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A 6322 : 2017
4) 単位面積当たりの動的ばね定数
5) 損失係数
6) 外観
b) 受渡検査項目
1) 寸法
2) 密度
3) 外観
8 製品の呼び方
製品の呼び方は,次による。
例 グラスウール緩衝材 2種 25 mm
呼び厚さ
種類
9 表示
この規格の全ての要求事項に適合したグラスウール緩衝材には,製品又は包装に,次の事項を表示する。
a) 種類
b) 寸法
c) 製造年月又はその略号
d) 製造業者名又はその略号
e) 規格名称又は規格番号
――――― [JIS A 6322 pdf 11] ―――――
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A 6322 : 2017
附属書A
(参考)
1 m2当たりの載荷質量700 kg及び900 kg時の静的変位
A.1 静的変位
A.2によって測定したときの静的変位の参考値を,表A.1に示す。
表A.1−グラスウール緩衝材の静的変位
単位 mm
種類 1 m2当たりの載荷質量700 kg時の 1 m2当たりの載荷質量900 kg時の
静的変位 静的変位
1種 1.03.0 1.53.5
2種 0.52.0 0.52.5
A.2 静的変位の測定
静的変位の測定は,6.5 c) 1) による。ただし,加圧板の中央への載荷は,4 kg,12 kg,20 kgに続いて,
28 kg(1 m2当たりの載荷質量が700 kg),36 kg(1 m2当たりの載荷質量が900 kg)になるように適切な荷
重板を順次静かに追加する過程,及び荷重板を順次静かに減じていく過程を2回繰り返す。
――――― [JIS A 6322 pdf 12] ―――――
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A 6322 : 2017
附属書B
(参考)
正弦波加振法による単位面積当たりの動的ばね定数及び
損失係数の測定方法
B.1 試験片
試験片は,6.6 a) による。
B.2 試験装置
試験装置は,6.6 b) による。ただし,定盤の質量は,100 kg以上とする。
B.3 測定方法
振動系の基本固有周波数における荷重板の振動加速度振幅が5 cm/s2程度となるように定盤下面中央部
を正弦波で掃引加振し,定盤下面の加振点近傍1点及び荷重板中央1点の1080 Hzの周波数領域におけ
る振動速度応答を測定する。その結果から,式(B.1)によって定盤から荷重板への振動伝達率H(ω) を算出
する。正弦波加振法によるブロック図を,図B.1に示す。
p( )
H( )= (B.1)
b( )
ここに, Vp (ω) : 荷重板の掃引分析6) した振動振幅
Vb (ω) : 定盤の掃引分析した振動振幅
ω : 角振動数
注6) 掃引分析とは,掃引加振信号のスペクトラム1ラインを検出し,その1ラインの成分について
だけFFT(高速フーリエ変換)分析を行うことによって,対象の周波数の振幅,伝達関数を求
める方法である。
単位 mm
図B.1−正弦波加振法による測定系ブロック図
――――― [JIS A 6322 pdf 13] ―――――
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A 6322 : 2017
B.4 単位面積当たりの動的ばね定数の算出
定盤から荷重板への振動伝達率のスペクトル周波数特性から,荷重板と試験片とで構成される振動系の
基本固有周波数を特定する。求められた基本固有周波数f0から,式(B.2)によって算出し,小数点以下1桁
に丸めた値を単位面積当たりの動的ばね定数とする。
2
m (B.2)
Kd=2(πf0 )
ここに, Kd : 単位面積当たりの動的ばね定数(N/m3)
f0 : 振動系の基本固有周波数(Hz)
m : 荷重板の単位面積当たりの質量(kg/m2)
B.5 損失係数の算出
求めた振動系の基本固有周波数f0のピークレベルから3 dB下がりの周波数f1及びf2を読み取り,式(B.3)
によって損失係数ηを算出し,小数点以下2桁に丸める。
f2 f1
= (B.3)
f0
ここに, η : 損失係数
f0 : 振動系の基本固有周波数(Hz)
f1,f2 : 基本固有周波数f0のピークレベルから3 dB下がりの周波
数(Hz)
ただし,f2>f1
参考文献 ISO 9052-1,Acoustics−Determination of dynamic stiffness−Part 1: Materials used under floating
floors in dwellings
――――― [JIS A 6322 pdf 14] ―――――
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A 6322 : 2017
附属書C
(参考)
技術上重要な改正に関する新旧対照表
現行規格(JIS A 6322:2017) 旧規格(JIS A 6322:1979) 改正理由
箇条番号 内容 箇条番号 内容
及び題名 及び題名
3 用語及び 外被材(3.1)及び基材(3.2)を定義。 − − 旧規格では規定していなかったが,最新の規格票
定義 の様式に合わせてこの箇条を設けて,必要な用語
を定義した。
5.1 特性 グラスウール緩衝材の密度を次のとおり規4.3 グラスウール緩衝材の種類による密度近年,グラスウール緩衝材の用途が密度の高いほ
定(表1)。 の範囲を次のとおり規定(表3)。 うに移行しているため,実態に合わせて1種及び
− 1種 密度73105 kg/m3 − 1種 密度45 kg/m3以上 2種に分類した。
− 2種 密度106160 kg/m3 − 2種 密度60 kg/m3以上
− 3種 密度80 kg/m3以上
グラスウール緩衝材が適合しなければなら6. 品質 グラスウール緩衝材が適合しなければ試験方法の変更に伴い,静的ばね定数,各載荷質
ない品質を規定(表1)。 ならない品質を規定(表4及び表5)。量時の初期厚さからの静的変位,動的ばね定数及
− 単位面積当たりの静的ばね定数 − 単位面積当たりの静的ばね定数 び損失係数の値を,グラスウール緩衝材の種類ご
− 1 m2当たりの載荷質量300 kg時の静的 − 1 m2当たりの載荷質量250 kg時の とに見直し,新たに設定した。また,旧規格にあ
変位(参考) 呼び厚さからの静的ひずみ(参考)
った残留ひずみは実用性の面から不要であると
− 1 m2当たりの載荷質量500 kg時の静的 − 残留ひずみ 判断したこと及び高荷重時の静的変位について
変位(参考) − 単位面積当たりの動的ばね定数 附属書A(参考)に追加したため,削除した。
− 単位面積当たりの動的ばね定数 − 損失係数
− 損失係数
5.2.1 幅及 グラスウール緩衝材の幅及び長さ並びにこ4.1 幅及び長さは,一般的な製品に合わせて見直し
グラスウール緩衝材の長さ,幅及びその
び長さ れらの許容差を規定(表2)。規定以外の寸 許容差を規定(表1)。 た。これらの許容差は,JIS A 9504(人造鉱物繊
法は,受渡当事者間の協議によって定めて 維保温材)のグラスウール保温材の保温板の規定
もよいことを規定。 に合わせて規定した。また,使用者の要求に対応
するため,規定以外の寸法は,受渡当事者間の協
議によって定めてもよいことを規定した。
A6
5.2.2 厚さ グラスウール緩衝材の厚さ及びその許容差4.2 グラスウール緩衝材の厚さ及びその許一般的な製品に合わせて,厚さ12 mm品を削除し
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を規定(表3)。規定以外の寸法は,受渡当 容差を規定(表2)。 た。また,使用者の要求に対応するため,規定以
2 : 2
事者間の協議によって定めてもよいことを 外の寸法は,受渡当事者間の協議によって定めて
0
規定。 もよいことを規定した。
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2
――――― [JIS A 6322 pdf 15] ―――――
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