JIS C 7620-2:2010 一般照明用電球形蛍光ランプ―第2部:性能仕様 | ページ 2

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C 7620-2 : 2010
2.19
形式検査サンプル(type test sample)
形式検査のために製造業者又は責任ある販売業者が提供する,一つのサンプル又は同じような集団から
なるサンプル。
2.19A
大きさの区分
寸法及び特性に互換性があるランプを,区分する数字。
2.19B
設計試作検査
ランプの構造,使用材料などの主要な設計変更をするときに実施する検査。
2.19C
受渡検査
販売業者から製造業者へ要求があった場合に実施する特別な検査。

2A 一般要求事項

  この規格を適用する電球形蛍光ランプは,JIS C 7620-1の要求事項に適合しなければならない。
電球形蛍光ランプは,その性能が通常,かつ,正常な使用において信頼性があるように設計しなければ
ならない。電球形蛍光ランプは,この規格に規定するすべての要求事項に適合しなければならない。
この規格に規定する要求事項及び公差は,製造業者が提出する試料の検査に適用する。検査に合格した
試料と同じ工程で製造した製品は,この規格に適合するとみなす。ただし,製造にはばらつきがあるため,
個々の製品については要求事項に適合しないものが生じる可能性がある。サンプリング方法の手引及び特
性による検査の手順は,附属書JE及びJIS Z 9015-1,又はIEC 60410による。

2B 口金

  完成した電球形蛍光ランプの口金は,JIS C 7709-1に適合しなければならない。

3 寸法

  電球形蛍光ランプの寸法は,関連するランプデータシート(11C.3参照)に規定する値に適合しなけれ
ばならない。

4 試験条件

  電気特性及び光学的特性の試験条件は,附属書Aによる。また,光束維持率及び寿命特性の試験条件は,
附属書JBによる。

5 始動及び立ち上がり

  電球形蛍光ランプは,関連するランプデータシート(11C.3参照)に規定する始動時間内に完全に始動
し,かつ,規定する立ち上がり時間内に立ち上がらなければならない。試験方法は,附属書JAによる。

6 ランプ電力

  ランプ電力の初期値は,関連するランプデータシート(11C.3参照)に規定する値,及び製造業者又は

――――― [JIS C 7620-2 pdf 6] ―――――

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責任ある販売業者が公表した定格ランプ電力の115 %以下でなければならない。試験方法は,附属書Aに
よる。

6A ランプ電流

  ランプ電流の初期値は,関連するランプデータシート(11C.3参照)に規定する値に適合しなければな
らない。試験方法は,附属書Aによる。

7 全光束

  電球形蛍光ランプの全光束の初期値の個々の値は,定格光束の90 %以上でなければならない。試験方法
は,附属書Aによる。

8 光源色

  光源色の個々の値は,JIS Z 9112の色度範囲の規定に適合しなければならない。試験方法は,附属書A
及びJIS Z 8724による。
注記 試験を実施する場合の電球形蛍光ランプの周囲温度は,25±3 ℃でもよい。

8A 演色性

  演色性の個々の値は,JIS Z 9112の3波長域発光形の演色評価数の最低値より2を超え,及び製造業者
又は責任ある販売業者が公表した最低値より5を超えて下回ってはならない。試験方法は附属書A及びJIS
Z 8724,評価方法はJIS Z 8726による。
注記 試験を実施する場合の電球形蛍光ランプの周囲温度は,25±3 ℃でもよい。

9 光束維持率

  電球形蛍光ランプの光束維持率の個々の値は,関連するランプデータシート(11C.3参照)に規定する
値,及び製造業者又は責任ある販売業者が公表した値の92 % 1) 以上でなければならない。試験方法は,附
属書JBによる。
注1) 電球形蛍光ランプの光束維持率の判定値は,検討中(92 %)である。

10 定格寿命

  電球形蛍光ランプの定格寿命は,附属書JBの条件下で平均寿命を測定し,製品のばらつきなどを考慮
して,平均寿命以下の適切な時間とする。関連するランプデータシート(11C.3参照)に参考として記載
する。

10A 表示

10A.1 製品への表示

  電球形蛍光ランプには,次の事項を表示しなければならない。
a) 製造業者名若しくは責任ある販売業者名又はその略号
b) 定格入力電圧又は電圧範囲(単位は,“V”若しくは“volts”又は“ボルト”で表示する。)
c) 定格ランプ電力(単位は,“W”若しくは“watts”又は“ワット”で表示する。)
d) 定格周波数(単位は,“Hz”で表示する。)

――――― [JIS C 7620-2 pdf 7] ―――――

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e) 形式
f) 電球形蛍光ランプの電気特性及び光学的特性における識別を明確にするための補足情報。

10A.2 包装などへの表示

  包装には,全光束を表示しなければならない。ただし,電球形蛍光ランプ本体に表示してもよい。単位
は,ルーメン(lm)で表す。
包装又は取扱説明書には,次の事項を表示しなければならない。
a) 定格入力電流
b) 形式
c) 使用者が電球形蛍光ランプを交換するために必要な補足情報。
注記 大きさの区分又は製造業者若しくは責任ある販売業者が判断する代替可能な白熱電球の定格
消費電力の区分を表す表記。大きさの区分の表示方法は,“10形”のように,記号の後に“形”
を付して表示することが望ましい。
d) 電気特性及び光学的特性における識別を明確にするための補足情報。

11 高調波

  (検討中)

11A 照明器具設計のための情報

  附属書JC参照。

11B 形式及び種別

  附属書JDによる。

――――― [JIS C 7620-2 pdf 8] ―――――

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附属書A
(規定)
電気特性及び光学的特性の試験方法
A.1 一般
電気特性及び光学的特性は,周囲温度25±1 ℃,無風状態及び相対湿度が最大65 %の環境条件で,口
金上方で試験しなければならない。光学的特性は,CIE(Commission Internationale de lEclairage)勧告に
従って,測定しなければならない。
電気特性及び光学的特性を安定させるために,測定前に120分以上の予備点灯を行う。
電球形蛍光ランプを予備点灯台で点灯した後に測定台へ移動する場合,電球形蛍光ランプには,更に安
定化の時間が必要である。この場合の電源供給の中断は,60秒以下とすることが望ましい。また,追加の
安定化の時間は,3分以上でなければならない。
A.2 試験電圧
試験電圧は,関連するデータシート(11C.3参照)に規定した値に対して,安定時間中は±0.5 %及び測
定時間中は±0.2 %でなければならない。
試験電圧の周波数は,関連するデータシート(11C.3参照)に規定した値に対して,±0.5 %でなければ
ならない。
試験電圧の全高調波含有率は,基本波の3 %を超えてはならない。全高調波含有率は,基本波を100 %
としたときの個々の高調波の実効値(r.m.s.)の合計(%)とする。
注記 対応国際規格のA.2は,始動及び立ち上がりの試験方法を規定した事項であり,附属書JAに
記載する。
A.3 電気計測器及び光学計測器
試験で使用する電気計測器及び光学計測器は,試験で要求する精度を保証するものでなければならない。
電気計測器は,JIS C 1102-2若しくはJIS C 1102-3に規定する階級0.5級以上,又は確度がこれと同等以
上のものとする。
注記 対応国際規格のA.4は,光束維持率及び寿命の試験方法を規定した事項であり,附属書JBに
記載する。

――――― [JIS C 7620-2 pdf 9] ―――――

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附属書JA
(規定)
始動及び立ち上がりの試験方法
JA.1 始動試験
JA.1.1 試験方法
始動試験は,ランプデータシート(11C.3参照)の始動特性で指定する,すべての周囲温度で行う。
始動試験は,金属部品及び金属線をできる限り電球形蛍光ランプから遠ざける。電球形蛍光ランプは,
始動試験の前に,未点灯の状態で24時間以上放置する。さらに,周囲温度2027 ℃で放置した後,試験
を実施する直前には,関連するランプデータシート(11C.3参照)に規定する周囲温度及び相対湿度65 %
以下の雰囲気で,2時間以上放置する。
注記 試験の前に未点灯の状態で24時間放置となっているが,この24時間放置の時間に,試験を実
施する直前における2時間以上の放置の時間を含めてもよい。
JA.1.2 試験電圧
始動試験の試験電圧は,関連するランプデータシート(11C.3参照)に規定する値とする。
JA.2 立ち上がり試験
JA.2.1 試験方法
立ち上がりの試験は,周囲温度25±1 ℃,無風状態及び相対湿度が65 %以下の雰囲気で,口金上方で
行う。
立ち上がり試験は,電球形蛍光ランプを周囲温度1550 ℃で100時間点灯した後,試験の前に未点灯
の状態で24±3時間放置する。さらに,周囲温度2027 ℃で放置した後,試験を実施する直前には,周
囲温度25±1 ℃及び相対湿度65 %以下の雰囲気で,2時間以上放置する。
注記 試験の前に未点灯の状態で24時間放置となっているが,この24時間放置の時間に,試験を実
施する直前における2時間以上の放置の時間を含めてもよい。
JA.2.2 試験電圧
立ち上がり試験の試験電圧は,関連するランプデータシート(11C.3参照)に規定する定格入力電圧と
する。

――――― [JIS C 7620-2 pdf 10] ―――――

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JIS C 7620-2:2010の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 60969:2001(MOD)

JIS C 7620-2:2010の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 7620-2:2010の関連規格と引用規格一覧