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A 5506 : 2018
図C.1−防水蓋の例
図C.2−耐圧蓋の例
図C.3−格子蓋(中蓋付き)の例
図C.4−除雪車対応蓋の例
――――― [JIS A 5506 pdf 21] ―――――
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A 5506 : 2018
附属書D
(参考)
マンホール蓋の維持管理要領
D.1 一般
マンホール蓋は,下水道管路施設(以下,管路施設という。)の中でも唯一道路上に設置され,管路の一
部,道路の一部として性能・機能を併せもつことが求められる重要な施設であり,管路施設(管きょ,マ
ンホール本体,マンホール蓋,ます/取付け管)を一体に捉え,的確な維持管理が必要である。
D.2 マンホール蓋の基本情報
マンホール蓋の基本情報は,下水道台帳にないこともあるため,状態把握を行う際又は行う前に情報収
集を行う。
マンホール蓋の基本情報を,表D.1に示す。
表D.1−マンホール蓋の基本情報の確認項目及び確認方法
確認項目の内容(主たるもの) 確認方法
基本情報 道路情報 目視
(道路種別,占有位置,線形,舗装種別など)
管路施設情報 下水道台帳図面と照合
(管路区分,下流管番号など)
マンホール蓋の設置年度 下水道台帳図面と照合,又は目視
マンホール蓋タイプ マンホール蓋変遷表と照合a)
注a) “マンホール蓋変遷表”とは,設置した蓋のタイプ別に,代表的な外観写真,設置年代,材質,かん合構造,
機能などを示すもので,使用者で作成するものである。これを基に蓋表面の模様及び特徴を目視することで,
そのマンホール蓋がもっている構造及び性能が推測でき,状態把握の作業を効率化できる。
D.3 維持管理の観点
マンホール蓋は,マンホール蓋の特性を考慮した維持管理が必要であり,次の二つの観点で行う。
a) 設置環境への適合性(機能不足) 設置されているマンホール蓋が,現在要求される性能と比較して
適合しているかを確認する。
b) 性能劣化 設置されているマンホール蓋が,蓋上を通過する車両の繰り返し通行,及び管路施設内部
に発生した硫化水素等による影響を受けることで,性能に関わる部位が損傷劣化していないかを確認
する。
D.4 確認項目及び判定基準の設定例
マンホール蓋の状態把握及び判定は,目的に応じて巡視,点検及び調査の3種類で行う。
a) 巡視 マンホール蓋における巡視は,定期的にマンホール蓋及び周辺舗装の状況を目視にて把握し,
設置環境への適合性並びにマンホール蓋の性能劣化及び周辺舗装の損傷劣化の状況を確認する。
マンホール蓋における巡視の確認項目及び判定基準の設定例を,表D.2及び表D.3に示す。
――――― [JIS A 5506 pdf 22] ―――――
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A 5506 : 2018
表D.2−設置環境への適合性(機能不足)による確認項目及び判定基準の設定例
適用箇所 判定基準
改築必要 要調査 調査,改築不要
耐荷重性 鉄筋コンクリート製 車道に設置 歩道に設置 −
球状黒鉛鋳鉄製 − 車道に設置 歩道に設置
ねずみ鋳鉄製
圧力解放耐揚圧性 必要あり 性能なし 性能あり −
必要なし − − 性能あり
転落防止性 必要あり 性能なし 性能あり −
必要なし − − 性能あり
表D.3−性能劣化による確認項目及び判定基準の設定例
確認項目 判定基準
改築必要 要調査 調査,改築不要
外観 蓋のクラック・枠の破損 軽微な損傷・舗装材の付着 異常なし
がたつき 足踏みでのがたつき − 足踏みでのがたつき
又は車両通行音を確認 又は車両通行音がない
表面摩耗 模様高さがほとんどなし 模様高さが減少/ 模様高さが十分に残って
角が丸みを帯びている いる
蓋・枠間の段差 大きな段差(蓋凹/凸) 段差あり(蓋凹/凸) 段差なし
周辺舗装の損傷 広範囲な舗装の損傷・ 部分的な舗装の損傷・ 損傷なし
破損片の飛散 周辺の縁切れ
蓋・周辺舗装の段差 大きな段差 段差あり 段差なし
(マンホール蓋凹/凸) (マンホール蓋凹/凸)
b) 点検 マンホール蓋における点検は,定期的に蓋を開閉し,マンホール蓋及び周辺舗装の状況を目視
にて把握し,設置環境への適合性並びにマンホール蓋の性能劣化及び周辺舗装の損傷劣化の状況を確
認する。
マンホール蓋における点検の確認項目及び判定基準の設定例を,表D.4及び表D.5に示す。
表D.4−設置環境への適合性(機能不足)による確認項目及び判定基準の設定例
適用箇所 判定基準
改築必要 要調査 調査,改築不要
耐荷重性 鉄筋コンクリート製 車道に設置 歩道に設置 −
球状黒鉛鋳鉄製 − 車道に設置 歩道に設置
ねずみ鋳鉄製
圧力解放耐揚圧性 必要あり 性能なし 性能あり −
必要なし − − 性能あり
転落防止性 必要あり 性能なし 性能あり −
必要なし − − 性能あり
――――― [JIS A 5506 pdf 23] ―――――
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A 5506 : 2018
表D.5−性能劣化による確認項目及び判定基準の設定例
確認項目 判定基準
改築必要 要調査 調査,改築不要
外観 蓋のクラック・枠の破損 軽微な損傷・舗装材の付着 異常なし
がたつき 足踏みでのがたつき − 足踏みでのがたつき
又は車両通行音を確認 又は車両通行音がない
表面摩耗 模様高さがほとんどなし 模様高さが減少/ 模様高さが十分に残って
角が丸みを帯びている いる
蓋・枠間の段差 大きな段差(蓋凹/凸) 段差あり(蓋凹/凸) 段差なし
周辺舗装の損傷 広範囲な舗装の損傷・ 部分的な舗装の損傷・ 損傷なし
破損片の飛散 周辺の縁切れ
蓋・周辺舗装の段差 大きな段差 段差あり 段差なし
(マンホール蓋凹/凸) (マンホール蓋凹/凸)
開閉性 人力では開閉不能 勾配面の腐食/食い込み力 正常に開閉可能
増大による開閉困難
蓋裏腐食 − 見えないほど発せい(錆) 腐食なし/
(鋳出し表示の消滅) 見えるが少し発せい(錆)
c) 調査 マンホール蓋の調査は,巡視・点検結果に基づき実施するものであり,蓋を開閉し,蓋及び枠,
周辺舗装・高さ調整部等の状況の確認を行う。
調査結果の判定ランク及び判定内容を表D.6,判定基準の設定例を表D.7に示す。
表D.6−判定ランク及び判定内容
判定ランク 判定内容
A 危険度非常に大,緊急に措置(改築)が必要なレベル
B 危険度大,早期の措置が必要なレベル
C 危険度中,計画的な措置が必要なレベル
D 危険度小,経過観察が必要なレベル
E 問題ないレベル
――――― [JIS A 5506 pdf 24] ―――――
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A 5506 : 2018
表D.7−検査項目及び判定基準の設定例
検査項目 判定ランク
A B C D E
大型車 通行あり T-8 T-14 T-20 − T-25
車
設 耐 大型車 通行なし − T-8 − − T-14,T-20
道
置 荷
環 T-25
重
境 − − − − T-8,T-14
適 歩道
合 T-20,T-25
性 圧力解放耐揚圧性 機能なし − − − 機能あり
転落防止性 機能なし − − − 機能あり
機 浮上・飛散防止機能の作動 作動しない − − − 正常に作動
能 (錠,ちょう番
不 脱落,固着,腐
足
食減肉が顕著)
機 不法開放防止機能の作動 容易に開く − − − 正常に作動,
能
支 (専用工具以外の利用) 容易に開か
障 ない
転落防止機能の作動 作動しない − − − 正常に作動
開閉機能の作動 人力では 勾配面の腐 食い込み力 − 正常に
開閉不能 食により開 増大による 開閉可能
閉困難 開閉困難
外観(蓋及び枠の破損・ク あり − − − なし
ラック)
がたつき あり − − − なし
表面摩耗 車道 ≦2 mm − 23 mm >3 mmかつ >3 mmかつ
(模様高さH) 鋳肌無 鋳肌有
マ 歩道 ≦2 mm − − 23 mm >3 mm
ン 腐食(鋳出し表示の消滅) − 見えないほど − 見えるが なし
ホ
ー 発せい(錆) 少し発せい
ル (錆)
性 蓋
能 蓋・枠 勾配受 蓋沈み ≧2 mm − − − <2 mm
劣 間の け構造 蓋浮き ≧10 mm − − − <10 mm
化
段差 平受け構造・緩勾 ≧10 mm − − − <10 mm
配受け構造
高さ調整部の損傷(欠け・ あり − − − なし
充不良・クラック)
損傷(穴,クラック) どちらも クラックあ どちらもな − なし
周 ある状態 り,かつ,穴いが,枠と路
辺
舗 がない 面との間に
装 隙間あり
蓋と周辺舗装の段差 ≧20 mm − − − <20 mm
D.5 維持管理頻度
マンホール蓋の維持管理頻度は,管きょ,マンホール本体などと同期化した上で設定することが望まし
い。ただし,マンホール蓋は管路施設の中では唯一道路上に設置されており,他の管路施設と比較すると
性能劣化の進行が早いため,設置環境によっては,マンホール蓋単独での維持管理が必要となる。
維持管理の実績が蓄積されている場合は,事故・苦情など問題の発生状況を下に,点的箇所,線的路線,
及び面的区域を設定し,維持管理頻度を設定することが可能となる(例参照)。
――――― [JIS A 5506 pdf 25] ―――――
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JIS A 5506:2018の国際規格 ICS 分類一覧
JIS A 5506:2018の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0403:1995
- 鋳造品―寸法公差方式及び削り代方式
- JISB0405:1991
- 普通公差―第1部:個々に公差の指示がない長さ寸法及び角度寸法に対する公差
- JISB7502:2016
- マイクロメータ
- JISB7503:2017
- ダイヤルゲージ
- JISB7507:2016
- ノギス
- JISB7518:2018
- デプスゲージ
- JISG5501:1995
- ねずみ鋳鉄品
- JISG5502:2001
- 球状黒鉛鋳鉄品