JIS B 7536:1982 規格概要
この規格 B7536は、電気マイクロメータのうち,目量0.1,0.2,0.5,1,2,5,10及び20Mm,又は最小表示量0.1及び1Mmのものについて規定。
JISB7536 規格全文情報
- 規格番号
- JIS B7536
- 規格名称
- 電気マイクロメータ
- 規格名称英語訳
- Electrical comparators
- 制定年月日
- 1967年10月1日
- 最新改正日
- 2017年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 17.040.30
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 機械計測 2021
- 改訂:履歴
- 1967-10-01 制定日, 1971-01-01 確認日, 1974-01-01 確認日, 1977-02-01 改正日, 1980-01-01 確認日, 1982-12-01 改正日, 1988-02-01 確認日, 1993-09-01 確認日, 1998-06-20 確認日, 2003-03-20 確認日, 2008-03-20 確認日, 2012-10-22 確認日, 2017-10-20 確認
- ページ
- JIS B 7536:1982 PDF [11]
日本工業規格(日本産業規格) JIS
B 7536-1982
電気マイクロメータ
Electrical Comparators
1. 適用範囲 この規格は,電気マイクロメータのうち,目量0.1,0.2,0.5,1,2,5,10及び20 又
は最小表示量0.1及び1 暉 騰
備考 この規格の中で [{}] を付けて示してある単位及び数値は,重力単位系によるものであって,
参考として併記したものである。
引用規格 : 10ページに示す。
2. 用語の意味 この規格で用いる主な用語の意味は,JIS Z 8103(計測用語)及びJIS C 1002(電子測
定器用語)によるほか,次による。
(1) 電気マイクロメータ 微小な変位量を接触式測定子を持つ検出器を用いて電気的量に変換し,電気的
に増幅して,表示する比較測定器。
(2) アナログ表示形電気マイクロメータ JIS C 1102(指示電気計器)を用いて変位量を表示する電気マ
イクメロータ。
(3) ディジタル表示形電気マイクロメータ AD変換器を用いて,変位量をディジタル表示する電気マイ
クロメータ。
(4) 検出器 変位又は寸法変化を電気的量に変える変換器。
(5) 指示範囲 測定範囲のうち,指示計器に表示できる範囲。
(6) 有効指示範囲 指示範囲のうち,検出器の直線性により制限される範囲。
(7) 最小表示量 ディジタル表示における,変化量の最小の大きさ(目量相当)。単位ディジットで表す。
(8) 出力信号 指示値と相関関係をもった,電気的量出力。
(9) 演算誤差 2個以上の測定値を電気的演算で指示した値と,計算によって得た値との差。
(10) 器差 電気マイクロメータの感度及びゼロ点を正しく調整した後,任意の指示値に相当するブロック
ゲージにより指示した値と,指示すべき真の値との差。
3. 名称 電気マイクロメータの指示計及び検出器の主要部の名称は,図1及び図2による。
――――― [JIS B 7536 pdf 1] ―――――
2
B 7536-1982
図1 指示計
注(1) レンジ切替つまみ又は倍率切替つまみともいう。
図2 検出器
備考 これらの図は,単に名称を示すためのものであって,形状・構造
の基準を示すものではない。
4. 種類 電気マイクロメータの種類は,次の2種類とする。
(1) アナログ表示形電気マイクロメータ
(2) ディジタル表示形電気マイクロメータ
5. 性能 電気マイクロメータの性能は,9.に定める試験方法に基づいて試験を行い,表1及び表2によ
る。
表1 性能1
ディジタル表示形電気マイクロメータ
アナログ表示形電気マイクロメータ
番号 項目 適用する目量 許容差 適用する最小表示量 許容差
目 ディジット
1 器差 0.1, 0.2 ±1 0.1, 1 ±(有効指示範囲の
0.5以上 ±0.5 1%+1)
2 繰返し性 すべての目量 0.5 0.1 有効指示範囲の
0.2%+2
1 1
3 指示の安定性 すべての目量 1 0.1, 1 2
4 演算誤差 0.1, 0.2 ±1.5 0.1, 1 ±(演算範囲の
0.5以上 ±0.8 2%+1)
――――― [JIS B 7536 pdf 2] ―――――
3
B 7536-1982
ディジタル表示形電気マイクロメータ
アナログ表示形電気マイクロメータ
番号 項目 適用する目量 許容差 適用する最小表示量 許容差
目 ディジット
5 すべての目量
交流電源電圧の変動に ±0.3 0.1, 1 ±(有効指示範囲の
よる指示の影響変動特 0.2%+1)
性
6 ゼロ点のずれ 感度切替のできるも 1 感度切替のできるも 1
のすべての目量 の 0.1, 1
備考 表の数値は,温度20℃におけるものとする。
表2 性能2
番号 項目 適用範囲 許容値
式プ検
7 測定力 測定力 0.5N{約50gf}未満 呼び値の±30%
ラ出
器
ン
ジ 測定力 0.5N{約50gf}以上 呼び値の±20%
ャ
て 測定力 0.1N{約10gf}未満 呼び値の±30%
こ
式
検 測定力 0.1N{約10gf}以上 呼び値の±25%
出 0.3N{約30gf}未満
器
測定力 0.3N{約30gf}以上 呼び値の±20%
8 応答時間 1秒以下
アナログ表示形電気マイクロメータ
ディジタル表示形電気マイクロメータ
9 ゼロ点調整範囲 最高感度レンジにおける指示範囲以上
アナログ表示形電気マイクロメータ
40ディジット以上
ディジタル表示形電気マイクロメータ
10 絶縁 商用電源を用いるもの 1M 坎 上
11 耐圧 商用電源を用いるもの 1分間以上
備考 番号10絶縁,番号11耐圧の項目は,電池式のものを除く。
6. 形状・寸法 電気マイクロメータの検出器の形状・寸法は,特に指定がない限り表3及び表4による。
表3 プランジャ式検出器の取付け部の寸法
単位 mm
項目 寸法 適用図
ステム 直径d(2) 8 9.5 20 28 36 図3
長さl 12以上 15以上 30以上 40以上
測定子取 A JIS B 7509(0.001mm目盛ダイヤルゲージ)の測定子取付 図4
付け部 け部の寸法による。
B 図5
JIS B 7519(指針測微器)の測定子取付け部の寸法による。
注(2) 許容差は原則としてJIS B 0401(寸法公差及びはめあい)のh8とする。
表4 てこ式検出器の取付け部の寸法
単位 mm
項目 寸法 適用図
耳金 JIS B 7509の耳金の寸法による 図6
ステム 図7
JIS B 7533(てこ式ダイヤルゲージ)の寸法による
備考 アナログ表示形電気マイクロメータ指示部の目盛及び指針は,JIS Z 8306(工業計器
の目盛通則)及びJIS Z 8307(工業計器の指針通則)による。
――――― [JIS B 7536 pdf 3] ―――――
4
B 7536-1982
図3
図4 図5
図6
図7
7. 外観及び機能 電気マイクロメータの外観及び機能は,次による。
(1) 外部の塗装及びめっきは強固で,容易に色あせ,はく離又はさびを生じないこと。
(2) 主要部の形状及び仕上げ,刻印,表示,目盛などは,使用上差し支えのある欠点がないこと。
なお,取付部及び測定子の仕上げは,図35及び図7による。
(3) 出力信号をもつもので,アナログ出力の場合はフルスケール時の電圧値又は電流値を,ディジタル出
力の場合はディジタル化符号の形式及び信号の大きさを明らかにすること。
(4) 各部は,普通の使用状態の温度及び湿度の変化に対して,使用上差し支えのある狂いを生じないこと。
(5) 感度切替つまみ,電源スイッチなどの作動は確実であること。
――――― [JIS B 7536 pdf 4] ―――――
5
B 7536-1982
(6) 検出器を使用状態に保持し,測定子を全行程にわたって数回作動させ,そのときの作動は円滑である
こと。
(7) てこ式検出器において,測定子の角度を変えることができるものでは,測定に差し支えのない安定摩
擦力をもつこと。
8. 測定子の材料及び硬さ 電気マイクロメータの測定子の先端の材料は,JIS G 4404(合金工具鋼鋼材)
のSKS3,JIS H 5501(超硬合金)のS3若しくはD3又は性能上これらと同等以上のものとし,SKS3を用
いた場合の硬さは,HV750以上とする。
なお,測定子の先端に鋼球を用いる場合には,その材料及び硬さはJIS B 1501(玉軸受用鋼球)による。
9. 試験方法 電気マイクロメータの性能の試験方法は,表5及び表6による。試験状態は次の3種類と
する。
(1) 試験状態1 器差,繰返し性,指示の安定性及び演算誤差の試験状態は,次のとおりとする。
(a) 温度 JIS Z 8703(試験場所の標準状態)に規定する標準温度状態1級 20±1℃
(b) 湿度 4575%
(c) 電源電圧 指定された電源電圧±1%
(d) 電源周波数 指定された電源周波数±1%
(e) 電源波形 パルス波を含まない正弦波に近い波形
(f) 外部磁界,電界 試験結果に影響を与える磁界,電界の変動がないこと。
(g) 振動,衝撃 試験結果に影響を与える振動,衝撃がないこと。
(h) 測定の姿勢 変位を測定子の下側鉛直方向にとるものとする。
(i) 準備時間 準備時間が指定されたものについては,所定時間経過後とする。
(2) 試験状態2 交流電源電圧の変動による指示の影響変動特性の試験状態は,指定された電源電圧±10%
とするほかは,(1)(c)電源電圧を除き,(1)試験状態1と同一とする。
(3) 試験状態3 ゼロ点のずれ,測定力,応答時間,ゼロ調整範囲,絶縁,耐圧の試験状態は,温度状態
をJIS Z 8703に規定する常温 (535℃) とするほかは,温度を除き(1)試験状態1と同一とする。ただ
し,判定に疑義を生じた場合は,試験状態1の温度に近い状態で行う。
――――― [JIS B 7536 pdf 5] ―――――
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JIS B 7536:1982の国際規格 ICS 分類一覧
- 17 : 度量衡及び測定.物理的現象 > 17.040 : 線及び角度の測定 > 17.040.30 : 測定機器
JIS B 7536:1982の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0401:1986
- 寸法公差及びはめあい
- JISB1501:2009
- 転がり軸受―鋼球
- JISB7506:2004
- ブロックゲージ
- JISB7509:1974
- 0.001mm目盛ダイヤルゲージ
- JISB7519:1994
- 指針測微器
- JISB7524:2008
- すきまゲージ
- JISB7533:2015
- てこ式ダイヤルゲージ
- JISC1002:1975
- 電子測定器用語
- JISC1102:1981
- 指示電気計器
- JISC1203:1975
- 直動記録電気計器
- JISC1301:1977
- 絶縁抵抗計(発電機式)
- JISC1302:2018
- 絶縁抵抗計
- JISC6436:1995
- 電子機器用小形電源変圧器
- JISG4404:2015
- 合金工具鋼鋼材
- JISH5501:1996
- 超硬合金
- JISZ8103:2019
- 計測用語
- JISZ8306:1964
- 工業計器の目盛通則
- JISZ8307:1964
- 工業計器の指針通則
- JISZ8703:1983
- 試験場所の標準状態