JIS A 1453:2015 建築材料及び建築構成部分の摩耗試験方法(研磨紙法)

JIS A 1453:2015 規格概要

この規格 A1453は、建築材料及び建築構成部分を対象とし,研磨紙による摩耗の程度を評価する試験方法について規定。

JISA1453 規格全文情報

規格番号
JIS A1453 
規格名称
建築材料及び建築構成部分の摩耗試験方法(研磨紙法)
規格名称英語訳
Methods of abrasion test for building materials and part of building construction (Abrasive-paper method)
制定年月日
1973年3月1日
最新改正日
2015年12月25日
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対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

91.100.01
主務大臣
経済産業,国土交通
JISハンドブック
建築 II-1(試験) 2021, 建築 II-2(試験) 2021
改訂:履歴
1973-03-01 制定日, 1976-07-01 確認日, 1983-01-01 確認日, 1988-04-15 確認日, 1993-10-15 確認日, 1999-02-25 確認日, 2010-03-25 確認日, 2014-10-25 確認日, 2015-12-25 改正
ページ
JIS A 1453:2015 PDF [17]
                                                                                   A 1453 : 2015

pdf 目 次

ページ

  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 摩耗試験装置・・・・[1]
  •  3.1 構成・・・・[1]
  •  3.2 構造・・・・[1]
  •  3.3 回転盤に対する摩耗輪の取付位置・・・・[3]
  •  4 試験用ゴム輪及び研磨紙・・・・[3]
  •  4.1 試験用ゴム輪・・・・[3]
  •  4.2 研磨紙・・・・[4]
  •  5 試験・・・・[4]
  •  5.1 試験片・・・・[4]
  •  5.2 試験の一般条件・・・・[4]
  •  5.3 試験手順・・・・[4]
  •  6 試験結果の表し方・・・・[5]
  •  6.1 一般・・・・[5]
  •  6.2 外観の変化・・・・[6]
  •  6.3 質量変化及び/又は摩耗深さの求め方・・・・[6]
  •  7 報告・・・・[6]
  •  附属書A(規定)研磨紙法に使用する研磨紙及びその品質の検定方法・・・・[8]
  •  附属書B(参考)計算式による外観の変化率及び摩耗終点の求め方・・・・[11]
  •  附属書C(参考)質量変化及び摩耗深さの求め方(計算式による方法)・・・・[12]
  •  附属書D(参考)技術上重要な改正に関する新旧対照表・・・・[13]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS A 1453 pdf 1] ―――――

A 1453 : 2015

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般財団法人建材
試験センター(JTCCM)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規
格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣及び国土交通大臣が改
正した日本工業規格(日本産業規格)である。これによって,JIS A 1453:1973は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣,国土交通大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の
特許出願及び実用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS A 1453 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
A 1453 : 2015

建築材料及び建築構成部分の摩耗試験方法(研磨紙法)

Methods of abrasion test for building materials and part of building construction (Abrasive-paper method)

1 適用範囲

  この規格は,建築材料及び建築構成部分を対象とし,研磨紙による摩耗の程度を評価する試験方法につ
いて規定する。
注記 技術上重要な改正に関する新旧対照表を附属書Dに示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 7502 マイクロメータ
JIS B 7503 ダイヤルゲージ
JIS B 7507 ノギス
JIS K 6253-3 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム−硬さの求め方−第3部 : デュロメータ硬さ
JIS K 6503 にかわ及びゼラチン
JIS K 6902 熱硬化性樹脂高圧化粧板試験方法
JIS P 8124 紙及び板紙−坪量の測定方法
JIS R 6010 研磨布紙用研磨材の粒度
JIS R 6111 人造研削材
JIS R 6252 研磨紙
JIS Z 1528 両面粘着テープ
JIS Z 8703 試験場所の標準状態

3 摩耗試験装置

3.1 構成

  摩耗試験装置の構成例を,図1に示す。

3.2 構造

  摩耗試験装置の各部の構造は,表1による。

――――― [JIS A 1453 pdf 3] ―――――

2
A 1453 : 2015
1 摩耗輪 2 摩耗輪取付軸 3 摩耗輪締め付けノブ
4 おもり 5 摩耗輪及びおもり取付アーム 6 試験片固定枠
7 回転盤 8 試験片締め付けノブ 9 座金
10 吸引口 11 アーム支点 12 吸取装置上下ノブ
13 摩耗粉吸取装置連結口 14 駆動スイッチ 15 プリセットカウンター
16 摩耗粉吸取装置 17 吸取量調整器
図1−摩耗試験装置の構成(例)

――――― [JIS A 1453 pdf 4] ―――――

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A 1453 : 2015
表1−摩耗試験装置の各部の構造
各部 規定
アーム アーム他端に250 gのおもりを載せて完全にバランスがとれるもの。
(摩耗輪,おもり取付用)
.00
摩耗輪取付軸 外径15.87 03 mmとし,軸方向の遊び及び回転振れがあってはならない。
回転盤 回転速度 60±2回転min−1
回転振れ 外周において回転盤上面の上下方向の振れが,0.08 mm以下とする。
おもり その呼称質量に対して許容差が±0.1 %のもの。
サイクルカウンター 回転数の積算指示が可能で,正確に作動し,かつ,自動停止機構が確実に作動す
(又はプリセットカウンター)るもの。
装置の駆動 回転盤上に試験片の代わりにゴムシートを取り付けて固定し,その上にゴム輪を
載せ,試験荷重を9.8 Nとして,円滑かつ正確な駆動を示すもの。
摩耗粉吸取装置 吸込口 内径が8±0.1 mmのもの。
風量 試験片と吸込口との間隔を3±0.2 mmとしたときの吸取装置による風量は,0.5
±0.1 m3/minとする。

3.3 回転盤に対する摩耗輪の取付位置

  回転盤及び摩耗輪の関係寸法は,図2による。
a1=a2=39.4±0.15 mm
D=19.0±0.2 mm
図2−回転盤及び摩耗輪の関係寸法

4 試験用ゴム輪及び研磨紙

4.1 試験用ゴム輪

  試験用ゴム輪は,次による。
a) 試験用ゴム輪の形状・寸法及び構成は,図3のとおりとする。

――――― [JIS A 1453 pdf 5] ―――――

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