JIS C 9335-2-54:2021 家庭用及びこれに類する電気機器の安全性―第2-54部:液体又は蒸気利用表面掃除機器の個別要求事項

JIS C 9335-2-54:2021 規格概要

この規格 C9335-2-54は、定格電圧が250 V以下の液体洗浄剤又は蒸気を使用することによって,表面を清掃することを意図した家庭用電気掃除機の安全性について規定。

JISC9335-2-54 規格全文情報

規格番号
JIS C9335-2-54 
規格名称
家庭用及びこれに類する電気機器の安全性―第2-54部 : 液体又は蒸気利用表面掃除機器の個別要求事項
規格名称英語訳
Household and similar electrical appliances -- Safety -- Part 2-54:Particular requirements for surface-cleaning appliances for household use employing liquids or steam
制定年月日
2000年3月20日
最新改正日
2021年3月22日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

IEC 60335-2-54:2008(MOD), IEC 60335-2-54:2008/AMENDMENT 1:2015(MOD), IEC 60335-2-54:2008/AMENDMENT 2:2019(MOD)
国際規格分類

ICS

13.120, 97.180
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2000-03-20 制定日, 2005-12-20 改正日, 2010-10-01 確認日, 2017-10-20 確認日, 2021-03-22 改正
ページ
JIS C 9335-2-54:2021 PDF [19]
                                                                               C 9335-2-54 : 2021

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[2]
  •  3 用語及び定義・・・・[3]
  •  4 一般要求事項・・・・[3]
  •  5 試験のための一般条件・・・・[3]
  •  6 分類・・・・[4]
  •  7 表示,及び取扱説明又は据付説明・・・・[4]
  •  8 充電部への接近に対する保護・・・・[5]
  •  9 モータ駆動機器の始動・・・・[5]
  •  10 入力及び電流・・・・[5]
  •  11 温度上昇・・・・[5]
  •  12 (規定なし)・・・・[6]
  •  13 動作温度での漏えい電流及び耐電圧・・・・[6]
  •  14 過渡過電圧・・・・[6]
  •  15 耐湿性等・・・・[6]
  •  16 漏えい電流及び耐電圧・・・・[7]
  •  17 変圧器及びその関連回路の過負荷保護・・・・[7]
  •  18 耐久性・・・・[7]
  •  19 異常運転・・・・[7]
  •  20 安定性及び機械的危険・・・・[7]
  •  21 機械的強度・・・・[8]
  •  22 構造・・・・[9]
  •  23 内部配線・・・・[11]
  •  24 部品・・・・[11]
  •  25 電源接続及び外部可とうコード・・・・[11]
  •  26 外部導体用端子・・・・[12]
  •  27 接地接続の手段・・・・[12]
  •  28 ねじ及び接続・・・・[12]
  •  29 空間距離,沿面距離及び固体絶縁・・・・[12]
  •  30 耐熱性及び耐火性・・・・[12]
  •  31 耐腐食性・・・・[12]
  •  32 放射線,毒性その他これに類する危険性・・・・[12]
  •  附属書・・・・[15]
  •  参考文献・・・・[15]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS C 9335-2-54 pdf 1] ―――――

           C 9335-2-54 : 2021

pdf 目次

ページ

  •  附属書JAA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[16]

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――――― [JIS C 9335-2-54 pdf 2] ―――――

                                                                              C 9335-2-54 : 2021

まえがき

  この規格は,産業標準化法に基づき,日本産業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本
産業規格である。これによって,JIS C 9335-2-54:2005は改正され,この規格に置き換えられた。
  この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
  この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
  JIS C 9335規格群(家庭用及びこれに類する電気機器の安全性)は,約100規格に及ぶ部で構成されて
いるが,この規格では省略した。
  なお,全ての部の構成は,JIS C 9335-1の“まえがき”に記載されている。

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――――― [JIS C 9335-2-54 pdf 3] ―――――

                                      日本産業規格                            JIS
                                                                      C 9335-2-54 : 2021

家庭用及びこれに類する電気機器の安全性−第2-54部 : 液体又は蒸気利用表面掃除機器の個別要求事項

Household and similar electrical appliances-Safety-Part 2-54: Particular requirements for surface-cleaning appliances forhousehold use employing liquids or steam

序文

 この規格は,2008年に第4版として発行されたIEC 60335-2-54,2015年に発行されたAmendment 1及
び2019年に発行されたAmendment 2を基とし,我が国の配電事情を考慮したため,技術的内容を変更し
て作成した日本産業規格である。ただし,追補(amendment)については,編集し,一体とした。
  この規格は,JIS C 9335-1と併読する規格である。
  なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。技術的差
異の一覧表にその説明を付けて,附属書JAAに示す。
  この規格の箇条などの番号は,JIS C 9335-1と対応している。JIS C 9335-1に対する変更は,次の表現を
用いた。
− “置換”は,JIS C 9335-1の該当する箇所の要求事項を,この規格の規定に置き換えることを意味す
    る。
− “追加”は,JIS C 9335-1の該当する箇所の要求事項に,この規格の規定を追加することを意味する。
  変更する箇所に関する情報が必要な場合は,これらの表現に続く括弧書きで示す。ただし,JIS C 9335-
1の引用項目又は引用箇所は,この規格の作成時に最新版として発効されていたJIS C 9335-1:2014を引用
している。このため,この規格の発効以降に発効されたJIS C 9335-1を引用する場合は,その引用項目又
は引用箇所が異なる場合があることに注意する。
  JIS C 9335-1に追加する細分箇条番号は,JIS C 9335-1の箇条番号の後に“101”からの番号を付け,図
番号及び表番号は,“101”からの連続番号を付ける。追加する附属書番号は,AA,BBなどと記載する。

1 適用範囲

置換(箇条1全てを,次に置き換え適用する。)
  この規格は,定格電圧が250 V以下の液体洗浄剤又は蒸気を使用することによって,表面を清掃するこ
とを意図した家庭用電気掃除機(以下,機器という。)の安全性について規定する。壁紙はがし器もこの規

――――― [JIS C 9335-2-54 pdf 4] ―――――

           2
C 9335-2-54 : 2021
格に含まれる。
  注記1 機器は,電熱素子又は液体容器を加圧するための手段を組み込んでいる場合がある。
  この規格では,住居の中及び周囲で,機器に起因して人が遭遇する共通的な危険性を可能な限り取り扱
う。ただし,この規格では,通常,次の状態については規定していない。
− 次のような人(子供を含む)が監視又は指示のない状態で機器を安全に用いることができない場合
  · 肉体的,知覚的又は知的能力の低下している人
  · 経験及び知識の欠如している人
− 子供が機器で遊ぶ場合
  注記2 この規格の適用に際しては,次のことに注意する。
          − 車両,船舶又は航空機搭載用機器には,要求事項の追加が必要になる場合がある。
          − 厚生関係機関,労働安全所管機関,その他の当局によって,追加要求事項を規定する場合
              がある。
  注記3 この規格は,次のものへの適用は意図していない。
          − 床処理機及び湿式洗いブラシ機(JIS C 9335-2-10)
          − ビルに永久的に固定する掃除機
          − JIS C 9335-2-79に含まれる,すなわち,次のものをもつ洗浄機
              · 2.5 MPa以上の圧力
              · 5 Lを超える加圧容積
              · 圧力(MPa)と容器の容量(L)との積が5を超えるもの
              · 160 ℃を超える液体温度
              · 3 500 Wを超える定格入力
          − 業務用又は産業用の掃除機
          − 腐食性又は爆発性の雰囲気(じんあい,蒸気又はガス)が存在するような特殊な状況にあ
              る場所で用いる機器
          − ファブリックスチーマ(JIS C 9335-2-85)
  注記4 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を示す記号を,次に示す。
          IEC 60335-2-54:2008,Household and similar electrical appliances−Safety−Part 2-54: Particular
              requirements for surface-cleaning appliances for household use employing liquids or steam+
              Amendment 1:2015+Amendment 2:2019(MOD)
            なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”こ
          とを示す。

2 引用規格

  引用規格は,次によるほか,JIS C 9335-1の箇条2(引用規格)による。
追加
    JIS C 9335-1 家庭用及びこれに類する電気機器の安全性−第1部 : 通則
    JIS R 6010 研磨布紙用研磨材の粒度
      注記 対応国際規格における引用規格 : ISO 6344-2,Coated abrasives−Grain size analysis−Part 2:

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                                                                                             3
                                                                               C 9335-2-54 : 2021
             Determination of grain size distribution of macrogrits P12 to P220

3 用語及び定義

  用語及び定義は,次によるほか,JIS C 9335-1の箇条3(用語及び定義)による。
3.1.9 置換(3.1.9全てを,次に置き換え適用する。)
通常動作(normal operation)
  取扱説明書で指定した最も不利な条件での機器の運転
  掃除用ヘッドは,平ガラス製の垂直窓ガラスに向けて30 Nの力で押し付け,上下ストロークで毎分15
回の割合で,1 mの距離にわたって動かす。窓ガラスは,水の薄膜が窓ガラス上に維持されるように,温
度が20 ℃±5 ℃の水で連続的にぬ(濡)らす。
  スチームクリーナ及び壁紙はがし器の場合には,ガラスの代わりにステンレス鋼のシートを使用し,さ
らに,水でぬ(濡)らすことはしない。ただし,蒸気吹出口が表面に吹きつけるようになっていない場合
には,機器は,空中に浮かせ,蒸気吹出口の角度を約45°下向きにして運転する。
  水平面の清掃を意図したスチームクリーナの場合には,ステンレス鋼のシートを水平にし,上下ストロ
ークではなく,前後ストロークで毎分15回の割合で,1 mの距離にわたって動かす。機器の質量以外の力
は加えない。
追加
3.101
加圧機器(pressurized appliance)
  50 kPaを超える圧力のボイラー内で蒸気を発生させる機器で,蒸気を供給しないとき,その圧力が大気
圧まで低下しない機器
  注釈1 ボイラーは,機器内に組み込んでいても,ホースによって機器に接続していてもよい。

4 一般要求事項

  一般要求事項は,JIS C 9335-1の箇条4(一般要求事項)による。

5 試験のための一般条件

  試験のための一般条件は,次によるほか,JIS C 9335-1の箇条5(試験のための一般条件)による。
5.2  追加(“試験は,”で始まる段落の後に,次を追加し適用する。)
  21.10121.105の試験には,それぞれ新しいホースを使用する。
追加
5.101  電熱素子を組み込んでいる機器は,モータが組み込んであっても電熱機器として試験する。

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C 9335-2-54 : 2021

6 分類

  分類は,次によるほか,JIS C 9335-1の箇条6(分類)による。
6.1  置換(6.1全てを,次に置き換え適用する。)
  機器は,感電に対する保護に関し,クラス0I,クラスI,クラスII又はクラスIIIのいずれかでなければ
ならない。
  適否は,目視検査及び関連する試験によって判定する。
  注記101 対応国際規格では修正(Modification)としているが,規格利用者の利便性を考慮し,置換と
            した。
6.2  追加(“適否は,”で始まる段落の前に,次を追加し適用する。)
  絶縁クラスがクラス0I機器,クラスI機器,及びクラスII機器の液体を散布する手持形機器の手で握る
部分は,IPX7以上の保護等級でなければならない。ただし,この機器のその他の部分は,IPX4以上の保
護等級でなければならない。
  その他の機器は,IPX4以上の保護等級でなければならない。24 V以下のクラスIII機器は,IPX0の保護
等級でもよい。

7 表示,及び取扱説明又は据付説明

  表示,及び取扱説明又は据付説明は,次によるほか,JIS C 9335-1の箇条7(表示,及び取扱説明又は据
付説明)による。
7.1  置換(“−定格入力又は”で始まる細別を,次に置き換え適用する。)
− 定格入力。単位はワットとする。
  注記101 6.1の注記101と同じ。
追加(注記4の後に,次を追加し適用する。)
  水道に接続する機器に対しては,最高許容水圧をメガパスカル(MPa)で表示しなければならない。
  スチームクリーナ,壁紙はがし器,及び50 ℃を超える温度の液体を散布する機器は,IEC 60417の記号
5597又は次の主旨の警告を表示しなければならない。
  “警告−やけどの危険”
  この記号は,警告を示すものであり,JIS Z 9101の注意警告標識と組み合わせて表示するのがよい。
  注記101 対応国際規格の注記の内容は,推奨事項であることから本文に移した。
  附属品用の機器用アウトレットには,最大負荷をワット(W)で表示しなければならない。
  注記102 この表示は,機器用アウトレットに近い機器上に行う場合がある。
  機器の定格入力と機器用アウトレットの最大負荷との合計も,機器上に表示しなければならない。

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                                                                               C 9335-2-54 : 2021
7.6  追加(記号リストの最後に,次を追加し適用する。)
                        [IEC 60417の記号5597 (2002-10)] 蒸気
7.12 追加(“適否は,”で始まる段落の前に,次を追加し適用する。)
  取扱説明書には,液体又は蒸気を,オーブンの内部のような電気部品を内蔵する機器に向けてはならな
い旨を記載しなければならない。
  加圧機器の場合,取扱説明書には,充するための孔は使用中に開けてはならない旨を記載しなければ
ならない。水容器の補充を安全にするための取扱説明書を提供しなければならない。
  取扱説明書には,機器は,使用後及び機器の使用者による保守の前にプラグを抜かなければならない旨
を記載しなければならない。
  水泳プールの清掃を意図する機器の取扱説明書には,次の主旨を含め記載しなければならない。
  “水の入っている水泳プールで使用してはならない。”
  IEC 60417の記号5597を表示する場合,取扱説明書には,その記号の意味を記載し説明しなければなら
ない。

8 充電部への接近に対する保護

  充電部への接近に対する保護は,JIS C 9335-1の箇条8(充電部への接近に対する保護)による。

9 モータ駆動機器の始動

  モータ駆動機器の始動は,この規格では規定しない。

10 入力及び電流

  入力及び電流は,JIS C 9335-1の箇条10(入力及び電流)による。

11 温度上昇

  温度上昇は,次によるほか,JIS C 9335-1の箇条11(温度上昇)による。
11.4 追加(“電熱機器は”で始まる段落の後に,次を追加し適用する。)
  モータ,変圧器又は電子回路を組み込んでいる機器で,温度上昇限度値を超え,かつ,入力が定格入力
よりも低い場合には,機器に定格電圧の1.06倍の電圧を加えて試験を繰り返す。
11.7 置換(11.7全てを,次に置き換え適用する。)
  機器は,定常状態になるまで運転する。
  注記101 液体又は蒸気の放出を維持するため,必要に応じて水を追加している。

――――― [JIS C 9335-2-54 pdf 8] ―――――

           6
C 9335-2-54 : 2021
  蒸気を発生する機器は,蒸気を放出しないようにしても運転させる。
  自動コードリールを組み込んだ機器は,コードの全長の1/3の長さを30分間引き出したままにして動作
させ,その後コードを完全に引き出す。
11.8 追加(“保護装置は”で始まる段落の後に,次を追加し適用する。)
  手で握る部分に蒸気を供給するホースの可触部分の温度上昇は,通常使用時に短時間だけ保持するハン
ドルの温度上昇限度に適合しなければならない。ただし,非金属製ホースを繊維材料で覆っている場合,
繊維材料表面の温度上昇は80 Kを超えてはならない。
  モータ,変圧器,電子回路の部品及びそれらによって直接影響を受ける部分の温度上昇限度値は,機器
を定格入力の1.15倍の入力で運転するときには超えてもよい。
  注記101 加圧機器内の圧力は,22.7の試験を実施できるように測定する。

12 (規定なし)

13 動作温度での漏えい電流及び耐電圧

  動作温度での漏えい電流及び耐電圧は,JIS C 9335-1の箇条13(動作温度での漏えい電流及び耐電圧)
による。

14 過渡過電圧

  過渡過電圧は,JIS C 9335-1の箇条14(過渡過電圧)による。

15 耐湿性等

  耐湿性等は,次によるほか,JIS C 9335-1の箇条15(耐湿性等)による。
15.1.1 追加(“充電部をもち”で始まる段落の後に,次を追加し適用する。)
  通常,電気部品を組み込んでいる液体散布機器で,通常使用するときに手で握る部分は,24 V以下のク
ラスIII構造のものでない限り,IPX7機器に対して要求する試験を実施する。その他の部分は,IPX4機器
に対して要求する試験を実施する。
15.2 追加(“機器の液体容器に”で始まる段落の後に,次を追加し適用する。)
  液体容器は,含有率が約1 %の塩化ナトリウム水溶液で満たす。容器が手持ち部分にある場合には,そ
の部分は,最も不利な姿勢にする。容器をもつその他の部分は水平面上に横転させ,最も不利な姿勢に置
く。5分後,その部分を通常の位置に戻す。
  注記101 この試験は,IPX7に分類された部分には行わない。

――――― [JIS C 9335-2-54 pdf 9] ―――――

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                                                                               C 9335-2-54 : 2021

16 漏えい電流及び耐電圧

  漏えい電流及び耐電圧は,次によるほか,JIS C 9335-1の箇条16(漏えい電流及び耐電圧)による。
16.3 追加(“試験電圧は,”で始まる段落の後に,次を追加し適用する。)
  通電ホースは,その電気的接続部を除いて,温度が20 ℃±5 ℃で,含有率が約1 %の塩化ナトリウム水
溶液に1時間浸せき(漬)する。その後,ホースを浸せき(漬)したままで,各導体と他の導体(複数の
場合は一括)との間に約5分間,2 000 Vの電圧を印加する。次に,全ての導体と水溶液との間に1分間,
3 000 Vの電圧を印加する。

17 変圧器及びその関連回路の過負荷保護

  変圧器及びその関連回路の過負荷保護は,JIS C 9335-1の箇条17(変圧器及びその関連回路の過負荷保
護)による。

18 耐久性

  耐久性は,この規格では規定しない。

19 異常運転

  異常運転は,次によるほか,JIS C 9335-1の箇条19(異常運転)による。
19.2 追加(“電熱素子をもつ機器は”で始まる段落の後に,次を追加し適用する。)
  機器は,水道に接続しないで容器を空にして運転する。
19.4 追加(“複数の制御装置をもつ機器”で始まる段落の後に,次を追加し適用する。)
  スチームクリーナ及び壁紙はがし器の場合には,箇条11の試験の間に圧力を制限するあらゆる制御装
置を,動作しないようにする。

20 安定性及び機械的危険

  安定性及び機械的危険は,次によるほか,JIS C 9335-1の箇条20(安定性及び機械的危険)による。
20.2 追加(注記1の後に,次を追加し適用する。)
  運動部に関する要求事項は,ブラシ及び類似の装置には適用しない。
  注記101 対応国際規格の注記の内容は,要求事項であることから本文に移した。
追加
20.101 機器は,不用意な動作が生じるおそれがないような構造のスイッチによって,又は操作部を解放
したときにOFF位置に自動的に戻るスイッチによって,動作しなければならない。
  操作部を解放したときにOFF位置に自動的に戻るスイッチによって動作する機器の適否は,目視検査に

――――― [JIS C 9335-2-54 pdf 10] ―――――

           8
C 9335-2-54 : 2021
よって判定する。
  その他の機器の適否は,半球状の先端部をもつ直径が40 mmの円筒形の棒をスイッチに当てることによ
って判定する。機器は,動作してはならない。

21 機械的強度

  機械的強度は,次によるほか,JIS C 9335-1の箇条21(機械的強度)による。
21.1 追加(“試験後,”で始まる段落の前に,次を追加し適用する。)
  適否は,次によっても判定する。
− 手持形機器及び電気部品を組み込んだ機器の手持部分は,高さが2 mで最も不利な姿勢に保持し,コ
    ンクリートの床上に落下させる。
− 操作者の身体に携帯する機器は,高さが1 mで最も不利な姿勢に保持し,コンクリートの床上に落下
    させる。
  試験は,3回行う。
追加
21.101 通電ホースは,ホースの押しつぶしに耐えなければならない。
  適否は,次の試験によって判定する。
  ホースは,それぞれ長さが100 mm,幅が50 mm及び長い方の辺の縁に,半径が1 mmの丸みをとった
2枚の平行な鋼板の間に置く。ホースの軸は,板の長い方の辺に直角に配置する。板は,ホースの一端か
らほぼ350 mmの位置に置く。
  鋼板に,毎分50 mm±5 mmの速度で1.5 kNになるまで力を加える。次に,その力を解放し,一括した
導体と水溶液との間で16.3の耐電圧試験に耐えなければならない。
21.102 通電ホースは,摩耗に耐えなければならない。
  適否は,次の試験によって判定する。
  ホースの一端を,図101に示すクランク機構の接続棒に取り付ける。クランクは毎分30回転の速度で
回転し,約300 mmの距離にわたって,ホースの端末を水平に前後に動かす。
  ホースは,毎分0.1 mの速さで動かす研磨布製のベルトの上で,回転する平滑ローラによって保持する。
研磨材は,JIS R 6010に規定するコランダム粒度P100を用いる。ホースのもう一方の端末に回転を防ぐよ
うに質量が1 kgのおもりをつるす。最も低い位置で,おもりまでの最大距離は,ローラの中心から600 mm
とする。
  試験は,クランクが100回転するまで実施する。
  試験後,基礎絶縁は露出してはならない。また,一括した導体と水溶液との間で16.3の耐電圧試験に耐
えなければならない。
21.103 通電ホースは,屈曲に耐えなければならない。

――――― [JIS C 9335-2-54 pdf 11] ―――――

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  適否は,次の試験によって判定する。
  動力駆動清掃用ヘッドに接続するためのホースの端末を,図102に示す試験装置の旋回するアームに取
り付ける。アームの旋回軸とホースが固定部に入る点との距離は,300 mm±5 mmとする。アームは水平
の位置から40°±1°の角度まで上昇することが可能である。アームが水平の位置にあるときに,ホース
にまで張力が加わらないようにホースの他端又はホースの途中の適切な箇所に質量が5 kgのおもりを付
ける。
  注記1 試験中,おもりの場所を変えることが必要な場合がある。
  ホースの最大振れが3°になるように,おもりを傾斜した板に沿って滑らせる。アームは,毎分10回転
±1回転の速度で回転するクランクによって上下する。
  試験は,クランクが1 250回転するまで行い,その後,ホースの固定された端末を90°向きを変え,更
に試験を1 250回転継続する。試験は,その他の二つの90°の位置のそれぞれにおいて繰り返し実施する。
クランクが5 000回転する前にホースが断裂した場合には,屈曲試験は終了してもよい。
  注記2 対応国際規格の注記の内容は,許容事項であることから本文に移した。
  試験後,ホースは,16.3の耐電圧試験に耐えなければならない。
21.104 通電ホースは,ねじりに耐えなければならない。
  適否は,次の試験によって判定する。
  ホースの一端を水平の姿勢に保持し,ホースの残部は自由につり下げる。この一端を,一方向に5回転
及び反対方向に5回転させ,これを1回の動作サイクルとし,毎分10回転の速度で回転させる。
  試験は,1 000回の動作サイクル行う。
  試験後,ホースは16.3の耐電圧試験に耐えなければならず,また,この規格の要求事項に適合しないよ
うな損傷があってはならない。
21.105 通電ホースは,低温に耐えなければならない。
  適否は,次の試験によって判定する。
  長さが600 mmのホースを,図103に示すように曲げ,両端末は25 mmにわたり一緒に束ねる。次に,
ホースを温度が−15 ℃±2 ℃の冷却槽内に2時間放置する。ホースを冷却槽から取り出した直後に,ホー
スを,1秒間に1回の屈曲速度で,図104に示すように3回屈曲させる。
  試験は,3回実施する。
  ホースに,ひび又は破れがあってはならず,また,16.3の耐電圧試験に耐えなければならない。
  注記 変色は,無視されている。

22 構造

  構造は,次によるほか,JIS C 9335-1の箇条22(構造)による。

――――― [JIS C 9335-2-54 pdf 12] ―――――

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C 9335-2-54 : 2021
22.6 追加(“適否は,”で始まる段落の前に,次を追加し適用する。)
  水抜き孔は,直径が5 mm以上,又は面積が20 mm2以上で幅が3 mm以上でなければならない。
22.7 置換(22.7全てを,次に置き換え適用する。)
  加圧機器及び瞬間スチームクリーナは,過圧の危険に対する適切な防護機構を備えていなければならな
い。
  蒸気又は液体の噴出を保護装置を通って放出する場合には,電気絶縁が影響を受けてはならず,また使
用者が危険にさらされてはならない。
  適否は,目視検査及び次の試験によって判定する。
  箇条11の試験中に発生する最大圧力を測定する。試験中に動作する全ての圧力調整装置を動作させな
いようにして,再び圧力を測定する。圧力は,箇条11の試験中に測定した圧力の3倍の圧力を超えてはな
らない。次に,圧力制限保護装置がある場合は,これが動作しないようにして,容器内の圧力を,油圧に
よって最初に測定した圧力の5倍の圧力,又は圧力調整装置を動作させずに測定した圧力の2倍の圧力う
ちの,いずれか高いほうの圧力まで上昇させる。その圧力を60秒間維持する。容器からの液体の漏れがあ
ってはならない。
  ホースを一体化しているスチームクリーナで,蒸気の調整装置をもつものは,箇条11に規定するように
動作させるが,箇条11の試験中に動作する全ての圧力調整装置は動作させない。蒸気吹出口は密封し,蒸
気の調整装置は開けておく。ホースからの液体の漏れがあってはならない。ただし,容器の外郭内の,故
意に弱くした部分は除く。液体の漏れが発生する場合には,別の機器でも試験を実施し,同じように漏れ
なければならない。
  瞬間スチームクリーナの蒸気吹出口は密封し,水容器の圧力を,圧力制限保護装置が動作するまで油圧
で上昇させる。圧力は箇条11の試験中に測定した圧力の3倍の圧力を超えてはならない。次に,保護装置
の吹出口を密封し,圧力を箇条11の試験中に測定した圧力の2倍の圧力まで上昇させる。その圧力を60
秒間維持する。容器からの液体の漏れがあってはならない。
  注記101 瞬間スチームクリーナは,水容器から少量の水がく(汲)み出され,蒸気室の加熱した表面
            に水が接触したとき,蒸気が生成される機器である。水容器及び蒸気室は,大気圧になって
            いる。
追加
22.101 回転部は,緩まないように固定しなければならない。
  適否は,目視検査によって判定する。
  注記 この要求事項は,回転防止ねじ山を使用することによって満たすことが可能である。
22.102 加圧機器は,機器を取扱説明書に従って使用しているとき,使用者を危険にさらすような水こぼ
れ,又は蒸気若しくは熱水が突然噴出することのない構造でなければならない。床掃除専用のスチームク
リーナを除き,蒸気の放出は,スイッチ操作部を解放したときに止まらなければならない。
  加圧容器の充キャップを取り外すときは,使用者を危険にさらすような蒸気又は熱水の噴出を防止す
るために,キャップを完全に取り外す前に圧力が調整できて圧力を下げられなければならない。

――――― [JIS C 9335-2-54 pdf 13] ―――――

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  適否は,箇条11の試験中の目視検査及び試験の最後に充キャップを取り外して判定する。
22.103 19.4及び22.7の試験中に動作する圧力制限保護装置は,直径が5 mm以上,又は面積が20 mm2以
上で幅が4 mm以上の吸気口をもっていなければならない。排気口の面積は,吸気口の面積以上でなけれ
ばならない。
  この要求事項は,瞬間スチームクリーナには適用しない。
  注記 対応国際規格の注記の内容は,規定であることから,本文の第2段落とした。
  適否は,測定によって判定する。
22.104 互いに接続された複数の加圧容器をもつ機器で,電熱素子をもつそれぞれの容器は,圧力制限保
護装置を組み込まなければならない。
  適否は,容器間の接続を塞いだ後,22.7の試験によって判定する。

23 内部配線

  内部配線は,JIS C 9335-1の箇条23(内部配線)による。

24 部品

  部品は,次によるほか,JIS C 9335-1の箇条24(部品)による。
追加
24.101 19.4の要求事項に適合するために機器に組み込んだ保護装置は,自己復帰形のものであってはな
らず,工具を使わなければ接触できないものでなければならない。
  適否は,目視検査によって判定する。

25 電源接続及び外部可とうコード

  電源接続及び外部可とうコードは,次によるほか,JIS C 9335-1の箇条25(電源接続及び外部可とうコ
ード)による。
25.5 追加(“− X形取付け”で始まる細別の後に続けて,次の文を追加し適用する。)
  ただし,IPX7に分類された機器には認めない。
25.23  追加(“適否は,”で始まる段落の前に,次を追加し適用する。)
  可とうホース内の導体は,コード分類60227 IEC 53の(2×0.75)mm2のコードと同等以上の絶縁体及び
シースの厚さをもっていなければならない。
  注記101 導体は,銅めっきを施した鋼線で構成する場合がある。

――――― [JIS C 9335-2-54 pdf 14] ―――――

           12
C 9335-2-54 : 2021

26 外部導体用端子

  外部導体用端子は,JIS C 9335-1の箇条26(外部導体用端子)による。

27 接地接続の手段

  接地接続の手段は,JIS C 9335-1の箇条27(接地接続の手段)による。

28 ねじ及び接続

  ねじ及び接続は,JIS C 9335-1の箇条28(ねじ及び接続)による。

29 空間距離,沿面距離及び固体絶縁

  空間距離,沿面距離及び固体絶縁は,次によるほか,JIS C 9335-1の箇条29(空間距離,沿面距離及び
固体絶縁)による。
29.2 追加(注記2の前に,次を追加し適用する。)
  絶縁が,機器の通常使用中に汚染にさらされることがないように密閉又は設置されていない場合には,
ミクロ環境は汚損度3とする。

30 耐熱性及び耐火性

  耐熱性及び耐火性は,次によるほか,JIS C 9335-1の箇条30(耐熱性及び耐火性)による。
30.2.3 この規格では,規定しない。

31 耐腐食性

  耐腐食性は,JIS C 9335-1の箇条31(耐腐食性)による。

32 放射線,毒性その他これに類する危険性

  放射線,毒性その他これに類する危険性は,JIS C 9335-1の箇条32(放射線,毒性その他これに類する
危険性)による。

――――― [JIS C 9335-2-54 pdf 15] ―――――

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JIS C 9335-2-54:2021の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 60335-2-54:2008(MOD)
  • IEC 60335-2-54:2008/AMENDMENT 1:2015(MOD)
  • IEC 60335-2-54:2008/AMENDMENT 2:2019(MOD)

JIS C 9335-2-54:2021の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 9335-2-54:2021の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISB0405:1991
普通公差―第1部:個々に公差の指示がない長さ寸法及び角度寸法に対する公差
JISC4908:2007
電気機器用コンデンサ
JISC6575:1975
電子機器用筒形ヒューズ
JISC6691:2019
温度ヒューズ―要求事項及び適用の指針
JISC7709-1:1997
電球類の口金・受金及びそれらのゲージ並びに互換性・安全性 第1部 口金
JISC8280:2011
ねじ込みランプソケット
JISC8280:2021
ねじ込みランプソケット
JISC8283-1:2019
家庭用及びこれに類する用途の機器用カプラ―第1部:一般要求事項
JISC8283-2-2:2008
家庭用及びこれに類する用途の機器用カプラ―第2-2部:家庭用及び類似の機器用相互接続カプラ
JISC8283-2-3:2008
家庭用及びこれに類する用途の機器用カプラ―第2-3部:IPX1以上の保護等級をもつ機器用カプラ
JISC8283-2-3:2021
家庭用及びこれに類する用途の機器用カプラ―第2-3部:IPX1以上の保護等級をもつ機器用カプラ
JISC8285:2018
工業用プラグ,コンセント及びカプラ
JISC8303:2007
配線用差込接続器
JISC8324:2017
蛍光灯ソケット及びスタータソケット
JISC9335-1:2014
家庭用及びこれに類する電気機器の安全性―第1部:通則
JISC9730-2-10:2010
家庭用及びこれに類する用途の自動電気制御装置―第2-10部:モータ起動リレーの個別要求事項
JISR6010:2000
研磨布紙用研磨材の粒度

設計・計画・一般,試験・測定(コンクリート試験/セメント・混和剤試験/ガラス試験/金属試験/木材試験/

シーリング材試験/パネル・ボード試験/浴槽試験/建具試験/防火・耐火試験/建築材料の基礎物性測定/

室内空気のサンプリング及び分析/遮音・吸音測定/耐候性試験/省エネルギー/その他)

JIS HB 9-2 建築 II-2(試験) 2021

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