,他の国際規格を反映することも目的として,ISO/IEC Guide 98-3(GUM)とISO/IEC
Guide 99(VIM)と調和することも目的とする。

0.4 統計の専門知識

  JIS Q 17043は,技能試験提供者が適格であるために,統計の専門知識を利用できること及び特定の要員
に統計解析を行う権限を与えることを要求している。JIS Q 17043もこの規格も,その必要な専門知識が何
であるかについて言及しない。統計の専門家が役に立つ場合もあるが,多くの場合,基本的な統計のコン
セプトに精通していて,技能試験スキームから得られるデータの解析に適用できる共通の手法の経験をも
つ又はトレーニングを受けた他の分野の専門家によって,専門知識に対するニーズへの対応が可能である。
個人が統計的計画及び解析の責任を負うならば,たとえその人が統計学で上級の学位を有するとしても,
その人が試験所間比較に接した経験があることは非常に重要である。一般に行われている先進の統計のト
レーニングは,多くの場合,試験所間比較の演習を含まないので,技能試験で発生する測定誤差の独特の
原因が特定されないことがある。この規格のガイダンスは,全ての適用を考慮する全ての必要な専門知識
を提供することができるというわけではなく,試験所間比較に携わることによって積まれる経験に代わる
ことはできない。

0.5 コンピュータソフトウェア

  技能試験データの統計解析に必要とされるコンピュータソフトウェア,既知の参照値を用いている小さ
な技能試験スキームのための単純な表計算から反復的な計算又は他の先進の数値的手法に依存している統
計的方法のために用いられる高度な統計ソフトウェアまで多岐にわたる。この規格のほとんどの手法は,
従来の表計算の適用で達成されるが,恐らく特定のスキーム又は分析のための専用ルーチンが必要になる。
一部の手法は,(この規格の発効の時点では)無償で入手可能なソフトウェアが必要である。いずれの場合
でも,使用者は正確に計算されていることを検証することが望ましい。特に,専用ルーチンを使ったとき
は,なおさらである。しかしながら,この規格の手法が適切で,十分なコンピュータソフトウェアによっ
て正しく実行されるときでも,技能試験のあらゆるラウンドで生じ得る異常を認識し,調査するために十
分である技術的及び統計的専門知識をもつ専門家の関与が必要である。

1 適用範囲

  この規格は,技能試験提供者が技能試験スキームの設計及びそれらの技能試験スキームから得られるデ
ータ解析に使用する統計的方法について規定する。この規格は,技能試験スキームの参加者及び認定機関

――――― [JIS Z 8405 pdf 5] ―――――

次のページ PDF 6

JIS Z 8405:2021の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 13528:2015(IDT)

JIS Z 8405:2021の国際規格 ICS 分類一覧

JIS Z 8405:2021の関連規格と引用規格一覧