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c) 測定時の周囲温度は,15 ℃±1 ℃とし,給水温度も15 ℃±1 ℃とする。
d) 待機状態での消費電力量の測定は,12時間以上測定して24時間に換算し1日当たりの消費電力量と
する。ただし,節電機能が出荷時に設定されていて,そのことが自動販売機に付帯されている取扱説
明書などに明記されている場合は次による。
1) 週間タイマで曜日ごとの省エネ運転時間帯をカレンダで設定している場合 週間タイマで設定され
ている運転での1週間分の消費電力量を7で割り,1日当たりの消費電力量とする。ただし,省エ
ネ運転モードによって換算できる場合は,各省エネ運転モードの測定時間は12時間以上とし,単位
時間当たりの消費電力量を算出し,1週間の各省エネ運転モードの時間との積の総和をもって,1
週間分の消費電力量とする。
2) 省エネ時間帯がカレンダ設定でなく,学習機能で自動設定される場合 省エネ運転時間は1日のう
ちの12時間とする。省エネ運転モードが複数ある場合は,省エネの各運転モードの測定時間は12
時間とし,その総和を運転モード数で割るものとする。また,残りの12時間を通常運転とし,その
消費電力量と省エネ運転時の消費電力量を加算した値を1日当たりの消費電力量とする。
e) 自動温度調節器などの設定は,出荷設定とする。その場合,販売可能状態にある温度がホット飲料で
1杯目は65 ℃以上,2杯目以降は70 ℃以上,コールド飲料で氷入りは5 ℃以下,氷なしは10 ℃以
下とする。ここで,出荷設定とは, 製造事業者における標準の出荷設定とする。
なお,ホット飲料及びコールド飲料の温度はカップ中心で液体高さの中央とし,コールド飲料で氷
入りの場合は氷がすべて溶解するまでかくはんした後の温度とする。
f) 販売量及び原料は,表C.1のとおりとする。
表C.1−販売量及び原料
単位 ml
飲料の区分 販売量 原料
コールド飲料 180±18 消費電力量の最も大きいもの
ホット飲料 140±7
g) 照明装置の点灯時間は1日のうち12時間とする。ただし,自動的に点灯及び消灯するもの(人感セン
サなど)にあっては,1日の販売数量(50杯)時の最短時間と12時間の平均値を点灯時間とする。
h) 調光機能をもち,通常調光状態で使用するための出荷設定をしてあることを取扱説明書などに明記し
てあるものは,調光設定の状態で測定する。
i) 液晶案内などの設定は出荷設定とする。ただし,自動的に点灯及び消灯するもの(人感センサなど)
にあっては,g)と同じ計算方式を採用する。
j) 電源電圧は,定格電圧に等しい値とする。ただし,電源電圧の変動は,始動・停止の負荷変動時を除
き定格の±2 %とする。
k) 電源周波数は,50 Hz又は60 Hzのうち,消費電力量のいずれか大きい方を用いる。
C.2 試験方法
試験は,次の手順によって行う。
a) 消費電力量の測定方法は,次による。
照明装置は,消灯状態にして電源を入れ24時間経過後,冷却水槽,温水タンク及び製氷機などが最
――――― [JIS B 8561 pdf 31] ―――――
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B 8561 : 2007
大能力になった状態から測定を開始し,C.1のd)の条件での24時間分の消費電力量をWA(単位 : kW・h)
とする。
b) 1杯販売当たりの消費電力量の測定方法は,次による。
照明装置は,消灯状態にして電源を入れ,自動販売機の節電機能は設定せず,通常運転で測定する。
1) 冷却水槽,温水タンク及び製氷機などが最大能力になった状態から測定を開始し,1杯販売して15
秒休止するサイクルを売切状態での待機時間を含めて30分間繰り返したあと,再度冷却水槽,温水
タンク及び製氷機などが最大能力に戻るまでの消費電力量を測定する。ただし,飲料の温度がホッ
ト飲料で1杯目は65 ℃以上,2杯目以降は70 ℃以上,コールド飲料で氷入りは5 ℃以下,氷なし
は10 ℃以下の範囲にない場合は,測定した消費電力量は無効とし,自動温度調節器などを再調整
の後,再度試験をやり直す。
2) 上記1)での測定時間に相当するa)での節電機能を設定しない通常運転での消費電力量を差し引いて,
30分間の販売数で割ったものを1杯販売当たりの消費電力量として,ホット飲料はWBH,コールド
飲料はWBCとする。
c) 照明装置が蛍光灯の場合は30分以上運転させた後に測定を開始し,C.1のg)によって計算する。この
消費電力量をWF(単位 : kW・h)とする。
C.3 年間消費電力量の算出
年間消費電力量の算定は,次による。
a) .2の方法で測定した,1日当たりの待機状態の消費電力量 (WA),ホット飲料の1杯販売当たりの消
費電力量 (WBH),コールド飲料の1杯販売当たりの消費電力量 (WBC),照明装置の1日当たりの消費
電力量 (WF) は,それぞれJIS Z 8401によって,小数点以下3けた目を丸める。
b) 年間消費電力量 (Wy) は,次の式で算出し,JIS Z 8401によって小数点以下1けた目を丸める。
Wy=(WA+WBH×H+WBC×C+WF)×365
ここに, Wy : 年間消費電力量 (kW・h)
WA : 1日当たりの待機状態消費電力量 (kW・h)
WBH : ホット飲料の1杯販売当たりの消費電力量 (kW・h)
WBC : コールド飲料の1杯販売当たりの消費電力量 (kW・h)
WF : 照明装置の1日当たりの消費電力量 (kW・h)
H : ホット飲料の1日当たりの平均販売数(杯)
C : コールド飲料の1日当たりの平均販売数(杯)
H及びCの品種による数値は,表C.3による。
表C.3−1日当たりの平均販売数
単位 杯
品種 H C
コールド専用機 0 50
ホット専用機 50 0
ホットアンドコールド機 25 25
JIS B 8561:2007の国際規格 ICS 分類一覧
- 55 : 包装及び物流 > 55.230 : 配送機械及び自動販売機械
JIS B 8561:2007の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC0920:2003
- 電気機械器具の外郭による保護等級(IPコード)
- JISC0922:2002
- 電気機械器具の外郭による人体及び内部機器の保護―検査プローブ
- JISC1102-2:1997
- 直動式指示電気計器 第2部:電流計及び電圧計に対する要求事項
- JISC1102-3:1997
- 直動式指示電気計器 第3部:電力計及び無効電力計に対する要求事項
- JISC1102-4:1997
- 直動式指示電気計器 第4部:周波数計に対する要求事項
- JISC1211:1995
- 電力量計(単独計器)
- JISC1509-1:2017
- 電気音響―サウンドレベルメータ(騒音計)―第1部:仕様
- JISC4908:2007
- 電気機器用コンデンサ
- JISC5101-14:2014
- 電子機器用固定コンデンサ―第14部:品種別通則:電源用電磁障害防止固定コンデンサ
- JISC60068-2-75:2019
- 環境試験方法―電気・電子―第2-75部:ハンマ試験(試験記号:Eh)
- JISC6065:2016
- オーディオ,ビデオ及び類似の電子機器―安全性要求事項
- JISC6575:1975
- 電子機器用筒形ヒューズ
- JISC8280:2011
- ねじ込みランプソケット
- JISC8280:2021
- ねじ込みランプソケット
- JISC9335-1:2014
- 家庭用及びこれに類する電気機器の安全性―第1部:通則
- JISC9335-2-34:2019
- 家庭用及びこれに類する電気機器の安全性―第2-34部:電動圧縮機の個別要求事項
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方
- JISZ8731:2019
- 環境騒音の表示・測定方法