この規格ページの目次
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B 3502 : 2011
安全,例えば,感電に対する保護のために用意した導体(IEC 60050のIEV 195-02-09)。
3.54
保護超低電圧(PELV)回路(protective extra-low voltage circuit)
通常状態及び単一故障状態において,回路の電圧がAC 30 V(実効値),42.4 V(ピーク値)又はDC 60 V
以下の回路。ただし,ほかの回路の接地故障状態は除く。
PELV回路は,保護接地に接続されたSELV回路と同等である。
3.55
保護インピーダンス(protective impedance)
危険充電部と部分接触可能導体とを接続した場合に,通常状態時及び単一故障状態時において,この規
格の要求する保護を実現する,次のものによって構成されるインピーダンス。
− 無故障と認められる単一構成要素
− 部品の結合体
− 基礎絶縁と電流制限デバイス又は電圧制限デバイスとの集合体
− インピーダンス
− 構造
− 信頼性
3.56
公衆電源(public mains)
建屋内の常設設備の主幹線からの電源。
3.57
繰返しピーク電圧(recurring peak voltage)
ある一定周期で繰返し発生する電圧のピーク電圧。
3.58
定常試験(routine test)
各個別の機器が,ある基準に合致しているかを確認するために,製造中又は製造後に実施する試験(IEC
60050のIEV 151-16-17)。
3.59
安全超低電圧(SELV)回路(safety extra-low voltage circuit)
通常状態及び単一故障状態において,回路の電圧がAC 30 V(実効値),42.4 V(ピーク値)又はDC 60 V
以下の回路。ほかの回路の接地故障を含む。
SELV回路は,保護接地には接続しない。
3.60
保全者(service personnel)
PLCのハードウェア構成又はアプリケーションプログラムを変更若しくは修理する人。
保全者は,製造業者が提供する改定版ソフトウェアを実装してもよい。保全者は,プログラム作成並び
にPLC装置の操作及び使用に関して教育を受けていることを想定している。
保全者は,業務遂行上,遭遇し得る危険(特に,電気的な危険),及び自分自身又は第三者若しくは装置
に与える危険を最小化する方策を認識するのに必要な適切な技術的教育を受けた人であり,それらの経験
をもった人である。
――――― [JIS B 3502 pdf 21] ―――――
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B 3502 : 2011
3.61
全出力電流(一つの出力モジュールに対して)(total output current)
多チャネルモジュールで,通常の稼動条件における最も過酷な組合せで動作させても,絶縁,端子,露
出した導電性部などのいずれの部分も,規定の温度制限以下で供給可能な電流値。
注記 一般に,多チャネルモジュールでは,全出力電流はチャネルごとの出力電流の合計よりも小さ
い。
3.62
形式試験(type test)
意図した仕様を満足していることを確認するために,1台以上の機器に対して行う試験(IEC 60050の
IEV 151-16-16)。
3.63
ユニット(unit)
常設のユニットに対してはケーブルで,可搬形ユニットに対してはケーブル又はほかの手段によって,
システム内のほかのユニットと接続する集合体(この集合体は,装着するか又は別の方法で集合体に接続
したモジュールで構成してもよい。)。
3.64
耐力(形式)試験[withstand type test (withstand test)]
より深刻な影響をもたらす一定量の物理量を作用させて,PLCシステムの正規の機能を遂行するための
能力を損なわないことを検証する形式試験。
3.65
動作電圧(working voltage)
機器に定格電圧(Ue)を供給したときに,個々の絶縁部に印加する交流(実効値)又は直流の最高電圧
値。次に,関連事項を示す。
− 過渡状態は,考慮しない。
− 開回路状態及び通常動作状態の両状態を考慮する。
4 通常の稼動条件及び要求事項
通常の稼動条件では,機器の稼動条件を超えないように用いることが,使用者の責任である。PLC及び
PLCシステムは,工業環境で用いることを意図している。
使用者は,この規格で規定する環境条件を満足する設置環境にしなければならない。
4.1 環境条件及び要求事項
4.1.1 動作周囲温度
装置は,表2に示す動作周囲温度に適合しなければならない。
表2−PLCシステムの動作周囲温度
単位 ℃
閉鎖形装置 開放形装置
動作周囲温度 最高 40 55
範囲 最低 5 5
――――― [JIS B 3502 pdf 22] ―――――
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B 3502 : 2011
自然対流による非換気方式の装置においては,きょう体の垂直中央を通る水平面上で,きょう体から50
mm以内の1点での温度を動作周囲温度とする。
換気を行う装置においては,周囲温度は,装置の空気流入面から50 mm以内の1点での流入空気温度を
動作周囲温度とする。
強制外部空冷は想定しない。PLCシステムの一部として常設される開放形周辺装置は,PLCの動作周囲
温度範囲を満足しなければならない。ほかの装置(例えば,盤面に取り付けたHMIなど)は,開放形及び
閉鎖形装置の組合せ特性を適用する。
この要求事項は,6.1.1及び6.1.2に基づいて検証する。
4.1.2 相対湿度
装置は,結露なしで,1095 %の相対湿度に適合しなければならない。
この要求事項は,6.1.3に基づいて検証する。
4.1.3 高度
装置は,標高2 000 mまでの運用に適合しなければならない。
検証試験は不要である。
4.1.4 汚損度
製造業者による特別な指定がない限り,装置は,汚損度2での使用を想定して設計する。
4.2 機械的な稼動条件及び要求事項
振動,衝撃及び自然落下の条件は,設置状態及び環境によって幅広く変化するため,機械的な稼動条件
を規定するのは困難である。
こん(梱)包を解いた状態の携帯形及びハンドヘルド形装置と同様に,固定装置に適用する次の要求事
項で間接的に機械的な稼動条件を規定する(例外については,4.2.2を参照。)。これらは,PLCシステム及
び関連周辺装置だけに適用する。
これらの要求事項に適合する機器装置は,工業環境での固定設置に適していることが経験的に分かって
いる。固定装置は,常設の設備の一部である。
4.2.1 振動
イミュニティ要求事項は,表3による。
表3−PLCシステムに対する正弦波振動の稼動条件
周波数範囲a) 連続的な振動を受ける場合b) 断続的な振動を受ける場合b)
Hz
5≦f<8.4 定振幅 1.75 mm 定振幅 3.5 mm
8.4≦f≦150 定加速度 4.9 m/s2 定加速度 9.8 m/s2
注記 Gpeak=9.8×0.004 024 f 2Dpeak
ここに,Gpeak : 重力加速度(ピーク値)(m/s2)
f : 周波数(Hz)
Dpeak : 振幅(ピーク値)(mm)
注a) クロスオーバ周波数(約8.4 Hz)は,定振幅から定加速度による振動へ滑らかに移行す
るように調整しなければならない。
b) 数値は,ピーク値を示す。
振動は,相互に直交する3軸方向の各々に適用する。
製造業者は,携帯形及びハンドヘルド形周辺装置の取付方法を指定する。
――――― [JIS B 3502 pdf 23] ―――――
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B 3502 : 2011
この要求事項は,6.3.1に基づいて検証する。
4.2.2 衝撃
イミュニティ要求事項は,次による。
加える衝撃は,相互に直交する3軸方向の各々において,147 m/s2,11 ms,正弦波パルスである。
CRTを組み込んだ機器は,この要求事項から除外する。
有接点リレーは,147 m/s2の衝撃に一時的に応動しても差し支えない。試験中の一時的な誤動作は許容
するが,装置は試験後,全ての機能が動作しなければならない。
この要求事項は,6.3.2に基づいて検証する。
4.2.3 自然落下(携帯形及びハンドヘルド形装置)
自然落下に対するイミュニティ要求事項は,表4による。
表4−堅固な面への自然落下(携帯形及びハンドヘルド形装置)
携帯形及びハンドヘルド形 ハンドへルド形 規定項目
(質量によらない。) (質量によらない。)
耐力試験 イミュニティ試験
a) b) c)
ランダム落下 − 1 000 mm 2回
a) c)
水平落下 100 mm 2回 −
a) c) d)
支持落下 30°又は100 mm 2回 −
注a) 衝撃時の一時的な誤動作は許容するが,試験後は全ての機能が動作し,衝撃による致命
的な故障があってはならない。したがって,落下中に装置が動作し,衝撃によって誤動
作した場合には,修正操作を必要としてもよい。
b) 表18で規定している姿勢(通常の使用位置)からの落下。
c) ランダム落下は,任意の辺,面又は角からの落下である。水平落下は,面からの落下で
ある。支持落下は,辺からの落下である。
d) 表18参照。
この要求事項は,6.3.3に基づいて検証する。
4.3 輸送及び保管条件並びに要求事項
次の要求事項は,製造業者が出荷こん包したモジュールに適用する。こん包していない携帯形装置の輸
送及び保管は,4.2の要求事項に適合しなければならない。
特定の制限条件がある部品(CMOS部品,電池など)を装置が含む場合には,製造業者が定めた輸送及
び保管の手段に従わなければならない。
4.3.1 温度
許容温度範囲は,−40+70 ℃である。−25+70 ℃も許容するが,将来の設計では推奨しない。
この要求事項は,6.1.1に基づいて検証する。
4.3.2 相対湿度
相対湿度は,1095 %(結露なし)である。
この要求事項は,6.1.3に基づいて検証する。
4.3.3 高度
輸送時の気圧の仕様は,標高03 000 mと同等(最低70 kPa)でなければならない。
検証試験は不要である。
4.3.4 自然落下(製造業者の出荷こん包状態でのPLCユニット)
――――― [JIS B 3502 pdf 24] ―――――
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B 3502 : 2011
製造業者の出荷こん包によるユニットの耐久要求事項は,表5による。試験後,全ての機能を満足し,
物理的な損傷の形跡があってはならない。
表5−製造業者の出荷こん包状態での堅固な面への自然落下
出荷こん包状態での質量 ランダム落下高さ 試行回数
kg mm 回
出荷こん包状態 製品こん包状態
<10 1 000 300 5
1040 500 300 5
>40 250 250 5
この要求事項は,6.3.4に基づいて検証する。
4.3.5 その他の条件
この規格に規定していない機械的条件に対しては,受渡当事者間の協定による。この協定に,極低温で
の保管,より高い高度での標高輸送などの項目を含めてもよい。
4.4 電気的稼動条件及び要求事項
4.4.1 交流·直流の装置電源
5.1.1参照。
4.4.2 過電圧カテゴリ及び過渡的な過電圧の抑制
使用者は,設置の状態が過電圧カテゴリIIの条件の範囲内でなければならない。
装置電源の接続部における過渡的な過電圧は,過電圧カテゴリIIの条件の範囲内となるように,使用者
が抑制しなければならない。すなわち,過渡的な過電圧が,基礎絶縁のための定格電圧に対応するインパ
ルス電圧以下でなければならない。装置又は過渡的な過電圧を抑制する手段が,過渡的なエネルギーを吸
収できるようにしなければならない。
4.4.3 非周期的な過電圧
工場環境における非周期的な過電圧のピークは,高エネルギー装置の電力遮断の結果(例えば,三相シ
ステムの一相のヒューズ溶断)として装置電源の電源ラインに現れる。この結果,比較的低い電圧(装置
電源電圧の約2倍のピーク電圧)の高電流パルスを発生する。使用者は,PLCシステムの損傷を防ぐため,
例えば,変圧器の設置などの必要な処置を施さなければならない。
4.5 特殊稼動条件及び要求事項
稼動条件が4.1,4.2,4.3及び4.4の規定より厳しいとき,又はちり,ほこり,煙,腐食性粒子,放射性
粒子,蒸気若しくは塩分による空気汚染,菌類,虫若しくは小動物によって被害が生じるおそれなど,劣
悪な環境条件があるときには,受渡当事者間の協定による。
――――― [JIS B 3502 pdf 25] ―――――
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JIS B 3502:2011の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 61131-2:2007(MOD)
JIS B 3502:2011の国際規格 ICS 分類一覧
- 35 : 情報技術.事務機械 > 35.240 : 情報技術(IT)の応用 > 35.240.50 : 産業におけるITの応用
- 25 : 生産工学 > 25.040 : 産業オートメーションシステム > 25.040.40 : 工業計測及び制御