JIS B 6333:1986 数値制御ひざ形立フライス盤の試験及び検査方法 | ページ 4

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4.2.4 反転位置決め精度試験(ロストモーション試験) 反転位置決め精度試験は,表16によって行う。
表16
参考
番号 試験事項 測定方法 測定方法図 JIS B 6330
参照
1 反転位置決め あらかじめ正(又は負)の向
精度 きに移動させて停止した位置
を基準位置として,同じ向き
に任意の指令を与えて移動(5)
させ,その位置から負(又は
正)の向きに同一の指令を与
えて移動させたときの停止位
置と基準位置との差を測定す
る。この測定を動きの中央及 3.10
びほぼ両端の3か所でそれぞ
れ7回繰り返して行い,各箇
所での平均値を求め,得られ
た平均値のうちの最大値を測
定値とする。
この測定は,各制御軸の正及
び負の向きのそれぞれについ
て行う。
備考1. ピッチ誤差補正装置,バックラッシ補正装置などを具備するものは,これを使用して行う。
2. ある1軸の測定の際は,他の運動部は原則として動きの中央又は安定した位置に置く。
3. 測定の際は,テーブル上は無荷重とする。

――――― [JIS B 6333 pdf 16] ―――――

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5. 工作精度検査方法 工作精度検査は,表17によって行う。
表17
単位mm
参考
番号 検査事項 測定方法 測定方法図 許容値(19) JIS B 6330
参照
1 平面削り 工作物をテーブル上に取り
の精度 付けて測定方法図に示すよ
うに2回削りを行い,仕上面
にテストインジケータを当
てて真直度及び段差を測定
する。
真直度は仕上面に当てたテ
ストインジケータを基準面
(例えば,直定規)に沿って 真直度
移動させ,それぞれ測定方法 300について
図に示すa1,b1,c1及びa2, 0.015 5.2
b2,c2における読みの最大差 段差
を求め,その大きい方を測定 0.02
値とする。段差は定置した
(例えば,主軸頭に)テスト
インジケータを仕上面に当
て,測定方法図に示すA,B
及びCの3か所でテーブル
(又はラム)をY軸方向に移
動させたときの読みの差の
最大値を測定値とする。
2 位置決め 工作物をテーブル上に取り
加工の精 付けて,原則として早送りで
度 同じ向きから位置決めを行
って図に示す5個の穴の中ぐ
り仕上削りを行い,穴相互間 距離に300につ
の中心距離をそれぞれ測定 いて 5.9
し(21),対応する中心距離の指 0.05
令寸法との差を求める。
これらのうちの最大のもの
を測定値とする。

――――― [JIS B 6333 pdf 17] ―――――

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単位mm
参考
番号 検査事項 測定方法 測定方法図 許容値(19) JIS B 6330
参照
3 側面削り 工作物をテーブル上に取り
の精度 付け,エンドミルを使用し
て,X軸及びY軸方向送りに
よって外周面の仕上げ削り
を行い,真直度,平行度,面
間寸法差及び直角度を測定
する。真直度は仕上面に当て 真直度
たテストインジケータを基 300について 5.2
準面(例えば,直定規)に沿 0.015
って移動させたときの読み
の最大差を求める。この測定
をすべての面について行い,
その最大値を真直度の測定
値とする。
平行度は,A,C面間及びB, 平行度 5.6
D面間のそれぞれについて中 300について
央及び両端における距離の 0.03
最大差を求め,その大きい方
を測定値とする。
面間寸法差は,A,C面間及 面間寸法差 5.9
びB,D面間のそれぞれにつ 0.05
いて中央における距離を測
定し,その差を測定値とす
る。直角度は定盤上に置いた 直角度
等高ブロックの上に工作物 300について 5.7
を立て,仕上面に当てたテス 0.03
トインジケータを定盤上に
定置した直角定規に沿って
移動させ,テストインジケー
タの読みの最大差を求める。
この測定をすべての面につ
いて行い,その最大値を直角
度の測定値とする。

――――― [JIS B 6333 pdf 18] ―――――

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単位mm
参考
番号 検査事項 測定方法 測定方法図 許容値(19) JIS B 6330
参照
4 直線補間 工作物のA面をX軸に対し
削りの精 て30度傾けてテーブル上に
度(同時2 取り付け,エンドミルによっ
軸) て外周面の仕上げ削りを行 真直度
い,真直度,平行度及び直角 100について 5.2
度を測定する。 0.01
真直度は仕上面に当てたテ
ストインジケータを基準面
(例えば直定規)に沿って移
動させたときの読みの最大
差を求める。この測定をすべ
ての面について行い,その最
大値を真直度の測定値とす 平行度
る。 100について 5.6
平行度はA,C面間及びB, 0.02
D面間のそれぞれについて中
央及び両端における距離の
最大差を求め,その大きい方
を測定値とする。
直角度は定盤上に置いた等 直角度
高ブロックの上に工作物を 100について 5.7
立て,仕上面に当てたテスト 0.02
インジケータを定盤上に定
置した直角定規に沿って移
動させ,テストインジケータ
の読みの最大差を求める。こ
の測定をすべての面につい
て行い,その最大値を直角度
の測定値とする。
5 円弧補間 工作物をテーブル上に取り
削りの精 付け,エンドミルによって円
0.03
度 形外周面の仕上げ削りを行
い,主軸(22)に取り付けたテス
トインジケータを仕上面に
当てて回転させ,互いに直角
をなす任意の2直径について 0.03 5.4
それぞれ両端における読み
が一致するようにしたとき
の,主軸1回転中のテストイ
ンジケータの読みの最大差 0.04
を測定値とする(23)。
注(21) 対角方向の穴相互間の中心距離も測定する。
注(22) 工作機械の主軸又は測定機械の測定用主軸をいう。
(23) 測定は,これと同等以上と認められる方法によってもよい。

――――― [JIS B 6333 pdf 19] ―――――

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備考1. 工作物は,次による。
(1) 番号15の工作物の材料は,原則としてJIS G 5501(ねずみ鋳鉄品)のFC20又はFC25と
する。
(2) 番号1の工作物の寸法は,表18による。
表18
単位mm
テーブルのX軸方向移動量 工作物の寸法
長さ (l) 幅 (b)
500以下 テーブルのX軸方向移動量の21とする。 特に規定しない。
500を超え1 000以下 250400 100200
1 000を超え1 500以下 400500 200300
(3) 番号2の工作物の形状・寸法は,図2及び表19による。
なお,工作物の下穴は加工済みとする。
表19
単位mm
テーブルのX 穴間距離 l b
d
軸方向移動量 LX LY (約) (約)
テーブルのX軸方向移動量
500以下
の21とする。
500を超え 1LX以上
250400 LX+100 LY+100 2040
1 000以下 2
1 000を超え
400500
1 500以下
図2
(4) 番号3及び番号4の工作物の形状は図3により,寸法はそれぞれ表20及び表21による。
なお,小形機には小さい寸法を,大形機には大きい寸法を適用する。また,工作物の側面に
逃げ面を設けて,エンドミルの端面が当たらないようにすることが望ましい。

――――― [JIS B 6333 pdf 20] ―――――

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