JIS C 1211-1:2009 電力量計(単独計器)―第1部:一般仕様 | ページ 3

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C 1211-1 : 2009
1 計器取付面
c) 三相4線式計器
図1−普通耐候形計器の外形寸法(続き)
図2−強化耐候形計器の外形寸法
c) 定格電流120 A計器の端子穴の径は,11 mmとする。

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d) 端子ねじ及び試験用端子ねじの寸法は,表17による。ただし,端子ねじは表18に規定する電線を確
実に締め付けられる長さとする。
表17−端子ねじ及び試験用端子ねじ
単位 mm
記号 記号の説明 端子ねじ 試験用端子ねじ
30 A 120 A
D 頭の径 6 8 −
H 頭の高さ 2.5 2.5 −
a すりわりの幅 1 1.2 1
b すりわりの深さ 1.4以上 1.6 −
d ねじの呼び M4×0.7 M8 3
表18−使用電線
定格電流 使用電線a)
A (素線数 本/素線径 mm)
最小 最大
30 直径1.6 mm 14 mm2 (7/1.6)
120 14 mm2 (7/1.6) 60 mm2 (19/2.0)
注a) 使用電線は,JIS C 3307又はこれと同等とする。
e) 強化耐候形計器の端子カバーは,図3に示す延長端子カバーを用いる。
f) カバー封印ねじの寸法は,表19による。
a) 1素子計器の端子カバーの例 b) 多素子計器の端子カバーの例
図3−強化耐候形用延長端子カバー

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C 1211-1 : 2009
表19−カバー封印ねじ
単位 mm
番号 l s C D D1 D2 H H1 H2 H3 a b d d1
+0.2 +0.2
1 12 7 0.3 5.5±0.05 4.3 4 6.00
0.7 0.8 3.50 1 1.3 M4×0.7 2.83.0
2 16 9
3 19 10
4 21 10

6 試験

6.1 試験一般

  計器の試験は,6.2に規定する事項のほか,JIS C 1210及びJIS C 1281による。

6.2 試験方法

6.2.1  計量の誤差の許容限度試験
計量の誤差の許容限度試験は,定格周波数及び定格電圧の下で(三相計器では更に相順を変えて),表
20に規定する力率の負荷電流を通じて行い,誤差を求める。
なお,誤差の測定は,トレーサビリティが確保された標準電力量計によって行うことが望ましい。
表20−負荷電流の範囲及び力率
負荷電流 力率
(定格電流に対する%)
3.3100 1
6.7100 0.5(遅れ電流)
6.2.2 電気的性能の試験
電気的性能の試験は,次による。
a) 始動電流 始動電流の試験は,定格周波数及び定格電圧の下で,定格電流ごとに表21に規定する力率
1の負荷電流を通じて行う。
表21−負荷電流
定格電流 負荷電流
A mA
30 80
120 320

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b) 潜動 潜動の試験は,定格周波数及び定格電圧の110 %の電圧の下で,無負荷で行う。
c) 自己加熱の影響 自己加熱の影響の試験は,次によって行う。
1) 定格周波数の下で,定格電圧を1時間加えた後,更に力率1及び0.5(遅れ電流)の定格電流を通じ
た場合において,定格電流を通じた直後と30分後との,及び30分後と120分後とのそれぞれの誤
差の差を求める。
2) 定格周波数の下で,定格電圧,力率1及び0.5(遅れ電流)の定格電流を同時に加えた場合において,
定格電圧及び定格電流を同時に加えた直後と30分後との,及び30分後と120分後とのそれぞれの
誤差の差を求める。
d) 電流特性 電流特性の試験は,定格周波数及び定格電圧の下で(三相計器では,更に相順を変えて),
表22に規定する力率の負荷電流を通じて行い,誤差の最大と最小の差を求める。
表22−負荷電流の範囲及び力率
負荷電流 力率
(定格電流に対する%)
3.3100 1
6.7100 0.5(遅れ電流)
e) 不平衡負荷の影響 不平衡負荷の影響の試験は,多素子計器について,次によって行う。
1) 定格周波数及び平衡定格電圧(三相計器では正相順)の下で,1素子ごとに,表23に規定する力率
の負荷電流を通じて行い,平衡負荷の状態に対する誤差の差を求める。
2) 定格周波数及び平衡定格電圧(三相計器では正相順及び逆相順)の下で,1素子ごとに,表23に規
定する力率の負荷電流を通じて行い,誤差を求める。
表23−負荷電流の範囲及び力率
相及び線式 負荷電流 力率
(定格電流に対する%)
単相3線式 6.750 1
13.350 0.5(遅れ電流)
三相3線式 5.850 1
11.550 0.5(遅れ電流)
三相4線式 10 50 1
20 50 0.5(遅れ電流)
f) 温度特性 温度特性の試験は,定格周波数及び定格電圧の下で,力率1及び0.5(遅れ電流)の定格電
流を通じて行い,表24に規定する周囲温度範囲において,10 ℃ごとに誤差を測定して,10 ℃変化す
ることによって生じる誤差の差を求める。
表24−周囲温度
単位 ℃
計器の種類 周囲温度
普通耐候形計器 −10+40
強化耐候形計器 −10+50

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g) 電圧特性 電圧特性の試験は,定格周波数の下で,電圧が定格電圧からその90 %まで及び定格電圧
からその110 %まで変化した場合,表25に規定する力率の負荷電流を通じて行い,電圧が変化する
ことによって生じる誤差の差を求める。
表25−負荷電流の範囲及び力率
負荷電流 力率
(定格電流に対する%)
6.7100 1
100 0.5(遅れ電流)
h) 周波数特性 周波数特性の試験は,定格電圧の下で,周波数が定格周波数からその95 %まで及び定
格周波数からその105 %まで変化した場合,表26に規定する力率の負荷電流を通じて行い,周波数
が変化することによって生じる誤差の差を求める。
表26−負荷電流の範囲及び力率
負荷電流 力率
(定格電流に対する%)
6.7100 1
50 0.5(遅れ電流)
i) 外部磁界の影響 外部磁界の影響の試験は,計器を磁化コイルの中心に置き,そのコイルの発生する
磁界を回転子軸の方向及び回転子軸と直角で,計器に最大の影響を与える方向に加え,定格周波数及
び定格電圧の下で,力率1の定格電流の6.7 %の負荷電流を通じて行い,外部磁界によって生じる誤
差の差を求める。
磁化コイルは直径1 m,起磁力100 Aの円形コイルで,その電流は,計器を駆動させる電源と同一
周波数で,また,計器に最大の影響を与える位相とする。
j) 波形の影響 波形の影響の試験は,定格周波数及び定格電圧の下で,力率1の定格電流の33 %の負
荷電流を通じて,その負荷電流に10 %の第3調波を含めて行い,第3調波による誤差の変化を求め
る。ただし,第3調波の基本波に対する位相角は,影響の最も大きい角度とする。
なお,多素子計器は,各素子を単相接続(電圧回路を並列,電流回路を直列)した状態で試験を行
う。
k) 電圧回路の電力損失 電圧回路の電力損失の試験は,定格周波数及び定格電圧の下で,電圧回路の各
素子ごとに行う。
l) 電流回路の電力損失 電流回路の電力損失の試験は,定格周波数及び定格電流の50 %の負荷電流の
下で,電流回路の各素子ごとに行う。
m) 過電流の影響 過電流の影響の試験は,定格周波数及び定格電圧の下で,表27に規定する定格電流ご
とに力率1の過電流を通過させた後,定格周波数及び定格電圧の下で,力率1の定格電流及び定格電
流の3.3 %の負荷電流を通じて行い,過電流によって生じる誤差の差を求める。ただし,過電流通過
後の誤差試験は,過電流通過後1時間以上経過した後に行う。この試験では,第1試験を行った後に
同一の計器を用いて第2試験を行う。

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