JIS B 8571:2015 ガスメーター | ページ 2

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3.12
前金装置
金銭,メタル,プリペイドカードなどを投入すると,その金額に相当するガスの体積を設定し,その体
積のガスを排出する装置。
3.13
前金ガスメーター
前金装置をもつガスメーター。
3.14
電子装置
電子部品を用いて特定の機能を実行する装置。電子装置は,通常,分離したユニットとして製造され,
独立して試験が可能である。
3.15
電子化ガスメーター
計量機能に関わる部分に電子回路を使用しているガスメーターの総称。計量機能には,ガス量を計量・
積算する本来の機能のほかに,計量値を表示する機能,計量値を通信する機能を含む。
3.16
付加装置
ガスメーターに付加される装置。パルス出力器,温度圧力換算装置などがある。
3.17
温度圧力換算装置
計量された体積を,基準温度及び基準圧力の状態の体積に換算する装置。
3.18
駆動出力軸
取外し可能な付加装置を作動させるための駆動軸。
3.19
パルス出力器
入力量に対して一定の関係をもつ出力量をパルスによって供給する装置。
3.20
計量状態
測定場所において,その体積が計量されるガスの温度及び圧力の状態。
3.21
基準状態
計量したガスの体積が換算される基準温度(Tb)及び基準圧力(Pb)の状態。
3.22
規定温度
製造事業者が指定する,温度換算装置組込ガスメーターの器差試験時の雰囲気温度。
3.23
所定体積,Vp
前金ガスメーターで金銭などの1単位当たりについて排出するガスの体積。

――――― [JIS B 8571 pdf 6] ―――――

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3.24
周期体積
ガスメーターの作動サイクル,すなわち,表示機構及び中間の伝達機構を除く全ての可動部分が,その
作動サイクルの最初の位置に初めて戻るまでの可動部分の動きに対応して排出されるガスの体積。
3.25
流量,Q
ガスメーターを通過したガスの体積を,この体積が通過するのに要した時間で除した値。
3.26
使用最大流量,Qmax
最大許容誤差を超えない器差の範囲内で,ガスの体積を計量することができる最大の流量。
3.27
使用最小流量,Qmin
最大許容誤差を超えない器差の範囲内で,ガスの体積を計量することができる最小の流量。
3.28
転移流量,Qt
使用最大流量Qmaxと使用最小流量Qminとの間にあって,それぞれの最大許容誤差で特性付けられる“大
流量域”と“小流量域”との二つの領域にその流量範囲を区分する流量。
3.29
使用圧力,P
ガスメーターの設置場所で測定されるガスのゲージ圧。ゲージ圧は,ガスの絶対圧力と大気圧との差で
ある。
3.30
使用最大圧力,Pmax
最大許容誤差を超えない器差の範囲内で,ガスの体積を計量することができる最大圧力。
3.31
使用最小圧力,Pmin
最大許容誤差を超えない器差の範囲内で,ガスの体積を計量することができる最小圧力。
3.32
周囲温度範囲
最大許容誤差を超えない器差の範囲内で,ガスの体積を計量することができるガスメーターの周囲の温
度範囲。
3.33
使用温度範囲
最大許容誤差を超えない器差の範囲内で,ガスの体積を計量することができるガスの温度範囲。
3.34
換算温度範囲,Tm
温度換算装置組込ガスメーターの規定温度の±5 ℃を超え,かつ,1 %を加えた最大許容誤差を超えな
い器差の範囲内でガスの体積を計量することができる温度範囲。
3.35
耐久性

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一定の使用期間にわたってその性能特性を維持できる,ガスメーターの能力。
3.36
影響量
測定の対象ではないが,計量結果に影響を与える量。
3.37
定格動作条件
ガスメーターの器差が最大許容誤差の範囲内にあることが要求される,影響量の範囲を示す使用条件。
3.38
基準条件
ガスメーターの性能を試験するために,又は計量結果を相互比較するために規定された,影響量の一連
の基準値又は基準範囲。
3.39
供試品
何らかの試験を受けるために供されるガスメーター(又はその一部)及び/又は組込み装置。
3.40
試験
一定の要件に対する供試品の適合を検証するための,一連の操作。
3.41
性能試験
供試品が所定の機能を実行できるかどうかを検証するための試験。

4 最大許容誤差

4.1 精度等級

  ガスメーターの精度等級は,EC1.5及びEC1の2種類とする。精度等級は,製造事業者が指定する。

4.2 ガスメーター(温度換算装置組込ガスメーター及び前金ガスメーターを除く。)の最大許容誤差

  ガスメーター(温度換算装置組込ガスメーター及び前金ガスメーターを除く。)の最大許容誤差は,精度
等級に応じて表1による。ただし,精度等級EC1.5の回転子式ガスメーター及びタービン式ガスメーター
の流量Q(Qmin≦Q 表1−最大許容誤差
単位 %
精度等級 流量Q 最大許容誤差
EC1.5 Qmin≦Q Qt≦Q≦Qmax ±1.5
EC1 Qmin≦Q Qt≦Q≦Qmax ±1

4.3 温度換算装置組込ガスメーターの最大許容誤差

  温度換算装置組込ガスメーターの最大許容誤差は,次による。
a) 規定温度の±5 ℃の温度範囲内にあっては,精度等級に応じて表2による。ただし,精度等級EC1.5

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の回転子式ガスメーター及びタービン式ガスメーターの流量Q(Qmin≦Q は,±3 %とする。
表2−最大許容誤差
単位 %
精度等級 流量Q 最大許容誤差
EC1.5 Qmin≦Q Qt≦Q≦Qmax ±2
EC1 Qmin≦Q Qt≦Q≦Qmax ±1.5
b) 規定温度の±5 ℃を超える換算温度範囲内にあっては,精度等級に応じて表3による。ただし,精度
等級EC1.5の回転子式ガスメーター及びタービン式ガスメーターの流量Q(Qmin≦Q 大許容誤差は,±3.5 %とする。
表3−最大許容誤差
単位 %
精度等級 流量Q 最大許容誤差
EC1.5 Qmin≦Q Qt≦Q≦Qmax ±2.5
EC1 Qmin≦Q Qt≦Q≦Qmax ±2

4.4 前金ガスメーターの最大許容誤差

  前金ガスメーターの最大許容誤差は,精度等級に応じて表2による。ただし,精度等級EC1.5の回転子
式ガスメーター及びタービン式の前金ガスメーターにあっては,流量Q(Qmin≦Q誤差は,±3 %とする。

5 計量要件

5.1 一般

  ガスメーターは,その器差が,定格動作条件下で,4.24.4に規定する最大許容誤差を超えないように
設計,製造しなければならない。

5.2 定格動作条件

  ガスメーターの定格動作条件は,次による。
流量範囲 : Qmin以上Qmax以下
周囲温度範囲 : 製造事業者が指定する温度等級に応じて表4による。
周囲湿度範囲 : 相対湿度93 %以下
使用圧力範囲 : Pmin以上Pmax以下

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表4−周囲温度範囲
単位 ℃
温度等級 周囲温度範囲
TC1 −540
TC2 −1540

5.3 流量特性

  ガスメーターの流量特性は,表5に示すQmax,Qt及びQminの値で定義しなければならない。
表5−ガスメーターの流量特性
流量範囲(Qmax/Qmin) Qmax/Qt
50以上 10以上
5以上50未満 5以上

6 構造要件

6.1 一般

6.1.1  外部妨害に対する保護
ガスメーターは,外部から容易に内部の機構又は装置を調整することができない構造とする。
6.1.2 外箱
ガスメーターの外箱は,十分な耐圧性,気密性をもつものでなければならない。また,水が内部に入り
にくい構造とする。
6.1.3 結露・気候規定
結露が装置の性能に不利な影響を生じるおそれがある場合は,製造事業者は結露を除去する装置を組み
込むことができる。
6.1.4 ゼロ流量
脈動及び振動並びに著しい温度及び圧力の変化のない設置条件下では,ガスメーターの積算値は,流量
がゼロのときに変化してはならない。
注記 この要件は,動作条件としての停止状態に関するものである。この条件は,流量が変動してい
るときのメーターの応答には当てはまらない。

6.2 材料

6.2.1  一般
ガスメーターに使用する材料は,通常の使用状態において,その性能及び器差に影響を与えるような摩
耗,変質,変形,劣化又は破損を生じるものであってはならない。
6.2.2 膜
膜式ガスメーターに使用する合成ゴムの膜は,ガス及び温度変化に対し,十分な耐性をもっていなけれ
ばならない。

6.3 構造

6.3.1  表示機構
ガスメーターの表示機構は,外部から容易に計量値を変更することができるものであってはならない。

――――― [JIS B 8571 pdf 10] ―――――

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JIS B 8571:2015の引用国際規格 ISO 一覧

  • OIML R 137-1&2:2012(MOD)

JIS B 8571:2015の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 8571:2015の関連規格と引用規格一覧