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7.1 先端部の形状及び寸法 ねじ回しの先端部の形状及び寸法は,表4に示すA形ゲージで図2に示す
ように,先端部の外周をゲージに押し込んだとき十字翼の外周面と先端円すい面との交線の位置PAは段差
hAの中になければならない。
また,表5に示すB形ゲージで図3に示すように先端部の溝部をゲージに押し込んだとき十字溝の外周
面と先端円すい面との交線の位置PBは段差hBの中になければならない。ただし,S形用ねじ回しについ
ては,JIS B 1012に規定する食い付きゲージに合格したねじ穴とのはめあい試験で行ってもよい。
表4 A形ゲージ
種類 呼び番号 g1 g2 hA(3) t1(参考)
基準寸法 許容差 基準寸法 許容差 角度 許容差
H形 1番 0.560 0 0.710 0 0.30 26°30´ +15´ 3.0
2番 1.068 −0.010 1.218 −0.010 0.30 0 3.2
3番 1.805 2.005 0.40
4番 2.440 2.640 0.40
S形 − 0.405 0.505 0.20 26° 3.0
注(3) Aは,g1, g2, 及び 限 算値である。
図2 PAの位置
――――― [JIS B 4633 pdf 6] ―――――
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表5 B形ゲージ
単位 mm
種類 呼び b1 b2 e 愀 l1 戀 hB(4) (参
番号 基準 許容差基準 許容差基準 許容差角度 許容差基準 許容差角度 許容差 考)
寸法 寸法 寸法 寸法 t2
H形 1番 0.431 0 0.526 0 0.513 0 7´ +15´ 2.5 0 138° 0 0.77 2.5
2番 0.695 −0.010
0.805−0.0101.102−0.050
5°45´ 0 3.7 −0.010140°-15´ 1.09 3.7
3番 1.164 1.299 2.098 5°45´ 5.2 146° 1.34 5.2
4番 1.702 1.837 2.738 7° 7.6 153° 1.10 7.6
S形 − 0.195 0.265 − 7° 1.5 − 0.57 1.5
注(4) Bはb1, b2及び 限 算値である。
――――― [JIS B 4633 pdf 7] ―――――
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図3 PBの位置
7.2 ねじり強さ ねじ回しのねじり強さは,先端部を表6に示すJIS B 1012に規定する十字穴と同形の
試験棒の穴に入れ,握り部に表6のねじりモーメントを加えて試験する。
表6 試験棒及びねじりモーメント
単位 mm
種類 H形 S形
呼び番号 1番 2番 3番 4番 −
十字穴の番号(5) 1 2 3 4 −
十字穴の翼長さ m 0 3.2 5.1 6.7 9.4 2.2
−0.1(5)
参 十字穴のゲージ 最大 2.02 2.93 3.26 4.95 1.41
考 沈みの深さ q(5) 最小 1.87 2.73 3.06 4.75 1.26
ねじりモーメント 2.9 9.8 18.6 29.4 0.6
(N・m)
注(5) IS B 1012参照。
備考 この試験に用いる試験棒の穴の部分の硬さは,60HRC以上とする。
7.3 硬さ ねじ回しの硬さは,JIS B 7726に規定する試験機を用いてJIS Z 2245の試験方法によって測
定するか,又はJIS B 7725に規定する試験機を用いてJIS Z 2244の試験方法によって測定する。
7.4 磁力 ねじ回しの磁力は,ねじ回しを垂直にして表7に示すJIS B 1501に規定する鋼球が持ち上げ
られなければならない。ただし,鋼球に磁力があってはならない。
表7 試験用鋼球
種類 H形 S形
呼び番号 1番 2番 3番 4番 −
1/4 11/32 13/32 15/32 3/16
鋼球の呼び
8. 検査 ねじ回しの検査は,形状及び寸法,並びに品質について行い,それぞれ4.及び6.の規定に適合
しなければならない。
9. 製品の呼び方 ねじ回しの呼び方は,規格番号又は規格の名称,十字穴による種類,呼び番号,結合
方法による種類及び磁力の有無による種類による。
例1. JIS B 4633 H形 2番 貫通形 磁力あり
例2. 十字ねじ回し S形 普通形 磁力なし
――――― [JIS B 4633 pdf 8] ―――――
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10. 表示 ねじ回しには,適切な箇所に次の事項を表示する。
a) 十字穴による種類を表す記号(H形はH, S形はS)
b) 呼び番号を表す数字
c) 製造業者名又はその略号
d) 磁力ありの場合には磁力ありを表す略号(6)
注(6) 磁力ありの表示例 磁力形.マグネット.MAGNET. M.
――――― [JIS B 4633 pdf 9] ―――――
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附属書1(規定) PH形及びPZ形十字ねじ回し
1. 適用範囲 この附属書1は,PH形及びPZ形十字ねじ回しについて規定する。
2. 引用規格 次に示す規格は,この附属書に引用されることによって,この附属書の一部を構成する。
JIS B 1002 二面幅の寸法
JIS B 1012 ねじ用十字穴
JIS B 1021 ねじ部品の公差方式
JIS B 7726 ロックウェル硬さ試験−試験機の検証
JIS Z 2245 ロックウェル硬さ試験方法
3. 種類 ねじ回しの種類は次の2種類とする。
− H形十字穴を使用するPH形
− Z形十字穴を使用するPZ形
なお,H形とZ形の十字穴は,JIS B 1012の規定による。
4. 形状及び寸法
4.1 本体の形状及び寸法 形状及び寸法は附属書1表1及び附属書1図1による。
附属書1表1 十字ねじ回し本体の長さl
単位 mm
PH及びPZ l50
先端サイズ
シリーズA シリーズB
0 60
1 25 (35) 75 (80)
2 25 (35) 100
3 150
4 200
備考 括弧内の寸法は,なるべく用いない。
先端サイズ2以上の場合,ねじ回しは,握り部近くの六角形ドライブ部を使用したものを用いてもよい
(附属書1図2を参照)。二面幅S及び許容差は,JIS B 1002及びJIS B 1021に適合しなければならない。
寸法hminは,次の式による。
hmin=0.5S
附属書1図1 ねじ回しの形状及び寸法
――――― [JIS B 4633 pdf 10] ―――――
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JIS B 4633:1998の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 8764-2:1992(MOD)
- ISO/DIS 8764-1:1996(MOD)
JIS B 4633:1998の国際規格 ICS 分類一覧
JIS B 4633:1998の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB1012:1985
- ねじ用十字穴
- JISB1501:2009
- 転がり軸受―鋼球
- JISB7725:2010
- ビッカース硬さ試験―試験機の検証及び校正
- JISB7725:2020
- ビッカース硬さ試験―試験機の検証及び校正
- JISB7726:2017
- ロックウェル硬さ試験―試験機及び圧子の検証及び校正
- JISG3506:2017
- 硬鋼線材
- JISZ2244:2009
- ビッカース硬さ試験―試験方法
- JISZ2245:2016
- ロックウェル硬さ試験―試験方法
- JISZ2245:2021
- ロックウェル硬さ試験―試験方法