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JIS A 1216:2020 規格概要
この規格 A1216は、拘束圧を受けない状態で自立する供試体の一軸圧縮強さを求める方法について規定。
JISA1216 規格全文情報
- 規格番号
- JIS A1216
- 規格名称
- 土の一軸圧縮試験方法
- 規格名称英語訳
- Method for unconfined compression test of soils
- 制定年月日
- 1958年7月16日
- 最新改正日
- 2020年3月25日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 13.080.01, 93.010
- 主務大臣
- 国土交通
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 1958-07-16 制定日, 1961-07-16 確認日, 1973-03-01 確認日, 1977-07-15 改正日, 1980-08-14 確認日, 1986-10-04 確認日, 1990-06-12 改正日, 1993-03-01 改正日, 1998-07-21 改正日, 2009-09-03 改正日, 2014-10-25 確認日, 2020-03-25 改正
- ページ
- JIS A 1216:2020 PDF [15]
A 1216 : 2020
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[1]
- 3 用語及び定義・・・・[1]
- 4 試験器具・・・・[2]
- 5 供試体・・・・[3]
- 5.1 供試体の形状及び寸法・・・・[3]
- 5.2 供試体の作製・・・・[4]
- 6 試験方法・・・・[4]
- 7 計算・・・・[5]
- 8 報告・・・・[6]
- 附属書A(参考)技術上重要な改正に関する新旧対照表・・・・[8]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS A 1216 pdf 1] ―――――
A 1216 : 2020
まえがき
この規格は,産業標準化法第16条において準用する同法第12条第1項の規定に基づき,公益社団法人
地盤工学会(JGS)から,産業標準原案を添えて日本産業規格を改正すべきとの申出があり,日本産業標
準調査会の審議を経て,国土交通大臣が改正した日本産業規格である。これによって,JIS A 1216:2009は
改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。国土交通大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS A 1216 pdf 2] ―――――
日本産業規格 JIS
A 1216 : 2020
土の一軸圧縮試験方法
Method for unconfined compression test of soils
序文
この規格は,1958年に制定され,その後6回の改正を経て今日に至っている。前回の改正は2009年に
行われたが,前回改正からの用語の変更などに対応するために改正した。
なお,対応国際規格は現時点で制定されていない。また,技術上重要な改正に関する旧規格との対照を
附属書Aに記載する。
1 適用範囲
この規格は,拘束圧を受けない状態で自立する供試体の一軸圧縮強さを求める方法について規定する。
主に乱さない粘性土を対象とするが,練り返した試料,締固めた土,砂質土などの自立する供試体にも準
用できる。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS A 0207 地盤工学用語
JIS A 1203 土の含水比試験方法
JIS B 7503 ダイヤルゲージ
JIS B 7507 ノギス
JIS Z 8401 数値の丸め方
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS A 0207によるほか,次による。
3.1
プルービングリング
圧縮力又は引張力の大きさをリングの変形量から測定する荷重計。
3.2
破壊ひずみ, 攀
最大圧縮応力のときの圧縮ひずみ。
3.3
変形係数,E50
最大圧縮応力の50 %における応力−ひずみ曲線の割線勾配。
――――― [JIS A 1216 pdf 3] ―――――
2
A 1216 : 2020
4 試験器具
試験器具は,次による。
4.1 一軸圧縮試験機 一軸圧縮試験機は,圧縮装置,上部加圧板,下部加圧板,荷重計及び変位計から
構成され,次に示す条件を満たすものする(図1参照)。
a) 圧縮装置は,供試体の高さの15 %までの圧縮ひずみを連続的に与え得るように,一定速度で作動する
ものとする。荷重計,上部加圧板,供試体,下部加圧板及び圧縮装置のそれぞれの中心軸は,同一線
上にあるものとする。
b) 荷重計は,プルービングリング又は電気式荷重計とする。容量の異なるものを複数用意しておき,予
想される一軸圧縮強さに応じて使い分ける。供試体の最大圧縮力の±1 %の許容差で圧縮力が測定で
きるものとする。
c) 変位計は,測定範囲が20 mm以上で,最小目盛が0.01 mmのJIS B 7503に規定するダイヤルゲージ又
はこれと同等以上の性能をもつ電気式変位計とする。供試体の高さの±0.1 %の許容差で圧縮量が測定
できるものとする。
図1−一軸圧縮試験機の例
4.2 供試体作製器具 供試体作製器具は,次による(図2参照)。
a) トリマー トリマーは,試料を載せる台座と試料固定板とが回転する構造をもつもので,外側の支柱
に沿わせて,ワイヤソー又は直ナイフで試料を削ることによって直円柱の供試体に成型できるもの。
b) マイターボックス マイターボックスは,二つ割りにできて,その内径が供試体の直径より僅かに大
きいものとし,供試体の両端を平行で,かつ,軸方向に対して直角に整形できるもの。
c) ワイヤソー ワイヤソーに使用できる鋼線の直径は,0.2 mmから0.3 mm程度までとする。
d) 直ナイフ 直ナイフは,鋼製で片刃の付いたもの。
――――― [JIS A 1216 pdf 4] ―――――
3
A 1216 : 2020
1
2
3
4
1トリマー 2マイターボックス
3ワイヤソー 4直ナイフ
図2−供試体作製器具の例
4.3 その他の器具 その他の器具は,次による。
a) ノギス ノギスは,JIS B 7507に規定するもの。
b) ストップウォッチ又は時計
c) はかり はかりは,供試体質量の0.1 %以下まではかることができるもの。
d) 含水比測定器具 含水比測定器具は,JIS A 1203に規定するもの。
5 供試体
5.1 供試体の形状及び寸法
供試体の形状は,円柱とする。供試体の直径D0(mm)は,通常,35 mm又は50 mmとし,高さH0(mm)
は,直径D0(mm)の1.8倍2.5倍とする(図3参照)。ただし,採取した試料の状態を考慮して,試料
を代表する試験が行える寸法を選定する。土の種類又は試料の状態によっては,サンプラーから取り出し
た試料の直径を供試体の直径D0(mm)とし,両端面の整形だけを行って供試体としてもよい。
図3−供試体の直径及び高さの例
――――― [JIS A 1216 pdf 5] ―――――
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JIS A 1216:2020の国際規格 ICS 分類一覧
- 13 : 環境.健康予防.安全 > 13.080 : 土質.土壌学 > 13.080.01 : 土質及び土壌学一般