JIS A 8403-3:1998 土工機械―油圧ショベル―第3部:性能試験方法 | ページ 3

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表4 旋回試験時の試験機の状態
作業装置 試験機の状態
バックホウ 最大作業半径の姿勢から,バケットを最大にクラウドさせた状態
フェースショベル
ローディングショベル
クラムシェル 最大作業半径の姿勢から,バケットが地面に接しない程度にブームを上げた状態
13. 作業装置試験
13.1 バックホウアタッチメント試験
13.1.1 作業装置動作速度試験
a) ブーム上下速度試験 ブーム上下速度の測定は,アームを最大押出し位置に固定し,バケットを空荷
の状態で最大クラウドさせて地上に置き,ブームシリンダを作動させてバケットを最高位置まで上げ
下げさせたときの,ブームの移動速度と上げ下げそれぞれの所要時間を3回以上測定し,その平均値
をエンジン回転速度,作動油温度とともに付表17に記入する。
また,ブーム下げ試験は,バケットを最高位置から地上に着くまで徐々に降下させることができる
こと,及びバケットを最高位置から降下させ,その間停止を2回以上繰り返し,停止,保持の状態を
エンジン回転速度,作動油温度とともに付表17に記入する。
b) ブーム上げ・旋回複合動作試験 アームを最大押出し位置とし,バケットを空荷の状態で最大クラウ
ドさせて地上に置き,ブーム上げと旋回を同時に最大に操作して90°旋回したとき,その所要時間と
バケットの地上からの上昇量を3回以上測定し,その平均値をエンジン回転速度,作動油温度ととも
に付表17に記入する。
c) アーム速度試験 アーム速度の試験は,アームヒンジピンを中心にしてバケットつめ先端が最大半径
となる状態で,アームの全移動速度がアームヒンジピン中心を通る垂直線を挟み,前後ほぼ等速度と
なるようにアームヒンジピン位置を定め,アームシリンダによってアームを押し及び引きの方向に動
作させたとき,バケットつめ先端の最大移動角度とその所要時間を3回以上測定し,その平均値をエ
ンジン回転速度,作動油温度とともに付表17に記入する。
d) バケット速度試験 バケット速度の測定は,空荷の状態でバケットの全移動角度が,バケットヒンジ
ピン中心を通る垂直線を挟み,前後ほぼ等角度となるようにバケットヒンジピン位置を定め,バケッ
トシリンダによってバケットを掘削及びダンプの方向に作動させたとき,バケットのつめ先端の最大
移動角度とその所要時間を3回以上測定し,その平均をエンジン回転速度,作動油温度とともに付表
17に記入する。
13.1.2 最大掘削力試験 最大掘削力試験は,JIS A 8403-5に規定する方法によって行い,付表17に記入
する。
油圧ポンプの圧力を短時間昇圧できる機構を備えた油圧ショベルでは,昇圧時の最大掘削力の測定も同
様に行う。
13.1.3 ブームシリンダによる最大持上げ力試験 ブームシリンダによる最大持上げ力試験は,ブームフー
トピン中心とブームシリンダフートピン中心を結ぶ線と,ブームシリンダ作用線とのなす角度が最も良い
ブームの状態で,アームを垂直,バケット底部を水平として,ブームシリンダの作動によってバケット刃
先に生じる垂直上向き力の最大値を測定し,作動油温度とともに付表17に記入する[付図1 1)参照]。
また,アームを最大に押し出し,バケット底部を水平とした状態でも最大持上げ力を測定し,作動油温

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度とともに付表17に記入する[付図1 2)参照]。
なお,最大持上げ力が転倒によって決まる場合は,備考欄にその旨記入する。
油圧ポンプの圧力を短時間昇圧できる機構を備えた油圧ショベルでは,昇圧時の最大持上げ力の測定も
同様に行う。
13.1.4 油圧シリンダ油密試験 ブーム,アーム,バケット用各油圧シリンダの油密試験は,バケット刃先
に標準荷重を負荷して,作業装置を最大作業半径の状態でブームシリンダを最長としてエンジンを停止す
る。この状態に設定し,5分後及び10分後にそれぞれブームシリンダ,アームシリンダ,バケットシリン
ダの変位量を測定し,作動油温度とともに付表17に記入する(付図1 3)参照)。
スイングシリンダの油密試験は,試験機を30% (16.7 )こう配の平らな堅土上に直角横方向に置き,作業
装置を車体中心線上で最大掘削半径の状態とし,バケット刃先に標準荷重を負荷し,旋回ロックで旋回を
固定して同様に測定する。この場合,試験後の向きは,スイングシリンダの取付側が斜面の上方向になる
向きとする[付図1 4)参照]。
13.2 フェースショベルアタッチメント試験
13.2.1 作動装置操作速度試験
a) ブーム上下速度試験 13.1.1a)によって行い,付表18に記入する。
b) ブーム上げ・旋回複合動作速度試験 13.1.1b)によって行い,付表18に記入する。
c) アーム速度試験 13.1.1c)によって行い,付表18に記入する。
d) バケット速度試験 13.1.1d)によって行い,付表18に記入する。
13.2.2 最大掘削力試験 最大掘削力試験は,JIS A 8403-5に規定する方法によって行い,付表18に記入
する。
13.2.3 ブームシリンダによる最大持上げ力試験 13.1.3によって行い,付表18に記入する[付図2 1),
2)参照]。
13.2.4 最大押出し力試験 最大押出し力試験は,バケット底面を地面と同一高さとし,バケット底面が地
面と水平に前方へ押し出せるよう,ブーム,アーム,バケットの各シリンダを操作したとき,水平押出し
距離内においてバケット刃先に生じる水平方向の最大力を測定する。ただしバケット底面と地面との摩擦
力はないものとする[付図2 4)参照]。
13.2.5 油圧シリンダ油密試験 13.1.4によって行い,付表18に記入する[付図2 3)参照]。
ただし,バケット開閉シリンダについては省略する。
13.3 ローディングショベルアタッチメント試験
13.3.1 作動装置操作速度試験
a) ブーム上下速度試験 13.1.1a)によって行い,付表18に記入する。
b) ブーム上げ・旋回複合動作速度試験 13.1.1b)によって行い,付表18に記入する。
c) アーム速度試験 13.1.1c)によって行い,付表18に記入する。
d) バケット速度試験 13.1.1d)によって行い,付表18に記入する。
e) バケット開閉速度試験 バケット開閉シリンダの作動によって,バケットを最大に開いた状態から閉
じ終わるまで,及び閉じた状態から開き終わるまでの所要時間を測定し,エンジン回転速度,作動油
温度とともに付表18に記入する。
13.3.2 最大掘削力試験 最大掘削力試験は,JIS A 8403-5に規定する方法によって行い,付表18に記入
する。

――――― [JIS A 8403-3 pdf 12] ―――――

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13.3.3 ブームシリンダによる最大持上げ力試験 13.1.3によって行い,付表18に記入する[付図2 1),
2)参照]。
13.3.4 最大押出し力試験 13.2.4によって行い,付表18に記入する。
13.3.5 油圧シリンダ油密試験 13.1.4によって行い,付表18に記入する[付図2 3)参照]。
13.4 クラムシェルアタッチメント試験
13.4.1 作業装置動作速度試験
a) ブーム上下速度試験 13.1.1a)によって行い,付表19に記入する。
b) ブーム上げ・旋回複合動作速度試験 13.1.1b)によって行い,付表19に記入する。
c) アーム速度試験 アーム速度の試験は,アーム全移動距離がアームヒンジピン中心を通る垂直線を挟
み,前後ほぼ等角度となるようにアームヒンジピン中心を定め,アームシリンダによってアームを押
し及び引きの方向に動作させたとき,アーム先端のバケット取付けピン中心の最大移動角度とその所
要時間を測定し,エンジン回転速度,作動油温度とともに付表19に記入する。
d) バケット開閉速度試験 13.3.1e)によって行い,付表19に記入する。
13.4.2 最大掘削力試験 最大掘削力試験は,JIS A 8403-5に規定する方法によって行い,付表19に記入
する。
13.4.3 ブームシリンダによる最大持上げ力測定 13.1.3に規定する要領に従い,バケット中心に生じる垂
直上向きの力の最大値を測定し,付表19に記入する[付図3 1),2)参照]。
13.4.4 油圧シリンダ油密試験 13.1.4によって行い,付表19に記入する。ただし,バケットシリンダに
ついては省略する[付図3 3)参照]。
13.5 ブレード試験 ブレード試験は,ブレード上下速度試験,ブレード押下げ力試験,ブレード油密試
験について行う。
13.5.1 ブレード上下速度試験 ブレード上下速度試験は,ブレードをチルティング,アングリングしない
状態で地上に置き,ブレードシリンダを作動させてブレードを最高位置まで上げ下げさせたときの,ブレ
ードの移動角度と上げ下げそれぞれの所要時間を3回以上測定し,その平均値をエンジン回転速度,作動
油温度とともに付表20に記入する。
13.5.2 ブレード押下げ力試験 ブレード押下げ力の試験は,作業装置をブレードと同じ方向に向け,作業
時の視界を確保できる最小旋回半径の姿勢で,ブレードシリンダを作動させてブレードを最大下降量まで
下げ,試験機の前方を持ち上げることができるかどうかを観察し,エンジン回転速度,作動油温度ととも
に付表20に記入する(付図4参照)。
13.5.3 ブレードシリンダ油密試験 ブレードシリンダの油密試験は,ブレードを最大に上昇させた位置で
エンジンを停止し,その直後,5分後及び10分後におけるブレードシリンダの変位量と,ブレード中央部
における垂直降下量を測定し,作動油温度とともに付表20に記入する。

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付図1 バックホウアタッチメント試験要領

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付図2 フェースショベルアタッチメント及びローディングショベルアタッチメント試験要領

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