JIS K 6503:2001 にかわ及びゼラチン

JIS K 6503:2001 規格概要

この規格 K6503は、動物の骨,皮,じん帯又はけんから得たコラーゲンを加水分解して製造した,にかわ及びゼラチンについて規定。

JISK6503 規格全文情報

規格番号
JIS K6503 
規格名称
にかわ及びゼラチン
規格名称英語訳
Animal glues and gelatins
制定年月日
1955年11月25日
最新改正日
2016年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

71.100.99, 83.180
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1955-11-25 制定日, 1958-11-25 確認日, 1961-09-01 改正日, 1966-04-15 確認日, 1969-05-01 確認日, 1970-06-01 改正日, 1973-06-01 確認日, 1977-05-01 改正日, 1980-10-01 確認日, 1986-01-01 確認日, 1996-10-20 改正日, 2001-11-20 改正日, 2006-10-20 確認日, 2011-10-20 確認日, 2016-10-20 確認
ページ
JIS K 6503:2001 PDF [11]
K 6503 : 2001

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,日本にかわ・ゼラ
チン工業組合 (GGMJ) /財団法人日本規格協会 (JSA) から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正
すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS K 6503 : 1996は改正され,この規格に置き換えられる。

(pdf 一覧ページ番号 )

――――― [JIS K 6503 pdf 1] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
K 6503 : 2001

にかわ及びゼラチン

Animal glues and gelatins

1. 適用範囲 この規格は,動物の骨,皮,じん帯又はけんから得たコラーゲンを加水分解して製造した,
にかわ及びゼラチンについて規定する。
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS H 6201 化学分析用白金るつぼ
JIS K 8180 塩酸(試薬)
JIS K 8848 ヘキサン(試薬)
JIS R 1301 化学分析用磁器るつぼ
JIS R 3503 化学分析用ガラス器具
JIS Z 1514 ポリエチレン加工紙
JIS Z 8401 数値の丸め方
JIS Z 8801-1 試験用ふるい−第1部 : 金属製網ふるい
JIS Z 8802 pH測定方法
JIS Z 8809 粘度計校正用標準液
3. 種類 にかわ及びゼラチンの種類は,表1による。
表1 にかわ及びゼラチンの種類
にかわ 1種,2種,3種,4種,5種
ゼラチン 1種,2種,3種,4種,5種
4. 品質 にかわ及びゼラチンは,5.によって試験し,それぞれ表2又は表3の規定に適合しなければな
らない。
なお,融点,凝固点,透過率及びpH値については,受渡当事者間の協定による。この場合,その試験
方法は,5.85.11による。

――――― [JIS K 6503 pdf 2] ―――――

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K 6503 : 2001
表2 にかわの品質
項目 にかわ
1種 2種 3種 4種 5種
水分 % 16 以下 16 以下 16 以下 16 以下 16 以下
粘度 (W) mPa・s 8.0 以上 7.0以上 6.0 以上 5.0以上 2.0 以上
ゼリー強度 (W) g 300 以上 250 以上 200 以上 150 以上 50 以上
灰分 % 4 以下 4 以下 4 以下 4 以下 4 以下
油脂分 % 1 以下 1 以下 1 以下 1 以下 1 以下
不溶解分 % 0.5 以下 0.5以下 0.5 以下 0.5以下 0.5 以下
備考 粘度及びゼリー強度の規格値は,検液の濃度が12.5質量%で測定したものとする。
表3 ゼラチンの品質
項目 ゼラチン
1種 2種 3種 4種 5種
水分 % 16 以下 16 以下 16 以下 16 以下 16 以下
粘度 (S) mPa・s 2.5 以上 2.5以上 2.5 以上 2.5以上 1.5以上
ゼリー強度 (S) g 250 以上 200 以上 150 以上 100 以上 50 以上
灰分 % 2 以下 2 以下 2 以下 2 以下 2 以下
油脂分 % 0.5 以下 0.5以下 0.5 以下 0.5以下 0.5以下
不溶解分 % 0.3 以下 0.3以下 0.3 以下 0.3以下 0.3以下
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備考 粘度及びゼリー強度の規格値は,検液の濃度が 6質量%で測定したものとする。
5. 試験方法
5.1 試料の採取及び保存 試料の採取及び保存は,次による。
a) 試料は,同一ロットから試験に必要な量以上をランダムに採取し,JIS Z 8801-1に規定する試験用ふ
るい4.75mmを通過する粒度にまで粉砕し,十分に混ぜ合わせる。
b) 試料は,吸湿しないように密栓容器に蓄え,5.25.11の試験に用いる。
5.2 水分
5.2.1 器具 器具は,次による。
a) 平形はかり瓶 JIS R 3503に規定するもので,外径50mmのもの。
5.2.2 測定操作 測定操作は,次による。
a) 107±2℃で加熱して恒量にしたはかり瓶に,試料約5gを1mg単位まで正確に量り取り,瓶底に平ら
に広げる。
b) 107±2℃で18±2時間加熱して乾燥した後,デシケーター中で室温まで放冷し,その質量を1mg単位
まで正確に量る。
c) 次の式によって水分を算出し,小数点以下1けたに丸める(1)。
注(1) 数値の丸め方は,JIS Z 8401による。
a b
M 100 (1)
a
ここに, M : 水分 (%)
a : 乾燥前の試料の質量 (g)
b : 乾燥後の試料の質量 (g)
5.3 粘度

――――― [JIS K 6503 pdf 3] ―――――

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K 6503 : 2001
5.3.1 装置及び器具 装置及び器具は,次による。
a) ピペット形粘度計 ガラス製(図1参照)
b) 恒温水槽 ガラス製又はプラスチック製の水槽を用い,60.0±0.2℃に調節できるもの。
なお,粘度計は,垂直に立てる(図2参照)。
c) ストップウォッチ 最小目盛0.1秒
d) 温度計 100℃,0.1℃目盛
5.3.2 検液の調整 検液の調製は,次による。
a) にかわの場合 検液は,試料の12.5質量%とする。
試料15.00±0.05gをゼリーカップに量り取り,約15℃の水(2)105.0±0.2mlを加えてかき混ぜ,ゴム
栓をし,常温で13時間置いて十分に膨潤させる。次に65℃の温浴中で軽くかき混ぜながら20±5
分間で溶解する。検液の温度を約62℃にする。
注(2) 電気伝導度が2 一 25℃) 以下の蒸留水又はイオン交換水。
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b) ゼラチンの場合 検液は,試料の 6質量%とする。
試料7.50±0.01gをゼリーカップに量り取り,約15℃の水(2)105.0±0.2mlを加えてかき混ぜ,
ゴム栓をし,常温で13時間置いて十分に膨潤させる。次に65℃の温浴中で軽くかき混ぜな
がら20±5分間で溶解する。検液の温度を約62℃にする。
5.3.3 測定操作 測定操作は,次による。
a) 検液を粘度計に入れる。この際,粘度計の下端を指で押さえながら,上部標線−1の約1cm上まで入
れる。
b) 温度計を粘度計に挿入し,検液の温度を60.0±0.2℃に合わせた後,温度計を抜き取る。
c) 粘度計の下端に当てた指を外して,検液の上面が,上部標線−1と下部標線−2の間を通過する秒数を
ストップウォッチで0.1秒まで測る。
d) 次の式によって粘度を算出し,小数点以下1けたに丸める(1)。
B
At (2)
d t
ここに, 絶対粘度 (mPa・s)
d : 密度 (g/cm3)
t : 落下秒数
A,B : その粘度計固有の恒数
動粘度
d
B : 運動エネルギー補正
t
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備考1. 密度dは,12.5質量%のにかわの場合,1.02, 6質量%のゼラチンの場合,1.01とする。
2. 粘度計の恒数A,Bは,JIS Z 8809に規定する粘度計校正用標準液のJS 10とJS 50の60℃に
おける落下秒数t測定し,式(2)によって求める。
5.3.4 注意事項 注意事項は,次による。
a) 測定時には,検液中に気泡がないようにする。
b) 試料の水分変動によって変動する粘度の概略値は,次の式によって求める。
20M

(pdf 一覧ページ番号 )

                                  100
ここに, 粘度の変動値 (mPa・s)

――――― [JIS K 6503 pdf 4] ―――――

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K 6503 : 2001
元の粘度 (mPa・s)
水分の変動値(変動後の水分値から元の水分値を差し引い
た値)(%)
図1 ピペット形粘度計 図2 粘度測定装置
5.4 ゼリー強度
5.4.1 装置及び器具 装置及び器具は,次による。
a) テクスチャーアナライザー,レオメーターなどの物性測定器で,少なくとも整数第1位の精度が確保
できるもの。図3のような12.7mm径で底面の周縁が直角に切り立った円筒形プローブ(プランジャ
ーとも呼ばれている。)を利用する。
b) ゼリーカップ ガラス製(図4参照)
c) ゴム栓 ゼリーカップのふたとして用いるもの。
なお,中央に約5mmの通気孔を開ける。
d) 恒温水槽 10.0±0.1℃に調節できるもの。
5.4.2 検液の調整 5.3.2による。
5.4.3 測定操作 測定操作は,次による。
a) 溶解を終えた検液が入ったゼリーカップを温浴から取り出し,室温に放置して約35℃になるまで放冷
する。
b) ゼリーカップを10.0±0.1℃の恒温水槽に入れ,17±1時間冷却する。
c) 物性測定器の測定条件を,侵入距離4mm,侵入速度1mm/sに設定する。物性測定器の細部の取扱い

――――― [JIS K 6503 pdf 5] ―――――

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