JIS B 1864:2021 歯付ベルト伝動―ベルト及びプーリ | ページ 5

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11.4 ZS及びYS

  ZS及びYSの歯溝寸法,及びその許容差は,13.2の方法で測定し,表17を満足しなければならない。
表17−ZS及びYSの歯溝寸法及びその許容差
単位 mm
項目 記号 寸法 許容差
ZS YS
プーリ歯数 z 17歯以上 20歯以上
歯ピッチ Pb 9.525 8.000 −a)
歯溝先幅 br 6.19 5.20 +0.1
0
歯面丸み半径 r3 6.31 5.30 +0.1
0
歯溝底深さ hg 3.37 2.83 ±0.03
歯元丸み半径 rb 0.48 0.40 +0.1
0
歯先丸み半径 rt 0.89 0.75 +0.1
0
歯底丸み半径 r4 4.81 4.04 ±0.1
PLD a 0.686 0.686 −
注a) 歯ピッチPbの許容差は,12.1による。

12 プーリの寸法及び許容差

12.1 隣接ピッチ誤差及び累積ピッチ誤差

  隣接ピッチ誤差及び任意の90°の区間における累積ピッチ誤差は,13.3の方法によって測定し,表18
の値を満足しなければならない。
表18−隣接ピッチ誤差及び累積ピッチ誤差の公差
単位 mm
歯先円直径の基準値 公差
隣接ピッチ誤差 累積ピッチ誤差
49以上 100未満 0.03 0.10
100以上 179未満 0.13
179以上 305以下 0.15

――――― [JIS B 1864 pdf 21] ―――――

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歯先円直径の基準値=dp−2а
ここに, dp : プーリピッチ円直径(mm)
Pb
dp z
Pb : 歯ピッチ(mm)
z : プーリ歯数
а : プーリの歯溝を創成するときの基準値
(表14,表15,表16及び表17による。)

12.2 歯先円直径の許容差

  歯先円直径の基準値に対する歯先円直径の許容差は,表19による。
なお,歯先円直径は,13.4の方法で測定する。
表19−歯先円直径の許容差
単位 mm
歯先円直径の基準値 許容差
49以上 100未満 +0.10
0
100以上 179未満 +0.13
0
179以上 305以下 +0.15
0

12.3 最小プーリ歯幅

  最小プーリ歯幅は,図4に示す両フランジ,フランジなし及び片フランジについて,次の式で計算した
値とする。プーリ歯幅は,13.5の方法で測定し,その最小値は,最小プーリ歯幅以上でなければならない。
両フランジ bf=bs+1.2
フランジなし bf=bs+5.0
片フランジ bf=bs+3.0
ここに, bs : ベルト呼び幅の基準値(mm)
bf : 両フランジの最小プーリ歯幅(mm)
bf : フランジなしの最小プーリ歯幅(mm)
bf : 片フランジの最小プーリ歯幅(mm)

――――― [JIS B 1864 pdf 22] ―――――

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a) 両フランジ b) フランジなし c) 片フランジ
図4−最小プーリ歯幅

12.4 フランジ寸法

  フランジ寸法は,13.6の方法で測定し,図5による。
単位 mm
図5−フランジ寸法

12.5 その他の許容値

12.5.1 歯先円周の振れ
歯先円周の振れは,13.7の方法で測定し,歯先円直径の基準値に対するFIMの許容差t1は,表20の値
を最大とする。

――――― [JIS B 1864 pdf 23] ―――――

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表20−歯先円周の振れの許容値
単位 mm
歯先円直径の基準値 許容値 t1
49以上 203以下 0.13
203超 0.13+(歯先円直径の基準値−203)×0.000 5 a)
注a) 許容値は,計算値を1/100 mm単位に丸め,用いる。
12.5.2 側面の振れ
側面振れは,13.8の方法で測定し,歯先円直径の基準値に対するFIMの許容差t2は,表21の値を最大
とする。
表21−側面振れの許容値
単位 mm
歯先円直径の基準値 許容値 t2
49以上 100未満 0.10
100以上 254以下 歯先円直径の基準値×0.001 a)
254超 0.25+(歯先円直径の基準値−254)×0.000 5 a)
注a) 許容値は,計算値を1/100 mm単位に丸め,用いる。

――――― [JIS B 1864 pdf 24] ―――――

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12.5.3 歯幅方向の外径差
プーリの歯幅方向の外径差は,13.9の方法で測定し,0.02 mm以下とする。
12.5.4 歯と軸穴中心線との平行度
歯と軸穴中心(データム軸直線)線との平行度は,13.10の方法で測定し,0.03 mm以下とする(図6)。
図6−歯と軸穴中心線との平行度
12.5.5 歯部表面粗さ
歯部表面粗さ(歯先円周も含む。)は,JIS B 0601に規定する粗さパラメータRa 1.6 μm以下でなければ
ならない。
12.5.6 釣合い良さ
釣合い良さは,外周における不釣合い質量で表し,プーリ質量の0.2 %又は0.005 kgのいずれか大きい
方を最大許容値とする。

13 プーリ試験方法

13.1 一般

  13.213.9の測定は,常温(20 ℃±15 ℃)で行う。

13.2 歯溝形状

  プーリの歯溝形状は,プーリ歯幅中央付近の軸直角方向に投影器,形状測定器などを用いて測定する。

13.3 隣接ピッチ誤差及び累積ピッチ誤差

  隣接ピッチ誤差及び任意の90°の区間における累積ピッチ誤差は,軸穴を仕上げたプーリの隣り合う歯
の対応する二つの歯面と,プーリと同心の任意の直径(歯底円より大きく,歯先円より小さい。)の円とが
交わってできる2点の間の直線距離,又はその点がプーリ中心に対して作る角の大きさをJIS B 1757-4に
規定した方法で歯溝の中央付近を順次測定し,その結果をピッチ円上の値に換算して求める。

13.4 歯先円直径

  歯先円直径は,JIS B 7502に規定するマイクロメータ,又はそれに準じる測定器で図7に示すように,
円周中ほぼ等分した任意の2か所以上について偶数歯のときはそのままdoを測定し,奇数歯の場合は同様
に,d'oを測定し,これにプーリの歯溝底深さhg又はカッタの歯の高さhrを加える。

――――― [JIS B 1864 pdf 25] ―――――

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