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C 9029-2-11 : 2006 (IEC 61029-2-11 : 2001)
も許容する。
18.1.101 ブレードガード
18.1.101.1 マイタモード ブレードガードを,マイタベンチソーの一部として設けなければならない。
のこぎり刃の切断作業を行わない部分は,ガード装置(すなわち,ベンチソーガード,リップフェンス)
によって完全に囲わなければならない。
のこぎり刃の残りの部分は,のこぎり刃の歯の両面をカバーする可動ガードを装備しなければならない。
また,のこぎり刃を工作物から引っ込めたときには,自動的に休止位置へ戻らなければならない。
ガードは,マイタベンチソーが使用できるあらゆるマイタ及びベベル位置で,前記の要求事項に適合し
なければならない。
可動ガードは,次のとおりでなければならない。
− のこぎり刃を完全に囲うU字形構造(図101参照)。
又は,
− のこぎり刃の歯の両側を保護する開放形構造(図102参照)。
適否は,目視検査及び図103のテストプローブを,あらゆる可能な位置に適用することによって判定す
る。
いずれの場合にも,可動ガードは,少なくともフェンスF(図101及び図102参照)の前面ののこぎり
刃部分を保護しなければならない。また,マイタベンチソーが休止位置にあるときには,手で持ち上げる
ことができないようにする阻止機構をもたなければならない。
適否は,次の試験で判定する。可動ガードは,下テーブルに垂直に,かつ,のこぎり刃の軸を通る100 N
の力を加える。図103のテストプローブを用いるときは,のこ歯への接近が可能であってはならない。
18.1.101.2 ベンチモード マイタベンチソーは,テーブルの上にのこぎり刃の上部及び正面用に関するガ
ードをもたなければならない。また,そのガードは調整可能なガード,自動ガード又はそれらの組合せと
することができる。
このガードは,テーブルの最高位置に設定したときに,のこぎり刃を取り囲む設計でなければならない
(図110)。
ガードは,接触した場合に,のこぎり刃の損傷が最小限に抑えられる材料(例えば,アルミニウム,木
材,プラスチック)製でなければならない。
ガードは,のこぎり刃との接触ができる限り回避されるように,製作及び固定しなければならない。
ガードが,透明でない材料で作られているときには,のこぎり刃の平面に合わせた切込線標識を付けな
ければならない。
ガードが,割刃によって直接支持されない構造である場合,ガードの支持体の厚さが割刃の厚さ以下で
ある場合に限り,支持体を割刃と一直線に配置してもよい。
調整可能なガードは,工具を用いずに調整可能でなければならないが,必要とされる保護を行うために
必要な位置に固定可能でなければならない。
自動ガードは,次のことを自動的に行わなければならない。
a) 切断する工作物が,のこぎり刃の方向へ進むにつれて工作物と接触することによって開く。
b) 工作物が切断されている間,工作物の上面と接触し続けてのこぎり刃の両側を少なくとも歯元まで及
び少なくとも工作物の上面と割刃の間を遮へいする。
c) 工作物が,ガードを通り過ぎると閉位置に戻る。
のこぎり刃のあらゆる切込み深さで,テーブルの下の可動部に触れることができてはならない。
――――― [JIS C 9029-2-11 pdf 6] ―――――
C 9029-2-11 : 2006 (IEC 61029-2-11 : 2001)
適否は,JIS C 9029-1の図1に規定するテストフィンガを用いて判定する。
18.1.102 テーブル テーブルののこぎり刃用の溝は,できる限り小さくすべきであり(図104参照),の
こぎり刃がテーブルを通過するのこぎり刃の周囲の区域は,プラスチック,木材又はアルミニウムなどの
軟材製の交換可能なインサートでなければならない。
適否は,目視検査及び測定によって判定する。
18.1.102.1 下テーブル 下テーブルは,溝のすぐ近くの区域で工作物が支持される設計でなければならな
い。
適否は,目視検査によって判定する。
下テーブルには,フェンスを付けなければならない(図101及び図102のF参照)。
フェンスは,テーブルの全長に及んでいなければならない。また,高さが最大切込み深さの0.5倍以上
でなければならない。
18.1.102.2 上テーブル ベンチモードにおいて,工作物を支持するためのテーブルは,図105に適合し,
また,調整可能な場合は,選択した位置に確実に固定される設計でなければならない。
18.1.103 割刃 マイタベンチソーには,ベンチモードにおいて割刃を装備しなければならない。
割刃は,しっかりと固定され,切断溝を自由に通れるようにのこぎり刃の平面に合わせて配置しなけれ
ばならない。
切込み深さを調整したときに,のこぎり刃に対する割刃の位置が変化してはならない。
割刃及びそのホルダは,定格切込み深さの100 %と90 %との間の切込み深さを生じるすべてののこぎ
り刃直径について,次の条件に適合するように割刃を調整できる設計でなければならない。
a) 上テーブルの上では,割刃とのこぎり刃の歯付きリムとの間の半径方向距離が,設定された切込み深
さで,どの点でも5 mm以下でなければならない。
b) 割刃の先端が,図106に示されているように,歯頂から5 mm以内でなければならない。
割刃は,のこぎり刃が切断する溝の幅よりも厚くても,刃の胴部よりも薄くてもならない。
割刃は,硬度が43 HRC±5 HRCでなければならない。
適否は,目視検査及び測定によって判定する。
18.1.104 リップフェンス マイタベンチソーには,ベンチモードの場合にリップフェンスを付けなけれ
ばならない。
リップフェンスの案内面の最小高さは,少なくとも最大切込み深さに等しくなければならない。
リップフェンスは,テーブルの前部からのこぎり刃を越えるところまで延びていなければならない(図
110参照)。
適否は,目視検査及び測定によって判定する。
18.1.105 クロスカットフェンス マイタベンチソーは,クロスカットフェンスを備えて提供してもよい。
クロスカットフェンスの取付方法は,フェンスが定位置からもち上げられたり,外れたりすることがない
ようにしなければならない。
クロスカットフェンスとのこぎり刃との間の距離は,12 mmを超えてはならない。
クロスカットフェンスとのこぎり刃との接触が避けられない場合,のこぎり刃に近い部分は回転してい
るのこぎり刃と接触した場合に,破損せず又はのこぎり刃を破損させることがない材料のものでなければ
ならない。
適否は,目視検査及び測定によって判定する。
18.1.106 フランジ のこぎり刃をとめるフランジの直径は,のこぎり刃の直径の少なくとも0.20倍以上
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でなければならない。
18.1.107 切りくず排出穴の構造は,排出された切粉が使用者の視野を制限しない,又は負傷を引き起こし
そうにないものでなければならない。
18.1.108 マイタモードでは,切削作業後にのこぎり刃が自動的に休止位置へ戻る設計でなければならず,
その位置に自動的に固定されなければならない。
のこぎり刃が自動的に休止位置へ戻るときに,本機がひっくり返ってはならない。
備考 ロック解放装置は,ハンドルを握った手で作動しなければならない。
ベンチモードにおいて,アームは所定位置に固定される構造を備えなければならない。
適否は,目視検査によって判定する。
18.1.109 マイタベンチソーは,下テーブルの下からのこぎり刃に触れることができてはならない。
適否は,目視検査によって判定する。
18.1.110 押し棒を備えてもよい。この場合,押し棒は,工作物を送るために必要な圧力に耐えることがで
きる耐衝撃性材料による構造でなければならない。材料は,例えば,木材又はプラスチック,のこぎり刃
と押し棒とが接触したときに危険を生じないものでなくてはならない。
押し棒の最小寸法は,400 mmとする(図107参照)。
適否は,目視検査及び測定によって判定する。
19. 機械的強度
機械的強度は,JIS C 9029-1の19.による。
20. 構造
構造は,JIS C 9029-1の20.によるほか,次による。
20.18 JIS C 9029-1の20.18によるほか,次による。
テーブルの調整によって,電源スイッチ又は制御装置の操作が影響を受けてはならない。また,スイッ
チ又は制御装置に対する可触性が制限されてはならない。
20.20 JIS C 9029-1の20.20によるほか,次による。
電源遮断の後に電源が復旧したときには,作業者が再度スイッチを入れ直さない限り,のこ刃が自動的
に始動してはならない。製品の電源スイッチは,オンの位置に固定できるものでなければならない。
20.101 のこぎり刃が防護装置によって自動的に保護されないマイタベンチソーについては,スイッチを
切ってから10秒以内にのこぎり刃が停止しなければならない。
20.102 マイタベンチソーは一体式吸入装置又は木材,粉じん,及び切り粉用の外部吸入装置の取付けを
可能にする装置をもたなければならない。
21. 内部配線
内部配線は,JIS C 9029-1の21.による。
22. 部品
部品は,JIS C 9029-1の22.による。
23. 電源接続並びに外部可とうケーブル及びコード
電源接続並びに外部可とうケーブル及びコードは,
JIS C 9029-1の23.による。
24. 外部導体用端子
外部導体用端子は,JIS C 9029-1の24.による。
――――― [JIS C 9029-2-11 pdf 8] ―――――
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25. 接地接続
接地接続は,JIS C 9029-1の25.による。
26. ねじ及び接続
ねじ及び接続は,JIS C 9029-1の26.による。
27. 沿面距離,空間距離及び通し絶縁物距離
沿面距離,空間距離及び通し絶縁物距離は,JIS C 9029-1
の27.による。
28. 耐熱性,耐火性及び耐トラッキング性
耐熱性,耐火性及び耐トラッキング性は,JIS C 9029-1の28.
による。
29. 耐腐食性
耐腐食性は,JIS C 9029-1の29.による。
30. 放射線
放射線は,JIS C 9029-1の30.による。
――――― [JIS C 9029-2-11 pdf 9] ―――――
C 9029-2-11 : 2006 (IEC 61029-2-11 : 2001)
図 101 U字形構造
図 102 開放形構造
――――― [JIS C 9029-2-11 pdf 10] ―――――
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JIS C 9029-2-11:2006の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 61029-2-11:2001(IDT)
JIS C 9029-2-11:2006の国際規格 ICS 分類一覧
JIS C 9029-2-11:2006の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
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