JIS B 7556:2016 気体用流量計の校正及び器差試験

JIS B 7556:2016 規格概要

この規格 B7556は、気体用流量計に対して計量トレーサビリティのとれた校正値及びその不確かさを求めるための校正方法,並びに気体用流量計の器差を求めるための試験方法について規定。校正・器差試験を行う流量範囲及び被試験流量計に流入する気体の圧力に関しては規定しない。

JISB7556 規格全文情報

規格番号
JIS B7556 
規格名称
気体用流量計の校正及び器差試験
規格名称英語訳
Calibration and proving test for gas flowmeter
制定年月日
2003年11月20日
最新改正日
2016年7月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

17.120.10
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
ポンプ 2019
改訂:履歴
2003-11-20 制定日, 2008-01-20 改正日, 2012-10-22 確認日, 2016-07-20 改正
ページ
JIS B 7556:2016 PDF [41]
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pdf 目 次

ページ

  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[1]
  •  4 設備・・・・[4]
  •  4.1 構成・・・・[4]
  •  4.2 要件・・・・[5]
  •  4.3 機能・・・・[6]
  •  4.4 試験気体の供給方式・・・・[7]
  •  5 校正・・・・[7]
  •  5.1 一般・・・・[7]
  •  5.2 気体の密度の計算方法・・・・[9]
  •  5.3 不確かさの計算の共通項目・・・・[10]
  •  5.4 校正方法及び校正値の不確かさの計算・・・・[11]
  •  5.5 繰返し測定の評価方法と有効自由度との考え方・・・・[22]
  •  5.6 第三者認定を受けた校正事業者による校正・・・・[23]
  •  5.7 校正結果の報告・・・・[23]
  •  6 器差試験・・・・[24]
  •  6.1 器差試験設備の機能・・・・[24]
  •  6.2 器差試験の手順・・・・[24]
  •  6.3 器差の計算の共通項目・・・・[25]
  •  6.4 器差試験方法及び器差の計算・・・・[27]
  •  附属書A(参考)流量計の補正係数とレイノルズ数との関係・・・・[35]
  •  附属書B(参考)有効自由度の取扱い事例・・・・[37]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS B 7556 pdf 1] ―――――

B 7556 : 2016

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,国立研究開発法人
産業技術総合研究所(AIST)及び一般社団法人日本計量機器工業連合会(JMIF)から,工業標準原案を具
して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正
した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS B 7556:2008は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS B 7556 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
B 7556 : 2016

気体用流量計の校正及び器差試験

Calibration and proving test for gas flowmeter

1 適用範囲

  この規格は,気体用流量計に対して計量トレーサビリティのとれた校正値及びその不確かさを求めるた
めの校正方法,並びに気体用流量計の器差を求めるための試験方法について規定する。
この規格の校正・器差試験を行う環境条件は,大気圧,常温及び常湿とする。また,試験気体は,常温
で乾燥状態から常湿の湿度をもつ空気とする。ただし,校正・器差試験を行う流量範囲及び被試験流量計
に流入する気体の圧力に関しては規定しない。また,標準流量計に供給される試験気体の圧力が校正証明
書に記載された圧力を超える場合は,この規格の適用外である。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 7505-1 アネロイド型圧力計−第1部 : ブルドン管圧力計
JIS B 7551 フロート形面積流量計
JIS Q 17025 試験所及び校正機関の能力に関する一般要求事項
JIS Z 8103 計測用語
JIS Z 8762-1 円形管路の絞り機構による流量測定方法−第1部 : 一般原理及び要求事項
JIS Z 8762-2 円形管路の絞り機構による流量測定方法−第2部 : オリフィス板
JIS Z 8762-3 円形管路の絞り機構による流量測定方法−第3部 : ノズル及びノズル形ベンチュリ管
JIS Z 8762-4 円形管路の絞り機構による流量測定方法−第4部 : 円すい形ベンチュリ管
JIS Z 8766 渦流量計−流量測定方法
ISO/IEC Guide 99,International vocabulary of metrology−Basic and general concepts and associated terms
(VIM)
注記 ISO/IEC Guide 99に対応する標準情報として,TS Z 0032 国際計量計測用語−基本及び一般
概念並びに関連用語(VIM)がある。

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,次によるほかJIS Z 8103及びISO/IEC Guide 99による。
3.1
気体用流量計(gas flowmeter)
管路内を流れる気体の質量流量,体積流量又は積算体積を測定するための計測器。この規格では,全て
の測定原理に基づく流量計を対象とする。

――――― [JIS B 7556 pdf 3] ―――――

2
B 7556 : 2016
3.2
偏差(器差)(measurement error)
標準流量計と被試験流量計とに同一の流量を流し,このときの被試験流量計の指示値から標準流量計の
指示値を引いた値を,標準流量計の指示値に対する百分率(%)で表した値。
3.3
不確かさ(uncertainty)
測定の結果に付随した,合理的に測定量に結び付けられ得る値のばらつきを特徴付けるパラメータ。測
定された結果がどの程度確かなのかを示す指標で,計量トレーサビリティが確保できていることを証明す
るものでもある。
3.4
計量トレーサビリティ(metrological traceability)
不確かさが全て表記された切れ目のない校正の連鎖を通じて,通常は,国家標準又は国際標準で決めら
れた標準に関連付けられ得る測定結果又は標準の値の性質。
3.5
校正(calibration)
上位の標準(この規格では,標準流量計)を用いて,被試験流量計のKファクタ,流出係数,補正係数
又は偏差(器差),及びその不確かさを求める作業。
3.6
器差試験(proving test)
標準流量計の流量値と被試験流量計の指示値との偏差(器差)を求める作業。偏差(器差)から合否を
判定する作業で,不確かさは付与しない。
3.7
流量値(flow rate)
流量計の表示する値及びその値をある状態へ換算するなどして得られた値。
3.8
標準器(measurement standard)
気体用流量計の校正・器差試験を行うときに用いられ,基準となる値を発生するもの。校正においては,
標準流量計が用いられる。また,器差試験においては,流量計,体積管のいずれかが用いられる。
3.9
標準流量計(standard flowmeter)
校正・器差試験における流量値の標準値を与える参照標準として用いられ,公的機関又はJCSS(計量法
校正事業者登録制度)登録校正事業者(以下,“JCSS校正事業者”という。)が発行する校正・試験の流量
値の不確かさを明記した校正証明書又は試験報告書を備えている流量計。
3.10
被試験流量計(device under test)
流量値又はそれに関係する量を与える校正・器差試験の対象になる流量計。
3.11
質量流量(mass flow rate)
管路内を流れる気体の単位時間当たりの質量。

――――― [JIS B 7556 pdf 4] ―――――

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B 7556 : 2016
3.12
体積流量(volume flow rate)
管路内を流れる気体の単位時間当たりの体積。
3.13
積算体積(integrated volume)
管路内を流れる気体の体積の累計値。
3.14
標準状態(standard condition)
異なる条件の下での測定結果を,同一の条件の下での結果として比較できるようにするために取り決め
た,基準として用いる測定条件(例 20 ℃,1気圧など)。
3.15
流量発生装置(gas flow generator)
圧縮機,真空ポンプ,ブロワ,高圧タンク,ガスボンベなど,試験配管内に必要とされる流量を発生さ
せる装置。
3.16
整流装置(flow straightener)
流体の旋回流,偏流及び縮流を消滅又は減少させ,流量計の特性に及ぼす悪影響を少なくするために流
量計の上流側(流入側)に設置し,流れを整える装置。構造例として,管状式,多孔板式,ベン式などが
ある。
3.17
流量調整器(flow rate regulator)
試験配管内を流れる流量を調整する機器で,ボールバルブ,ニードルバルブなどを流量発生装置と試験
装置との間に組み込み,試験配管内を流れる流量を任意に調整でき,かつ,安定的に一定に保つ機構をも
つもの。
3.18
圧力調整器(pressure regulator)
校正・試験における管路内の試験気体の圧力をあらかじめ与えられた設定値に維持するための機器。
3.19
遮断弁(shutoff valve)
試験配管の流れを完全に遮断する機器。流れの方向の制限はない。
3.20
温差補正計(temperature compensator for percent scale)
気体の温度膨張補正を近似的に行うために,0 ℃を基準として,27.3 ℃で10 %になるように目盛付け
された温度計。
3.21
補正係数(correction coefficient)
標準流量計の流量値と被試験流量計の指示する値とを結び付ける係数で,校正によって決定される。
3.22
臨界ノズル(critical nozzle)
スロート部における流速が臨界に達した状態で用いるのに適した形状のノズルで,臨界状態で用いるも

――――― [JIS B 7556 pdf 5] ―――――

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JIS B 7556:2016の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 7556:2016の関連規格と引用規格一覧