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b) 受渡試験を工場で行う場合,吸気管及び排気管系,負荷設備など工場の設備を使用することについて
受渡当事者間で協定する。さらに,そのために性能試験結果の修正を要する場合も協定事項として受
渡当事者間での協定によって修正する。
c) 燃料の種類は,設置場所で使用を予定しているものと同じ種類のものを使用するのが望ましいが,準
備できない場合は,代替燃料を使用してもよい。その場合は,受渡当事者間の協定による。
d) この規格に規定のない受渡試験の細目は,CGS受渡当事者間の事前協議によって,文書で協定事項と
して定める。また,試験の期間中に,試験の内容に関して変更を要する事態が発生した場合にも,受
渡当事者間で定める。
e) GSの機器構成が提出された資料と一致し,現地施工内容が要求仕様を満足していることを現地施工
時の試験記録などによって確認する。
4.3.2 試験範囲
受渡試験の試験範囲は,次による。
a) 提出資料 CGSの受渡当事者間で試験に必要な関係資料を確認する。
1) 据付け,運転及び操作に関する説明書
2) 品質保証項目及び保証値
3) 個別に試験した安全関連部品の試験成績書
4) 電気設備及び保護装置に関する配線図
5) 試験に関係ある図面
b) 性能試験及び作動試験 各試験項目の試験要領及び性能表示方法は,箇条5による。
4.3.3 計測器,測定項目及び測定位置
受渡試験の計測器,測定項目及び測定位置は,次による。
a) 性能試験に用いる計測器は,通常,CGSに装備された機器を使用するが,装備されていない場合は,
適切に計測器を準備する。
b) 受渡試験における計測器の精度又は測定の許容誤差は,表2による。
c) 測定項目は表3によるものとし,測定位置の例を図1及び図2に示す。ただし,測定項目は,受渡当
事者間の協定によって,増減してもよい。
――――― [JIS B 8122 pdf 6] ―――――
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表2−受渡試験における計測器の精度又は測定の許容誤差
計測項目 精度又は許容誤差 注記
電流 ±2.5 % JIS B 8009-6参照
電圧 ±2.5 %
力率 ±5 %
電力 ±2.5 %
周波数 ±1 %
温度 ±2 K a) JIS B 8003参照
排ガス用温度 ±15 K a)
圧力 ±5 % a)
大気圧 ±0.5 % a)
燃料消費量 ±3 % a)
冷却液流量 ±10 % a)
潤滑油流量 ±10 % a)
騒音 ±1.5 dB JIS C 1509-1参照
(JIS B 8005又はISO 10494に従って測定する場合を除く。)
振動 ±1 dB JIS C 1510参照
注a) 測定の許容誤差
4.3.4 試験成績書
受渡試験の試験成績書は,次による。
a) 試験成績書の始めに,次の事項を記入する。
1) 試験成績書番号
2) 試験の日付
3) 試験のタイトル
4) 試験の実施場所
5) 発注者名
6) 納入者名
7) 製造業者名
8) 形式及び製造番号
9) 試験の責任者名
10) 立会者名
11) 試験成績書の作成者名
12) 試験成績書の作成日付
b) 試験の目的及び結果の概要
c) 試験成績書の記載事項
1) 協定及び保証事項
2) GSの諸元表,外形図,システムフロー図など
3) 運転開始後の概略経過及び特記事項
4) 試験の手順,装置,計測器,設置場所,運転条件など
5) 測定方法及び監視方法の概略
6) 計算式の概略
7) 性能の基準条件,修正係数及び修正された試験結果
――――― [JIS B 8122 pdf 7] ―――――
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8) 許容誤差に関する事項
9) 試験結果を示す表及びグラフ
10) 考察及び結果
11) その他特記事項
――――― [JIS B 8122 pdf 8] ―――――
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表3−測定項目及び測定位置
対象 項目 記号 単位 測定位置
大気 温度 Ta K 試験場所近傍で,直射日光,原動機の放射熱,排気など
圧力 Pa kPa の影響を受けない場所で測定する。
湿度 ha %
燃料 流量 Ff m3N/h 原動機入口(コンプレッサを装備するものは,その入口
流量 Gf kg/h 及び/又は出口側)で測定する。圧力及び温度は,流量
圧力 Pf kPa 計の近傍で測定するが,圧力・温度補償形流量計の場合
温度 Tf K は,省略してもよい。
吸気 温度 Tsa K 原動機吸気口入口の近傍で測定する。
圧力 Psa kPa 原動機吸気口入口の近傍で静圧を測定する。流量計,特
別なフィルタなどを付加した場合は,その下流側で測定
する。
原
動 排ガス 温度 Tg K 原動機排ガス出口又は過給機及び公害防止装置のうち
機 (原動機) 最も下流にあるものの排ガス出口で測定する。
(
デ 圧力 Pg kPa JIS Z 8808による。
ィ 成分
ー
ゼ 冷却水 温度 Thw K 原動機入口及び/又は出口で測定する。
ル (高温) 圧力 Phw kPa 原動機入口又は出口で測定する。
エ
ン 冷却水 温度 Tcw K 原動機入口及び/又は出口で測定する。
ジ (低温)
ン 圧力 Pcw kPa 原動機入口又は出口で測定する。
・ 潤滑油 温度 Toil K 製造業者が定める潤滑油系の位置で測定する。
ガ
ス 圧力 Poil kPa
エ 排ガス 温度 Tg K 排熱回収装置入口及び出口で測定する。
ン
ジ (熱回収装置) 圧力 Pg kPa なお,ガスエンジン又はディーゼルエンジン側排ガス
ン 温度計に近接している場合は,いずれか一方を省略して
・ もよい。また,ガスタービン排ガス温度計が近接してい
ガ
ス る場合は,その計測値で代用してもよい。
タ 熱出力 温度 Tt K CGUの入口,出口及び冷却水,排ガス各熱回収装置の
ー
ビ (温水) 入口及び出口で測定する。
ン なお,相互に近接している場合は,いずれか一方を省
)
略してもよい。
流量 Gt m3/h CGUの出口に流量計を接続して測定する。
熱出力 温度 Ts K 蒸気発生器(排熱回収装置)の出口で測定するa)。
(蒸気) 圧力 Ps kPa
蒸気量 Gs kg/h
給水 温度 Tw K 蒸気発生器(排熱回収装置)の入口で測定する。
圧力 Pw kPa
流量 Gw m3/h
発電出力 出力 Pout kW 発電機盤などの計測器によるか,又は発電機出力端にお
電圧 Ee V いて測定する。
電流 Ie A
周波数 fe Hz
力率 λe −
注a) 流量計がない場合,給水量(ブロー0)で換算する。
――――― [JIS B 8122 pdf 9] ―――――
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a) 温水出力の場合
b) 蒸気+温水出力の場合
図1−コージェネレーションシステムの測定点(ガスエンジンの例)
――――― [JIS B 8122 pdf 10] ―――――
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JIS B 8122:2019の国際規格 ICS 分類一覧
- 27 : エネルギー及び熱伝達工学 > 27.010 : エネルギー及び熱伝達工学一般
JIS B 8122:2019の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0108-1:1999
- 往復動内燃機関―用語―第1部:機関設計及び運転用語
- JISB0108-2:1999
- 往復動内燃機関―用語―第2部:機関保全用語
- JISB0149:1990
- エンジン駆動発電セット用語
- JISB8002-1:2005
- 往復動内燃機関―性能―第1部:出力・燃料消費量・潤滑油消費量の表示及び試験方法―一般機関に対する追加要求事項
- JISB8002-3:2009
- 往復動内燃機関―性能―第3部:測定
- JISB8002-4:1998
- 往復動内燃機関―性能―第4部:調速
- JISB8002-5:2017
- 往復動内燃機関―性能―第5部:ねじり振動
- JISB8002-6:1998
- 往復動内燃機関―性能―第6部:過回転速度防止
- JISB8003:2005
- 内燃機関―機関出力の決定方法及び測定方法―共通要求事項
- JISB8005:1998
- 往復動内燃機関―空気音の測定―実用測定方法及び簡易測定方法
- JISB8009-1:2001
- 往復動内燃機関駆動発電装置―第1部:用途,定格及び性能
- JISB8009-10:2003
- 往復動内燃機関駆動発電装置―第10部:空気音の測定方法
- JISB8009-2:2001
- 往復動内燃機関駆動発電装置―第2部:機関
- JISB8009-5:2017
- 往復動内燃機関駆動発電装置―第5部:発電装置
- JISB8009-6:2001
- 往復動内燃機関駆動発電装置―第6部:試験方法
- JISB8009-9:2003
- 往復動内燃機関駆動発電装置―第9部:機械振動の測定及び評価
- JISB8040:2018
- ガスタービン及び附属装置―用語
- JISB8041:2012
- ガスタービン―受渡試験方法
- JISB8043-1:2000
- ガスタービン―排気排出物―第1部:測定及び評価
- JISB8121:2009
- コージェネレーションシステム用語
- JISC1509-1:2017
- 電気音響―サウンドレベルメータ(騒音計)―第1部:仕様
- JISC1510:1995
- 振動レベル計
- JISZ8808:2013
- 排ガス中のダスト濃度の測定方法