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C 5954-3 : 2013
7.11.2 光反射の測定回路
供試送信部又は供試受信部の光反射パワーの測定回路を,図13に示す。
完全反射終端測定用光ファイバコード1
又は
無反射終端測定用光ファイバコード2
校正時の接続
基準光源
供試送信部レセプタクル形
又は モジュールの
P1反射パワー 供試受信部測定の場合
光パワーメータ 測定用光ファイバコード
方向性結合器
(カプラ)
ピグテイル形モ
供試送信部
ジュールの測定
又は の場合
供試受信部
図13−光反射の測定回路
7.11.3 光反射の測定方法
供試送信部又は供試受信部に入力した光の反射パワーの測定方法は,次による。
a) 図13の破線の回路構成において,完全反射終端した基準光ファイバコード1を用いて,反射パワー
P0を測定する。
b) 次に,無反射終端した基準光ファイバコード2を用いて,反射パワー 0Pを測定する。
c) 供試送信部又は供試受信部がレセプタクル形の場合,図13の実線の回路構成において,測定用光ファ
イバコードを接続し,反射パワーP1を測定する。
d) 供試送信部又は供試受信部がピグテイル形の場合,図13の一点鎖線の回路構成において,測定用光フ
ァイバコードを接続し,反射パワーP1を測定する。
e) 反射Rは,式(14)によって求める。
P1 P0
R 10 log10 (14)
P0 P0
注記 反射(Reflectance)は負の値で表し,光反射減衰量(Optical Return Loss: ORL)は正の値で表
して,区別する。
7.11.4 個別性能規格に規定する事項
個別性能規格に規定する事項は,次による。
a) 周囲温度
b) 基準光源のピーク波長及びスペクトル幅
c) 方向性結合器(カプラ)
d) 測定用光ファイバコードの仕様
――――― [JIS C 5954-3 pdf 26] ―――――
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7.12 最大光反射損失耐力
7.12.1 目的
送信部に反射戻り光を戻した状態において,受信部で規定のビット誤り率になる最大戻り光の,送信光
パワーに対する割合を測定する。また,送信部に規定する最大戻り光を戻した状態において,基準受信部
が規定のビット誤り率以下であることを確認する。
7.12.2 光反射損失耐力の測定回路
光反射損失耐力の測定回路を,図14に示す。
パルスパターン
発生器
反射戻り光制御部 AE
恒温槽 出力データ
可変光減衰器2 信号
光スプリッタ
ビット誤り率
供試送信部
偏波コ
ント
A
AA 基準受信部
クロック
試験装置
再生
ローラ
出力クロック
測定用光ファイ 信号
AA
A バコード
E AA
A
可変光減衰器1 E : 直流電源
A : 直流電流計
全反射器
図14−光反射損失耐力の測定回路
7.12.3 光反射損失耐力の測定方法
光反射損失耐力の測定方法は,次による。
a) 反射戻り光制御部の光反射損失の校正を,7.10.3.1 a)に規定する方法で行う。
b) パルスパターン発生器から規定の段数のPRBS信号を供試送信部の信号入力端子に加え,供試送信部
からの光信号を反射戻り光制御部及び可変光減衰器2を介して,基準受信部へ入力する。可変光減衰
器2の減衰量は,基準受信部の最小受信感度に設定する。
c) 可変光減衰器1の減衰量を最大にし,基準受信部のビット誤り率を測定する。このとき,偏波コント
ローラを,ビット誤り率が最大になるように調整する。
d) 可変光減衰器1の減衰量を減少させ,供試送信部への反射戻り光量を増加しながら,c)と同じく基準
受信部のビット誤り率を測定し,ビット誤り率が規定の値になる光反射損失を測定する。この光反射
損失を,供試送信部の最大光反射損失耐力とする。単位はデシベル(dB)で表す。
7.12.4 光反射損失耐力の試験方法
光反射損失耐力の試験方法は,次による。
a) 7.12.3のa) c)の手順に従い,ビット誤り率の測定を行う。
b) 光反射損失が供試送信部の規定の最大光反射損失耐力の値になるように,可変光減衰器1の減衰量を
設定する。
c) 基準受信部のビット誤り率が,最小受信感度の規定値以下であることを確認する。
7.12.5 個別性能規格に規定する事項
個別性能規格に規定する事項は,次による。
――――― [JIS C 5954-3 pdf 27] ―――――
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a) 動作温度
b) 供試送信部の入力信号(伝送速度,波形及びPRBS信号の生成多項式)
c) 測定用光ファイバコードの仕様
7.13 送信器・分散ペナルティ
7.13.1 目的
個別性能規格に規定する状態で,送信部及び光ファイバコードによる分散ペナルティを測定する。
7.13.2 送信器・分散ペナルティの測定回路
送信器・分散ペナルティの測定回路を,図15に示す。測定用光ファイバコードは,供試送信部の個別性
能規格に基づき,光ファイバコードの種類を選択する。また,長さは,伝送距離に相当する規定の波長分
散値及び伝送損失が得られるように決定する。
注記 この測定は,IEEE 802.3:2008の52.9.10 Transmitter and dispersion penalty measurementに基づい
ている。
AE AE
パルスパターン
発生器
波形観測装置
光/電気(O/E) (デジタルオシロス
基準送信部 変換器 コープ)
時間領域光検波部
トランスバーサルフィルタ
AE
恒温槽
可変光
測定用光
測定用光 減衰器2
ファイバ
ファイバ
コード
光スプリッタ 出力データ信号
コード ビット誤り率
供試送信部
偏波コ
ント
AA
A 基準受信部
クロック
試験装置
再生
ローラ
出力クロック信号
AA
A
E AA
A
可変光減衰器1
E : 直流電源
A : 直流電流計
全反射器
反射戻り光制御部
図15−送信器・分散ペナルティの測定回路
7.13.3 送信器・分散ペナルティの測定方法
送信器・分散ペナルティの測定方法は,次による。
a) 図15の破線の経路で,パルスパターン発生器,基準送信部,可変光減衰器2及び基準受信部を接続す
る。このとき,基準受信部の出力データ信号は,実線の経路でビット誤り率試験装置へ入力する。
b) パルスパターン発生器からの規定の数段のPRBS信号を基準送信部の信号入力端子に加え,可変光減
衰器2を,基準受信部のビット誤り率が個別性能規格に規定するBERの値になるように,調整する。
c) このときの基準受信部への入力光信号の光変調振幅OMAを,破線の経路のように光/電気変換器,
デジタルオシロスコープなどの波形観測装置によって測定し,受信感度Sとする。
d) 実線の経路で,供試送信部の光出力ポートを反射戻り光制御部及び測定用光ファイバコードを介して,
可変光減衰器2に接続する。また,必要な場合(特にマルチモード光ファイバ伝送の場合),基準受信
部の出力データ信号は,破線の経路で,適切なトランスバーサルフィルタを介してビット誤り率試験
――――― [JIS C 5954-3 pdf 28] ―――――
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装置に入力する。
e) 反射戻り光制御部の可変光減衰器1を,その光反射損失が個別性能規格の規定値になるように,調整
する。
f) 可変光減衰器2を,基準受信部のビット誤り率が個別性能規格に規定するBERの値になるように,調
整する。
g) 破線の経路のように接続し,基準受信部への入力光信号の光変調振幅PDUT(光変調振幅表示)をデ
ジタルオシロスコープなどの波形観測装置によって測定し,記録する。
h) DUTが基準受信部の受信感度Sよりも大きい場合,送信器・分散ペナルティTDPは,式(15)によっ
て求める。
TDP P DUT S (15)
i) PDUTが基準受信部の感度S以下の場合は,TDPは,“0”とする。
7.13.4 個別性能規格に規定する事項
個別性能規格に規定する事項は,次による。
a) 動作温度
b) 送信部の入力信号(伝送速度,波形及びPRBS信号の生成多項式)
c) 個別性能規格に規定する性能保証BER値
d) 基準送信部の特性(立ち上がり時間,立ち下がり時間,ジッタ及び相対強度雑音)
e) 反射戻り光制御部での光の光反射損失
f) 基準光源のピーク波長及びスペクトル幅
g) 光スプリッタの仕様
h) 測定用光ファイバコードの仕様(種類,波長分散及び光ファイバ損失)
i) トランスバーサルフィルタの種類
7.14 受信部電気3 dB高域遮断周波数
7.14.1 目的
供試受信部の電気信号の3 dB高域遮断周波数を,測定する。
注記 この測定は,IEEE 802.3:2008の52.9.11 Measurement of the receiver 3 dB electrical upper cutoff
frequencyに基づいている。
7.14.2 受信部電気3 dB高域遮断周波数の測定回路
受信部電気3 dB高域遮断周波数の測定回路を,図16に示す。
――――― [JIS C 5954-3 pdf 29] ―――――
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AE
波形観測装置
光/電気(O/E)(デジタルオシロ
変換器
スコープ)
AE
電気/光 可変光減衰器
正弦波 光カプラ
(E/O)
発生器
変換器
AA
A 供試受信部 恒温槽
測定用光ファ
電気/光 イバコード
パルスパターン 出力データ信号
(E/O)
発生器
変換器
ビット誤り率
試験装置
E : 直流電源
A : 直流電流計
図16−受信部電気3 dB高域遮断周波数の測定回路
7.14.3 受信部電気3 dB高域遮断周波数の測定方法
受信部電気3 dB高域遮断周波数の測定方法は,次による。
a) 正弦波発生器及び電気/光変換器の周波数応答特性の校正を行う。
b) 正弦波発振器を止めた状態(雑音信号を入れない状態)で,パルスパターン発生器を駆動し,可変光
減衰器を,供試受信部への入力光信号の光変調振幅OMAが,ほぼ光変調振幅ストレス受信感度のレ
ベルになるように,調整する。光変調振幅の測定は,図16の破線のように接続し,デジタルオシロス
コープなどの波形観測装置によって行う。
c) 破線の接続を実線の接続に戻し,正弦波発振器を駆動する。
d) 供試受信部のBERの値が個別性能規格に規定する一定値(例えば1×10−8)になるように,正弦波の
変調振幅を調整し,その値を記録する。変調周波数を変えて,複数点の測定を行う。
e) 測定した変調振幅に電気的に3 dB増加した点を,受信部電気3 dB高域遮断周波数とする。
7.14.4 個別性能規格に規定する事項
個別性能規格に規定する事項は,次による。
a) 周囲温度
b) 基準光源のピーク波長及びスペクトル幅
c) 光カプラの仕様
d) 測定で設定する供試受信部のBERの値
e) 測定用光ファイバコードの仕様
7.15 ジッタ伝達関数
7.15.1 目的
同期信号再生機能をもつ受信部のジッタ伝達関数を,測定する。
7.15.2 ジッタ伝達関数の測定回路
ジッタ伝達関数の測定回路を,図17に示す。
――――― [JIS C 5954-3 pdf 30] ―――――
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JIS C 5954-3:2013の国際規格 ICS 分類一覧
- 33 : 電気通信工学.オーディオ及びビデオ工学 > 33.180 : 光ファイバ通信 > 33.180.20 : 光ファイバ接続装備
JIS C 5954-3:2013の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC1102-1:2007
- 直動式指示電気計器―第1部:定義及び共通する要求事項
- JISC61280-1-3:2017
- 光ファイバ通信サブシステム試験方法―第1-3部:中心波長及びスペクトル幅測定
- JISC61280-2-1:2018
- 光ファイバ通信サブシステム試験方法―第2-1部:受信感度及びオーバロード測定
- JISC61280-2-2:2017
- 光ファイバ通信サブシステム試験方法―第2-2部:光アイパターン,光波形及び消光比測定