6
Z 8717-1989
図1 1光源蛍光分離方法における光学系配置(6)
注(6) 45°照明及び0゜受光の場合を示す。
6.2.4 測色用の光の下での全分光放射輝度率の計算 測色用の光の下での全分光放射輝度率の計算は,次
による。
(1) 反射分光放射輝度率の推定 6.2.2で求めた試料面照明光の下での全分光放射輝度率 戀 x( ‰ 6.2.3
で求めた単色光照明及び非分光観測における見掛けの分光放射輝度率 戀 ‰ 較し,次のように,
そのうちの小さい方を反射分光放射輝度率 戀 ‰
(a) 戀 戀 x( ‰ 長域
戀 戀 x
(b) 戀 戀 x( ‰ 長域
戀 戀
参考 戀 戀 m( ‰譬 長のところで戀 ‰ 線形にかどが付く
影響しない。
(2) 相対外部蛍光放射効率の推定 外部蛍光放射効率の相対値Qa ( ‰ 式(6)によって求める。
Qa ( R[ 戀 戀
ここに, R : 任意の定数であって,簡単にするため1としてよい。
戀 6.2.3で求めた見掛けの分光放射輝度率
戀 (1)で定めた反射分光放射輝度率の推定値
sr ( 6.2.3で用いた非分光観測用受光器の相対分光応答度
(3) 測色用の光の下での全分光放射輝度率の推定 照明光の分光分布が試料面照明光 [Sx ( ‰ 色用
の光 [S0 ( ‰歙 わると,全分光放射輝度率 戀 x( ‰ 光による部分だけが変化する。そ
を,相対外部蛍光放射効率を用いて式(7)及び式(8)によって補正し,測色用の光の下での全分光放射輝
度率 戀 D( ‰ 長380780nmについて求める。
KDSX
t,D 0 t,X 0 (7)
KXSD
――――― [JIS Z 8717 pdf 6] ―――――
7
Z 8717-1989
780
KD Qa SD
300
780
(pdf 一覧ページ番号 )
KX Qa SX
300
ここに, 戀 反射分光放射輝度率の推定値
KD : 測色用の光の下での実効的な励起放射束の相対値
Kx : 試料面照明光の下での実効的な励起放射束の相対値
励起波長の値 (nm)
積算 ( ‰ 長間隔 (nm)
参考1 式(7)右辺第2項の[ ]内は,試料面照明光の下での蛍光分光放射輝度率戀 x( ‰ 第2
項の全体は,補正を施して推定した測色用の光の下での蛍光分光放射輝度率戀 D( ‰
参考2 試料面照明光の分光分布Sx ( ‰ 色用の光の分光分布SD ( ‰死 地 戀 D(
( ‰歎 する。
6.2.5 色の求め方 色の求め方は,次による。
(1) 相対色刺激関数 ‰ 式(9)から求める。
SD ( 戀 D(
ここに, SD ( 測色用の光の相対分光分布
(2) 6.6によって,三刺激値及び色度座標を求める。
6.3 2光源蛍光分離方法
6.3.1 試料面照明光 試料面照明光は,次の2種類の照明光とする。
(1) 色の計算に用いる任意の測色用の光に近似した照明光。測色用の光は原則として,標準の光D65とし,
そのときはJIS Z 8902に規定するキセノン標準白色光源,又はJIS Z 8720に規定する常用光源D65を
用いる。試料面照明光の蛍光測色誤差指数の許容値は,附属書による。
(2) (1)の試料面照明光に用いる測定用光源と試料面との間に色温度変換フィルターを挿入した照明光[図
2(b)参照]。例えば,JIS B 7125(写真撮影用色温度変換ガラスフィルタ)に規定する色温度変換能力
が200MK−1(20デカミレッド)程度の色温度変換フィルターを用いる。
備考 色温度変換フィルターを併用した照明光の代わりに,ハロゲン電球などの光を用いてもよい。
――――― [JIS Z 8717 pdf 7] ―――――
8
Z 8717-1989
図2 2光源蛍光分離方法における光学系配置(6)
注(6) 45°照明及び0°受光の場合を示す。
6.3.2 試料面照明光の下での全分光放射輝度率の測定 試料面照明光の下での全分光放射輝度率の測定
は,次による。
戀
(1) 6.2.2の手続によって,6.3.1(1)に規定する試料面照明光の下での全分光放射輝度率 x( ‰ 定する
[図2(a)参照]。
戀
(2) 6.2.2の手続によって,6.3.1(2)に規定する試料面照明光の下での全分光放射輝度率 L( ‰ 定する
[図2(b)参照]。
6.3.3 単色光照明の下での見掛けの分光放射輝度率の測定 6.2.3の手続によって,見掛けの分光放射輝
度率 戀 ‰ 定する[図2(c)参照]。
6.3.4 測色用の光の下での全分光放射輝度率の計算 測色用の光の下での全分光放射輝度率の計算は,次
による。
(1) 相対外部蛍光放射効率の推定 6.2.4(1)及び(2)によって,相対外部蛍光放射効率Qa ( ‰
戀
(2) 蛍光の相対分光分布の推定 6.3.2で求めた x( び 戀 L( ‰ い,蛍光の相対分光分布
式(10)によって求める。ただし,F ( 0となる場合は,F ( 0とする。
――――― [JIS Z 8717 pdf 8] ―――――
9
Z 8717-1989
t,X t,L SX T
F 780
(pdf 一覧ページ番号 )
SX T T Qa
300
ここに, 色温度変換フィルターの分光透過率
励起波長の値 (nm)
積算 ( ‰ 長間隔 (nm)
備考 6.3.2(2)の全分光放射輝度率の測定において,試料面照明光用の光源としてハロゲン電球を用い
る場合には,式(10)の分子のSx ( ‰湎 わりにハロゲン電球の相対分光分布SL ( ‰
母の ‰湎 わりにSL ( 一 ‰ いる。
(3) 反射分光放射輝度率の推定 反射分光放射輝度率 戀 ‰ 戀
11)によって求める。ただし,
となる場合は,その波長のところだけ 戀 0とし,式(10)による代わりに式(12)によってF (
求め直す。
F 780
0 t, X SX Qa (11)
SX 300
t,X SX
F 780
(pdf 一覧ページ番号 )
SX Qa
300
(4) 測色用の光の下での全分光放射輝度率の推定 測色用の光に対する全分光放射輝度率 戀 D( ‰
(13)によって求める。
F 780
t,D 0 SD Qa (13)
SD 300
6.3.5 色の求め方 色の求め方は,次による。
(1) 相対色刺激関数 ‰ 9)から求める。
(2) 6.6によって,三刺激値及び色度座標を求める。
6.4 分光分布直接補正方法
6.4.1 試料面照明光 試料面照明光は,色の計算に用いる任意の測色用の光に近似した照明光とする。測
色用の光は,原則として標準の光D65とし,そのときはJIS Z 8902に規定するキセノン標準白色光源,又
はJIS Z 8720に規定する常用光源D65を用いる。試料面照明光の蛍光測色誤差指数の許容値は,附属書に
よる。
6.4.2 試料面照明光の下での全分光放射輝度率の測定 試料面照明光の下での全分光放射輝度率の測定
は,6.2.2による(図3参照)。ただし,測定する波長範囲は,380780nmとする。
図3 分光分布直接補正方法における光学系配置(6)
注(6) 45゜照明及び0゜受光の場合を示す。
6.4.3 色の求め方 色の求め方は,次による。
――――― [JIS Z 8717 pdf 9] ―――――
10
Z 8717-1989
(1) 6.4.2で測定した試料面照明光の下での全分光放射輝度率戀 x( ‰ 相対色刺激関数
によって求める。
SD ( 戀 x(
ここに, SD ( 測色用の光の相対分光分布
(2) 6.6によって,三刺激値及び色度座標を求める。
6.5 全分光放射輝度率合成方法
6.5.1 試料面照明光 測定用光源と試料面との間(45°照明及び0°受光,0゜照明及び45°受光の場合),
又は測定用光源と積分球との間(積分球を用いる場合)に,n種類(7)のフィルターを1種類ずつ挿入する
[図4(b)参照]。
試料面照明光は,式(15)で表される合成分光分布Sa ( ‰ 色用の光の相対分光分布SD ( ‰
椀
近くなるように,フィルターの種類を選んだときの各フィルターの分光透過率 ‰歛 する照明光 [
( ‰
注(7) フィルターは,通常2,3種類でよい。
n
Sa ai i SX (15)
i 0
ここに, 椀 フィルターの分光透過率
i=0n。ただし,i=0はフィルターなし [ 1.0]
各フィルターごとの係数ai (i=0n) は,合成分光分布Sa ( ‰ 色用の光の相対分光分布
SD ( ‰0 くなるように定める。この係数aiは原則として,附属書に規定する蛍光測色誤
差指数が最小になるように求める。簡便に求めるときは,式(16)で表される \
ように係数aiを求めてもよい。
図4 全分光放射輝度率合成方法における光学系配置(6)
注(6) 45°照明及び0°受光の場合を示す。
650 n
ai i SX SD (16)
i 300 i 0
――――― [JIS Z 8717 pdf 10] ―――――
次のページ PDF 11
JIS Z 8717:1989の国際規格 ICS 分類一覧
- 17 : 度量衡及び測定.物理的現象 > 17.180 : 光学及び光学的測定 > 17.180.20 : 色及び光の測定
JIS Z 8717:1989の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB7125:1975
- 写真撮影用色温度変換ガラスフィルタ
- JISZ8105:2000
- 色に関する用語
- JISZ8113:1998
- 照明用語
- JISZ8120:2001
- 光学用語
- JISZ8701:1999
- 色の表示方法―XYZ表色系及びX10Y10Z10表色系
- JISZ8719:1996
- 条件等色指数―照明光条件等色度の評価方法
- JISZ8720:2012
- 測色用の標準イルミナント(標準の光)及び標準光源
- JISZ8722:2009
- 色の測定方法―反射及び透過物体色
- JISZ8724:2015
- 色の測定方法―光源色
- JISZ8729:2004
- 色の表示方法―L*a*b*表色系及びL*u*v*表色系
- JISZ8730:2009
- 色の表示方法―物体色の色差
- JISZ8902:1984
- キセノン標準白色光源