JIS C 8020:2012 蛍光灯器具のエネルギー消費効率及び固有エネルギー消費効率の算出方法 | ページ 2

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C 8020 : 2012
b) 電圧,電流及び電力の測定は,JIS C 1102-2及びJIS C 1102-3に規定する0.5級以上の指示電気計器又
は同等以上の確度をもつデジタル計器を使用する。また,計器は,実効値を表示するものを使用する。
c) 測定中の周囲温度は,25±2 ℃とし,無風に近い状態に保つようにする。
d) 供試蛍光灯器具の取付面への取付状態は,施設用蛍光灯器具ではJIS C 8106,家庭用蛍光灯器具では
JIS C 8115による。その他の蛍光灯器具では,製造業者が指定した取付状態とする。
5.1.2 入力電力の測定
供試蛍光灯器具の入力電力は,5.1.1の条件で入力側の電力を測定する。
5.1.3 供試安定器の光出力係数の測定
供試安定器の光出力係数(BF)は,周囲温度25±2 ℃で試験用ランプを負荷とし,安定器に定格周波数
の定格入力電圧を加え,安定した状態のときの光出力を,試験用安定器で点灯したときの光出力で除して
算出する。ただし,スタータ(内蔵形を含む。)で始動するランプを適合ランプとする磁気回路式安定器の
場合,光出力係数(BF)は,試験用ランプを供試安定器で点灯したときのランプ電力を,同じランプを試
験用安定器で点灯したときのランプ電力で除して算出する。

5.2 温度補正係数

  供試蛍光ランプの温度補正係数(KT)は,附属書2によって求める。
注記 この温度補正係数は,温度が制御された槽内における蛍光ランプ光出力の相対測光によって求
めるもので,附属書2に規定する数値は,社団法人日本電球工業会によって標準化されたデー
タに基づいている。社団法人日本電球工業会ガイド006参照。

5.3 蛍光灯器具のエネルギー消費効率の計算方法

  供試蛍光灯器具のエネルギー消費効率(FLE)は,次の式によって求める。P及びBFは,5.1の測定方
法によって求めた値による。KTは,5.2によって求めた値による。
F1 BF KT
FLE
P
ここに, FLE : 供試蛍光灯器具のエネルギー消費効率(lm/W)
F1 : 供試蛍光ランプの定格全光束(lm)
BF : 供試安定器の光出力係数
KT : 供試蛍光ランプの温度補正係数
P : 供試蛍光灯器具の入力電力(W)

6 蛍光灯器具の固有エネルギー消費効率(LER)の算出

6.1 測定方法

6.1.1  測定の一般的条件
供試蛍光灯器具の固有エネルギー消費効率(LER)を求めるために,入力電力,供試安定器の光出力係
数及び照明器具効率の測定を行う。測定の一般的条件は,5.1.1による。
なお,家庭用蛍光灯器具の簡易測定方法は,附属書1による。
6.1.2 入力電力の測定
入力電力の測定は,5.1.2による。
6.1.3 供試安定器の光出力係数の測定
供試安定器の光出力係数の測定は,5.1.3による。
6.1.4 照明器具効率の測定
照明器具効率の測定は,次による。

――――― [JIS C 8020 pdf 6] ―――――

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a) IS C 8105-5によって,蛍光灯器具から放射される全光束を測定する。
b) 供試蛍光ランプの全光束は,次によって測定する。
1) 測定に使用する安定器は供試安定器を用い,蛍光灯器具内蔵時と同じ電気的構成条件とする。ただ
し,安定器の周囲温度は,試験場所の温度に従う。測定は,JIS C 8105-5に規定する配光測定装置
を用い,JIS C 8105-5の箇条6(配光測定装置の校正)の方法で配光測定装置の校正を行い,JIS C
8105-5の箇条7(測定条件)に従って行う。ただし,JIS C 8105-5を引用する場合,照明器具を蛍
光ランプに読み替える。配光特性の測定手順は,JIS C 8105-5の8.2.1(配光特性の測定手順)に準
じる。
2) θφ座標系における水平角及び鉛直角の測定角度範囲及び測定角度間隔は,表1に規定する値が望ま
しい。光度の変化の激しい部分における測定角度間隔は,細かくする。
表1−鉛直角の測定角度範囲及び測定角度間隔
水平角φ 鉛直角θ
測定角度範囲 測定角度間隔 測定角度範囲 測定角度間隔
0360 90以下 0180 10以下
3) 供試蛍光ランプの点灯方向は,JIS C 7617-2又はJIS C 7618-2の関連するランプデータシートによ
る。データシートに記載がない場合は,水平又は鉛直(口金上方)で点灯する。
4) 測光中心は,直管蛍光ランプの場合はガラス管の幾何学的中心,環形蛍光ランプの場合は円環の幾
何学的中心とする。その他の蛍光ランプの場合は,発光管の中心とする。
5) 全光束の測定手順は,各測定点(θ,φ)の光度をIt(θ, φ)とし,JIS C 8105-5の8.3.1(全光束の測定
手順)に準じる。
光出力の安定性は,十分エージングを行った後の供試蛍光ランプを15分間隔で3回測定したとき
の測光値の変化は,1 %以内とするのが望ましい。また,光出力の再現性は,一旦消灯し,供試蛍
光ランプが冷却した後に再点灯したときの測定値が2 %以内とするのが望ましい。
6) 供試蛍光ランプの全光束の測定は,JIS C 7801によってもよい。ただし,測定に使用する安定器は
供試安定器を用い,その使用条件は,蛍光灯器具内蔵時と同じ電気的構成条件とする。ただし,安
定器の周囲温度は,試験場所の温度に従う。
c) 照明器具効率は,6.2.1によって求める。

6.2 蛍光灯器具の固有エネルギー消費効率(LER)の計算方法

6.2.1  蛍光灯器具の照明器具効率の算出
供試蛍光灯器具の照明器具効率(LOR)は,次の式によって求める。
LF1
LOR 100
2
ここに, LOR : 供試蛍光灯器具の照明器具効率(%)
LF1 : 6.1.4 a)で測定した供試蛍光灯器具の全光束(lm)
F2 : 6.1.4 b)で測定した供試蛍光ランプの全光束(lm)
6.2.2 蛍光灯器具の固有エネルギー消費効率の算出
供試蛍光灯器具の固有エネルギー消費効率(LER)は,次の式によって求める。この式のLOR,BF及び
Pは,6.1の測定方法によって求めた値による。
LOR F1 BF
LER
P

――――― [JIS C 8020 pdf 7] ―――――

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C 8020 : 2012
ここに, LER : 蛍光灯器具の固有エネルギー消費効率(lm/W)
LOR : 供試蛍光灯器具の照明器具効率(%)
F1 : 供試蛍光ランプの定格全光束(lm)
BF : 供試安定器の光出力係数
P : 供試蛍光灯器具の入力電力(W)

――――― [JIS C 8020 pdf 8] ―――――

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附属書1
(規定)
家庭用蛍光灯器具の簡易測定方法
1 測定方法
家庭用蛍光灯器具の全光束を求める場合に,配光測定が不可能な場合,次に規定する簡易測定方法によ
って求めてもよい。
測定方法は,次による。
a) 供試蛍光灯器具の取付高さ 供試蛍光灯器具の測光中心から床面までの距離を取付高さとし,次によ
る。
1) 天井じか付け形器具は,床上2.4 mとする。
2) つり下げ形器具は,床上1.7 mとする。
b) 測定範囲及び測定点 測定範囲及び測定点は,次による。
1) 測定範囲は,暗室内において供試蛍光灯器具直下を中心とする縦3.6 m,横3.6 mの正方形の床面と
する。
2) 測定点の間隔は,縦,横それぞれ0.6 mとし,49点の水平面照度を測定する。
2 簡易測定方法における計算方法
簡易測定方法における計算方法は,次による。
a) 平均照度の算出 平均照度は,49点の測定点の照度をJIS C 1609-1に規定する照度計を用いて測定し,
JIS C 7612の6.2(平均照度の算出法)によって算出する。
b) 平均照度から器具光束を求めるための換算係数 供試蛍光灯器具の全光束は,次の式によって求める。
E
LF2
C
ここに,LF2 : 供試蛍光灯器具の全光束(lm)
13 : 測定範囲の面積 3.6 (m)×3.6 (m)=12.96 (m2)≒13 (m2)
E : 平均照度(lx)
C : 換算係数 換算係数Cは,附属書1表1による。
附属書1表1−換算係数C
家庭用蛍光灯器具 蛍光ランプの形状
直管形蛍光ランプ 環形蛍光ランプ
じか付け形器具 0.42 0.35
つり下げ形器具 − 上方向光束比 上方向光束比
20 %以上 20 %未満
0.40 0.50
c) 簡易測定方法における固有エネルギー消費効率(LER) LERは,次の式によって求める。この式のP
は,6.1.3によって求めた値による。
LF2
LER (lm/W)
P
ここに,LF2 : 供試蛍光灯器具の全光束(lm)
P : 供試蛍光灯器具の入力電力(W)

――――― [JIS C 8020 pdf 9] ―――――

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C 8020 : 2012
附属書2
(規定)
蛍光ランプの温度補正係数
この附属書は,蛍光ランプの温度補正係数(KT)の算出方法について規定する。
1 蛍光ランプの温度補正係数(KT)の算出方法
供試蛍光ランプの温度補正係数は,次に規定する方法でランプ管壁の最冷部温度を測定し,附属書2表
2附属書2表20によって求める。
ランプ管壁の最冷部温度の測定は,次による。
a) 供試照明器具を周囲温度が25±2 ℃のほぼ無風の場所で,定格電圧及び定格周波数で点灯し,ランプ
の管壁温度を安定させる。照明器具に装着した状態のランプ管壁の最冷部温度管壁温度をb)に規定す
る熱電対で測定する。
b) 熱電対は,JIS C 1602に規定する種類がTで,かつ,クラス1の素線径0.32 mm以下(推奨素線径は,
0.2 mm)とする。
注記 附属書2表2附属書2表20の参考図は,ランプ単体を各姿勢で点灯したときのランプ管壁
温度の最冷部位置(印部)を示している。コンパクト形蛍光ランプのように最冷部位置が
複数あり,特定しにくい場合は,全ての位置の温度を測定し,最も温度が低い位置の温度と
する。照明器具の形態によっては,附属書2表2附属書2表20の参考図に示す位置(印
部)が,照明器具に装着した状態におけるランプ管壁温度の最冷部にはならない場合がある
ことに注意する。
2 蛍光ランプのリスト
この附属書に規定する蛍光ランプのリストを附属書2表1に示す。

――――― [JIS C 8020 pdf 10] ―――――

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