JIS B 8812:2004 チェーンブロック用リンクチェーン | ページ 5

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6. 外観 表面硬化チェーンの外観は,本体7.による。
7. 材料 表面硬化チェーンの材料は,本体8.によるほか附属書3の5.の規定を満足しなければならない。
8. 製造方法 表面硬化チェーンの製造方法は,本体9.による。
9. 試験 表面硬化チェーンの試験は,本体10.による。
10. 検査 表面硬化チェーンの検査は,本体11.による。
11. 製品の呼び方 製品の呼び方は,本体12.による。
12. 表示 表面硬化チェーンの表示は,本体13.による。

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附属書4(規定)ロードチェーンの使用基準及び点検基準

1. 適用範囲

 この附属書は,ロードチェーンの使用基準及び点検基準について規定する。
2. 使用基準 ロードチェーンを使用する際,次の事項に注意しなければならない。
a) 使用前に日常点検を行う。
b) ロードチェーンには,試験以外に使用荷重を超えて負荷してはならない。
c) 使用前に,ロードチェーンにねじれ,もつれなどがないかを点検し,ねじれ,もつれなどがある場合
はこれを正しく修正してから使用する。
d) ロードチェーンを荷に巻き付けて使用してはならない。
e) ロードチェーンの通常の使用における使用温度範囲は,附属書4表1による。
附属書4表 1 ロードチェーンの使用温度範囲
単位 ℃
等級 タイプ 通常使用の温度範囲
M MH −40+400
TH −40+200
T DT
−20+200
DAT
VH
V −40+150
CV
f) ロードチェーンは,衝撃力が作用する場合,使用頻度の著しい作業状態,腐食雰囲気,爆発性雰囲気
など特殊状態で使用する場合には,製造業者などの指示による。
g) ロードチェーンには,潤滑剤を塗布して使用する。
h) ロードチェーンは,使用者がめっき,その他表面処理を施して使用してはならない。
i) ロードチェーンは,使用者が熱処理を施して使用してはならない。
3. 点検基準
a) ロードチェーンは,日常点検(1)及び定期点検(2)を行って使用しなければならない。
b) 日常点検における点検項目,点検方法及び点検基準は,附属書4表2(3)による。ただし,使用頻度の
著しい場合又は特殊な場合には,この点検項目以外についても点検する。
c) 定期点検については,附属書4表2(3)による。
注(1) 使用前の点検をいう。
(2) 定期的に行う点検で,使用頻度によって異なるが,6か月又は1年ごとに行う。
(3) 附属書4表2で〇印の項目について点検を行う。
備考 手鎖の使用基準及び点検基準は,ロードチェーンに準拠する。

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附属書4表 2 点検基準
点検の種類
点検項目 点検方法 点検基準
日常点検 定期点検
摩擦などによって,非調質チェーン・調質チェーン
日常点検では目視,のピッチが5 %以上,表面硬化チェーンのピッチ
〇 〇 ピッチの伸び
定期点検では測定 が3 %以上伸びているものは,使用してはならな
い(使用前に基準寸法表を作成しておく。)。
非調質チェーン・調質チェーンの線径の摩耗が
日常点検では目視,
〇 〇 摩耗 10 %以上,表面硬化チェーンの線径の摩耗が5 %
定期点検では測定
以上のものは使用してはならない。
〇 〇 変形 目視 変形がないこと。
きず,その他
〇 〇 目視(4) き裂,その他有害な欠陥がないこと。
有害な欠陥
〇 〇 腐食 目視 き裂,その他有害な欠陥があってはならない。
注(4) 定期点検では,必要に応じてJIS G 0565に規定する磁粉探傷試験又はJIS Z 2343-1に規定する浸透探傷試験
を行う。

――――― [JIS B 8812 pdf 23] ―――――

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附属書5(参考)ISO 3077巻上げ用ショートリンクチェーン−
等級T,(タイプT,DAT及びDT),ロードチェーン

序文

 この附属書(参考)は,2001年に第3版として発行されたISO 3077:2001, Shortlink chain for lifting
purposes−Grade T, (types T, DAT and DT), fine-tolerance hoist chainを翻訳し,項目だけを記述した。

1. 適用範囲

 この附属書は,手動又は動力チェーンホイストと併用する等級T(タイプT,DAT及びDT)
のロードチェーンの要求事項について規定する。
この規格は,熱処理され,ISO 1834の一般的合否判定条件に従って試験された,チェーンの線径の範囲
が3 mm22 mmの電気溶接丸鋼ショートリンクチェーンに適用する。
備考 タイプDAT又はDTではなく,タイプTのチェーンは,チェーンホイスト以外の巻上機で使用
されることもある。特に手動ホイストと併用するように意図された等級TH及びVHのチェー
ンは,将来この規格の対象となる。

2. 引用規格

3. 用語及び定義
4. 一般的合否判定条件
5. 寸法
5.1 チェーンの線径,dn
5.2 材料の直径及び公差
5.3 ピッチ及び幅
5.4 溶接部の直径
5.5 溶接によって寸法的に影響される長さ
6. 材料及び製造
6.1 材料の品質
6.1.1 製造業者の責任
6.1.2 鋼のタイプ
6.1.3 脱酸
6.1.4 化学的組成
6.1.5 完成状態
6.2 熱処理
6.3 使用荷重限界(WLL)
6.4 機械的特性
6.4.1 製造業者試験荷重(MPF)

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6.4.2 破断荷重(BF)及び破断全伸びA
6.4.3 曲げたわみ
6.4.4 表面硬さ
6.4.5 硬化層深さ
6.4.6 耐疲労性
7. 安全要求事項の検証
7.1 ロットサイズ及びサンプルの選択
7.2 製造業者試験荷重,破断荷重及び破断全伸び
7.2.1 静的引張試験
7.2.2 合否判定基準
7.2.2.1 MPF
7.2.2.2 BF及びA
7.3 曲げたわみ
7.3.1 曲げ試験
7.3.2 合否判定基準
7.4 硬さ試験
7.5 硬化層深さの測定
7.6 耐疲労性試験,タイプDAT及びDT
8. 表示
8.1 等級表示
8.2 識別表示
8.3 検査表示
9. 製造業者の証明書
10. ホイストへの組込み及び使用に関する情報
10.1 ホイストへのチェーンの組込み
10.1.1 ロードチェーンの選択基準
10.1.2 ホイストの相手部品
10.2 チェーンの使用
10.3 点検
附属書A(規定) 機械的特性及び寸法公差の計算のための基本要素
附属書B(規定) 動力ホイストのチェーン(タイプT,DAT及びDT)の選択基準
附属書C(参考) 等級Tのロードチェーンの近似質量

――――― [JIS B 8812 pdf 25] ―――――

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JIS B 8812:2004の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 3077:2001(NEQ)

JIS B 8812:2004の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 8812:2004の関連規格と引用規格一覧