JIS D 2610:2005 自動車部品-非鉱油系液圧ブレーキマスタシリンダのダイヤフラムガスケット

JIS D 2610:2005 規格概要

この規格 D2610は、非鉱油系ブレーキ液を使用する自動車用液圧ブレーキマスタシリンダのリザーバに組み付けられ,液漏れの防止,異物,水などが内部に浸入するのを防止するダイヤフラムガスケットについて規定。

JISD2610 規格全文情報

規格番号
JIS D2610 
規格名称
自動車部品-非鉱油系液圧ブレーキマスタシリンダのダイヤフラムガスケット
規格名称英語訳
Automotive parts -- Diaphragm gaskets for hydraulic brake master cylinder reservoirs using a non-petroleum base hydraulic brake fluid
制定年月日
1982年10月15日
最新改正日
2019年10月21日
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‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 4929:1978(MOD)
国際規格分類

ICS

21.140, 43.040.40
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
自動車 II 2020
改訂:履歴
1982-10-15 制定日, 1987-10-01 確認日, 1993-07-01 確認日, 1995-02-01 改正日, 2000-11-20 確認日, 2005-03-20 改正日, 2009-10-01 確認日, 2014-10-20 確認日, 2019-10-21 確認
ページ
JIS D 2610:2005 PDF [27]
                                                                                   D 2610 : 2005

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本自動
車部品工業会(JAPIA)/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべ
きとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS D 2610:1995は改正され,この規格に置き換えられる。
今回の改正では,日本工業規格(日本産業規格)を国際規格に整合させるために,ISO 4929:1978,Road vehicles−Diaphragm
gaskets for hydraulic brake master cylinder reservoirs using a non-petroleum base hydraulic brake fluidを基礎とし
て用いた。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。
JIS D 2610には,次に示す附属書がある。
附属書(参考)JISと対応する国際規格との対比表

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS D 2610 pdf 1] ―――――

D 2610 : 2005

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1. 適用範囲・・・・[1]
  •  2. 引用規格・・・・[1]
  •  3. 種類・・・・[2]
  •  4. 品質・・・・[2]
  •  4.1 外観・・・・[2]
  •  4.2 性能・・・・[2]
  •  5. 材料・・・・[3]
  •  6. 性能試験・・・・[4]
  •  6.1 常態試験・・・・[4]
  •  6.2 老化性試験・・・・[4]
  •  6.3 耐液性試験・・・・[5]
  •  6.4 沈殿試験・・・・[7]
  •  6.5 低温曲げ試験・・・・[8]
  •  6.6 耐オゾン性試験・・・・[8]
  •  6.7 作動耐久性試験・・・・[8]
  •  6.8 ダイヤフラム機能試験・・・・[9]
  •  7. 材料試験方法・・・・[9]
  •  7.1 常態試験・・・・[9]
  •  7.2 老化性試験・・・・[10]
  •  7.3 圧縮永久ひずみ試験・・・・[11]
  •  7.4 耐液性試験・・・・[12]
  •  8. 保管・・・・[13]
  •  9. 表示・・・・[14]
  •  附属書(参考)JISと対応する国際規格との対比表・・・・[15]

――――― [JIS D 2610 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
D 2610 : 2005

自動車部品−非鉱油系液圧ブレーキマスタシリンダのダイヤフラムガスケット

Automotive parts-Diaphragm gaskets for hydraulic brake master cylinder reservoirs using a non-petroleum base hydraulic brake fluid

序文

 この規格は,1978年に第1版として発行されたISO 4929,Road vehicles−Diaphragm gaskets for
hydraulic brake master cylinder reservoirs using a non-petroleum base hydraulic brake fluidを元に,対応する部分
については対応国際規格を翻訳し,技術条件を一部変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)であり,対応国際規格
には規定されてない項目(種類のうち1種及び3種,性能のうち硬さA70の追加など)を日本工業規格(日本産業規格)と
して追加している。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,原国際規格を変更している事項である。変
更の一覧表をその説明を付けて,附属書(参考)に示す。

1. 適用範囲

 この規格は,非鉱油系ブレーキ液を使用する自動車用液圧ブレーキマスタシリンダのリザ
ーバに組み付けられ,液漏れの防止,異物,水などが内部に浸入するのを防止するダイヤフラムガスケッ
ト(以下,ダイヤフラムガスケットという。)について規定する。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide21に基づき,IDT(一致している),MOD(修
正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO 4929:1978,Road vehicles−Diaphragm gaskets for hydraulic brake master cylinder reservoirs
using a non-petroleum base hydraulic brake fluid (MOD)

2. 引用規格

 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS D 2605 自動車部品−非鉱油系液圧ブレーキシリンダのゴムカップ
備考 ISO 4928:1980,Road vehicles−Elastomeric cups and seals for cylinders for hydraulic braking systems using a
non-petroleum base hydraulic brake fluid (Service temperature 120 degrees C max.) からの引用事項は,こ
の規格の該当事項と同等である。
JIS K 2233 自動車用非鉱油系ブレーキ液
備考 ISO 4925 : 1978,Road vehicle−Non petroleum base brake fluid からの引用事項は,この規格の
該当事項と同等である。
JIS K 2503 航空潤滑油試験方法
JIS K 2839 石油類試験用ガラス器具
JIS K 6250 ゴム−物理試験方法通則

――――― [JIS D 2610 pdf 3] ―――――

2
D 2610 : 2005
JIS K 6251 加硫ゴム及び熱可塑性ゴムの引張試験方法
備考 ISO 37 : 1977,Rubber,vulcanized−Determination of tensile stress-strain propertiesからの引用
事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS K 6253 加硫ゴム及び熱可塑性ゴムの硬さ試験方法
備考 ISO 48 : 1994, Rubber,vulcanized or thermoplastic−Determination of hardness(hardness between
10 IRHD and 100 IRHD)からの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS K 6257 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム−熱老化特性の求め方
備考 ISO 188 : 1998, Rubber,vulcanized or thermoplastic−Accelerated ageing or heat resistance testsか
らの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS K 6258 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム−耐液性の求め方
備考 ISO 1817 : 1999, Rubber,vulcanized−Determination of the effect of liquids からの引用事項は,
この規格の該当事項と同等である。
JIS K 6259 加硫ゴムのオゾン劣化試験方法
備考 ISO 1431-1 : 1989, Rubber,vulcanized or thermoplastic−Resistance to ozone cracking−Part1: static
strain test からの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS K 6262 加硫ゴム及び熱可塑性ゴムの永久ひずみ試験方法
備考 ISO 815 : 1991, Rubber,vulcanized or thermoplastic−Determination of compression set at
ambient,elavanted or low temperatures からの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS Z 8401 数値の丸め方

3. 種類

 ダイヤフラムガスケットの種類は,表1による。
表 1 ダイヤフラムガスケットの種類
種類 記号 区分
1種 L 普通の作動条件で,使用できるもの。
2種 H 高温の作動条件で,使用できるもの。
3種 − 特殊な高温の条件で,使用できるもの。

4. 品質

4.1 外観

 ダイヤフラムガスケットの表面には,膨れ,ピンホール,き裂,異物などがあってはならな
い。

4.2 性能

 ダイヤフラムガスケットの性能は6.によって試験し,表2による。

――――― [JIS D 2610 pdf 4] ―――――

                                                                                              3
D 2610 : 2005
表 2 ダイヤフラムガスケットの性能
項目 種類 試験方法
1種 2種 3種
常態 硬さ A50±5,A60±5又はA70±5 6.1による。
老化性 温度及び時間(1) 70±2 ℃, 120±2 ℃, 150±2 ℃, 6.2による。
120±2 h 70±2 h 70±2 h
硬さ変化 A―5+5 A−5+10
状態 極度の粘着及び外観の異状があってはならない。
耐液性 温度及び時間(1) 70±2 ℃, 120±2 ℃, 150±2 ℃, 6.3による。
120±2 h 70±2 h 70±2 h
体積変化率 % −10+20
硬さ変化 A−10+5
状態 極度の粘着及び外観の異状があってはならない。
沈殿 温度及び時間(1) 70±2 ℃, 120±2 ℃, 150±2 ℃, 6.4による。
120±2 h 70±2 h 70±2 h
沈殿物 vol % 0.3以下
低温曲げ性 温度及び時間(1) −43−40℃,22h±1h 6.5による。
状態 き裂の発生がなく,1分間以内でほぼ原形に復さなければな
らない。
ただし,ひだの一部に変形が残っても差し支えない。
耐オゾン性 オゾン濃度(1) 500±50 ppb 6.6による。
温度及び時間(1) 40±2 ℃,70±2 h
伸び(静的)(1) % 1503
状態 2倍の拡大鏡で確認できる,き裂の発生があってはならな
い。
作動耐久性 温度及び時間(1) 70±2 ℃,120±2 h 120±2 ℃,70±2 h 6.7による。
(液温度)又は (液温度)又は
70±5 ℃,120±2 h 120±5 ℃,70±2 h
(雰囲気温度) (雰囲気温度)
状態(2) リザーバキャップ側表面に試験液による,湿りがあってはな
らない。ただし,リザーバキャップと接触しているところは
除く。
ダイヤフラム機能状態 6.8による。
ひだが十分に伸びていなければならない。又は,試験液レベ
ルがマスタシリンダのポート上3.2 mm以下でなければなら
ない。
注(1) この項目は,試験条件を示す。
(2) ダイヤフラムガスケットに,バルブ機構などによって空気通路が構成されている場合には,受渡当事者間の
協定による。

5. 材料

 ダイヤフラムガスケットに用いる材料の特性は,7.によって試験をしたとき,表3によること
が望ましい。

――――― [JIS D 2610 pdf 5] ―――――

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JIS D 2610:2005の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 4929:1978(MOD)

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