JIS A 4412:1994 規格概要
この規格 A4412は、定格暖房能力83.7MJ/h{20000kcal/h}(給湯兼用の場合は,125.6MJ/h{30000kcal/h}以下,冷房能力62.8MJ/h{15000kcal/h}以下の住宅に使用される冷暖房ユニットについて規定。ユニットに給湯器を併設した冷暖房給湯ユニットについても規定。
JISA4412 規格全文情報
- 規格番号
- JIS A4412
- 規格名称
- 住宅用冷暖房ユニット
- 規格名称英語訳
- Air-conditioning unit for dwellings
- 制定年月日
- 1976年3月1日
- 最新改正日
- 2019年10月21日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 97.100.01
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 1976-03-01 制定日, 1979-02-01 確認日, 1983-12-01 確認日, 1989-02-01 確認日, 1994-06-01 改正日, 2001-01-20 確認日, 2006-08-20 改正日, 2014-10-20 確認日, 2019-10-21 確認
- ページ
- JIS A 4412:1994 PDF [19]
日本工業規格(日本産業規格) JIS
A 4412-1994
住宅用冷暖房ユニット
Air-conditioning unit for dwellings
1. 適用範囲 この規格は,定格暖房能力83.7MJ/h[{20000kcal/h}](給湯兼用の場合は125.6MJ/h
[{30000kcal/h}])以下,冷房能力62.8MJ/h[{15 000kcal/h}]以下の住宅に使用される冷暖房ユニット(以下,ユ
ニットという。)について規定する。
なお,ユニットに給湯器を併設した冷暖房給湯ユニットについてもこの規格で規定する。ただし,別に
日本工業規格(日本産業規格)が定められているものは,それぞれの日本工業規格(日本産業規格)によって,この規格から除外する。
備考1. この規格の引用規格を,付表1に示す。
2. この規格の中で{}を付けて示してある単位及び数値は,従来単位によるものであって,
参考値である。
2. 用語の定義 この規格で用いる主な用語の定義は,次による。
(1) 冷暖房ユニット 冷暖房ユニットとは,冷房,暖房の用に供するため,熱源部(温水ボイラ,温風暖
房機,ヒートポンプ冷暖房機,冷凍機など),熱交換部及び圧送部(放熱器,ポンプ,送風機,膨張タ
ンクなど)などの全部又はいずれか1以上を住宅の設備用空間に収納するための1個又は数個のキャ
ビネット又は枠組など[単に製品をまとめるための外きょう(筐)などではない。]に収納したもの(屋
内と屋外にその一部を分離して設置する形式のものを含む)で冷房・暖房能力をもつものをいう。
(2) 冷暖房給湯ユニット 冷暖房給湯ユニットとは,冷暖房ユニットの温熱源部に給湯用の回路を併設し
たものをいう。
(3) 配管 配管とは水配管,排水配管,冷媒配管,燃料配管,空気ダクト,廃気排出管(煙突を含む。),
電線管などの総称をいう。
(4) ユニットの固定 ユニットの固定(以下,固定という。)とは,ユニットを建築く体にねじ止め,溶接
などすることをいう。
(5) 配管の接続 配管の接続とは,配管を他の配管と結合させることをいう。
(6) 定格能力 定格電圧,定格周波数及び4.に規定する定格温度条件のもとで運転したときの1時間当た
りの能力をJ [{kcal}] で表したものであって銘板などに表示したもの。
(7) 定格消費電力 定格電圧,定格周波数及び4.に規定する定格温度条件のもとで運転したとき,電動機
などで消費される電力量の合計であって,銘板などに表示したもの。
(8) 定格燃料消費量 定格電圧,定格周波数及び4.に規定する定格温度条件のもとで製造業者の指定する
燃焼空気供給状態,排気状態及び燃料供給状態において運転し安定した状態において消費される燃料
の量で銘板などに表示したもの。
3. 種類 ユニットの種類は,表1のとおりとする。――――― [JIS A 4412 pdf 1] ―――――
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A 4412-1994
4. 定格要項 ユニットの定格要項は,次のとおりとする。
なお,定格電圧,定格周波数及び定格温度条件以外の項目(運転状態,測定条件など)について別の日
本工業規格に規定があるものについては,それぞれの日本工業規格(日本産業規格)によって,また,日本工業規格(日本産業規格)のない
ものについては,それらの規定を準用するか又は当事者間の取り決めによる。
4.1 定格電圧及び定格周波数 ユニットの定格電圧は,単相交流100V,単相交流200V,又は三相交流
200Vとし,定格周波数は,50,60Hz専用又は50及び60Hz共用とする。
表1 種類
区分 種類 記号 摘要
設置場所に 床置き形 F 床に置かれるもの。
よる区分 壁かけ形 W 壁の中間位置で壁に向かって取り付けられるもの。
天井つり形 C 天井につって取り付けられるもの。
外周の仕上 露出形 E 外郭の全体を露出して設置されるもの。
げによる区 埋め込み形 M 建築の天井,壁及び床部位内に全体を埋め込んで設置
分 されるもの。
構成別によ パッケージ P 冷暖房装置の主要機器,配管類をケーシングに収容し,
る区分 形 組み立てて1単位としたもの。
室形 R 冷暖房装置を室の中に収容したスペースユニットで,
装置を現場で組み立てたものも含む。
附属ユニット − 放熱器,ポンプ,吹出口の各ユニットとそれらを結ぶ
水配管,排水管,冷媒配管,空気ダクト及び廃気排出
管(煙突を含む。)などとする。
4.2 定格温度条件 定格性能試験における温度条件は,原則として次による。
(a) 空気を冷却又は加熱し,直接室内に供給する場合の条件
区分 室内側入口空気状態
乾球温度 (℃) 湿球温度 (℃)
冷風 冷房条件 27±1 19.5±0.5
除湿条件 27±1 24±0.5
温風 ヒートポンプ暖房条件 21±1 −
電熱暖房条件 21±1 −
その他の暖房条件 21±1 −
(b) 水を冷却又は加熱し,供給する場合の条件
区分 冷温水側状態
入口水温 (℃) 出口水温 (℃)
循環水 冷房条件 12±0.5 7±0.5
暖房条件(1) 1 規定せず 45+0.5
2 60±1 65±1
3 70±1 80±1
4 60±1 80±1
給湯 給湯条件 10±1 45±1
低温給水条件 5±1 成行
――――― [JIS A 4412 pdf 2] ―――――
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A 4412-1994
(c) 空冷凝縮器を用いる場合又は空気熱源ヒートポンプの場合の条件
区分 室外側入口空気状態
乾球温度 (℃) 湿球温度 (℃)
空気 冷房凝縮条件 35±1 24+0.5
ヒートポンプ蒸発条件 7±1 6±0.5
(d) 水冷凝縮器を用いる場合又は水熱源ヒートポンプの場合の条件
区分 室外側状態
入口水温 (℃) 出口水温 (℃)
区水 冷房凝縮条件 24±0.5 35±0.5
ヒートポンプ蒸発条件 15.5±0.5 7±0.5
注(1) 暖房条件の14は,専ら次の条件を想定しているが,適
宜選択できるものとする。
暖房条件1 : ヒートポンプ暖房の場合
2 : 温水ボイラ,電気温水器などを使用する場合
3 : 温水ボイラ,瞬間湯沸器,電気温水器などを
使用する場合
4 : 同上(小口径配管方式)
なお,採用した条件については暖房能力とともに表示する
こと。
備考 この表の条件以外の条件によった場合は,その温度条件を
表示すること。
5. 品質
5.1 機能 ユニットは,応用定格試験を除き,4.に示す,定格電圧,定格周波数及び定格温度条件のもと
で,銘板に示された定格消費電力,定格燃料消費量以内で,安全に,定格冷房能力又は定格暖房能力を発
揮できるものでなければならない。
5.2 形状及び寸法 ユニットの形状及び寸法は,次の各項に適合しなければならない。
5.2.1 外形寸法 ユニットの外形寸法は,原則としてJIS A 0014による。
5.2.2 配管の取り出し位置及び形状
(1) 廃気排出管(煙突を含む。)
(a) 位置 建物の壁に設けた廃気排出管(煙突を含む。)用の孔は,図1に示す場所であるものと想定し,
そのいずれかに適合する位置に設けるものとする。
(b) 形状 円形の廃気排出管(煙突を含む。)の径は,表2のとおりとする。長方形の廃気排出管は図1
の壁貫通孔(内のり寸法)に適合するものとする。
なお,孔の周囲は,防火上有効な措置があらかじめ講じられているものとする。
――――― [JIS A 4412 pdf 3] ―――――
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A 4412-1994
表2 円形の廃気排出管の径
種類 円形廃気排出管の内径 (mm)
熱入力又は熱出力による区分(MJ/h) [{kcal/h}]
油だき 熱入力 62.8[{15 000}]以下 90,106
125.6[{30 000}]以下 106,120,150
ガスだき 熱出力 40.2[{ 9 600}]以下 80
46.1[{11 000}]以下 90
56.5[{13 500}]以下 100
000}]以下
67.0[{16 110
000}]以下
79.5[{19 120
000}]以下
96.3[{23 130
000}]以下
108.8[{26 140
150.7[{36 000}]以下 160
196.7[{47 000}]以下 180
(2) 廃気排出管(煙突を含む。)以外の配管
(a) 位置 廃気排出管(煙突を含む。)以外の配管の取出し位置は,それらの廃管が建物の中で壁を貫通
できる位置及び水平方向に建物内を横引きできる空間の位置(寸法を含む。)が図2のとおりである
と想定し,そのいずれかに適合するように定める。
備考 図2のスリーブの内径の標準は次による。
ドレーン用排水管だけの場合 40mm
冷媒配管2本とドレーン用排水管の場合 75mm又は100mm
(b) 形状 水配管の径は表3,空気ダクトの取出しは表4と図3又は表5と図4のいずれかとする。
――――― [JIS A 4412 pdf 4] ―――――
図1 廃気排出管(煙突を含む。)用壁貫通孔の位置と寸法(孔の寸法は内のり寸法とする。)
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――――― [JIS A 4412 pdf 5] ―――――
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JIS A 4412:1994の国際規格 ICS 分類一覧
- 97 : 家庭用及び商業用設備.娯楽.スポーツ > 97.100 : 家庭用,商業用及び産業用暖房機具 > 97.100.01 : 暖房機具一般
JIS A 4412:1994の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISA0003:1999
- 建築公差
- JISA0014:1976
- 住宅用冷暖房ユニットのモデュール呼び寸法
- JISA1702:1976
- 住宅用設備ユニットの寸法試験方法通則
- JISA1703:1976
- 住宅用設備ユニットの保守・修理・交換に要する作業空間試験方法通則
- JISA1704:1994
- 住宅用設備ユニットの漏れ試験方法
- JISA1706:1994
- 住宅用設備ユニットの燃焼装置の安全性試験方法
- JISA1707:1994
- 住宅用設備ユニットの加振試験方法
- JISA1708:1994
- 住宅用設備ユニットの騒音出力の測定方法
- JISA1709:1994
- 住宅用設備ユニットの強度・耐久性試験方法
- JISA1711:1976
- 住宅用設備ユニットの電気絶縁試験方法
- JISA1713:1994
- 住宅用冷暖房ユニットの給湯出力評価試験方法
- JISA4003:1995
- 温風暖房機
- JISA4007:1995
- ファンコンベクタ
- JISA4008:2018
- ファンコイルユニット
- JISA4413:1991
- 住宅用配管ユニット
- JISC0602:1984
- 保護接地線及び接地側電線の色別並びに端子記号通則
- JISC3306:2000
- ビニルコード
- JISC9612:2013
- ルームエアコンディショナ
- JISS3021:2017
- 油だき温水ボイラ