この規格ページの目次
JIS G 0557:2019 規格概要
この規格 G0557は、鋼の浸炭焼入れ又は浸炭浸窒焼入れによる硬化層深さを測定する方法について規定。
JISG0557 規格全文情報
- 規格番号
- JIS G0557
- 規格名称
- 鋼の浸炭硬化層深さ測定方法
- 規格名称英語訳
- Methods of measuring case depth hardened by carburizing treatment for steel
- 制定年月日
- 1965年7月1日
- 最新改正日
- 2019年11月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 77.040.30, 77.040.99, 77.080.20
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 鉄鋼 I 2021, 鉄鋼 II 2021
- 改訂:履歴
- 1965-07-01 制定日, 1968-02-01 確認日, 1971-01-01 確認日, 1974-04-01 確認日, 1977-08-01 改正日, 1983-02-01 確認日, 1988-10-01 確認日, 1994-06-01 確認日, 1996-06-01 改正日, 2001-12-20 確認日, 2006-02-20 改正日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認日, 2019-11-20 改正
- ページ
- JIS G 0557:2019 PDF [13]
G 0557 : 2019
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[1]
- 3 用語及び定義・・・・[2]
- 4 測定の原理・・・・[2]
- 4.1 一般・・・・[2]
- 4.2 硬さ試験による測定・・・・[2]
- 4.3 マクロ組織試験による測定・・・・[2]
- 5 試験装置・・・・[2]
- 6 試験片・・・・[2]
- 6.1 一般・・・・[2]
- 6.2 試験片の加工・調製・・・・[2]
- 6.3 被検面の前処理・・・・[3]
- 7 測定方法・・・・[3]
- 7.1 硬さ試験による測定方法・・・・[3]
- 7.2 マクロ組織試験による測定方法・・・・[4]
- 8 結果の評価・・・・[4]
- 8.1 硬さ試験・・・・[4]
- 8.2 マクロ組織試験・・・・[5]
- 9 表示・・・・[5]
- 10 報告・・・・[6]
- 附属書A(規定)有効硬化層深さ決定のための内挿法・・・・[7]
- 附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[9]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS G 0557 pdf 1] ―――――
G 0557 : 2019
まえがき
この規格は,産業標準化法第16条において準用する同法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人
日本鉄鋼連盟(JISF)から,産業標準原案を添えて日本産業規格を改正すべきとの申出があり,日本産業
標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本産業規格である。これによって,JIS G 0557:2006
は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
注記 工業標準化法に基づき行われた申出,日本工業標準調査会の審議等の手続は,不正競争防止法
等の一部を改正する法律附則第9条により,産業標準化法第12条第1項の申出,日本産業標準
調査会の審議等の手続を経たものとみなされる。
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS G 0557 pdf 2] ―――――
日本産業規格 JIS
G 0557 : 2019
鋼の浸炭硬化層深さ測定方法
Methods of measuring case depth hardened by carburizing treatment for steel
序文
この規格は,2016年に第1版として発行されたISO 18203を基とし,浸炭硬化層深さ測定方法に関わる
内容だけを抜き出して規定するため,技術的内容を変更して作成した日本産業規格である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。
1 適用範囲
この規格は,鋼の浸炭焼入れ又は浸炭浸窒焼入れによる硬化層深さ(以下,硬化層深さという。)を測定
する方法について規定する。有効硬化層深さ決定のための内挿法を,附属書Aに規定する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 18203:2016,Steel−Determination of the thickness of surface-hardened layers(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0601 製品の幾何特性仕様(GPS)−表面性状 : 輪郭曲線方式−用語,定義及び表面性状パラメ
ータ
JIS B 7725 ビッカース硬さ試験−試験機の検証及び校正
注記 対応国際規格 : ISO 6507-2,Metallic materials−Vickers hardness test−Part 2: Verification and
calibration of testing mechines
JIS B 7734 ヌープ硬さ試験−試験機の検証
注記 この規格の改正時点では,JIS B 7734は,ISO 4546:1993に対応したものであるが,ISO 4546
は,廃止されてISO 4545-2へ移行し,2017年版が発行されている。
JIS G 0201 鉄鋼用語(熱処理)
JIS G 0202 鉄鋼用語(試験)
JIS Z 2244 ビッカース硬さ試験−試験方法
注記 対応国際規格 : ISO 6507-1,Metallic materials−Vickers hardness test−Part 1: Test method
JIS Z 2251 ヌープ硬さ試験−試験方法
――――― [JIS G 0557 pdf 3] ―――――
2
G 0557 : 2019
注記 対応国際規格 : ISO 4545-1,Metallic materials−Knoop hardness test−Part 1: Test method
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS G 0201及びJIS G 0202によるほか,次による。
3.1
有効硬化層深さ
焼入れのまま,又は200 ℃を超えない温度で焼戻しした硬化層の表面から,限界硬さである,JIS Z 2244
に従った550 HVの位置までの距離,又はJIS Z 2251の相当するヌープ硬さの位置までの距離(図4参照)。
4 測定の原理
4.1 一般
有効硬化層深さは,表面からの硬さ変化を描いた硬さ推移曲線から求める。
全硬化層深さ1)は,硬さ変化又は顕微鏡観察による組織変化から求める。
注1) 全硬化層深さは,JIS G 0202[鉄鋼用語(試験)]の番号3223参照。
4.2 硬さ試験による測定
硬さ試験による測定は,表面に垂直な断面の硬さ変化から硬化層深さを決定する。
4.3 マクロ組織試験による測定
試験片の切断面をエッチングして,低倍率の拡大鏡で観察し,硬化層深さを測定する。簡便法としてマ
クロ組織試験による測定を用いる。
5 試験装置
ビッカース硬さを測定する硬さ試験機は,JIS B 7725に従って検証及び校正しなければならない。
受渡当事者間の協定によって,ヌープ硬さの測定を用いてもよい。ヌープ硬さを測定する硬さ試験機は,
JIS B 7734に従って検証及び校正しなければならない。
6 試験片
6.1 一般
試験片は,通常,製品そのものを用いる。
6.2 試験片の加工・調製
特に受渡当事者間で協定しない限り,次に規定する条件で断面を加工・調製する。
− 製品の長手方向に垂直な部位。
− 長手方向がない場合には,受渡当事者間で協定する部分の表面から垂直な部位。
硬化層が薄い場合には,受渡当事者間の協定によって,次の階段状試験片及び傾斜面状試験片を適用す
る場合がある。
階段状試験片及び傾斜面状試験片は,断面測定とは異なる結果となる場合があるので,断面測定では,
マイクロビッカース試験を含む低試験力を適用するのがよい。
− 階段状試験片 : 階段は,製品表面から生地になる点まで精密加工して,段は0.05 mm又は0.10 mm厚
とする。階段状試験片は,限定された範囲に硬化層厚さを指定された場合に適用する。図1参照。
− 傾斜面状試験片 : 図2参照。
――――― [JIS G 0557 pdf 4] ―――――
3
G 0557 : 2019
1 硬化層
図1−階段状試験片
1 硬化層 L 傾斜面の長さ
l 測定距離 E 傾斜部の高さ
e 求める深さa)
注a) 求める深さeは,測定距離lを,傾きE/Lで補正するのが望ましい。
求める深さは,有効硬化層深さ又は全硬化層深さに相当する。
図2−傾斜面状試験片
6.3 被検面の前処理
試験片に加工ひずみ,切削熱などの負荷がかからないように注意して,前処理のために試験片を切断す
る。試験片は,必要な場合,端部が丸くならないように樹脂に埋め込む。端部が丸くならないようにしな
がら,切出しきず及び研削きずを研削し,研磨する。試験片の前処理で対象部位に影響が出ないように注
意して処理する。試験力が小さいほど,一層注意して前処理しなければならない。研磨後,必要な場合,
前処理が適切かどうか見極め,表面に問題がないかどうか確かめるために,適切な溶液を用いて試験片を
エッチングする。前処理が不適切な場合,最終的な前処理操作を繰り返す。表面の被膜又は残さい(滓)
を注意深く取り除く。表面を指で触れてはならない。マイクロビッカース硬さを適用する場合は,エッチ
ングしない研磨したままの表面を試験するのがよい。マクロ組織試験を適用する場合は,異なる組織を現
出させ,区別するように適切にエッチングする。
7 測定方法
7.1 硬さ試験による測定方法
表面に垂直な1本又は幅1.5 mmの範囲W内にある複数本の線に沿ってくぼみをつける(図3参照)。複
数本の線の場合,線の間隔は,JIS Z 2244又はJIS Z 2251の要求事項を満足しなければならない。
隣り合うくぼみ間の距離Δdは,くぼみの対角線長さの3倍以上とする(図3参照)。表面から連なる各
くぼみ間のずれ(例 d2−d1)は0.1 mm以下とし,表面からの距離は,±25 μmの精度で測定しなければ
ならない。ただし,表面硬化層が厚い場合は,限界硬さ近傍を除き,0.1 mmを超えてもよい。くぼみの対
角線長さは,JIS B 7725又はJIS B 7734に規定された精度で測定しなければならない。
表面に最も近いくぼみの中心は,表面から,そのくぼみの対角線長さの2.5倍以上の距離になければな
――――― [JIS G 0557 pdf 5] ―――――
次のページ PDF 6
JIS G 0557:2019の国際規格 ICS 分類一覧
- 77 : 金属工学 > 77.040 : 金属の試験 > 77.040.99 : その他の金属試験方法
JIS G 0557:2019の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0601:2013
- 製品の幾何特性仕様(GPS)―表面性状:輪郭曲線方式―用語,定義及び表面性状パラメータ
- JISB7725:2010
- ビッカース硬さ試験―試験機の検証及び校正
- JISB7725:2020
- ビッカース硬さ試験―試験機の検証及び校正
- JISB7734:1997
- ヌープ硬さ試験―試験機の検証
- JISB7734:2020
- ヌープ硬さ試験―試験機の検証及び校正
- JISG0201:2000
- 鉄鋼用語(熱処理)
- JISG0202:2013
- 鉄鋼用語(試験)
- JISZ2244:2009
- ビッカース硬さ試験―試験方法
- JISZ2251:2009
- ヌープ硬さ試験―試験方法