JIS D 2612:2005 自動車部品―非鉱油系液圧ブレーキマスタシリンダのリザーバシール | ページ 3

                                                                                              9
D 2612 : 2005
6.11.3 試験条件 試験条件は,表13による。
表 13 耐オゾン性試験条件
種類 試験温度 試験時間 オゾン濃度 伸び(静的)
℃ h ppb %
03
1種 40±2 70±2 500±50 15
2種
3種
6.11.4 試験方法 試験品を表13の試験条件で,JIS K 6259の5.(静的オゾン劣化試験)によって試験し,
2倍の拡大鏡でき裂の有無を調べる。

7. 材料試験方法

7.1 常態試験

7.1.1  試験品 試験片は,JIS K 6253に適合する試験片2個とする。ただし,試験片は,製品と同一条件
で製造された加硫板から採取する。
7.1.2 試験装置 硬さ試験機は,JIS K 6253の5.(デュロメータ硬さ試験)に規定するタイプAデュロ
メータとする。ただし,受渡当事者間の協定によって,JIS K 6253の4.(国際ゴム硬さ試験)に規定する
M法に用いるマイクロサイズ国際ゴム硬度計でもよい。
7.1.3 試験方法 硬さの測定は,JIS K 6253の5.による。ただし,受渡当事者間の協定によって,JIS K 6253
の4.によってもよい。
7.1.4 試験結果のまとめ方 試験結果のまとめ方は,JIS K 6253の5.6(試験結果のまとめ方),又はJIS
K 6253の4.6(試験結果のまとめ方)に規定するように,5か所の測定値の中央値(3)を,JIS Z 8401によっ
て丸めて整数位で表す。2個の測定値の平均値を算出する。

7.2 老化性試験

7.2.1  試験片 試験片は,7.1.1による。
7.2.2 試験装置 試験装置は,次による。
a) 試験槽は,JIS K 6257の7.2の試験装置を用いる。
b) 硬さ試験機は,7.1.2による。
7.2.3 試験条件 試験条件は,表4による。
7.2.4 試験方法 硬さの測定は,試験片を7.1.3の方法で試験前の硬さを測定した後,表3の試験条件で
JIS K 6257の7.(促進老化試験A-2法)によって試験し,試験後7.1.3の方法で硬さを測定する。
7.2.5 計算 硬さ変化は,次の式によって算出する。
AH=H1−H0
ここに, AH : 硬さ変化
H0 : 試験前の硬さ
H1 : 試験後の硬さ
7.2.6 試験結果のまとめ方 硬さ変化は,試験前の硬さを7.1.4によって求め,6.2.5の計算によって得ら
れた値を整数位で表し,2個の測定値の平均値を算出する。

7.3 耐液性試験

7.3.1  試験品 試験片は,7.1.1による。
7.3.2 試験装置 試験装置は,次による。
a) 恒温槽 恒温槽は,表5の試験温度を試験時間保持できるものとする。

――――― [JIS D 2612 pdf 11] ―――――

10
D 2612 : 2005
b) 試験容器 試験容器は,JIS D 2605の6.3.2(試験装置)による。
7.3.3 試験条件 試験条件は,表5による。
7.3.4 試験方法 試験方法は,次による。
a) 試験品の洗浄 試験品をアルコールで洗浄して,付着した汚れ,試験液などを洗い落とした後,乾い
た布でアルコールをふき取る。試験品をアルコールで洗浄するときには,30秒間以上アルコールに浸
してはならない。
b) 浸せき試験 試験品をはかり瓶に入れて,試験液75 mLを加え,ふたをして耐久容器の中に置く。耐
圧容器のふたを密封し,表5の試験温度に調節した恒温槽中に試験時間保持する。
浸せき終了後,試験品をa)の方法で同種類の新しい試験液(常温)中に約30分間浸し,常温まで
冷却する。
c) 硬さの測定 試験品を7.1.3の方法で試験前の硬さを測定し,b)の方法で浸せき試験を行い,a)の
方法で洗浄後60分間以内に,7.1.3の方法によって,硬さを測定する。
7.3.5 計算 硬さ変化は,次の式によって算出する。
AH=H1−H0
ここに, AH : 硬さ変化
H0 : 試験前の硬さ
H1 : 試験後の硬さ
7.3.6 試験結果のまとめ方 硬さ変化は,試験前の硬さを7.1.4によって求め,7.3.5の計算によって得ら
れた値を整数位で表し,2個の測定値の平均値を算出する。

7.4 圧縮永久ひずみ試験

7.4.1  試験片 試験片は,次による。
a) 試験片は,製品と同一条件で製造された加硫板から採取し,3個とする。
b) 試験片の形状は,JIS K 6262の5.3(試験片)に規定する大型試験片とする。
7.4.2 試験装置 試験に用いる低温槽は,表14の試験温度を試験時間保持できるものとする。
7.4.3 試験条件 試験条件は,表14による。
表 14 圧縮永久ひずみ試験条件
種類 試験温度 試験時間
℃ h
1種 70±2 22±1
2種 120±2
3種 150±2
7.4.4 試験方法 試験は,表14の試験条件で,JIS K 6262の5.(圧縮永久ひずみ試験)によって行う。
7.4.5 計算 圧縮永久ひずみは,次の式によって算出する。
( t0 t1 )
C=
S
100
( t0 t2 )
ここに, CS : 圧縮永久ひずみ(%)
t0 : 試験片の元の厚さ(mm)
t1 : 試験片を圧縮装置から取り出し,30分間後の厚さ(mm)
t2 : スペーサの厚さ(mm)

――――― [JIS D 2612 pdf 12] ―――――

                                                                                             11
D 2612 : 2005
7.4.6 試験結果のまとめ方 圧縮永久ひずみは,3個の試験片から得られた値の平均値をJIS Z 8401によ
って丸めて,整数位で表す。3個の試験片の個々の値が平均値の5 %以内で一致しない場合には,更に,3
個の試験片を用いて試験を行い,合計6個の値の中央値(3)をもって表す。

8. 保管

 リザーバシールを保管するときは,受渡当事者間で定めた方法によって包装し,次の条件によ
って取り扱わなければならない。
a) 有害と認められる温度及び湿度のもとにリザーバシールを放置しない。
b) 直射日光,有害な紫外線及び有害ガスにリザーバシールを暴露しない。
c) リザーバシールを変形させる外力が,リザーバシールに加えられたまま放置しない。

9. 表示

 リザーバシール及び包装には,見やすいところに容易に消えない方法で,次の事項を表示する。
ただし,b)及びc)は包装だけでよい。
a) 製造業者名又はその記号
b) 製造年月日又はその略号
c) 種類を表す記号(1種及び2種に表示する。)

JIS D 2612:2005の国際規格 ICS 分類一覧

JIS D 2612:2005の関連規格と引用規格一覧