JIS A 8508-2:2008 道路工事機械―安全―第2部:路面切削機の要求事項 | ページ 3

                                                                                              9
A 8508-2 : 2008
C.2.2.3 暗騒音の条件
各マイクロホンの位置において,暗騒音と供試機械の騒音とのレベル差は,10 dBを超えていることが
望ましい。ただし,暗騒音と供試機械の騒音とのレベル差が10 dB以下であっても,6 dBを超えた範囲で
あれば補正を行うことができるものとする。
C.2.2.4 天候の条件
次の場合は,試験を行うことはできない。
− 降雨,降雪,降ひょうがあるとき
− 積雪があるとき
− 気温−10 ℃以下,又は35 ℃以上のとき
− 風速が8 m/sを超えるとき
なお,地上2 mの高さで測定した風速が1 m/sを超える場合は,マイクロホンに風防を装着する。この
場合には校正において適切な補正を考慮する。
C.2.3 騒音計
騒音計は,JIS C 1509-1による精密騒音計とする。
注記 計量法(平成4年 法律第51号)第71条の条件に合格したもの。
C.2.4 機械の配置及び運転
C.2.4.1 一般事項
原則として,供試機械は作業に必要な装置を取り付けた運転質量状態とする。
C.2.4.2 供試機械の配置
供試機械の基本寸法の中点を図C.2に示すCと一致させる。供試機械の長軸方向中心線をX軸に合わせ
る。
C.2.4.3 供試機械の運転状態
供試機械の運転状態は動的運転状態(ただし,エンジン空ぶかしで機械は停止状態)とし,すべての作
業装置を作業時姿勢でメーカ指定の定格速度で運転させる。
C.2.5 等価騒音レベルの測定
C.2.5.1 測定面の大きさ
測定面は仮想半球とし,その半球rは図C.1に示す供試機械の基本寸法Lに基づき決定する。
− 供試機械の基本寸法が1.5 m未満の場合は4 mとする。 ···r=4 m(L<1.5 m)
− 供試機械の基本寸法が1.5 m以上4 m未満の場合は10 mとする。 ···r=10 m(1.5 m≦L<4 m)
− 供試機械の基本寸法が4 m以上の場合は16 mとする。 ···r=16 m(4 m≦L)

――――― [JIS A 8508-2 pdf 11] ―――――

10
A 8508-2 : 2008
図C.1−基本寸法L
C.2.5.2 マイクロホンの位置
マイクロホンの位置は,図C.2に示す測定面上の6か所とする。ただし,少なくとも3個のマイクロホ
ンを用いて供試機械の片側ずつ測定することもできる。この場合は,供試機械を反対向きにして同じ運転
状態にするか,又はマイクロホンの位置を反対側の測定に移動させる。
マイク No. X/r Y/r Z
1 0.7 0.7 1.5 m
2 −0.7 0.7 1.5 m
3 −0.7 −0.7 1.5 m
4 0.7 −0.7 1.5 m
5 −0.27 0.65 0.71 r
6 0.27 −0.65 0.71 r
図C.2−マイクロホン位置
C.2.5.3 測定時間
測定時間は,1回につき30秒間以上とする。
C.2.6 音響パワーレベルの決定
C.2.6.1 平均等価騒音レベルの算出
各マイクロホン位置における等価騒音レベルの測定値をもとに,次の式によって測定半球面上の平均等
価騒音レベルを求める。
1.0LAeqi
LAeq,T10 log101N 10
ここに, LAeq, T : i番目のマイクロホンによる等価騒音レベルの測定値(dB)
N : マイクロホンの総数
T : 測定時間=30(s)
C.2.6.2 音響パワーレベルの算出
音響パワーレベルは,次の式によって求める。

――――― [JIS A 8508-2 pdf 12] ―――――

                                                                                             11
A 8508-2 : 2008
LWA LAeq,T10 log10 S S0
ここに, S : 測定面の面積(m2) S=2 πr2
S0 : 1(m2)
C.2.6.3 音響パワーレベルの決定
測定は3回繰り返して行い,3個の音響パワーレベルを求める。3個のうちの2個の数値に1 dBを超え
る差がある場合は,2個の数値の差がそれぞれ1 dB以内となる結果が得られるまで測定を追加する。音響
パワーレベルは,それぞれ1 dB以内の差となる数値のうち大きい方の2個の数値の算術平均とする。
音響パワーレベルは,少数点以下第一位を四捨五入した整数値とする。
C.3 運転位置での等価騒音レベル
C.3.1 騒音の測定値
騒音の測定値は,当該機械から発生する騒音の音響パワーレベルとする。
C.3.2 測定環境
C.2.2による。
C.3.3 騒音計
C.2.3による。
C.3.4 機械の配置及び運転
C.2.4による。
C.3.5 等価騒音レベルの測定
C.3.5.1 マイクロホンの位置
マイクロホンの位置は,JIS A 8317-2の6.4による。
C.3.5.2 測定時間
測定時間は,1回につき30秒間以上とする。
C.3.5.3 測定箇所
1か所以上運転位置がある場合には,すべての運転位置で測定を行う。
C.3.6 等価騒音レベルの決定
1か所につき測定は3回繰り返して行い,3個の等価騒音レベルを求める。3個のうちの2個の数値に1 dB
を超える差がある場合は,2個の数値の差がそれぞれ1 dB以内となる結果が得られるまで測定を追加する。
等価騒音レベルは,それぞれ1 dB以内の差となる数値のうち大きい方の2個の数値の算術平均を求め決定
とする。
1か所以上設置された運転席においては,すべての等価騒音レベル値の算術平均を求め決定とする。
等価騒音レベルは,少数点以下第一位を四捨五入した整数値とする。

JIS A 8508-2:2008の国際規格 ICS 分類一覧

JIS A 8508-2:2008の関連規格と引用規格一覧