JIS B 3502:2011 プログラマブルコントローラ―装置への要求事項及び試験 | ページ 6

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5 機能に関する要求事項

  代表的なPLCシステム及びインタフェースは,図2による。
注記 Al : ローカル拡張ラック用インタフェース
Ar : リモート入出力局制御フィールドバス用インタフェース
Be : オープン通信インタフェース,及び第三者の装置との通信インタフェース
Bi : 周辺装置用の内部通信インタフェース
C : デジタル及びアナログ入力信号とのインタフェース
D : デジタル及びアナログ出力信号とのインタフェース
E : 第三者装置とのデータ通信用のシリアル又はパラレル通信インタフェース
F : 装置電源とのインタフェース
装置電源は,電源投入,電源遮断及び瞬時停電の間,下流の装置を有効にしておかなければならない。
G : 保護接地とのインタフェース
H : 機能接地とのインタフェース
J : I/O電源とのインタフェース
K : 補助電源出力用インタフェース
図2−PLCシステムの代表的なインタフェース構成

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5.1 電源供給及びメモリバックアップ機能に関する要求事項

5.1.1 交流及び直流の電源供給
この要求事項は,6.4.1,6.4.2及び6.4.3に基づいて検証する。
5.1.1.1 定格値及び動作範囲
PLCシステム及び入出力モジュールへの外部供給電源の種類は,表6による。この要求事項は,6.4.1に
基づいて検証する。
表6−外部供給電源の定格及び動作範囲
電圧 周波数 推奨使用 注記b)
定格 許容範囲 定格 許容範囲 供給電源 入出力信号a)
(Ue) (最小又は最大) (Fn) (最小又は最大)
c)
DC 24 V +20 % ○ ○
−15 % c) d)
DC 48 V − − ○ ○
DC 125 V − − −
e)
AC 24 V +10 % 50 Hz又は +4 % − −
−15 % 60 Hz −6 % e)
AC 48 V − −
AC 100 V ○ ○ −
AC 110 V ○ ○ −
e)
AC 120 V ○ ○
AC 200 V ○ ○ −
e)
AC 230 V ○ ○
AC 240 V ○ ○ −
e) f)
AC 400 V ○ −
注a) アナログ入出力への供給電源については,7.10.3の項目5及び7.11.3の項目3を参照。
b) 表8に記載以外の定格電圧の許容範囲については,この表及び注c)を適用する。これらの電圧範囲は,附
属書Bの計算式によって,表8の入力限界を算出するために用いる。
c) 電圧許容範囲に加えて,定格電圧の5 %のピーク値をもつAC成分は許容する。
この場合,絶対定格は,DC 24 VでDC 19.230 V,DC 48 VでDC 38.460 Vとする。
d) タイプ2のデジタル入力を外部供給電源として用いる場合は,表8の注g)を参照。
e) これらの定格電圧は,IEC 60038による。
f) 三相電源供給
5.1.1.2 電圧高調波
交流電圧は,装置への入力点で測定した合計実効値(r.m.s)を意味する。
公称周波数の10次未満の高調波成分(公称周波数の整数倍)の合計実効値(r.m.s)は,測定した電圧の
10 %に及ぶことがある。
10次以上の高調波成分の影響は,測定した電圧の約2 %になることがあるが,一定の比較結果を得るた
めに,位相角0°及び180°における10 %の第3高調波分だけで装置を試験する。
エネルギー源の出力インピーダンスがPLCシステムの電源装置の入力インピーダンスより相対的に高
いとき,PLCシステムに供給する電源の高調波成分に影響を及ぼす。PLCシステム用としてインバータの
ような専用電源の仕様を決めるときは,受渡当事者間の協定が必要である。電源ラインコンディショナ(ア
クティブフィルタなど)の使用を考慮することが望ましい(IEC/TR 61131-4参照)。
この要求事項は,6.4.1.2に基づいて検証する。

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5.1.1.3 瞬時停電
次の制限は,装置電源供給端子(図2のF端子)に適用する。
表7に規定するように電源に対する短時間の電源障害に対し,PLCシステム[RIOS(5.6参照),非恒久
的に設置した周辺機器を含む。]は,正常動作を継続しなければならない。
より長い時間の電源停止に対しては,PLCシステムは,正常動作を継続するか,又は電源が正常に戻る
まであらかじめ設定した状態に遷移し,明確に規定された動作を継続しなければならない。
注記 同一の電源で駆動する出力及び高速応答入力は,これら電源の変動の影響を受ける可能性があ
る。
この項の要求事項は,6.4.2.3に基づいて検証する。
表7−瞬時停電(機能要求)
電源タイプa) 電源条件の厳しさレベルb) c)最大電源停止時間 Ue minからUeに対する% d)
DC PS1 1 ms 0%
DC PS2 10 ms 0%
AC PS2 0.5周期e) 0%
注a) 電源電圧低下は,Ue minからの低下とする。
b) PS1は,バッテリから電源供給するPLCシステムに適用。
c) PS2は,AC電源,ACから平滑した電源及びDC電源から電源供給するPLCシステムに適用。
d) Ue minは,表6の許容範囲の最小電圧値。
e) 任意位相角度で Fn=50又は60 Hz(6.4.2.3参照)。
5.1.2 メモリバックアップ
揮発性メモリのバックアップは,メモリバックアップ用電源が定格容量状態(交換を必要とする電源の
場合,定格容量とは,指示した交換の方法及び期間を満たしている場合の容量)において,通常の稼動条
件のもとで,少なくとも300時間,25 ℃以下では1 000時間,メモリの内容を保持するものでなければな
らない。
上記と異なる場合,製造業者は,揮発性メモリのバックアップ時間を指定しなければならない。
バックアップ用電源は,メモリの内容を失うことなく交換又は回復が可能でなければならない[4.3,7.6
h) 及び7.13 d) 参照]。
メモリのバックアップを電池で行う場合は,電池電圧低下のアラームを設けなければならない。
この要求事項は,6.4.4に基づいて検証する。

5.2 デジタル入出力

  デジタル入力の形式には,電流シンク入力及び電流ソース入力があり,また,デジタル出力の形式には,
電流シンク出力及び電流ソース出力がある。デジタル入出力の組合せの例は,図3及び図3A図3Cによ
る。

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図中の記号の意味は,次のとおりである。
C : 出力スイッチ
有接点又は無接点,例えば,リレー接点,トライアック,トランジスタなど。
Z : 入力
入力インピーダンス
PS : 外部電源
注記 アプリケーションによっては,外部電源(PS)のコモンは,入力,出力及びPLCシステムに共通であってもよ
い。
図3−電流シンク入力·電流ソース出力
図3A−電流ソース入力·電流シンク出力
デジタル入出力は,次の要求事項を満たさなければならない。
a) PLCシステムは,5.2.1,5.2.2及び5.2.3で定義している中から少なくとも一つの入力インタフェース
及び少なくとも一つの出力インタフェースを備えていなければならない。
b) デジタル入力は,5.2.1に示す標準電圧に対応した諸定格の要求を満たさなければならない。標準電圧
外のデジタル入力は,附属書Bに示す計算式に従わなければならない。
c) デジタル出力は,交流に対しては5.2.2.1,また,直流に対しては5.2.3.1に示す標準電流に対応した諸
定格の要求を満たさなければならない。
d) PLCシステムにおいては,出力を入力に接続する場合があるので,デジタル入出力の形式を正しく選
択することによって,入力と出力とを相互接続できなければならない。外部負荷の追加が必要な場合
は,製造業者がそれを指定しなければならない。

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e) 交流入力のマルチサーキットモジュールは,異なる位相からの信号入力が可能であり,この場合モジ
ュールは,チャネル間で生じ得る最大電位差に対応しなければならない。異なる位相からの信号入力
が不可能な場合は,製造業者は,取扱説明書に“全てのチャネルは,同じ位相から供給する”ことを
記載しなければならない。
f) 複数の異なる位相の電源が使用可能な場合には,交流入出力のマルチチャネルモジュールは,チャネ
ル間電圧に応じた空間距離及び沿面距離の要求事項,並びに絶縁耐力試験に適合しなければならない。
この規格で規定していないインタフェース,すなわち,TTL,CMOS回路などのインタフェースをもっ
たPLCシステムの場合は,製造業者は,適切な情報を全て使用者に提供しなければならない。
図3Bの電流シンク入力·電流ソース出力において,入力信号が断線又はコモンと短絡[外部電源(PS)
を接地している場合は地絡]した場合,入力信号は“OFF状態”となる。また,出力信号が断線又は外部
電源(PS)の接地側と短絡(地絡)した場合,負荷は“OFF状態”となる。一方,図3Cの電流ソース入
力·電流シンク出力において,外部電源(PS)を接地している場合,入力信号線の地絡は入力信号の“ON
状態”,また,出力信号線の地絡は負荷の“ON状態”となり,適用に当たっては,外部電源を非接地にす
るなどの配慮をしなければならない。
図3B−電流シンク入力·電流ソース出力のときの短絡−断線状態

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JIS B 3502:2011の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 61131-2:2007(MOD)

JIS B 3502:2011の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 3502:2011の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISC1604:2013
測温抵抗体
JISC2812:1998
機器取付け用レール