JIS A 8403-3:1998 土工機械―油圧ショベル―第3部:性能試験方法

JIS A 8403-3:1998 規格概要

この規格 A8403-3は、JIS A 8403-1に規定する油圧ショベルの性能試験方法について規定。

JISA8403-3 規格全文情報

規格番号
JIS A8403-3 
規格名称
土工機械―油圧ショベル―第3部 : 性能試験方法
規格名称英語訳
Earth-moving machinery -- Hydraulic excavators -- Part 3:Testing methods
制定年月日
1998年6月20日
最新改正日
2018年10月22日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

53.100
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
土木 II 2020
改訂:履歴
1998-06-20 制定日, 2004-02-20 確認日, 2008-10-01 確認日, 2013-10-21 確認日, 2018-10-22 確認
ページ
JIS A 8403-3:1998 PDF [54]
A 8403-3 : 1998

まえがき

  この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が制定した日
本工業規格である。これによってJIS A 8402-1994は廃止され,この規格に置き換えられる。
JIS A 8403−○は,一般名称を“土工機械−油圧ショベル”として,次の各部によって構成する。
第1部 : 用語及び仕様項目
第2部 : 仕様書様式
第3部 : 性能試験方法
第4部 : バケットの定格容量
第5部 : 掘削力測定方法
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。主務大臣及び日本工業標準調査会は,
このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新案登
録出願にかかわる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 )

――――― [JIS A 8403-3 pdf 1] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
A 8403-3 : 1998

土工機械−油圧ショベル−第3部 : 性能試験方法

Earth-moving machinery−Hydraulic excavators−Part 3 : Testing methods

序文 この規格は,1994年に改正されたJIS A 8402(油圧ショベルの性能試験方法)の,国際規格と対応
する部分を第4部及び第5部として,国際一致規格として分離独立させ,対応しない部分を,この,第3
部として制定するものである。
1. 適用範囲 この規格は,JIS A 8403-1に規定する油圧ショベルの性能試験方法について規定する。
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版を適用する。
JIS A 8303 土工機械−ホイール式機械の回転半径測定方法
JIS A 8304 建設機械用座席の振動伝達特性の試験方法
JIS A 8308 土工機械−基本的機種−用語
JIS A 8311 土工機械−運転席の視界測定方法とその評価基準
JIS A 8403-1 土工機械−油圧ショベル−第1部 : 用語及び仕様項目
JIS A 8403-2 土工機械−油圧ショベル−第2部 : 仕様書様式
JIS A 8403-4 土工機械−油圧ショベル−第4部 : バケットの定格容量
JIS A 8403-5 土工機械−油圧ショベル−第5部 : 掘削力測定方法
JIS A 8421-3 土工機械−ローダ−第3部 : バケット定格容量
JIS A 8915 土工機械の重心位置測定方法
JIS B 7505 ブルドン管圧力計
JIS B 7507 ノギス
JIS B 7510 精密水準器
JIS B 7512 鋼製巻尺
JIS B 7516 金属製直尺
JIS C 1502 普通騒音計
JIS C 1505 精密騒音計
JIS D 0006 建設機械用ディーゼルエンジンの仕様書様式及び性能試験方法
JIS D 1001 自動車用エンジン出力試験方法
JIS D 1013 自動車−ブレーキ試験方法
JIS D 8201 自動車用タイヤゲージ

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A 8403-3 : 1998
JIS Z 8704 温度測定方法−電気的方法
JIS Z 8705 ガラス製温度計による温度測定方法
ISO 3744 Acoustics−Determination of sound power levels of noise sources using sound pressure−
Engineering method in an essentially free field over a reflecting plane
3. 試験の種類 試験の種類は,表1に示す項目とする。
なお,油圧ショベルの形式,構造などに応じて試験項目又は測定項目の一部を変更することができる。
表1 試験の種類
試験項目 試験内容又は測定項目
エンジン性能試験 作業時負荷試験
無負荷最低回転速度試験
定置試験 主要寸法測定
バケット容量測定
質量及び重心位置測定
接地圧測定
操縦装置操作力測定
アウトリガ試験
運転席視界測定
騒音及び振動試験 騒音試験
振動試験
安定度試験 転倒モーメント測定
走行試験 走行速度試験
ブレーキ試験
最小回転半径測定
登坂試験
旋回試験 旋回速度試験
旋回所要時間試験
作業装置試験 バックホウアタッチメント試験
フェースショベルアタッチメント試験
ローディングショベルアタッチメント試験
クラムシェルアタッチメント試験
ブレード試験
4. 試験準備 この試験を行うため,次の準備を行う。
4.1 油圧ショベルの仕様及び履歴 油圧ショベルの仕様は,JIS A 8403-2の付表1(油圧ショベル仕様書
様式)の仕様書に記録する。
製造からこの試験に至るまでの履歴は,付表1 油圧ショベル履歴表に記録しておく。試験機は,試験
前に十分なならし運転を行っておく。
4.2 試験機の整備 試験を行う油圧ショベルは,特別に規定する場合を除き運転質量状態(1)とする。エ
ンジンは,JIS D 0006に規定する作業時負荷試験の状態に,また,各油圧機器の設定圧力及び空気圧は仕
様書に記載した圧力に調整し,作動油温度は50℃以上とする。
特別に規定する場合を除き,燃料レバーを最高の位置にして行う。
注(1) 運転質量状態とは,JIS A 8403-1の3.(4)(a)の番号4110(運転質量)に規定する運転質量の状態を
いう。ただし,試験を行うとき試験機の燃料タンクには32以上の燃料が入っていなければならな
い。

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4.3 試験場 試験場は,特に規定するもののほか,6.に規定する十分な広さをもつ水平で堅固な地盤とす
る。
4.4 試験用計器及び器具 試験用計器及び器具は,試験前に検査し,機能の可否,誤差などを確かめて
必要なものは補正しておく。
5. 測定項目及び測定方法 各試験における測定項目及び測定方法は,次のとおりとする。
5.1 寸法 寸法は,JIS B 7512,JIS B 7516及びJIS B 7507に規定する巻尺,直尺及びノギスを用いて測
定する。測定精度は,測定対象の±0.2%又は±1mmのいずれか大きい方とする。
5.2 質量 質量は,台はかり,懸垂はかり又は抵抗線ひずみ計式質量計を用いて測定する。測定精度は,
測定対象の±1%又は±10kgのいずれか大きい方とする。
5.3 操作力 操作力は,ばね式懸垂指示力計又は抵抗線ひずみ計式操作力計を用いて測定する。計測精
度は,測定対象の±5%又は±5Nのいずれか大きい方とする。
5.4 角度 角度は,水準器付き角度計,又はJIS B 7510に規定する平形水準器及びJIS B 7516に規定す
る直尺を用いて測定する。計測精度は,測定対象の±3%又は±1°のいずれか大きい方とする。
5.5 時間 時間は,ストップウォッチ又は計数形電気式時間計を用いて測定する。測定精度は±0.1sと
する。
5.6 回転速度 回転速度は,回転速度計又は電子式カウンタを用いて測定する。測定精度は,測定対象
の±1%とする。
5.7 燃料消費量 燃料消費量は,消費した燃料の体積 (ml) 又は質量 (g) と時間 (s) を測定する。測定
精度は,測定対象の±2%とする。
5.8 転倒荷重及び最大掘削力 転倒荷重及び最大掘削力は,電気式引張力変換器と記録計を用いて測定
する。測定精度は,測定対象の±2%又は100Nのいずれか大きい方とする。
なお,測定に用いる変換器の容量は,測定対象の3倍以内とする。
5.9 温度 温度は,JIS Z 8704又はJIS Z 8705によって測定する。計器の最小目盛は,1℃とする。
5.10 油圧 油圧は,JIS B 7505に規定する圧力計を用いて測定する。計器の最小目盛は1 000kPaとする。
5.11 空気圧 空気圧はJIS D 8201又はJIS B 7505に規定するタイヤゲージ又は圧力計を用いて測定する。
計器の最小目盛は,10kPaとする。
5.12 振動 振動は,JIS A 8304の4.2(加速度変換器)に規定する加速度変換器を用いて測定する。
5.13 騒音 騒音は,JIS C 1502又はJIS C 1505に規定する騒音計を用いて測定する。
6. 試験場所 試験を行う場所は,次による。
6.1 定置試験場 定置試験場は,平らで,かつ,水平な舗装面で,十分な広さをもち,正確に寸法計測
ができる場所とする。
6.2 振動試験場 振動試験場は,6.5による。
6.3 騒音試験場 騒音試験場は,周囲暗騒音及び試験を行う油圧ショベルの騒音に対する反射音の影響
が少ない広場で,十分締め固められた地盤上とする。
6.4 安定度試験場 安定度試験場は,6.1による。
6.5 走行試験場 走行速度及びブレーキ試験場は,平たんな直線舗装路又は十分締め固められた地盤と
し,最小回転半径試験場は,十分な広さのある平たんな場所とする。
6.6 登坂試験場 登坂試験場は,一様なこう配で十分締め固められた坂路とする。

――――― [JIS A 8403-3 pdf 4] ―――――

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6.7 旋回試験場 旋回試験場は,6.8による。
6.8 作業装置試験場 作業装置試験場は,十分な広さのある平らで,かつ,水平な地盤とし,作業装置
の作動に支障のない地形で,必要に応じて掘削反力などに耐える設備を設ける。
7. エンジン性能試験 油圧ショベルに装備されるディーゼルエンジンは,各試験に先立ちJIS D 0006に
規定する作業時負荷試験及び無負荷最高回転速度試験を行い,エンジン試験成績表に記入する。
8. 定置試験 定置試験は,原則としてエンジンを停止状態とし,次のとおり行う。
8.1 主要寸法測定 主要寸法の測定は,無負荷状態で,付表24の各項目について測定し,記入する。
8.2 バケット容量測定 バケット容量は,JIS A 8403-4及びJIS A 8421-3に規定する方法によって測定,
算出し,付表4に記入する。
8.3 質量及び重心位置測定
8.3.1 質量測定
a) 運転質量測定 運転質量の測定は,JIS A 8403-1の3.(4)(a)の番号4110に規定する状態で測定し,付表
5又は付表6に記入する。
b) 本体質量測定 本体質量の測定は,JIS A 8403-1の3.(4)(a)の番号4114(本体質量)に規定する状態で
測定し,付表5又は付表6に記入する。
c) 作業装置質量測定 作業装置の質量は,作業装置及びバケットについて測定し,付表5又は付表6に
記入する。
d) 質量配分比測定(ホイール式及びトラック式) 質量配分比の測定は,製造業者の規定する走行姿勢
において,各車軸にかかる質量を測定し,次の式によって算出し,付表6に記入する。
m
r 100
ここに, r : 車軸質量配分比 (%)
m : 測定軸質量 (kg)
M : 運転質量 (kg)
8.3.2 重心位置測定 重心位置の測定は,機械質量の状態,かつ,次に示す姿勢で,JIS A 8915に規定す
る方法によって行い,測定結果を付表5又は付表6に記入する。
a) クローラ式 クローラベルトを所定の張りとし,表2に示す走行姿勢とする。
b) ホイール式及びトラック式 製造業者が定める走行姿勢とする。
8.4 接地圧測定(クローラ式) 接地圧は,次の式によって算出し,付表5に記入する。
10gnM
P
2WL
ここに, P : 接地圧 (kPa)
M : 運転質量 (kg)
gn : 自由落下の標準加速度 (9.81m/s2)
W : クローラシュー幅 (cm) (図1参照)
L : 接地長さ (cm) で次の式による
L=l+0.35 (Lo−l)
l : タンブラ中心距離 (cm) (図1参照)
Lo : クローラ全長 (cm) (図1参照)

――――― [JIS A 8403-3 pdf 5] ―――――

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JIS A 8403-3:1998の国際規格 ICS 分類一覧

JIS A 8403-3:1998の関連規格と引用規格一覧